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夜会 7

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 ホーデリーフェ様はお身内の方と無事合流され、何度も礼を言って立ち去った。
 それを見送って、さて、我々も夜会の職務を遂行しようかとなったのだが……。

「……レイシール殿……先程のお申し出ですが、宜しくてよ」
「……はい?」

 急にオリヴィエラ様にそう声を掛けられ、何のことか分からず首を傾げると、ツンツンとサヤに袖を引かれた。

「お時間をと、請われた件だと、思います」
「えっ⁉︎    いや、あれは方便だから……っ!
 あの、もう良いんです。あっ!    あの折は、不躾にも……申し訳ありませんでした!」

 許可もなく小指に口づけたことを平謝りすると、何とも嫌な顔をされた。思い出したくなかったといった風な……。
 それでもオリヴィエラ様は、絞り出すように言葉を続ける。

「……私の身内は……まだ忙しくしている様子。父上からも、貴方と縁を繋ぐよう仰せつかりました。
 ですから……これも職務でしてよ?」
「いや、ですけど……もう、充分でしょう?」

 俺とはあまり関わりたくないだろうし、それに……。

「あの、私は……妻は、サヤのみと、固く誓っております。
 それゆえ、縁を繋ぐと言いましても……これくらいで充分なのです。これ以上は、求めません。
 アギー公爵様も、そう仰ったのではありませんか?    無理を強いるつもりは、毛頭無いのです。
 それでもと言うなら、どうかサヤを……。
 これからも、サヤとの交流を、続けていただければ、有難いのですが……」

 同じ女性の武人同士だ。普段口にできない悩みなどもきっと多いだろうし、一人で抱え込むより、ずっとその方がお互いのためになる。
 それに、ギルとの縁についてだって、それで充分事足りるのだ。サヤを通じて、どこかで機会を整えれば良い。そんな風に考えていた。
 内容が内容だけに、小声で伝えたのだけど、すると何処からかぽろりと雫が一つ溢れて、大理石の床に落ち、潰れて広がる。
 唖然とそれを見つめ……え、これ……?

「オリ……っ⁉︎」

 顔を俯けたオリヴィエラ様から、溢れた雫……。それはどう考えても……。

「レイシール。家の件は私に任せるよう言ったはずだ。
 歓談室を一つ借り受けなさい。アギーの社交界へとご招待くださったクリスタ様の、お身内の方。無下にすべきではない」

 父上にそう言われ、ただ狼狽えるだけでは駄目だと自分を叱咤した。
 サヤにオリヴィエラ様をお願いし、会場を行き交う使用人を呼び止めて、歓談室を一つ借受けたいとお願いすると、すぐにご案内いたします。とのこと。
 サヤも伴うように言われ、でもそれでは父上が……と、言い淀むと……。

「移動したければ使用人に頼めば良いし、特に問題は無い」

 行けと手を払われたが、こればかりは頷けない……。

「あの、でしたら……歓談室の傍まで、一緒に参ります。声を掛けてくだされば、届く位置に。
 私は、お父様のお手伝いを致しますから」

 サヤがそのように言ってくれて、分かったと頷いた。サヤの耳ならば、それで充分、声が届くだろう。

 そうして案内された歓談室。
 会場の端に設えられた簡易的なものではなく、会場に隣接した、ちゃんとした部屋の方へと案内されてしまった。
 本来ここは、重要な商談など行う部屋だと思うのだけど……まぁでも、オリヴィエラ様のご様子的に、こちらの方が良かったかなと思い直す。

 部屋にはお茶も用意されており、まず長椅子にオリヴィエラ様を促した。俺はその、向かい側の席に座ることにする。

「あの……本当に、申し訳なかったです……。
 あの時は、あそこに割り込むことしか念頭に無く……今思えば、もっと他に、いくらでもやりようはあったというのに……」

 泣かれてしまうとは……。
 いや、でもサヤだってきっと、嫌な相手に小指の先といえど口づけなんてされたら、同じ反応になったろうしな……。

 正直泣かれた理由がそれくらいしか思い付かず、とにかく見当違いでも良いから謝ってしまえ!    と、頭を下げたのだけど……。

「……サヤ……女性であったとは……思いもよりませんでしたわ……。
 何よりもあの強さ。無手で、ディートフリート殿と渡り合えるだなんて……。
 一つ、気になったのですけれど……あの場にサヤを伴わず、あれを、自分の役目だと仰った理由を、お聞きしても宜しくて?」

 あの場にサヤを伴わなかった理由……。
 正直それは……答えるには、少々恥ずかしい内容だったのだけど……。

「……サヤは、確かに強いです。でもそれが、サヤを争いごとの矢面に立たせて良い理由には、ならないでしょう?
 特に、女性が武術を嗜むことを、あんな風に口汚く罵る相手の前に、サヤを立たせたくなかった……。
 サヤがどれ程強くとも、傷付かないわけじゃない……。怪我だってするし、涙だって流すんです。
 特に、女性としてのサヤを貶めるような事柄ならば、それは私が引き受けることだと……。サヤの心くらいは、私が守りたいと……」

 まあこれも、ギルに、言われたことなのだけど……。

「強くとも……ですの」
「サヤはいたって普通の女性ですよ。従者の格好をしていると分からないかもしれませんが、とても可愛い人、愛らしい人です。
 芋虫に悲鳴を上げて、半泣きになっていたり、ちょっとしたことですごく恥ずかしそうに……真っ赤になってしまったり。
 料理が上手で、絵も上手で、美しいものは好きですが、華美なものは好まなくて……手入れの行き届いた大輪の花より、野の草花を愛でるような人です。
 頑張りすぎるところがあって、変に思い切りが良いのがちょっと心配で……。たとえ自分が傷付くと分かっていても、私の前に立ち、盾になろうとするので……」
「ふふ、サヤのこととなると……案外、多弁ですのね……」

 そう言いまた、ぽろりと涙を溢すので、返答に困ってしまった……。
 暫くただ黙って、オリヴィエラ様が落ち着くのを待っていたのだけど、涙を拭ったオリヴィエラ様が、意を決したように、深く頭を下げた。

「……一方的に、酷い態度でしたわ……。貴方は悪くない……それは、分かっておりましたの……」

 今までの態度についてだということはすぐに分かったから、いいえ、気にしてませんからと、返事を返した。
 すると……。

「気分を害してらっしゃらなかった……わけではございませんわよね。
 それなのに、ああして身を呈してくださった……。男爵家の成人前……なのに、伯爵家に楯突いて……立場が弱いことは、気になりませんでしたの?」
「俺が行かなければサヤが行くと言いましたし。あれはサヤをも侮辱することでしたから」

 サヤが気付いたという時点で、見なかったことにするなどという選択肢は無い。
 ただそれだけのことだったのだけど、オリヴィエラ様はまた苦笑。

「本当に、愛してらっしゃるのね……」

 どこかホッとしたようでいて、苦しそうでもある……そんな表情で、微笑んだ。

「でも、彼の方のお気持ちを考えると……ずっと長年、ただ支えるに徹してらっしゃる彼の方が、不憫ですわ……」

 ……ん?

「……いいえ。
 はじめにあったのは、ただの嫉妬です。彼の方の愛を独占する貴方が憎くて、嫌いでしたの。
 けれどいざ貴方に、愛を捧げる人が、他に決まっているのだと知ると……それが彼の方ではないのだと思うと……どう気持ちの整理を付ければ良いのか、分からないのだわ……。
 特に、はじめはサヤを、おのこだと思い込んでおりましたから、余計に……」

 えーと……ちょっと、待ってもらえますか。

「彼の方は……きっとお気持ちを、これからもずっと、殺してらっしゃるのね……」
「あ、あの……つかぬことを伺いますが……彼の方ってまさか、ギルじゃありませんよね……」

 まさかとは、思うけども。

 恐る恐るそう聞いたのだけど、オリヴィエラ様は視線を逸らし、また涙を滲ませるものだから……っ!
 っっぁぁあああぁぁぁ!    もうそれは無いと思ってたのにまだそんなこと本気で考えてる人いたんだ⁉︎

「あのっ!    それ、とんでもない誤解ですから!
 言っておきますが、ギルは、根っから男に興味なんて無いですよ⁉︎    あれは全身全霊で、女性が好きですからね⁉︎」

 俺が力一杯そう叫ぶと、オリヴィエラ様は瞳を見開いて俺を見た。

「……あれほど仲睦まじいではありませんの」
「あれはちょっと、過保護なだけなんです!    俺がその……過去色々ありまして、その関係で。
 それと、俺の幼い時が……その……かなり母親似の容貌をしていたもので……それがなんかギルの好みにとても沿っていたというややこしいのがあるんですが……。
 それだってただそれだけですからね⁉︎    あいつは俺を弟とか、親友とか、そういう風にしか思ってませんから!」
「暖簾分けまでしたんですのよ⁉︎」
「そういう奴なんですよ!
 あ、あとバート商会は兄上殿がもう継いでらっしゃったんで、暖簾分けはもともと決まっていたんです」

 そう言うと、ぽかんとした顔で俺を見る。

「でも、女性と長続き、致しませんわ」
「いや……それは単にあいつが一人に決めないってだけで、俺は関係無いです」
「貴方とは十年以上もの縁を続けてらしっゃるのに?」
「はぁ、まぁ……友情にはとことん熱いやつなんで……」
「あんなに甲斐甲斐しく……貴方が身に纏うもの全てを、手掛けていらっしゃるのに?」
「……あ、それ誤解です。今、礼服の類は確かにギルですが……。
 俺が普段身に纏うものは、大抵アリスさん……ギルの母上の手掛けたものです。
 ギルの作品を俺が身に纏うのも、基本的には試作品の試験導入。新たな機能や意匠を考案した際に、それが貴族社会に通用するかどうかや、着心地等を試しているからですよ」

 この人、いったい何年ギルに片想いしているのだろうか……。

 思いの外、こっちのことを知っているし……。王都にいた頃から、ギルのことを慕っているのだろう。
 とんでもない誤解をされていたものだと思うけれど……ギルがそんな風に一途に想われていたというのは、嫌な気分じゃない。
 あいつは見た目がもう、キラキラの王子様だから、大抵は見た目で好まれる。
 でもそれは本人も重々承知していて、だから……大抵の女性と、関係を長く続けることを、しないのだ。
 だけどオリヴィエラ様は……ギルが俺を支えることに徹していると、先程言っていた。
 それは一見派手なギルを見ている人にはなかなか伝わらない、ギルのとても繊細な部分で、ギルの本質と言える部分で……。

 その部分のギルを知る人ならばと、つい、思ってしまった。

「……あー……これは俺の見解なのですけど……。
 ギルは多分、愛でる蝶には事欠いていないんですよ。それで、美しいものは美しくあれば、それで満足というか……。それはそれで完結してしまうというか……。
 だけどあいつは、とても、心の熱い男で……崩れてしまいそうなものや、壊れてしまいそうなものは放っておけないんです。
 だからその……あいつの華となれる人は、ただ美しいだけでは、駄目なんじゃないかと、俺は思っています」

 美しいものは美しい。それをギルはよく理解してる。
 だけどあいつは……美しくあるために努力したものを、それを磨き続けた努力を、より美しいと、感じれる男だ。

「まだあいつは、そんな風に想える人には出会っていない……そういうことなんだと、思います」

 その可能性がある人物は、いたと思う。だけど……。
 ギルは、女性を一人と決めるなんて、無理だと言った。それは、皆が同列で、その中から抜きん出ている存在が、いなかったというだけなのだと、今の俺は、解釈していた。
 だって、あいつは『俺にとっての華は仕事』だと、言ったのだ。
 心から愛しく思え、またその気持ちを返してくれる。そんな存在には、巡り会えていない。
 そんな風に愛しいと思える相手を、あいつにも得てほしい。
 ……もう俺は、大丈夫だから。

「……あの、近いうち、セイバーンにいらっしゃいませんか。
 友人として、ご招待します。
 うちはちょっと、特殊なので……びっくりさせてしまうかもしれませんが」

 拠点村に来れば、ルーシーがいるし、当然ギルも来るし、それがギルと繋がる縁になれば良いと思う。
 そんな気持ちもあって、そう、言ってみたのだけど……。オリヴィエラ様は、なんとも複雑そうなお顔。

「あの……私、貴方を一方的に嫌って、意地悪していたのだって、理解してらっしゃいませんの?」
「もう誤解は解けたのでしょう?    ならば、済んだことは忘れましょう。
 俺は、オリヴィエラ様となら、良い友人となれるのじゃないかって、思っていますよ。
 ……あっ、こんな風な言葉遣いを、許してもらえるならば……より、親密になれるかと」

 つい勢いで、途中から素が出てしまっていた。
 ちょっとバツが悪くて、そんな風に言うとオリヴィエラ様はとうとう、ふっと、口元を綻ばせた。

「貴方、人がよすぎると、よく言われません?」
「俺だって別に、誰彼構わずってわけじゃないですよ」
「そうかしら……。あぁ、でも……本当を言うと、私、友人というものはあまり、縁がなくて……少し憧れていたんですの」
「ならば、どうぞこれからも、縁を繋いでいただけたらと、思います」

 そう言うと、口元に手をやって、くすくすと笑う。
 あぁ、やっとちゃんと、笑ってくださった。

「では、これからもよろしくお願いします。どうぞレイと、呼んでください」
「……なら、私のことも、リヴィと。どうぞよしなに、レイ殿」
「よろしくお願いします、リヴィ様」
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