409 / 1,121
死の残滓 4
しおりを挟む
「お。やっと来たか」
玄関広間にて。
杖に縋ってゆっくり歩いてきた俺に、やはり普段よりも更に王子様にしか見えないギルがそう言った。
前髪を上げて、渋めの配色の礼服を着る姿は俺よりよっぽど威厳がある……。
隣にはルーシーもおり、こちらも気合の入りようが凄い……。キラキラ過ぎる二人に、少々苦笑してしまう。
「お待たせ。父上はまだかな」
「先触れはもう到着した様子だぞ。今、マルが対応してる」
本日は、俺の配下となった者が全員揃っている。ギルたち二人は賓客としてだけど、こんな風に勢ぞろいするなんて、初めてのことだ。
ハイン、ウーヴェ、シザー、ジェイド。マルは今外しているけれど、ジークら三人と、吠狼からも二名。
とはいえ、獣人である者はまだ憚られるため、本日は父上奪還の時に頭であった浅葱と、干し野菜作りの時に参加していた女性……名は確か、牡丹。この二人のみだ。
他にも、父上の身の回りを世話することとなった女中や使用人が後方に並んでいて、落ち着かなげに、そわそわしている様子。
しばらくそのまま待機していると、サヤが一旦席を外し、椅子を一つ持って、戻ってきた。
「レイシール様、傷に響きますから、座っていてください」
「……ん、ありがとう」
ほんの少しの間のことだから、気にしなくても良いんだけどな……。と、内心では思ったものの、極力早く傷を治そうと思えば、言われた通りにしておく方が良いだろうと、持ってきてくれた椅子に腰を下ろす。
「傷の具合はどうなんだ?」と、ギルに聞かれたから、素直に答えた。
「脛の方はもう多分、大丈夫。太腿が、まだちょっとね。痛みの方は、だいぶんマシだよ」
「そうか……」
「まあでも、どうせもうすぐ越冬だ。屋敷に引きこもっている間に、良くなるさ」
動きたくても動けない季節が来るからな。
一の月から二の月にかけて、世界は雪で閉ざされる。その間は、どう足掻こうと屋敷に引きこもっておくしかないので、いやでも安静にすることになるだろう。
そう伝えると、たまに様子を見にきてやると、ギルに言われた。
「越冬の最中にか?」
「あぁ。どうせこっちの仕事だって暇だしな。冬の様子も見ておきたい。来年以降のことがあるし……」
「来年?」
「そう。うちもここに、一つ店舗を持つことにしたから」
「…………は?」
……今、何か聞き捨てならないことを言った。
だが聞き返す前に、サヤがスッと立ち上がって「いらっしゃった様子です」と、玄関扉に向かう。
ハインも続き、両開きの扉を大きく開け放つと、冷たい外気が一気に吹き込んできた。
椅子から立ち上がって、玄関先まで出向くと、通りをゆっくりと進んで来る馬車がある。
周りを馬が数騎。護衛のための、武官や騎士だろう。
ドキンと心臓が跳ねた。
この寒さなのに、嫌な汗が背中を伝う。
父上を救い出すためという大義名分の元で、俺は動いた。
それは念願叶い、こうして形を成したけれど、果たして現状は、父上の望む結果であったろうか……と、思わずにはいられない。
もっと、他にやり方があったのじゃないか……。
兄上を死なせてしまった。
館も燃やしてしまった。
兵に、死傷者だって出した。
更には己まで、不注意で死にかける始末。
こんな不甲斐ない俺を、父上は、いったいどんな風に思うのだろう。
不安に胸が押し潰されそうだった。
そんな俺の前に、馬車はゆるりと入ってきて、停車する。
まず前方の扉が開き、年配の男性が一人と、その血縁関係を伺わせる、青年が一人、降りてきた。
二人は一旦俺に一礼してから、後方の扉を開く。
若者の方が、もう一度馬車の中に乗り込み、細身の男性を抱えるようにして、外に出て来たのを、もう一人の年配の男性が更に支える。
馬車から降ろされたのは、びっくりするくらいに、細身の人。支えられてなければ、自力で立つこともままならないのではと思えるほどに、頼りない。
麦色に近い金髪は、記憶にあるよりも随分とくすんでみえる気がする。けれどそれは、髪に白髪が混じっているからだと、気付いた。
もう、五十を超えていらっしゃる……そうか。俺の記憶にある父上は、もうこんなにも、過去なのか。
ずっと大きくて、近付きがたい存在であったはずの父上が…………俺よりも小さく、華奢だった……。
一歩ずつを踏みしめて、こちらに近づいて来るたびに、それを更に実感させられる……。
俺からほんの数歩という距離に来るまで、俺は呆然と、父上に見入っていた。
父上の歩みが止まり、一拍の沈黙……。はっと、自分が不敬を働いていることに気付き、慌てて手を胸に、頭を下げようとしたのだけれど。
「無粋なことはするな」
はっきりとした、鋭い声音に止められた。
見た目に反し、声色は、違う。
どっしりと重い声。
今まで伏せていた顔を上げた父は、桃色の瞳をしていた……。記憶の中のぼんやりとしていた父上がやっと今、鮮明になった。
目の前にいらっしゃる方と、記憶が重なる。
「もう良い」
父上がそう言うと、父上を支えていた二人が、すっと手を離し、一歩下がった。
今にも折れてしまいそうな細い足で、俺の前に立った父上は、それでも自力で、なんとか二歩、進む。
とはいえ、衰えた筋肉と、腱を斬られた足の一歩は小さい。俺の一歩分の距離も、詰めることができていない。
その現実に、じんわりと、視界が霞んだ。
「負傷したと、先程聞いた。大事無いのか」
そう問われ、嗚咽で詰まりそうになる喉を、必死で動かす。
「た、たいしたことは、ありません……。筋を痛めたりも、しておりませんから……」
そう言うと、そうか。と、溜息。
そして、もう二歩を進んだ父上は、俺に手を伸ばした。身を竦めた俺の肩に、その手が置かれ……。
「……もう一度、こうしてお前に触れる日が来るとは、正直なところ、考えていなかった」
そう言われ、なんと答えて良いやら、困ってしまった……。
その言葉は、もう俺と会うつもりはなかったと聞こえる。
実際、こんなことにならなければ、俺はここに戻らなかったかもしれないし……。
父上自身も、俺を望んでなどいなかったと、いうこと……。
俯いた俺に、父は何を思っているのだろう……。
表情を見れば、きっと何か分かる。そう思うのだけど、それをする勇気が出ない……。
何も答えない俺のせいで、場が沈黙に支配された。
何か言わなければと焦るけれど、言葉を探し出すことができない。
そんな風にただ焦りだけを募らせていたら、肩の手が、頬に触れた。
「顔を、ちゃんと見せてくれ」
命じられ、慌てて顔を上げる。
逆らうなど、許されない。反射だった。けれど……途端に、胸を抉られた。
悲しみ、後悔、落胆、喪失感……複雑な感情の揺らぎ。
父上にとっての俺は、そういったものなのかと……その表情に、胸を刺された。
「まさか……こんなにも大きく、育っていたとは……。
それはそうか。十二年も……春になれば、十九になるのだよな……」
しみじみと、父上が噛みしめるようにそう言ってから、戸惑うように、視線を彷徨わせる。
けれど、苦そうに小さく微笑み、そのまま俺を腕の中に。
抱きしめられたことが信じられず、ただ呆然と、されるがままになる。
「お前には、合わせる顔がなかった……。幼いお前に、酷い仕打ちばかりだったセイバーンは、思い出させることすら、酷に思えて……。
帰らなくて、良いと思っていたんだ。学舎でお前は、楽しそうに、生き生きとしていると、聞いていたから。
ここで、最後に見たお前は、表情を失くして、話しかけても返事すら返らない、呼吸をしているだけの、人形だった。
私は、お前をそんな風にしか、できなかった。お前に、親らしいことは何一つ、してやらなかった。
だからお前は、帰ってこなくても、良かったんだ。
ここを忘れて、構わなかったのに……」
カランと音を立てて、手の杖が床に倒れた。
父上の細い身体は、支える必要もないほど軽くて……。
だけど、首に回された腕には、力があった。
「お前が身を犠牲にするほどの価値が、私やセイバーンにあったか? 無かったろう? なのに何故そうまでした。
私はお前に、どう償えばいい? 何を返せる?……何をしてやれる」
熱が、身体に染み込むみたいで……。
父上のその言葉が、愛情が、苦しいくらいだった。
あぁ、俺、ちゃんと愛されてたんだと、そう理解できた。
この人は、俺と同じだ。
突き離すことで、守ってきた。それしか選べなかった。
血なのかな。
やっぱり、親子なんだな……。
こんな不器用なところばかり、俺は、似てしまったのかな……。
さして触れ合ってこなかった。だけどそれでも、繋がりを、確かに感じる……。
不敬にならないだろうかと、少し考えて……それでもこの衝動に抗い難くて、おそるおそる父上の背に、手を添えた。
触れたかった。
十五年ぶり……セイバーンに来てからは、自ら父上に触れることも、許されなかったから……。
細く軽い……だけど確かに、生きている。
その温もりに、自然と涙が溢れてくる。
「名を……呼んで、くださいませんか…………」
我儘かなと思ったけれど、呼んでほしかった。
「レイシール。……………………レイ、会いたかった」
俺もです。父上。
そう伝えたかったけれど、言葉はもう、紡ぐことが、難しくて。
折れてしまいそうな薄い背中を、ただ抱きしめ、泣くことしか、できなかった。
玄関広間にて。
杖に縋ってゆっくり歩いてきた俺に、やはり普段よりも更に王子様にしか見えないギルがそう言った。
前髪を上げて、渋めの配色の礼服を着る姿は俺よりよっぽど威厳がある……。
隣にはルーシーもおり、こちらも気合の入りようが凄い……。キラキラ過ぎる二人に、少々苦笑してしまう。
「お待たせ。父上はまだかな」
「先触れはもう到着した様子だぞ。今、マルが対応してる」
本日は、俺の配下となった者が全員揃っている。ギルたち二人は賓客としてだけど、こんな風に勢ぞろいするなんて、初めてのことだ。
ハイン、ウーヴェ、シザー、ジェイド。マルは今外しているけれど、ジークら三人と、吠狼からも二名。
とはいえ、獣人である者はまだ憚られるため、本日は父上奪還の時に頭であった浅葱と、干し野菜作りの時に参加していた女性……名は確か、牡丹。この二人のみだ。
他にも、父上の身の回りを世話することとなった女中や使用人が後方に並んでいて、落ち着かなげに、そわそわしている様子。
しばらくそのまま待機していると、サヤが一旦席を外し、椅子を一つ持って、戻ってきた。
「レイシール様、傷に響きますから、座っていてください」
「……ん、ありがとう」
ほんの少しの間のことだから、気にしなくても良いんだけどな……。と、内心では思ったものの、極力早く傷を治そうと思えば、言われた通りにしておく方が良いだろうと、持ってきてくれた椅子に腰を下ろす。
「傷の具合はどうなんだ?」と、ギルに聞かれたから、素直に答えた。
「脛の方はもう多分、大丈夫。太腿が、まだちょっとね。痛みの方は、だいぶんマシだよ」
「そうか……」
「まあでも、どうせもうすぐ越冬だ。屋敷に引きこもっている間に、良くなるさ」
動きたくても動けない季節が来るからな。
一の月から二の月にかけて、世界は雪で閉ざされる。その間は、どう足掻こうと屋敷に引きこもっておくしかないので、いやでも安静にすることになるだろう。
そう伝えると、たまに様子を見にきてやると、ギルに言われた。
「越冬の最中にか?」
「あぁ。どうせこっちの仕事だって暇だしな。冬の様子も見ておきたい。来年以降のことがあるし……」
「来年?」
「そう。うちもここに、一つ店舗を持つことにしたから」
「…………は?」
……今、何か聞き捨てならないことを言った。
だが聞き返す前に、サヤがスッと立ち上がって「いらっしゃった様子です」と、玄関扉に向かう。
ハインも続き、両開きの扉を大きく開け放つと、冷たい外気が一気に吹き込んできた。
椅子から立ち上がって、玄関先まで出向くと、通りをゆっくりと進んで来る馬車がある。
周りを馬が数騎。護衛のための、武官や騎士だろう。
ドキンと心臓が跳ねた。
この寒さなのに、嫌な汗が背中を伝う。
父上を救い出すためという大義名分の元で、俺は動いた。
それは念願叶い、こうして形を成したけれど、果たして現状は、父上の望む結果であったろうか……と、思わずにはいられない。
もっと、他にやり方があったのじゃないか……。
兄上を死なせてしまった。
館も燃やしてしまった。
兵に、死傷者だって出した。
更には己まで、不注意で死にかける始末。
こんな不甲斐ない俺を、父上は、いったいどんな風に思うのだろう。
不安に胸が押し潰されそうだった。
そんな俺の前に、馬車はゆるりと入ってきて、停車する。
まず前方の扉が開き、年配の男性が一人と、その血縁関係を伺わせる、青年が一人、降りてきた。
二人は一旦俺に一礼してから、後方の扉を開く。
若者の方が、もう一度馬車の中に乗り込み、細身の男性を抱えるようにして、外に出て来たのを、もう一人の年配の男性が更に支える。
馬車から降ろされたのは、びっくりするくらいに、細身の人。支えられてなければ、自力で立つこともままならないのではと思えるほどに、頼りない。
麦色に近い金髪は、記憶にあるよりも随分とくすんでみえる気がする。けれどそれは、髪に白髪が混じっているからだと、気付いた。
もう、五十を超えていらっしゃる……そうか。俺の記憶にある父上は、もうこんなにも、過去なのか。
ずっと大きくて、近付きがたい存在であったはずの父上が…………俺よりも小さく、華奢だった……。
一歩ずつを踏みしめて、こちらに近づいて来るたびに、それを更に実感させられる……。
俺からほんの数歩という距離に来るまで、俺は呆然と、父上に見入っていた。
父上の歩みが止まり、一拍の沈黙……。はっと、自分が不敬を働いていることに気付き、慌てて手を胸に、頭を下げようとしたのだけれど。
「無粋なことはするな」
はっきりとした、鋭い声音に止められた。
見た目に反し、声色は、違う。
どっしりと重い声。
今まで伏せていた顔を上げた父は、桃色の瞳をしていた……。記憶の中のぼんやりとしていた父上がやっと今、鮮明になった。
目の前にいらっしゃる方と、記憶が重なる。
「もう良い」
父上がそう言うと、父上を支えていた二人が、すっと手を離し、一歩下がった。
今にも折れてしまいそうな細い足で、俺の前に立った父上は、それでも自力で、なんとか二歩、進む。
とはいえ、衰えた筋肉と、腱を斬られた足の一歩は小さい。俺の一歩分の距離も、詰めることができていない。
その現実に、じんわりと、視界が霞んだ。
「負傷したと、先程聞いた。大事無いのか」
そう問われ、嗚咽で詰まりそうになる喉を、必死で動かす。
「た、たいしたことは、ありません……。筋を痛めたりも、しておりませんから……」
そう言うと、そうか。と、溜息。
そして、もう二歩を進んだ父上は、俺に手を伸ばした。身を竦めた俺の肩に、その手が置かれ……。
「……もう一度、こうしてお前に触れる日が来るとは、正直なところ、考えていなかった」
そう言われ、なんと答えて良いやら、困ってしまった……。
その言葉は、もう俺と会うつもりはなかったと聞こえる。
実際、こんなことにならなければ、俺はここに戻らなかったかもしれないし……。
父上自身も、俺を望んでなどいなかったと、いうこと……。
俯いた俺に、父は何を思っているのだろう……。
表情を見れば、きっと何か分かる。そう思うのだけど、それをする勇気が出ない……。
何も答えない俺のせいで、場が沈黙に支配された。
何か言わなければと焦るけれど、言葉を探し出すことができない。
そんな風にただ焦りだけを募らせていたら、肩の手が、頬に触れた。
「顔を、ちゃんと見せてくれ」
命じられ、慌てて顔を上げる。
逆らうなど、許されない。反射だった。けれど……途端に、胸を抉られた。
悲しみ、後悔、落胆、喪失感……複雑な感情の揺らぎ。
父上にとっての俺は、そういったものなのかと……その表情に、胸を刺された。
「まさか……こんなにも大きく、育っていたとは……。
それはそうか。十二年も……春になれば、十九になるのだよな……」
しみじみと、父上が噛みしめるようにそう言ってから、戸惑うように、視線を彷徨わせる。
けれど、苦そうに小さく微笑み、そのまま俺を腕の中に。
抱きしめられたことが信じられず、ただ呆然と、されるがままになる。
「お前には、合わせる顔がなかった……。幼いお前に、酷い仕打ちばかりだったセイバーンは、思い出させることすら、酷に思えて……。
帰らなくて、良いと思っていたんだ。学舎でお前は、楽しそうに、生き生きとしていると、聞いていたから。
ここで、最後に見たお前は、表情を失くして、話しかけても返事すら返らない、呼吸をしているだけの、人形だった。
私は、お前をそんな風にしか、できなかった。お前に、親らしいことは何一つ、してやらなかった。
だからお前は、帰ってこなくても、良かったんだ。
ここを忘れて、構わなかったのに……」
カランと音を立てて、手の杖が床に倒れた。
父上の細い身体は、支える必要もないほど軽くて……。
だけど、首に回された腕には、力があった。
「お前が身を犠牲にするほどの価値が、私やセイバーンにあったか? 無かったろう? なのに何故そうまでした。
私はお前に、どう償えばいい? 何を返せる?……何をしてやれる」
熱が、身体に染み込むみたいで……。
父上のその言葉が、愛情が、苦しいくらいだった。
あぁ、俺、ちゃんと愛されてたんだと、そう理解できた。
この人は、俺と同じだ。
突き離すことで、守ってきた。それしか選べなかった。
血なのかな。
やっぱり、親子なんだな……。
こんな不器用なところばかり、俺は、似てしまったのかな……。
さして触れ合ってこなかった。だけどそれでも、繋がりを、確かに感じる……。
不敬にならないだろうかと、少し考えて……それでもこの衝動に抗い難くて、おそるおそる父上の背に、手を添えた。
触れたかった。
十五年ぶり……セイバーンに来てからは、自ら父上に触れることも、許されなかったから……。
細く軽い……だけど確かに、生きている。
その温もりに、自然と涙が溢れてくる。
「名を……呼んで、くださいませんか…………」
我儘かなと思ったけれど、呼んでほしかった。
「レイシール。……………………レイ、会いたかった」
俺もです。父上。
そう伝えたかったけれど、言葉はもう、紡ぐことが、難しくて。
折れてしまいそうな薄い背中を、ただ抱きしめ、泣くことしか、できなかった。
0
お気に入りに追加
836
あなたにおすすめの小説
義娘が転生型ヒロインのようですが、立派な淑女に育ててみせます!~鍵を握るのが私の恋愛って本当ですか!?~
咲宮
恋愛
没落貴族のクロエ・オルコットは、馬車の事故で両親を失ったルルメリアを義娘として引き取ることに。しかし、ルルメリアが突然「あたしひろいんなの‼」と言い出した。
ぎゃくはーれむだの、男をはべらせるだの、とんでもない言葉を並べるルルメリアに頭を抱えるクロエ。このままではまずいと思ったクロエは、ルルメリアを「立派な淑女」にすべく奔走し始める。
育児に励むクロエだが、ある日馬車の前に飛び込もうとした男性を助ける。実はその相手は若き伯爵のようで――?
これは若くして母となったクロエが、義娘と恋愛に翻弄されながらも奮闘する物語。
※小説家になろう様、カクヨム様でも掲載しております。
※毎日更新を予定しております。
「自重知らずの異世界転生者-膨大な魔力を引っさげて異世界デビューしたら、規格外過ぎて自重を求められています-」
mitsuzoエンターテインメンツ
ファンタジー
ネットでみつけた『異世界に行ったかもしれないスレ』に書いてあった『異世界に転生する方法』をやってみたら本当に異世界に転生された。
チート能力で豊富な魔力を持っていた俺だったが、目立つのが嫌だったので周囲となんら変わらないよう生活していたが「目立ち過ぎだ!」とか「加減という言葉の意味をもっと勉強して!」と周囲からはなぜか自重を求められた。
なんだよ? それじゃあまるで、俺が自重をどっかに捨ててきたみたいじゃないか!
こうして俺の理不尽で前途多難?な異世界生活が始まりました。
※注:すべてわかった上で自重してません。
余りモノ異世界人の自由生活~勇者じゃないので勝手にやらせてもらいます~
藤森フクロウ
ファンタジー
相良真一(サガラシンイチ)は社畜ブラックの企業戦士だった。
悪夢のような連勤を乗り越え、漸く帰れるとバスに乗り込んだらまさかの異世界転移。
そこには土下座する幼女女神がいた。
『ごめんなさあああい!!!』
最初っからギャン泣きクライマックス。
社畜が呼び出した国からサクッと逃げ出し、自由を求めて旅立ちます。
真一からシンに名前を改め、別の国に移り住みスローライフ……と思ったら馬鹿王子の世話をする羽目になったり、狩りや採取に精を出したり、馬鹿王子に暴言を吐いたり、冒険者ランクを上げたり、女神の愚痴を聞いたり、馬鹿王子を躾けたり、社会貢献したり……
そんなまったり異世界生活がはじまる――かも?
ブックマーク30000件突破ありがとうございます!!
第13回ファンタジー小説大賞にて、特別賞を頂き書籍化しております。
♦お知らせ♦
余りモノ異世界人の自由生活、コミックス3巻が発売しました!
漫画は村松麻由先生が担当してくださっています。
よかったらお手に取っていただければ幸いです。
書籍のイラストは万冬しま先生が担当してくださっています。
7巻は6月17日に発送です。地域によって異なりますが、早ければ当日夕方、遅くても2~3日後に書店にお届けになるかと思います。
今回は夏休み帰郷編、ちょっとバトル入りです。
コミカライズの連載は毎月第二水曜に更新となります。
漫画は村松麻由先生が担当してくださいます。
※基本予約投稿が多いです。
たまに失敗してトチ狂ったことになっています。
原稿作業中は、不規則になったり更新が遅れる可能性があります。
現在原稿作業と、私生活のいろいろで感想にはお返事しておりません。
【完結】愛する人にはいつだって捨てられる運命だから
SKYTRICK
BL
凶悪自由人豪商攻め×苦労人猫化貧乏受け
※一言でも感想嬉しいです!
孤児のミカはヒルトマン男爵家のローレンツ子息に拾われ彼の使用人として十年を過ごしていた。ローレンツの愛を受け止め、秘密の恋人関係を結んだミカだが、十八歳の誕生日に彼に告げられる。
——「ルイーザと腹の子をお前は殺そうとしたのか?」
ローレンツの新しい恋人であるルイーザは妊娠していた上に、彼女を毒殺しようとした罪まで着せられてしまうミカ。愛した男に裏切られ、屋敷からも追い出されてしまうミカだが、行く当てはない。
ただの人間ではなく、弱ったら黒猫に変化する体質のミカは雪の吹き荒れる冬を駆けていく。狩猟区に迷い込んだ黒猫のミカに、突然矢が放たれる。
——あぁ、ここで死ぬんだ……。
——『黒猫、死ぬのか?』
安堵にも似た諦念に包まれながら意識を失いかけるミカを抱いたのは、凶悪と名高い豪商のライハルトだった。
☆3/10J庭で同人誌にしました。通販しています。
もしかしてこの世界美醜逆転?………はっ、勝った!妹よ、そのブサメン第2王子は喜んで差し上げますわ!
結ノ葉
ファンタジー
目が冷めたらめ~っちゃくちゃ美少女!って言うわけではないけど色々ケアしまくってそこそこの美少女になった昨日と同じ顔の私が!(それどころか若返ってる分ほっぺ何て、ぷにっぷにだよぷにっぷに…)
でもちょっと小さい?ってことは…私の唯一自慢のわがままぼでぃーがない!
何てこと‼まぁ…成長を願いましょう…きっときっと大丈夫よ…………
……で何コレ……もしや転生?よっしゃこれテンプレで何回も見た、人生勝ち組!って思ってたら…何で周りの人たち布被ってんの!?宗教?宗教なの?え…親もお兄ちゃまも?この家で布被ってないのが私と妹だけ?
え?イケメンは?新聞見ても外に出てもブサメンばっか……イヤ無理無理無理外出たく無い…
え?何で俺イケメンだろみたいな顔して外歩いてんの?絶対にケア何もしてない…まじで無理清潔感皆無じゃん…清潔感…com…back…
ってん?あれは………うちのバカ(妹)と第2王子?
無理…清潔感皆無×清潔感皆無…うぇ…せめて布してよ、布!
って、こっち来ないでよ!マジで来ないで!恥ずかしいとかじゃないから!やだ!匂い移るじゃない!
イヤー!!!!!助けてお兄ー様!
【R18・完結】おっとり側女と堅物騎士の後宮性活
野地マルテ
恋愛
皇帝の側女、ジネットは現在二十八歳。二十四歳で側女となった彼女は一度も皇帝の渡りがないまま、後宮解体の日を迎え、外に出ることになった。
この四年間、ジネットをずっと支え続けたのは護衛兼従者の騎士、フィンセントだ。皇帝は、女に性的に攻められないと興奮しないという性癖者だった。主君の性癖を知っていたフィンセントは、いつか訪れるかもしれない渡りに備え、女主人であるジネットに男の悦ばせ方を叩きこんだのだった。結局、一度も皇帝はジネットの元に来なかったものの、彼女はフィンセントに感謝の念を抱いていた。
ほんのり鬼畜な堅物騎士フィンセントと、おっとりお姉さん系側女によるどすけべラブストーリーです。
◆R18回には※がありますが、設定の都合上、ほぼ全話性描写を含みます。
◆ヒロインがヒーローを性的に攻めるシーンが多々あります。手や口、胸を使った行為あり。リバあります。
婚約も結婚も計画的に。
cyaru
恋愛
長年の婚約者だったルカシュとの関係が学園に入学してからおかしくなった。
忙しい、時間がないと学園に入って5年間はゆっくりと時間を取ることも出来なくなっていた。
原因はスピカという一人の女学生。
少し早めに貰った誕生日のプレゼントの髪留めのお礼を言おうと思ったのだが…。
「あ、もういい。無理だわ」
ベルルカ伯爵家のエステル17歳は空から落ちてきた鳩の糞に気持ちが切り替わった。
ついでに運命も切り替わった‥‥はずなのだが…。
ルカシュは婚約破棄になると知るや「アレは言葉のあやだ」「心を入れ替える」「愛しているのはエステルだけだ」と言い出し、「会ってくれるまで通い続ける」と屋敷にやって来る。
「こんなに足繁く来られるのにこの5年はなんだったの?!」エステルはルカシュの行動に更にキレる。
もうルカシュには気持ちもなく、どちらかと居言えば気持ち悪いとすら思うようになったエステルは父親に新しい婚約者を選んでくれと急かすがなかなか話が進まない。
そんな中「うちの息子、どうでしょう?」と声がかかった。
ルカシュと早く離れたいエステルはその話に飛びついた。
しかし…学園を退学してまで婚約した男性は隣国でも問題視されている自己肯定感が地を這う引き籠り侯爵子息だった。
★↑例の如く恐ろしく省略してます。
★8月22日投稿開始、完結は8月25日です。初日2話、2日目以降2時間おき公開(10:10~)
★コメントの返信は遅いです。
★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる