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死の予感 3
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サヤの跳躍は、本当に軽く、羽根が生えているかのように、空中へ跳ねた。
俺の頭上を飛び越え、そして落下してくる。
先ほど割れた窓硝子で、飼葉の山には硝子片が飛び散っていて、飛び降りたら軽い怪我ではすまなかったろう。
だけど。
俺すら飛び越えて、遠く跳躍したサヤはもう、死を覚悟したようにしか、見えなかった。
両足を綺麗に揃えたサヤが、落ちてくる。地面に激突するまでを、ただ見ておくしかできない。
失う瞬間を。
こんなことになるくらいなら、俺が死んだほうがマシだった!
腕を伸ばしたけれど、兄上の時同様、届きはしないと分かっていた。だけどそれでも諦め切れずに、俺を抱え込む腕を、必死で振り解く。
引っ掻いて、踠いて、抜け出そうとしたけれど、また次の腕が伸びてきて、俺を捕らえる。
吠えて、暴れて、それでも離してもらえず、サヤが、地面に激突するその瞬間を、ただ目に焼き付ける。
「っ……⁉︎」
衝撃音は、軽かった…………。
落ちたサヤは、そのまま転がって、庭の植え込みを蹂躙した。バキバキと枝を折る音。
その後にあったのは、闇と、静寂。
「………………………………さ、ゃ…………」
ポツリと溢れた呟きは、誰のものか……。もしかしたら、俺だったのかもしれない。
誰も、動かなかった。目の前で起こったことが、次にもたらすものを、待っている。
待っているけれど…………違う。誰も、確認したくなくて、時を止めているのだ。
サヤの死を、確認なんて、したく、なくて…………。
「…………っぁ…………」
パキリと、また小さな、枝の折れるような、音。
「勢い、殺し損ね……痛っ、あの、誰が、手を貸してくださいませんか」
…………?
おかしいと思った。幻聴?
サヤの声が、普通に聞こえてくる。
「えっ、本当に生きてる⁉︎」
「うそっ。そりゃ大丈夫ってサヤちゃん言ってたけど、大丈夫じゃないでしょうよ⁉︎」
「今良いわよぉそんなことは。早く、呼ばれてるでしょうが」
パタパタと、村の女性が声の方に走り寄る。手には何故か、箒や鋤が、握られていた…………。
「あのっ、枝が……イタっ、どこか引っかかってて、う、動けないんです」
「どこかっていうか……全身じゃないかねぇ」
「サヤちゃん、ちょっと待って、こりゃ、株ごと掘り起こさなきゃ駄目じゃないかな」
「やぁ、もういっそのこと無理やり引っ張り出す方が早いんじゃない?」
「サヤちゃん、手は無事? ちょっと痛いと思うけど、引っ張り起こすわぁ」
「お、お願いします……」
「だめだめ。顔に傷付いちゃうじゃないの。顔まわりだけは枝を取りましょうよ」
女性たちが寄ってたかって、人だかりができてしまった場所から、たまにサヤの声が混じる。
パキン、パキンと枝を折る音と、誰か、着替え探してきてあげてと、女性の声。
女中がその場を離れて、駆けていく。
その光景を、ただひたすら呆然と、見つめていた。
「もう大丈夫かしら?」
「一応前掛けで頭を覆うわよ? 念のためね」
「ありがとうございます」
「じゃあ引っ張るわよ。痛かったら止めてね」
「せえの、よーいしょっ」
バギバギ、パキパチッと、乱暴に扱われた植え込みが、断末魔をあげている。
「あらあら、服が……ボロボロになっちゃったわねぇ」
「ねぇ、着替えはまだなの? ずぶ濡れだし、風邪を引いてしまうわ」
「前掛け、ありがとうございます。すいません、これも破れちゃいました」
「良いのよ。サヤちゃんのお顔に、これ以上傷が入るより良かったわぁ」
いつの間にやら、俺に絡みついていた沢山の腕は、失せていた。
周りを見回すと、ジークやハイン、シザーがいて、先程までの俺と同様、植え込みの女性陣を呆然と見ていたから、どうやら幻聴を聞いているのは俺だけではないらしいと、悟る。
なら、この声の主は、誰だ?
人垣が少し割れて、ちらりと漆黒の髪が見えた気がした。闇の中でもより黒くて、はっきり分かる輪郭……。
そんな馬鹿なと思いつつも、確認せずにはいられない。
結わえられていた髪は、解けてしまっていて、小枝や葉が、沢山紛れ込んでいる様子。
もう少し近付くと、玉のような肌に、いくつも赤い筋を作った肩が、破れた袖からむき出しになっていた。
地面に座り込んだ姿。細袴もズタズタで、部分的に焼け焦げている箇所もある。
そして俺を見上げる、鳶色の瞳。
「あ、レイシール様」
視線が合うと、嬉しそうに、笑っ…………っ。
無我夢中で、抱き締めた。
ある。
顔も、身体も。腕も、脚もある。
擦り傷や打ち身、少々の火傷。
それでもサヤは、ちゃんとサヤだった。
「あっあの、大丈夫ですよ?
たいした怪我は……こ、骨折もしてないみたいですし、そんな、さ、さわ……っ触りすぎです!」
全身を確認する俺に、サヤが真っ赤になって抗議したけれど、構うものかと続けた。
一通り、大きな傷が一つもないことを確かめて、息を吐く。
気が緩んだのか、視界が歪んだけれど、それも構うものかと、サヤをもう一度、深く抱きしめ直した。
「レイっ、人前、もう、大丈夫やし、離し…………。レイ⁉︎ 脚が血みどろ‼︎」
なにそれ。どうだっていい、そんなこと。
「レイ、傷開いとる! 誰か、ハインさん‼︎」
叫ぶサヤの頬を、無理やりこちらに向けた。
もう一度ちゃんと顔を確認しなければ、気がすまなかった。
…………おかしい。ちゃんと見えない。目が霞む。
「サヤ……」
泣きそうな顔に見えるのは、気のせいなのだろうか。
そう思いつつも、とにかく動く気力のあるうちにと、首を傾げ、唇を奪う。
そこで視界が暗転して、ただ啄ばむだけになってしまった口づけに、悔しい思いをしたのが、最後の意識だった。
俺の頭上を飛び越え、そして落下してくる。
先ほど割れた窓硝子で、飼葉の山には硝子片が飛び散っていて、飛び降りたら軽い怪我ではすまなかったろう。
だけど。
俺すら飛び越えて、遠く跳躍したサヤはもう、死を覚悟したようにしか、見えなかった。
両足を綺麗に揃えたサヤが、落ちてくる。地面に激突するまでを、ただ見ておくしかできない。
失う瞬間を。
こんなことになるくらいなら、俺が死んだほうがマシだった!
腕を伸ばしたけれど、兄上の時同様、届きはしないと分かっていた。だけどそれでも諦め切れずに、俺を抱え込む腕を、必死で振り解く。
引っ掻いて、踠いて、抜け出そうとしたけれど、また次の腕が伸びてきて、俺を捕らえる。
吠えて、暴れて、それでも離してもらえず、サヤが、地面に激突するその瞬間を、ただ目に焼き付ける。
「っ……⁉︎」
衝撃音は、軽かった…………。
落ちたサヤは、そのまま転がって、庭の植え込みを蹂躙した。バキバキと枝を折る音。
その後にあったのは、闇と、静寂。
「………………………………さ、ゃ…………」
ポツリと溢れた呟きは、誰のものか……。もしかしたら、俺だったのかもしれない。
誰も、動かなかった。目の前で起こったことが、次にもたらすものを、待っている。
待っているけれど…………違う。誰も、確認したくなくて、時を止めているのだ。
サヤの死を、確認なんて、したく、なくて…………。
「…………っぁ…………」
パキリと、また小さな、枝の折れるような、音。
「勢い、殺し損ね……痛っ、あの、誰が、手を貸してくださいませんか」
…………?
おかしいと思った。幻聴?
サヤの声が、普通に聞こえてくる。
「えっ、本当に生きてる⁉︎」
「うそっ。そりゃ大丈夫ってサヤちゃん言ってたけど、大丈夫じゃないでしょうよ⁉︎」
「今良いわよぉそんなことは。早く、呼ばれてるでしょうが」
パタパタと、村の女性が声の方に走り寄る。手には何故か、箒や鋤が、握られていた…………。
「あのっ、枝が……イタっ、どこか引っかかってて、う、動けないんです」
「どこかっていうか……全身じゃないかねぇ」
「サヤちゃん、ちょっと待って、こりゃ、株ごと掘り起こさなきゃ駄目じゃないかな」
「やぁ、もういっそのこと無理やり引っ張り出す方が早いんじゃない?」
「サヤちゃん、手は無事? ちょっと痛いと思うけど、引っ張り起こすわぁ」
「お、お願いします……」
「だめだめ。顔に傷付いちゃうじゃないの。顔まわりだけは枝を取りましょうよ」
女性たちが寄ってたかって、人だかりができてしまった場所から、たまにサヤの声が混じる。
パキン、パキンと枝を折る音と、誰か、着替え探してきてあげてと、女性の声。
女中がその場を離れて、駆けていく。
その光景を、ただひたすら呆然と、見つめていた。
「もう大丈夫かしら?」
「一応前掛けで頭を覆うわよ? 念のためね」
「ありがとうございます」
「じゃあ引っ張るわよ。痛かったら止めてね」
「せえの、よーいしょっ」
バギバギ、パキパチッと、乱暴に扱われた植え込みが、断末魔をあげている。
「あらあら、服が……ボロボロになっちゃったわねぇ」
「ねぇ、着替えはまだなの? ずぶ濡れだし、風邪を引いてしまうわ」
「前掛け、ありがとうございます。すいません、これも破れちゃいました」
「良いのよ。サヤちゃんのお顔に、これ以上傷が入るより良かったわぁ」
いつの間にやら、俺に絡みついていた沢山の腕は、失せていた。
周りを見回すと、ジークやハイン、シザーがいて、先程までの俺と同様、植え込みの女性陣を呆然と見ていたから、どうやら幻聴を聞いているのは俺だけではないらしいと、悟る。
なら、この声の主は、誰だ?
人垣が少し割れて、ちらりと漆黒の髪が見えた気がした。闇の中でもより黒くて、はっきり分かる輪郭……。
そんな馬鹿なと思いつつも、確認せずにはいられない。
結わえられていた髪は、解けてしまっていて、小枝や葉が、沢山紛れ込んでいる様子。
もう少し近付くと、玉のような肌に、いくつも赤い筋を作った肩が、破れた袖からむき出しになっていた。
地面に座り込んだ姿。細袴もズタズタで、部分的に焼け焦げている箇所もある。
そして俺を見上げる、鳶色の瞳。
「あ、レイシール様」
視線が合うと、嬉しそうに、笑っ…………っ。
無我夢中で、抱き締めた。
ある。
顔も、身体も。腕も、脚もある。
擦り傷や打ち身、少々の火傷。
それでもサヤは、ちゃんとサヤだった。
「あっあの、大丈夫ですよ?
たいした怪我は……こ、骨折もしてないみたいですし、そんな、さ、さわ……っ触りすぎです!」
全身を確認する俺に、サヤが真っ赤になって抗議したけれど、構うものかと続けた。
一通り、大きな傷が一つもないことを確かめて、息を吐く。
気が緩んだのか、視界が歪んだけれど、それも構うものかと、サヤをもう一度、深く抱きしめ直した。
「レイっ、人前、もう、大丈夫やし、離し…………。レイ⁉︎ 脚が血みどろ‼︎」
なにそれ。どうだっていい、そんなこと。
「レイ、傷開いとる! 誰か、ハインさん‼︎」
叫ぶサヤの頬を、無理やりこちらに向けた。
もう一度ちゃんと顔を確認しなければ、気がすまなかった。
…………おかしい。ちゃんと見えない。目が霞む。
「サヤ……」
泣きそうな顔に見えるのは、気のせいなのだろうか。
そう思いつつも、とにかく動く気力のあるうちにと、首を傾げ、唇を奪う。
そこで視界が暗転して、ただ啄ばむだけになってしまった口づけに、悔しい思いをしたのが、最後の意識だった。
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