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最後の詰め 5

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「私のお話である様に思えましたので、伺いました」

 いつもの男装姿。凛とした、騎士の様なサヤだ。
 先程の灰色の礼装を腕に抱えて立っていた。

「これを着る時に、覚悟は致しました。
 きっと、私の性別のこと……疑ってらっしゃるのだと、思っていましたから」

 サヤが毅然と口を開く。
 姫様を真っ直ぐ見つめ、揺るがない視線で。

「私の男装は、私の経験に端を発するものです。
 強要されているのではありません。私の意思で、行っております。
 私は、幼い頃に誘拐されかけました。そのおりに、少々……無体を、働かれた経験がございます……。
 それ以外にも、男性に、不埒なことをされた経験が、幾度もございます……。
 故に、男性が怖いです。男性の……女性を見る視線が、触れられることが怖い。
 だから、男装が楽でした。
 男だと思われていれば、あの視線に晒されずに、済むのですから」

 そこまで一気に話し、一度大きく息を吐く。
 歯を食いしばっている……震えを、必死で押さえ込んでいるのが、傍目からも分かった。
 焦りが、俺を動かす。
 サヤを背中に庇う。
 ここには、ルオード様がいらっしゃる。
 男性がいる場で、無体を働かれたことなど、口にしたくない筈だ。

「あの!   これ以上はどうか、お許し下さい。
 この娘は、過去を思い出すだけでも、苦痛を感じるのです!
 男性がいる場で、これ以上のことはお許し下さい!」

 俺の必死の嘆願に、ルオード様が狼狽える。
 自分がこの場にいることが問題なのだと、察した為だ。だが、姫様をお一人にするわけにもいかない。

「だ、大丈夫。平気です」

 サヤからは気丈な声が聞こえたが、それが本当だとは思えない。
 現に、俺の背に、サヤの手は縋り付いていた。小刻みな震え……それを感じる。

「……サヤよ、レイシールも男であるが、問題は無いのか」
「当初は、苦痛もありました。
 けれど……レイシール様は、私が怖いと思うことは、何一つ、なさいません。
 私は、こんな自分が嫌でした。過去のことをずっと引きずって、いつまで経っても、恐怖を克服できない。そんな自分が大嫌いでした。
 なのにレイシール様は、そんな私を、間違ってるって、叱って下さったんです……。
 怖くて当たり前なのだから、自分を責めるな、それは、無体を働いた相手を肯定するのと同じだ。……って、怒って下さったんです……」

 背中の手が、ギュッと握られる。そして俺にだけに聞こえる小声で、「そんな私を、好きやって、言うてくらはった……」と、呟いた。

「それに、私がどれほど救われたか、伝わらないのがもどかしい……。
 だから私は、ここで、レイシール様のお役に立ちたいって、思いました。
 ギルさんの所で、恙無つつがなく暮らすようにと言われた時も、拒否しました。
 私は、私の意思でここに居ます。
 レイシール様のお役に立ちたいんです。
 ですからどうか、目を瞑って、頂けませんか。
 私をここに居させて下さい……」

 震える涙声。背中にとんと触れたのは、多分サヤの額。
 どうしようもない愛おしさが胸に広がる。
 守りたい。
 この、強くて儚い娘を、両手で抱きしめたかった。

「……よし分かった。
 ルオード、そしてレイシール。ちと退室しろ。
 女だけで話をしたく思う。リーカ、二人を叩き出せ」

 不意にそんな風に言われ、慌てた。
 だが、ニコニコと笑顔のリーカ様が、有無を言わさず俺たち二人を部屋の外に押しやってしまう。
 思いの外、力強かった……。
 無情にも、扉は何の躊躇もなく閉められ、ルオード様と二人、立ち尽くすこととなり、暫く途方にくれる。

「……あの、とりあえず、俺の部屋に、いらっしゃいますか?」

 ルオード様にお伺いしたいこともあったのでそう声を掛けると、そうだな。と、同意を得ることが出来た。
 そのまま俺の部屋へとご案内する。
 一階の玄関広間からは、まだ喧騒が聞こえていた。
 自室に入り、長椅子を勧めると、ルオード様は静かにそれに従ってから、おもむろに口を開く。

「……無体を働かれたという話は、本当だったのだね」
「え……はい」
「両親の話も?   一人、逸れてしまったということも?」
「そうです……」

 異界に関わることは伏せているが、ある意味嘘は、言っていない。サヤはサヤの世界と隔絶した。サヤの大切なものは、全て遠い彼方だ。
 俺の知る範囲……誘拐されかけ、無体を働かれたということと、俺が出会ってからの、サヤとの間にあった出来事を、かいつまんで話す。
 聴き終えたルオード様は、額に手を当てて、大きく息を吐いた。

「……それを聞くとやはり……男装しておくというのは、あの娘にとって重要なことなのだな……」
「ええ。男だと思われている……と、思うことが、少なからず彼女の気持ちを、落ち着かせているのは事実であると思います」
「レイシールと、ハイン、ギルバート、マルクス……長く接してきたこの四人には、比較的馴染んでいるのだね」
「そうですね、概ねは。
 ……ただやはり、緊張を見せる瞬間というのは、あります。
 自ら触れることは可能となっている様子ですが、急な接触には警戒があるように見受けられます」
「……それは、仕方がないのだろうな……。それだけ過酷な経験をしたのだろうから。
 ならば、彼女を王都で預かるというのは、あまり得策ではないように思う。
 不特定多数の異性に接する生活となるし、日々護衛も変わる。それでは慣れる余裕など無いだろうから。
 だが……あの娘の知識は、野放しにしておくには危険だ。
 妙な者に嗅ぎつけられれば、人の扱いをされない可能性すらある」

 そう呟いてから、ルオード様は瞳を閉じた。
 その懸念は俺も抱いていたことだから、言われたことの意味は、嫌という程分かった。
 沈黙が満ちる中、しばし熟考し、視線を俺に向ける。

「仮姿を用意しなさい」
「あ、一応一つ……」
「一つでは足りない。複数用意しなさい。
 彼女の知識は多岐に渡る様子だ。だから分野ごとに、用意するくらいの心算こころづもりで、かりそめの人物を作りなさい。
 それと、レイシールにも役職を用意する方が良いな。姫と相談しておこう。
 これに関しては、成人を待っていたのでは間に合わぬ。君は好まないかもしれないが、特例となってもらうしかないと思う。
 サヤを守る為に、矢面に立つことになるが、受け入れるかい?」
「はい!」

 そこに、迷いは何も無かった。
 俺が盾になることでサヤを守れるというなら、いくらだって身を捧げる。
 だがその様な助言をして下さるルオード様が心配だった。
 姫様は、サヤを欲する姿勢を見せていた。自棄になっていたと仰ってはいたが、その気持ちが今はもう無い。ということではないと思う。
 俺のその疑念は表情に現れていたのだろう。
 ルオード様が、少し困った様子で、けれどどこか晴れ晴れとした笑顔を見せる。

「これは私からのお礼だと思ってくれ」
「……一体何に?」
「決まっている。姫の……王家の先を、救ってくれたことだよ」

 そんな風に言われて、ズシンとくる、責任という名の重積に耐える。
 その俺の様子に、ルオード様は冷静な表情で、静かに語った。

「良いのだよ。全てが正しくなかったのだとしても。
 未来の保証など、神でもなければ出来はしない。
 だが、可能性の一つとしては充分な説得力だ。結果がついてくれば、尚良いというだけのことだよ。
 少なくとも、姫の未来は開けた。その先は、我々の努力でどうにかすることだ。
 君やサヤが背負うことではないから、そんなに思い詰めるな」

 この方は、ちゃんと冷静に、物事を受け止めてらっしゃるのだなと、痛感した。
 ただ全てを鵜呑みにはしていない。
 今の可能性と、その先の可能性を、きちんと冷静に見ている。
 姫様を補佐していくに、相応しい人だと、改めて思った。
 …………ルオード様は、決心、されたのだろうか?

「あと、姫の関心や問題を程良く処理しなさい。
 彼女が協力したいと思っているのは君であって、この国じゃない。
 サヤは、君の元にいることに、意味がある。この形でなければならないのだと。
 そのことを、私からも言っていくつもりだけれど、姫様に理解してもらう様努めなさい。
 彼女を、本当の意味で守れる様に」

 最後の助言は、ルオード様の立場からすると、かなり際どい発言の様に思えた。
 だから、この方が俺と、サヤに、とても心を砕いて下さっているのだと、痛いほどに伝わる。その心遣いにどうお礼を伝えればいいものかと悩み、結局、深く頭を下げた。

「万が一何かあれば、まず私に報告しなさい。
 極力、君たちにとって悪くない結果となる様、尽力すると約束する。
 こちらは、私の想いを……救い上げてくれたことへのお礼だよ」

 顔を伏せたから、ルオード様の表情を見ることは出来ない。
 けれど、優しく微笑んでいるであろうことは、声音で想像できた。

「こんな状況、考えてもいなかったよ……。
 だけど……自分の手で、姫をお守りできるなら……これ以上の喜びはない。ありがとう」
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