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血の中の種 4

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 マルが口にしたことに目を剥いた。
 て、手に入れるって、本気か⁉︎   ていうか、なんで系譜のありかなんか知ってる⁉︎

「レイ様の為ですからねぇ。僕もちょっとくらい、奉仕しますよ。
 王家の系譜、確実にある二箇所のどちらかを狙うか、比較的安全度の高い墓所を狙うかなんですが……距離的な問題もありますしね。
 残念ながら、一番近いのが王家です。
 大神殿は、お勧め出来ません。吠狼ホロウの皆が、神殿を嫌いますから」

 忍び込んで盗み出すのが前提のマルに、暫く呆気にとられていたのだが、吠狼という単語で目が覚めた。
 吠狼?
 それが、兇手の皆に「忍」として名乗らせると言っていた呼び名であるのは知っている。だが、彼らは、それを受け入れてはいなかったはずだ。

「それは、まだ……」
「ああ、先日了承を得ましたよ。
 正確には、もうどっちでもいいやって感じでしたけど。
 兇手と知っている者を五人も村に入れて、全く頓着しないレイ様に、呆れてました。
 兇手として利用する素振りもありませんし……」
「いやだって、了承してないのに使うわけないじゃないか。初回は特別に、マルの恩を使わせてもらっていたのだし」
「いや、普通ね、あの手この手で使おうとするもんなんですよ。恩でもないものを恩に着せて、既成事実を塗り重ねていくんです。そして雁字搦めにして抜け出せなくなった所をこき使おうと画策するんですよ。
 だけどレイ様ったら、普通に、料理人と、大工としてしか、扱ってないんです……」
「だって……料理人と、大工として、やって来たよな……」

 他にどうしろと言うんだ……。
 俺の返答に、マルが表情を取り戻し、信じられないといった顔で呆れ果てる。
 沈黙して見つめ合う俺たちに、プッと吹き出したサヤが、クスクスと笑った。

「レイシール様は、お優しいですから。
 意識してらっしゃらなくても、相手が望むことを察して、それを行なって下さる方ですから」
「まぁねぇ、学舎に居た頃からそうでしたよね。だから人たらしって言われるんですよ」

 なんとも言い返しにくい昔話を持ち出さないでくれ……。
 それに俺は、別段そんな風に、しているつもりもないのにな……。
 むくれている俺に、しばらく笑っていた二人だったが、落ち着いてから、真剣な顔になる。

「彼らは優秀ですが、ただ王家に侵入させる気なんて無いですよ。
 胡桃の家族同然の者たちです。危険なことは極力、させたくありません。
 出来るだけ、難易度を下げる必要があります」
「勿論だ。俺だって、彼らに危ない橋は渡ってほしくない。協力者が必要だな」
「ディート様ですか?」

 サヤの問いに、かぶりを振る。

「いいや、姫様だよ。
 彼の方は、知らないままにことが進むなんて、嫌だろう。自分自身のことだ、尚更知りたいと思うはずだ」
「でも……もし、間違っていたら……落胆されますよね……」

 沈んだ声音でサヤが言う。けれど、それでも良いんだよと、言い聞かす。

「それでも、良いんだ。
 彼の方は強いよ。俺なんかの比じゃない。例え間違っていたとしても、それを無駄にしないよう、更に動く方だよ。大丈夫」

 俺の言葉に、サヤは眉の下がったままではあったけれど、微笑み、頷く。
 それを見届けてから、マルに視線を戻す。

「王家に忍び込むなんて、とんでもないことをお願いするんだ。用意出来るものはきちんと整えよう。
 万が一のことがあっても、姫様の指示か、そうでないかで結果は雲泥の差だ。だから、姫様にもきちんと理解して、了承してもらう。
 姫様には、俺から話す。サヤにも手伝ってもらうことになると思うから、宜しく頼む。
 王家に忍び込む際の、警備配置とかを聞けば良いかな」
「そうですね。隙のある時間帯や場所等があるならそれを、あと、協力者がいるかどうかで打てる手は変わってきます」
「分かった。
 ……王都まで行くとなると、結構な時間が掛かるな……」
「そうでもないですよ。
 人数に限りはありますが、獣化が使える者が走れば早い。彼ら、体力凄いんですよ。速度は馬より遅いくらいですが、休憩はさほど必要ありません。半日ぶっ通しで走り続けても平気です。馬以上の速度を出す場合は半時間程しか保ちませんけどね。
 うーん……四日ですね。往復八日。侵入に日を選ぶでしょうから、合わせて十日前後ですか」

 王都からここまでがたったの四日⁉︎
 呆れるしかないのだが、そうだと言うなら、それを信じるしかない。

「獣化出来る人、そんなにいるの?」
「胡桃を除くと二人です。まあ、獣化すると服を畳んだり出来ないので、世話役に小柄な者をもう一人付けます。交代で乗せて運ぶということで、三人一組で使いますね。それ以上の人数になると、四日では無理ですね」
「目立たないことが最優先だから、人数はさほど必要無いだろう。充分だ」

 獣化した胡桃さん、大きかったもんな……人一人くらいは確かに乗れそうだ。
 神秘的で勇壮だった、あの美しい姿を思い出す。悪魔の使徒だなんて思えない、神々しいとすら思える姿だった。……下着を咥えるまでは。

「力を貸して、くれるかな?」
「そこは仕事内容と報酬によりますよ。どんなのをお望みです?」
「報酬は……どれくらいが相場か分からないから、マルにお願いして良い?俺の蓄えから出す。対応できる願い等あれば、極力叶える。
 仕事内容は、前回と同じだ。生きて帰ることが最優先。系譜は二番目で良い。手に入らなければ、他の手段を考えれば済むことだ。
 誰かの命を取ることはしない。極力見つからない様に気をつけて。……何か不測の事態があれば、逃げることを優先してくれれば良い」
「了解です。ではそれで伝えますよ。
 明日夜に発つとするなら、ぎりぎり準備、間に合いますかね。それまでに、姫様を籠絡して頂く必要があります」
「そこは努力する」

 姫様の人となりは把握しているつもりだ。二年の誤差はあるだろうが、彼の方が何を望み、行動するかは近くで感じてきた。ルオード様やユーズ様を除くなら、学舎では俺が一番、関わったと思える程に、密な時間を共有したのだ。だから、何としても口説き落とす!

「じゃあ、あとはリカルド様ですね。
 彼の方がどう考え、どう動くかは未知数です。どうしたもんでしょうね……」
「リカルド様もだけど、配下の三人も気になるな。
 意識して考えると、姫様を軽視した行動が目立っていた様に思う。象徴派の者かもしれない」

 剣に手を掛けていた者、リカルド様の横柄な態度を当然と受け止めていた者……あともう一人の行動はまだ引っかかっていないが、どうなのだろう?
 とにかく注意しておくべきだと心に刻んだ。
 そしてもう一つ、気になっているものがある。
 聞き取れなかったリカルド様の呟き……サヤは、聞き取っているだろうか?

「サヤ、リカルド様だが、姫様に必ず子を産めとおっしゃった後、何かを呟いていた様に思ったんだ。サヤは、聞こえた?」

 念の為に確認してみる。
 するとサヤは、頬を染めつつ視線を逸らし、こくりと頷いた。ただ、少し困惑を孕んだ、難しい顔だ。なんとも不思議な反応に、少々戸惑う。

「はい……。扉越しですし、きちんと聞き取れた自信はありません。でも、私には……だっ、誰のたねでも……構いはしない……って、聞こえました」

 サヤの言葉に、こっちの顔まで熱くなる。うあああぁぁ……サヤに聞かせたり、言わせたりする言葉じゃない……下手したら、気分が悪くなってたかもしれない……。それによくよく考えればあの内容……結構際どい……。

「い、嫌なことを聞かせてしまって、悪かった……」
「いえ……」

 思案する様に視線を彷徨わせ、更に言葉を続ける。

「でも、なんでしょう……不快感は、さほど無かったんです……。
 あまり、良い言葉ではない様に、思うのですが……」

 良い言葉ではないだろう。誰の胤でも構わない……次の王となる子の父が、自分でなくても構わないだなんて、妻とする相手に対して言う言葉ではない。
 違和感もある。自分が王位に就くと嘯いておきながら、自身の子が、次の王位に就くことを求めていないということだから。
 姫様に聞こえない様、小声で呟いたその言葉。そこには、リカルド様の本心が垣間見える気がする。
 敏感なサヤが、さして不快感を覚えなかったことにも、意味がある様に思えた。

「一応先程、二人だけで話がしたい旨は伝えた。了解は頂けたと思う。
 後は、その手段だな。どうやって二人で話す環境を作るか……」

 リカルド様だけを連れ出すのは難しいと思う。
 彼の方自身も、疑いを招く様な方法は、好まないだろう。
 何か違和感の無い手段は無いものか……。

「じゃあ、こうしましょう。ドツォ、あれは目新しいですし、リカルド様へのお詫びとしては、良いのじゃないかと思いますよ」

 何か思い付いたらしいマルが指を立てる。
 風呂か。あれは見たことのない構造だろうしな。確かに興味を引きそうな気はする。
 作戦を纏めることにした。
 何度も検討し直して、お互いの動きを確認する。

「じゃあ、今夜、それでいってみよう」
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