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雨季前 1

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 その日の夜。
 ルオード様が客間に戻られてから、俺たちは再度、集まった。
 自身の部屋には、相変わらず、少し重圧はあるものの、そんなことを言ってられる状態じゃない。
 俺は、マルに食事処を作ると決めた経緯を話して聞かせた。

「ああ、そういうことなんですね。
 確かに、畑を手放してしまえば生活の糧が得られなくなりますよねぇ……。
 せっかく河川敷を作るのに、村の方が住みづらくなるのはいただけませんし、了解です。では、料理人をこの村に置きましょう。丁度、良いのを引き入れるつもりだったんで、利用します」

 あっさりと了解された。
 反対されると困ってしまったから、良かったけれど、何かこうも抵抗無いと、何か企んでいるのかと勘ぐってしまいたくなる。
 そんな俺の心情は関係なく、マルは何やらブツブツと呟き頭を動かしつつ、サヤに向き直った。

「サヤくん、前に、君の世界の料理について話してくれたでしょ。あれ、もうちょっと踏み込んで聞きたいので、時間を下さい。至急、出来れば今すぐ」
「どの様な事柄に関してですか?」
「料理を秘匿しない君の世界が、何故それで成り立っているのか。
 サヤくんの見解も伺いたいんですけどね」

 サヤは、サヤの世界の料理を、簡単に俺たちに教えてくれる。
 おかげで我々の食生活はとても潤いが出たのだけれど、この世界では、通常料理は秘匿される。作れる人間が増えれば、価値が下がると考えられるからだ。
 サヤはそれに対し、自分の料理は自分しか作れない。他の人が作ったものは、同じものでも別の料理だと言った。サヤの世界の価値観は、我々の世界と大きく異なる様なのだ。
 けれど、マルは何故その話を聞きたいと言い出したのだろう。

「えっと……秘匿しないで成り立つ理由……ですか。
 そうですね……ひとつ、面白い話があるのですが」

 そう前置きしてから、サヤは話し出した。
 サヤの世界の、何千何万年と過去に存在した、ある二つの種族の話だった。

「種族の一つは、ネアンデルタール。頑強な身体を持つ、優れた人種だったそうです。
 もう一つの種は、ホモ・サピエンス。ネアンデルタールと比べると、貧弱な肉体の、弱い種であったようです。
 ネアンデルタールは、十数人のひと家族を一つの群として、点在して生活していたのに対し、ホモ・サピエンスは、何家族か合同で、数十人の集団で生活していました。
 その二つの種。一つが滅びたのですが、どちらが滅びたのだと思いますか?」

 それだけの情報で判断しろって?

「……順当に考えれば、ネアンデルタールという種が残りそうですが。
 強いものが勝つのが常識でしょうし」

 ハインが、そんな風に言った。

「僕はホモ・サピエンスですかねぇ。人海戦術は侮れませんよ。群蟻とか、牛だって仕留めるんですから」

 マルは人数が多い方を選ぶらしい。
 うん……。

「おれも、マルの方かな……。我々は群で生活している。サヤの世界も、人は街を作り、国を作りしているのだから、それが答えだと思うが……」

 俺たちの意見に、サヤはニコリと笑った。

「はい。ネアンデルタールが滅びました。
 けれど、群れた故に生き残れたのとは、少し違うんですよ。
 これが、私たちが料理を秘匿しない理由と同じなんです」

 そう言ってサヤは、俺に紙と筆を貸してくれと言い出した。どうぞと、執務机のものを使うよう促すと、一枚の紙に何か棒状のものを書き込んだ。

「ホモ・サピエンスが生き残った最大の理由は、情報の共有なんです。
 彼らは集団で生活した。お互いの使う道具を、それぞれが見て、知ってました。
 そうすると、例えばやじりです。いびつで刺さりにくい、でこぼこのものを作る人がいれば、綺麗に磨き込まれた、素晴らしいものを作る人もいます。
 彼らは、その作り方……コツを、お互い伝え合っていた様子なんです。
 そんな中、ある一つの発明がなされました。それがこの棒状のもの。スリングの一種なのですけど……うーん……投擲補助具……と言えば、通じますか?槍を投げる為の道具なんです」

 一見ただの棒に、少し尖った部分がついただけの道具だ。サヤは、その尖った部分に槍の枝を引っ掛け、補助具を手の延長として扱う形で、後は通常の槍と同じ様に投げたのだという。

「これで、槍の飛距離は倍になりました。当然、威力も格段に上がります」
「飛距離が倍⁉︎   こんな、棒でか……」
「はい。遠心力を利用しています。これは素晴らしい発明だったんですよ。遠くから獲物を狙う狩猟が可能となったことで、食料の確保が容易になりました。逃げられる確率が格段に違いますからね」

 それはそうだ。剣で鹿を仕留めるのと、投槍とでは違うだろう。弓矢なら、更に。
 確かに凄い発明なのだ。

「数十人の群れで生活するということは、年齢も様々な人たちが一緒にいるということです。
 誰かが何かを不得手でも、他の誰かが補うことが出来た。先程の鏃で言いますと、誰かが加工を苦手としていても、他の誰かがそれを引き継いでくれた。つまり、情報の長期保存ができたんです」

 情報の長期保存……。しかし……。

「秘匿しない利点は分かった。沢山の人が、優れた武器を持てれば、沢山の獲物が狩れる。ということだよな。けどそれが……」

 それほど特殊なことか?   と、首を傾げる俺に、サヤは笑った。

「違いますよ。
   それも利点なのでしょうが、最大の利点は別にあります」
「あっ!   分かりました!   はいっ‼︎」

 マルがサヤを真似ているのか、挙手をした。
 酷く興奮していて、言いたくて仕方がないといった感じだ。
 えっ、ちょっと待って、俺ももうちょっと考えたいのに……っ。

「どうぞ」
「情報の共有が出来る。即ち、情報の喪失が少ない。振り出しに戻らない!
 つまり、それまで世紀の発明とされた投擲補助具より、更に良いものが発明される土台が出来たということですね!」

 マルの回答に、サヤは満足げに「正解です」と、答えた。
 そして、紙に木の葉のような形のものをずらずらと連ねていく。一つの列は同じようなものがずっと続き、もう一つの列は、歪んだ形が、だんだんと綺麗な木の葉型になっていった。これが、鏃の変成であるようだ。

「では、滅びることとなったネアンデルタールの方はどうだったかと言いますと。
 ホモ・サピエンスと同じ時代に、同じ時間を過ごしても、道具の変化はほぼ、無かったそうです。
 たとえ発明がされても、それが維持、継続されませんでした。
 ただ、彼らは頑強な肉体を持っていましたから、それで程々、なんとかできてしまったんです。
    結果、そのまま時間は進み、気候変動により、食糧が乏しくなってしまった時に、差が出ました。
 ネアンデルタールは、危険な獲物にも手を出さざるをえなくなった。怪我や死亡の危険性が増し、ただでさえ人数の少なかった群は数を減らし、更に狩が困難になる。結果……」

 滅んだのか……。

「……正確には、少し違うのですけど……」

 ぽそりと、小声でサヤが呟いた。
 けれど、聞き取ったのは俺だけの様だ。サヤはそのまま、何事もなかったかの様に、話を続けた。

「はい。そして、ホモ・サピエンスは、私たちの祖となりました。
 お分かり頂けましたか?   情報の共有は、その先の発明を生みます。
 実際、コロッケだってそうだったでしょう?   私が教えたものに、村の人は牛酪とバジルを混ぜ込んで、新しいコロッケを作りました。そういうことなんです。
 そんな風に、料理を共有してきた私たちですが、今もなお、新しい料理は発明され続けてますよ。人の脳は、枯れない泉なんです」

 サヤの言葉が締め括られた。
 俺たちは、その壮大な話に、言葉が出てこない……。
 枯れない泉……料理を秘匿なんてしなくても良いんだ。たとえその料理の価値が下がったとしても、更に良い料理が生まれてくるなら……。
 そうか、そうやってサヤの世界は、文明は、先に進んだのか……。    

「ふふ、ふふふふ。それ良いですね。ええ。それで釣りましょう。
 サヤくん、この村に貴女の身代わりとなる料理人を置きます。貴女は、その料理人に、余すことなく技術を伝えて頂けます?」
「構いませんよ。時間が許す限り。あ、でも……」
「ええ。安心して下さい、等価交換ですよ。サヤくんに料理を習う代償として、ユミルさんたち、料理人を目指す人々に『彼ら』の技術を教えることを条件にします。
 新しい知識があれば、彼ら自身もまた新しい料理を発明するでしょうし、村の女性が発明したものも、知ることが出来るなら、彼らは相当な料理人になるはずです」
「そうなると良いなって、思います。沢山の人が、美味しいって思う方が、絶対に世界は、楽しくなりますよ」

 そして、ユミルやカミルが笑って日々を過ごせる様になれば、いい。
 もうあの二人から、何も奪ってはいけない。幸せにならなきゃいけないんだ。

「では、明日に大工共々、来て頂きますよ。料理人に」

 マルはそう言って笑った。愉快で仕方がないといった風に。
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