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4章
4 君がほしい2
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少しづつ進めてよう。
気持ちのいい思いだけして、嫌な思いはしないでもらいたい。気持ちが良かったことだけを刻みつけたい。
リアムは緩く勃ちあがったシロウに再び手を伸ばし、根本からゆっくりと擦り上げた。
先程顔を出させた先端を擦り上げると、敏感なその部分への刺激に「んひぃ…」とシロウは小さな嬌声をあげる。
滑りを足すように唾液を滴らせ、にちにちと音を立てて上下させると段々とシロウの腰が動き始める。
ペニスへの直接的な刺激にシロウが没頭している隙に「こちらで」と後口に指を滑らせ、孔の周りを優しくマッサージする。
一瞬びくりと身体を震わせ、困惑した表情を向けるシロウに顔を近づけ、耳を甘噛みする。
「気持ちいいことしかしない。身を任せて。」
低く腹に響くトーンで囁かれ、甘い痺れが腰を駆け抜けた。
リアムはシロウの顔に近づくと再度口付けをする。啄むような軽いキスは段々と唾液を交換する深いものへと変わり、シロウを翻弄する。とろんとシロウが蕩けた頃合いを見計らって、とろとろと後ろに伝った愛液を指に纏わせ、ゆっくりと蕾へと挿入した。少しの抵抗のあと、ぬぷりと指の第一関節まで埋めるとそこで止まった。
──狭い。
とてもじゃないが指一本入れるのが限界だ。
「ん!んぅ……」
異物感と穴が引き攣れる感覚にシロウは呻きを上げ、身を固くする。
前が萎えないように繰り返し刺激を与えると指の違和感は段々無くなってきたのか、前の刺激に気を取られたのか、穴の締め付けが少し緩み始めた。リアムは差し入れた指の抽送をはじめる。
「ん!ん!!ん!!」
出し入れに合わせてシロウが小さく呻く。入れた指の腹で中の敏感な箇所を探り、狙いを定めて、ぐっと押し上げると、「ンあぁ!!」と気持ちの良さそうな声をあげて、悶えた。圧迫感を感じていたはずのその部分はいつの間にか快感を生み出す場所へと変わる。リアムの男らしい指が容赦なく、敏感なしこりを押し潰し、同時に与えれる男性器への刺激でシロウはまた絶頂の高みへと追いやられる。
「あ!ン……あぁ!!ああぁ!!」
生理的に漏れる喘ぎに開いた口の端から、溢れた唾液垂らしてよがる姿はリアムの目を楽しませた。
がくがくと身体を震わせるシロウに、限界が近いことを感じ、リアムはぐりっとシロウのペニスの先端を弄る。ぎゅっと後ろに入れた指を食いちぎるように締めると、うっすらと白い精液を迸らせ果てた。
肩を真っ赤にして、余韻に茫然とするシロウに「気持ちよかった?」とリアムが尋ねる。
焦点の定まらない瞳を潤ませ、「ん……ん……」と返事なのか喘ぎなのかわからない声を漏らす。
「俺も少しだけ気持ち良くして」
そういうとシロウをうつ伏せに返し、両の脚を閉じさせ、取り出した固くそそり立った自身をその間に挟んだ。
一瞬シロウがびくりと肩を震わせる。
「大丈夫。入れたりしないから……」
そう耳元で囁くと、両手でシロウの太ももを掴み、そのあわいに抽送を始める。
シロウの前の切れ込みから溢れ出た愛液が程よい潤滑剤となって、出し入れを助ける。
一度果てて、萎えていたシロウのペニスも太く固いリアムの剛直に竿を擦られ、出し入れのたびに傘に引っ掛かれる秘裂への刺激と相まって、再び勃ち上がる。
後ろ抱きに抱えられ、激しく腰を打ちつけられながら、頸にちゅっちゅっとキスをされるとそこから甘い痺れが腰に走った。
「んん!!!!」
シロウの割れ目はとぷりとよだれを垂らしながら、擦りつけられるリアムの肉棒をちゅむちゅむと食む。部屋には湿った水音と肌のぶつかりあう音が響きわたる。
「ンんん!……あ!!あぁ……ん!ん!!」
打ちつけるリアムの腰の動きに合わせて、いつの間にかシロウも腰を揺らしている。シロウの口からは言葉にならない喘ぎがもれ、止まらない。全身で感じ入るシロウの様子はリアムの欲望を一層掻き立てた。
リアムの顎から汗が滴り落ちる。今にも果てそうなその欲望をシロウ間に突きたて、激しく抽送をし、「くっ」という掠れた呻きに合わせて、シロウの股に熱いものを迸らせた。
シロウは股に広がる熱さにぶるりと身震いをすると、自分も前から2度目の性を吐き出した。
気持ちのいい思いだけして、嫌な思いはしないでもらいたい。気持ちが良かったことだけを刻みつけたい。
リアムは緩く勃ちあがったシロウに再び手を伸ばし、根本からゆっくりと擦り上げた。
先程顔を出させた先端を擦り上げると、敏感なその部分への刺激に「んひぃ…」とシロウは小さな嬌声をあげる。
滑りを足すように唾液を滴らせ、にちにちと音を立てて上下させると段々とシロウの腰が動き始める。
ペニスへの直接的な刺激にシロウが没頭している隙に「こちらで」と後口に指を滑らせ、孔の周りを優しくマッサージする。
一瞬びくりと身体を震わせ、困惑した表情を向けるシロウに顔を近づけ、耳を甘噛みする。
「気持ちいいことしかしない。身を任せて。」
低く腹に響くトーンで囁かれ、甘い痺れが腰を駆け抜けた。
リアムはシロウの顔に近づくと再度口付けをする。啄むような軽いキスは段々と唾液を交換する深いものへと変わり、シロウを翻弄する。とろんとシロウが蕩けた頃合いを見計らって、とろとろと後ろに伝った愛液を指に纏わせ、ゆっくりと蕾へと挿入した。少しの抵抗のあと、ぬぷりと指の第一関節まで埋めるとそこで止まった。
──狭い。
とてもじゃないが指一本入れるのが限界だ。
「ん!んぅ……」
異物感と穴が引き攣れる感覚にシロウは呻きを上げ、身を固くする。
前が萎えないように繰り返し刺激を与えると指の違和感は段々無くなってきたのか、前の刺激に気を取られたのか、穴の締め付けが少し緩み始めた。リアムは差し入れた指の抽送をはじめる。
「ん!ん!!ん!!」
出し入れに合わせてシロウが小さく呻く。入れた指の腹で中の敏感な箇所を探り、狙いを定めて、ぐっと押し上げると、「ンあぁ!!」と気持ちの良さそうな声をあげて、悶えた。圧迫感を感じていたはずのその部分はいつの間にか快感を生み出す場所へと変わる。リアムの男らしい指が容赦なく、敏感なしこりを押し潰し、同時に与えれる男性器への刺激でシロウはまた絶頂の高みへと追いやられる。
「あ!ン……あぁ!!ああぁ!!」
生理的に漏れる喘ぎに開いた口の端から、溢れた唾液垂らしてよがる姿はリアムの目を楽しませた。
がくがくと身体を震わせるシロウに、限界が近いことを感じ、リアムはぐりっとシロウのペニスの先端を弄る。ぎゅっと後ろに入れた指を食いちぎるように締めると、うっすらと白い精液を迸らせ果てた。
肩を真っ赤にして、余韻に茫然とするシロウに「気持ちよかった?」とリアムが尋ねる。
焦点の定まらない瞳を潤ませ、「ん……ん……」と返事なのか喘ぎなのかわからない声を漏らす。
「俺も少しだけ気持ち良くして」
そういうとシロウをうつ伏せに返し、両の脚を閉じさせ、取り出した固くそそり立った自身をその間に挟んだ。
一瞬シロウがびくりと肩を震わせる。
「大丈夫。入れたりしないから……」
そう耳元で囁くと、両手でシロウの太ももを掴み、そのあわいに抽送を始める。
シロウの前の切れ込みから溢れ出た愛液が程よい潤滑剤となって、出し入れを助ける。
一度果てて、萎えていたシロウのペニスも太く固いリアムの剛直に竿を擦られ、出し入れのたびに傘に引っ掛かれる秘裂への刺激と相まって、再び勃ち上がる。
後ろ抱きに抱えられ、激しく腰を打ちつけられながら、頸にちゅっちゅっとキスをされるとそこから甘い痺れが腰に走った。
「んん!!!!」
シロウの割れ目はとぷりとよだれを垂らしながら、擦りつけられるリアムの肉棒をちゅむちゅむと食む。部屋には湿った水音と肌のぶつかりあう音が響きわたる。
「ンんん!……あ!!あぁ……ん!ん!!」
打ちつけるリアムの腰の動きに合わせて、いつの間にかシロウも腰を揺らしている。シロウの口からは言葉にならない喘ぎがもれ、止まらない。全身で感じ入るシロウの様子はリアムの欲望を一層掻き立てた。
リアムの顎から汗が滴り落ちる。今にも果てそうなその欲望をシロウ間に突きたて、激しく抽送をし、「くっ」という掠れた呻きに合わせて、シロウの股に熱いものを迸らせた。
シロウは股に広がる熱さにぶるりと身震いをすると、自分も前から2度目の性を吐き出した。
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