19 / 24
有りか?有りだな
しおりを挟む
一旦意識したら、熱い男ビル。
好きな気持ちは止まらないのだ。
だか、待てよ、と考える。まずはアルディールが成体になってるかどうかの確認だ。
年齢は成人なので問題はない、はず。
風呂の中でブクブクしながらここまで考えた。
よし、聞いてみよう、とザバァと上がった。
「あれ?早いね」
「ああ、うん。アルディールに確認したい事があって」
「何?」
無邪気に小首を傾げて聞いてくる。
手にはさっき渡したマグカップを両手持ちしていた。
くっ、かわいいかよ。
なんて聞く?成体ですか?いや違うな。え~っと。
ぐるぐる考えてたら、アルディールがついっと近寄って来て、下からビルを覗き込む。
「何?聞きにくいこと?私何かしたか?」
「いや、違うんだ・・・その・・・」
「ビル」
少し心配そうに金の瞳が揺れていた。
「さっき、家族みたいって言ったの、気に病んだならごめん。ビルに無理強いしたいわけじゃないんだ。つい嬉しくて」
そっと長いまつ毛をふせて離れようとする。
反射的にキュッと抱きしめてしまう。
「!!」
アルディールはかなりびっくりして固まった。
「違うんだよ、アルディール。はぁぁ、情けないな、俺は。惚れた女にこんな事言わせて」
「惚れた?」
目を丸くして下から見上げてくる。
「うん。惚れた。いつのまにか惚れてたらしい」
「ビル!!」
アルディールの顔がパァァァっと輝いて、ギュッと抱きついて来た。
「大好きっ!初めて会った時からずっと大好き!!」
「ぐぅぇぇ!強い!締め上げんな!夕飯が出るだろ」
「あ、ごめん」
慌てて緩める。
顔を見合わせてブハッと笑った。
それからまた、今度は軽~く抱きつく。
「これからもよろしくな。俺の嫁さんになってくれ」
「え?ビルが嫁じゃないの?」
「嫁って、だから俺は男だっつうの」
「だって、ビルはガヴァンになるんじゃないの?」
「え?そうなる?」
「ダメかな?」
そうか・・・その可能性は考えなかったが、有りか?
別にバルパスに固執しなくていいし、グルドは偽名だし。
ビル・ガヴァン、うん良いな。有りだな。
「ダメじゃね~な」
「相手の姓になる事を嫁じゃないの?」
「・・・違うな。俺の場合は婿だな」
「わかった。婿にもらう」
ふふふとまた二人で笑って。
自然に顔が近づいて軽く触れるだけのキスをした。
「11歳から俺が好きなら、彼氏とかどうしてたんだ?」
「いるわけないし、興味も無かったよ」
「だよな。えっ!じゃあさっきのが・・・」
「う~んと、違う」
ちょっと、ショック。さすがにキスくらいはしてるか、とビルは思った。
「相手はビルだけど」
「え!?俺?」
「ガヴァンのところに来て、高熱で倒れたでしょ。ずっと口移しでクスリ飲ませてた」
「そうだっけ?」
「意識なかったから覚えてないと思う。キスとカウントして良いかは別として」
何だ、そっか。口移しで・・・ちょっと照れるな。
じゃ、全部自分が初めて。その破壊力に本当に自分で良いのかと、申し訳なくなる。
「ビルの過去は気にしない。そんなのはどうでもいい。大事なのは今だから」
ニコリとしたアルディール。なんて男前なやつなんだと、改めて惚れ直した。
「そうだ、ジイさんのとこに挨拶に行かなくちゃな」
「うん。でも両親にもね」
「え?身内はジイさんしかいないと思ってた」
確か、ガヴァンの集落にはジイさんと二人で暮らしてたはずだ。
「いるよ。両親と兄弟達は王都に住んでる」
「はぁ!?」
ちょっと待て。よりによって王都だと!!
ジイさん、さも俺しか頼る相手がいないように書きやがって、紛らわしい。
王都に家族がいるなら、二人暮らしは必要なかったんじゃ・・・まあ、聞かなかった俺も悪いのか。
元々俺に会いに出て来たんだしな、うん、良しとしようと、納得した。
聞けば、集落から都市に出て来ているガヴァンは思ったより多く、髪の毛も瞳も魔術で変えて市井に紛れて暮らしている人達を『隠れガヴァン』というらしい。
「だから王都にはすんなり馴染んだんだな」
「バルパスは南の国で珍しかったけど、王都はごくたまに家族に会いに来ることもあったんだ」
「なるほどな、飴玉を知ってるわけだ」
昔、アメぐらい知ってると怒られたことを思い出した。
「じゃあ、親父さんとお袋さんに挨拶に行かなきゃな」
「ありがとう。両親も喜ぶよ」
「ところで、アルディールはもう大人になったんだよな」
「うん。成体だ」
「そうか」
「いつでも子供は作れるぞ」
「ばっ!女の子がそういうこと言わない!」
ケロリと言うアルディールに、真っ赤になるビル。
これではどちらが女子か分からない。
「本当にすぐに成長するんだな」
「私はビルを番と認識してから会ってなくて途中で止まってたからな。一気にきたね。夜中全身ギシギシいってた」
「っ!無理させたんだな。すまなかった」
「気にしなくていい。結果こうしていられるんだ」
ニコリと笑うアルディール。本当に男前だ。
ビルは再度ギュッと抱きしめた。
心の底から愛おしさが湧いてくる。
自覚したのはさっきとはいえ、思いが通じ合うというのは何とも心地良い。
どこかでライラがほらな、と豪快に笑っているような気がするが、アルディールを大事にしようと心から誓った。
「あ、それと、竜になったりしないよな?」
「まさか!それはさすがに出来ないよ。竜性が強くても人間だからね」
「そうだよな」
いや、人間でも犬になれるやつがいるんだよ。
でも、竜にはならなくて良かった。
ちょっとホッとするビルだった。
好きな気持ちは止まらないのだ。
だか、待てよ、と考える。まずはアルディールが成体になってるかどうかの確認だ。
年齢は成人なので問題はない、はず。
風呂の中でブクブクしながらここまで考えた。
よし、聞いてみよう、とザバァと上がった。
「あれ?早いね」
「ああ、うん。アルディールに確認したい事があって」
「何?」
無邪気に小首を傾げて聞いてくる。
手にはさっき渡したマグカップを両手持ちしていた。
くっ、かわいいかよ。
なんて聞く?成体ですか?いや違うな。え~っと。
ぐるぐる考えてたら、アルディールがついっと近寄って来て、下からビルを覗き込む。
「何?聞きにくいこと?私何かしたか?」
「いや、違うんだ・・・その・・・」
「ビル」
少し心配そうに金の瞳が揺れていた。
「さっき、家族みたいって言ったの、気に病んだならごめん。ビルに無理強いしたいわけじゃないんだ。つい嬉しくて」
そっと長いまつ毛をふせて離れようとする。
反射的にキュッと抱きしめてしまう。
「!!」
アルディールはかなりびっくりして固まった。
「違うんだよ、アルディール。はぁぁ、情けないな、俺は。惚れた女にこんな事言わせて」
「惚れた?」
目を丸くして下から見上げてくる。
「うん。惚れた。いつのまにか惚れてたらしい」
「ビル!!」
アルディールの顔がパァァァっと輝いて、ギュッと抱きついて来た。
「大好きっ!初めて会った時からずっと大好き!!」
「ぐぅぇぇ!強い!締め上げんな!夕飯が出るだろ」
「あ、ごめん」
慌てて緩める。
顔を見合わせてブハッと笑った。
それからまた、今度は軽~く抱きつく。
「これからもよろしくな。俺の嫁さんになってくれ」
「え?ビルが嫁じゃないの?」
「嫁って、だから俺は男だっつうの」
「だって、ビルはガヴァンになるんじゃないの?」
「え?そうなる?」
「ダメかな?」
そうか・・・その可能性は考えなかったが、有りか?
別にバルパスに固執しなくていいし、グルドは偽名だし。
ビル・ガヴァン、うん良いな。有りだな。
「ダメじゃね~な」
「相手の姓になる事を嫁じゃないの?」
「・・・違うな。俺の場合は婿だな」
「わかった。婿にもらう」
ふふふとまた二人で笑って。
自然に顔が近づいて軽く触れるだけのキスをした。
「11歳から俺が好きなら、彼氏とかどうしてたんだ?」
「いるわけないし、興味も無かったよ」
「だよな。えっ!じゃあさっきのが・・・」
「う~んと、違う」
ちょっと、ショック。さすがにキスくらいはしてるか、とビルは思った。
「相手はビルだけど」
「え!?俺?」
「ガヴァンのところに来て、高熱で倒れたでしょ。ずっと口移しでクスリ飲ませてた」
「そうだっけ?」
「意識なかったから覚えてないと思う。キスとカウントして良いかは別として」
何だ、そっか。口移しで・・・ちょっと照れるな。
じゃ、全部自分が初めて。その破壊力に本当に自分で良いのかと、申し訳なくなる。
「ビルの過去は気にしない。そんなのはどうでもいい。大事なのは今だから」
ニコリとしたアルディール。なんて男前なやつなんだと、改めて惚れ直した。
「そうだ、ジイさんのとこに挨拶に行かなくちゃな」
「うん。でも両親にもね」
「え?身内はジイさんしかいないと思ってた」
確か、ガヴァンの集落にはジイさんと二人で暮らしてたはずだ。
「いるよ。両親と兄弟達は王都に住んでる」
「はぁ!?」
ちょっと待て。よりによって王都だと!!
ジイさん、さも俺しか頼る相手がいないように書きやがって、紛らわしい。
王都に家族がいるなら、二人暮らしは必要なかったんじゃ・・・まあ、聞かなかった俺も悪いのか。
元々俺に会いに出て来たんだしな、うん、良しとしようと、納得した。
聞けば、集落から都市に出て来ているガヴァンは思ったより多く、髪の毛も瞳も魔術で変えて市井に紛れて暮らしている人達を『隠れガヴァン』というらしい。
「だから王都にはすんなり馴染んだんだな」
「バルパスは南の国で珍しかったけど、王都はごくたまに家族に会いに来ることもあったんだ」
「なるほどな、飴玉を知ってるわけだ」
昔、アメぐらい知ってると怒られたことを思い出した。
「じゃあ、親父さんとお袋さんに挨拶に行かなきゃな」
「ありがとう。両親も喜ぶよ」
「ところで、アルディールはもう大人になったんだよな」
「うん。成体だ」
「そうか」
「いつでも子供は作れるぞ」
「ばっ!女の子がそういうこと言わない!」
ケロリと言うアルディールに、真っ赤になるビル。
これではどちらが女子か分からない。
「本当にすぐに成長するんだな」
「私はビルを番と認識してから会ってなくて途中で止まってたからな。一気にきたね。夜中全身ギシギシいってた」
「っ!無理させたんだな。すまなかった」
「気にしなくていい。結果こうしていられるんだ」
ニコリと笑うアルディール。本当に男前だ。
ビルは再度ギュッと抱きしめた。
心の底から愛おしさが湧いてくる。
自覚したのはさっきとはいえ、思いが通じ合うというのは何とも心地良い。
どこかでライラがほらな、と豪快に笑っているような気がするが、アルディールを大事にしようと心から誓った。
「あ、それと、竜になったりしないよな?」
「まさか!それはさすがに出来ないよ。竜性が強くても人間だからね」
「そうだよな」
いや、人間でも犬になれるやつがいるんだよ。
でも、竜にはならなくて良かった。
ちょっとホッとするビルだった。
0
お気に入りに追加
49
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢エリザベート物語
kirara
ファンタジー
私の名前はエリザベート・ノイズ
公爵令嬢である。
前世の名前は横川禮子。大学を卒業して入った企業でOLをしていたが、ある日の帰宅時に赤信号を無視してスクランブル交差点に飛び込んできた大型トラックとぶつかりそうになって。それからどうなったのだろう。気が付いた時には私は別の世界に転生していた。
ここは乙女ゲームの世界だ。そして私は悪役令嬢に生まれかわった。そのことを5歳の誕生パーティーの夜に知るのだった。
父はアフレイド・ノイズ公爵。
ノイズ公爵家の家長であり王国の重鎮。
魔法騎士団の総団長でもある。
母はマーガレット。
隣国アミルダ王国の第2王女。隣国の聖女の娘でもある。
兄の名前はリアム。
前世の記憶にある「乙女ゲーム」の中のエリザベート・ノイズは、王都学園の卒業パーティで、ウィリアム王太子殿下に真実の愛を見つけたと婚約を破棄され、身に覚えのない罪をきせられて国外に追放される。
そして、国境の手前で何者かに事故にみせかけて殺害されてしまうのだ。
王太子と婚約なんてするものか。
国外追放になどなるものか。
乙女ゲームの中では一人ぼっちだったエリザベート。
私は人生をあきらめない。
エリザベート・ノイズの二回目の人生が始まった。
⭐️第16回 ファンタジー小説大賞参加中です。応援してくれると嬉しいです
【完結】お飾りではなかった王妃の実力
鏑木 うりこ
恋愛
王妃アイリーンは国王エルファードに離婚を告げられる。
「お前のような醜い女はいらん!今すぐに出て行け!」
しかしアイリーンは追い出していい人物ではなかった。アイリーンが去った国と迎え入れた国の明暗。
完結致しました(2022/06/28完結表記)
GWだから見切り発車した作品ですが、完結まで辿り着きました。
★お礼★
たくさんのご感想、お気に入り登録、しおり等ありがとうございます!
中々、感想にお返事を書くことが出来なくてとても心苦しく思っています(;´Д`)全部読ませていただいており、とても嬉しいです!!内容に反映したりしなかったりあると思います。ありがとうございます~!
雇われ寵姫は仮初め夫の一途な愛に気がつかない
新高
恋愛
リサは3カ国語を操り、罵詈雑言ならば7カ国語は話すことができる才女として有名な伯爵令嬢だ。そして、元は捨て子であることから「雑草令嬢」としても名を知られている。
そんな知性と雑草魂をかわれ、まさかの国王の寵姫として召し上げられた。
隣国から嫁いでくる、わずか十一歳の王女を精神面で支える為の存在として。さらには、王妃となる彼女の存在を脅かすものではないと知らしめるために、偽装結婚までするハメに!相手は国王の護衛の青年騎士。美貌を持ちながらも常に眉間に皺のある顰めっ面に、リサは彼がこの結婚が不本意なのだと知る。
「私は決して、絶対、まかり間違っても貴方を愛することはありませんから! ご安心ください!!」
余計に凍り付いた夫の顔におののきつつ、でもこの関係は五年の契約。ならばそれまでの我慢と思っていたが、まさかの契約不履行。夫は離婚に応じないと言い出した。
国王夫婦を支えつつ、自分たちは思春期全開な仮初め夫婦のラブコメです。
※他サイト様でも投稿しています
【完結】あなたに従う必要がないのに、命令なんて聞くわけないでしょう。当然でしょう?
チカフジ ユキ
恋愛
伯爵令嬢のアメルは、公爵令嬢である従姉のリディアに使用人のように扱われていた。
そんなアメルは、様々な理由から十五の頃に海を挟んだ大国アーバント帝国へ留学する。
約一年後、リディアから離れ友人にも恵まれ日々を暮らしていたそこに、従姉が留学してくると知る。
しかし、アメルは以前とは違いリディアに対して毅然と立ち向かう。
もう、リディアに従う必要がどこにもなかったから。
リディアは知らなかった。
自分の立場が自国でどうなっているのかを。
相手不在で進んでいく婚約解消物語
キムラましゅろう
恋愛
自分の目で確かめるなんて言わなければよかった。
噂が真実かなんて、そんなこと他の誰かに確認して貰えばよかった。
今、わたしの目の前にある光景が、それが単なる噂では無かったと物語る……。
王都で近衛騎士として働く婚約者に恋人が出来たという噂を確かめるべく単身王都へ乗り込んだリリーが見たものは、婚約者のグレインが恋人と噂される女性の肩を抱いて歩く姿だった……。
噂が真実と確信したリリーは領地に戻り、居候先の家族を巻き込んで婚約解消へと向けて動き出す。
婚約者は遠く離れている為に不在だけど……☆
これは婚約者の心変わりを知った直後から、幸せになれる道を模索して突き進むリリーの数日間の物語である。
果たしてリリーは幸せになれるのか。
5〜7話くらいで完結を予定しているど短編です。
完全ご都合主義、完全ノーリアリティでラストまで作者も突き進みます。
作中に現代的な言葉が出て来ても気にしてはいけません。
全て大らかな心で受け止めて下さい。
小説家になろうサンでも投稿します。
R15は念のため……。
【完結】初恋相手に失恋したので社交から距離を置いて、慎ましく観察眼を磨いていたのですが
藍生蕗
恋愛
子供の頃、一目惚れした相手から素気無い態度で振られてしまったリエラは、異性に好意を寄せる自信を無くしてしまっていた。
しかし貴族令嬢として十八歳は適齢期。
いつまでも家でくすぶっている妹へと、兄が持ち込んだお見合いに応じる事にした。しかしその相手には既に非公式ながらも恋人がいたようで、リエラは衆目の場で醜聞に巻き込まれてしまう。
※ 本編は4万字くらいのお話です
※ 他のサイトでも公開してます
※ 女性の立場が弱い世界観です。苦手な方はご注意下さい。
※ ご都合主義
※ 性格の悪い腹黒王子が出ます(不快注意!)
※ 6/19 HOTランキング7位! 10位以内初めてなので嬉しいです、ありがとうございます。゚(゚´ω`゚)゚。
→同日2位! 書いてて良かった! ありがとうございます(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
『完結』番に捧げる愛の詩
灰銀猫
恋愛
番至上主義の獣人ラヴィと、無残に終わった初恋を引きずる人族のルジェク。
ルジェクを番と認識し、日々愛を乞うラヴィに、ルジェクの答えは常に「否」だった。
そんなルジェクはある日、血を吐き倒れてしまう。
番を失えば狂死か衰弱死する運命の獣人の少女と、余命僅かな人族の、短い恋のお話。
以前書いた物で完結済み、3万文字未満の短編です。
ハッピーエンドではありませんので、苦手な方はお控えください。
これまでの作風とは違います。
他サイトでも掲載しています。
浮気は契約違反です
編端みどり
恋愛
夫が王宮の神聖な場所で浮気相手とおっぱじめやがった。怒りに震え、どうやって離婚してやろうかと思っていると、大泣きしている浮気相手の夫と出会う。
心の読める臆病な男性と、侯爵家当主として奮闘する勝気な女性のリベンジが始まった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる