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超箱入り息子の憂鬱
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カミーユ・ロックス。
彼が生まれた時、母ミランダは我が子を見てこう言ったそうだ。
「さすが私!良い仕事した!!」と。
そうかな、とカミーユは思う。
キラキラ輝くハニーブロンドにピーコックグリーンの瞳。
確かに色は母親譲りで綺麗なのはわかる。でも自分はロックス一族の男。
ロックスといえば、一族の男子は特徴的な色合いを持つ。
濃淡の差はあれどアッシュブロンドの髪、ブルーグレーの瞳、背が高く、スラリとしていながらも男らしい体格の者が多い。
8歳上の一番目の兄であり、王国騎士団第二隊隊長をしているヴァンサンは右がブルーグレー、左がピーコックグリーンと、稀有なオッドアイをしているものの、容姿は父親に瓜二つの男らしく彫りの深い彫刻のような美貌。
二番目の兄、6歳上のヒューゴはアッシュブロンドにブルーグレイの瞳、宰相の第一補佐官を勤め、スラリとした長身に怜悧な美貌の持ち主だ。
二人とも学生時代から今に至るまで、何処にいても注目を浴び、結婚して妻一筋なのにそのモテっぷりは変わらず、王国では有名だった。
そんな兄達に比べ、カミーユの背は何とか180cmあるものの、一族の中では小柄だし、鍛えたくても生まれつき気管支が特に弱く、少し運動するとたちまち発作の咳が止まらなくなる。
そのため王都よりは空気が澄み、自然も多い北のロックス領の方気管支の弱いカミーユには良いだろうと、当主で叔父のジルベルトの家族の元で育った。
両親と兄姉たちは、か弱い末っ子に会いに、時間があると領地に転移して来てたし、ジルベルトの家族もカミーユを心から可愛がってくれたから寂しいという事はなかったのだが。
更に生まれながらの魔力の多さが仇になり、上手く魔力を巡らす事が出来なかったため、度々籠った魔力のせいで高熱を出して倒れる事もあった。
王国一の魔術師であり、唯一の浄化師でもあるアドリアの父、クリストファー・フェブルが、体の成長に合わせた魔力の治療を施してくれたお陰で、何とか人並みに生活できる程度になれたのだった。
自分の日に焼けない真っ白な細く華奢な手を見て、ため息を吐いた。
毛先に少しウェーブの残る、キラキラの髪を陽に透かすように引っ張る。
小さい頃から、一族の集まりがある度に何だか自分だけ色味の違う事にすぐに気がついた。
まるで真っ白なシーツに落としたシミのようだ、と思う。
そんな風に思っているカミーユだが、家族達は小さい頃から身体の弱かった末っ子に対して過保護な上、「我が家の天使だ!」と溺愛している。
そう思うのも無理もない。
光り輝く金の髪が柔らかくカーブして包み込む顔は、その華奢で儚い姿と相まって、天使というより、男女を超えた玲瓏とした美しさを放ち、近寄り難い雰囲気を持っていた。
本人は華奢な身体も男らしくない顔立ちも好きではなかったが。
物心付いてから今まで、ほぼ親族とアドリアたちフェブル一家くらいしかまともに接した事がないカミーユ。
本人は無自覚だが、箱入りも箱入り。丁寧に包装されてリボンで結ぶくらい超絶箱入り息子のカミーユ。
今も周りからその儚く美しい容姿が人々の視線を釘付けにしてるのだが、全く気がついていない。
カミーユは今日から通う魔術専科の校舎をやや憂鬱そうに見上げた。
専科には4月から通う事も可能だったが、何となくもう少し暖かくなってから~などと引き伸ばして今に至る。
気がつけば夏だ。流石にこれ以上伸ばせず、渋々やって来た。
将来、カミーユは叔父のアシュレイと同じ魔術研究所に入りたいと思っている。
アシュレイは所長になっているが、コネが通じるほど甘い所じゃない。
専科と特化に通うのは必須だった。
だから、みんなから遅れてでも、王都の魔術専科に来る事は必要なのだ。
(俺が出来ることはしなくちゃな)
成人したし、一族におんぶに抱っこでいるわけにはいかない。
北のロックス領は広大で裕福だし、カミーユの父は王国騎士団総隊長だし、兄も二人とも地位もあり、カミーユ一人くらい働かなくてもビクともしないのだが、だからといって無職でいることはカミーユのなけなしの男の矜持が許さなかった。
見かけは華奢でも、カミーユは間違いなく独立心の強いロックス一族なのだった。
(ま、アドリアもいるし、リオンもいるから、何とかなるか)
兄ヴァンサンの嫁がアドリアの姉ヴァレリーと結婚し、親戚関係であり、幼い頃からの友人でもあるアドリア、叔父アシュレイの息子の一つ下の従兄弟のリオンがいるとはいえ、知らない人たちに会うのは正直気が重い。
アドリアもリオンも「任せとけ」、と言ってくれてはいるものの・・・
「はぁ~、仕方ない。行くか」
アドリアに連絡を取り、一緒に紛れ込んで目立たないよう講義を受けようと思っていた。
通信機を手に取り、アドリアに連絡する。
呼び出しのコールが鳴るとすぐにアドリアが出た。
『おはよ、カミーユ。何処にいる?迎えに行くよ』
「おはよう。今、校門前。思ったより人多いな」
『朝だからな。そこで待ってろ、すぐ行く』
こちらが何か言う前にプッと切れた。
相変わらずせっかちだな、とカミーユが通信機を見て苦笑した。
「おーい、カミーユ!こっちこっち」
声のする方を見ると、アドリアが手を振ってやって来た。
ホッとしてアドリアの方に行こうとして、一旦止まる。
アドリアの隣には赤い髪のやけにデカい男も一緒だ。
多分友達なんだろう。アドリアは明るく、昔から友人が多い。
カミーユの顔が少しだけ曇った。
初めて会う人に名乗ると、大抵の人は「え?ロックス?」と訝しげに言われる。
悪気は無いのだろうが、その表情が、目が「お前は違う」と言ってくる。
小さい頃から、カミーユはそんな目から、何度も傷つけられて来た。
なんの責任もない第三者の言うこ事にいちいち惑わされる事はないと、気にはしないようにしてはいるものの、引っ掻き傷のようにチクチクと痛む時はあるのだ。
アドリアは自分が色の違うロックスでも、「わかりやすくて良いんじゃね」というヤツだ。
「お前ん家、一族集まってるとややこしい」らしい。
そんな彼の明るさに何度も救われて来た。
ほとんど他人と交流しないため、アドリアは貴重で大事な親友なのだ。
二人はすぐにカミーユの前にやってきた。
アドリアの隣の男は見上げるほど大きく、威圧感たっぷりだ。
(苦手・・・)
そんな風に思ったものの、顔には出さずにニコリと二人を迎える。
「わざわざありがとう。今日からよろしく」
「無理すんなよ。俺もリオンもいるし。あ、こいつ俺の友達のクラウディオ。デカいけど同じ年だよ。クラウディオ、さっき言った今日から俺達と同じ講義を受けるカミーユ」
「よろしく」
カミーユがそっと華奢な右手を差し出す。
クラウディオは瞬きもせずにじっとカミーユを見ていた。
いや、見過ぎじゃね?ってアドリアとカミーユが思うくらい身動ぎもせずにまじまじとカミーユを見ている。
ロックスの色がどうこうとかそういう次元じゃ無いガン見だ。
「「?」」
その只ならぬ様子に、思わずアドリアとカミーユは思わず顔を見合わせたがすぐに
「おい、いくらカミーユが男にしては綺麗だからって見過ぎだろっ!」
アドリアがバシーンと背中を叩いた。
クラウディオはハッと瞬きをして我に帰った。
左手で鼻と口元を覆い、やや視線を逸らしながらカミーユの右手を取る。
「すまん、ボーッとしてた。よろしく、クラウディオって呼んでくれ」
「俺もカミーユで良いよ」
と言いながら見上げるも、やはりクラウディオと微妙に視線が合わない。
クラウディオは「遅れるぞ」と踵を返して歩き出した。
その様子にカミーユは、うっかり苦手意識を悟られたかな、などど思いながら歩き出した。
アドリアはクラウディオとカミーユの二人を見ていたが、すぐに二人の後を追った。その秀麗な額には考え込むような皺が寄せて。
彼が生まれた時、母ミランダは我が子を見てこう言ったそうだ。
「さすが私!良い仕事した!!」と。
そうかな、とカミーユは思う。
キラキラ輝くハニーブロンドにピーコックグリーンの瞳。
確かに色は母親譲りで綺麗なのはわかる。でも自分はロックス一族の男。
ロックスといえば、一族の男子は特徴的な色合いを持つ。
濃淡の差はあれどアッシュブロンドの髪、ブルーグレーの瞳、背が高く、スラリとしていながらも男らしい体格の者が多い。
8歳上の一番目の兄であり、王国騎士団第二隊隊長をしているヴァンサンは右がブルーグレー、左がピーコックグリーンと、稀有なオッドアイをしているものの、容姿は父親に瓜二つの男らしく彫りの深い彫刻のような美貌。
二番目の兄、6歳上のヒューゴはアッシュブロンドにブルーグレイの瞳、宰相の第一補佐官を勤め、スラリとした長身に怜悧な美貌の持ち主だ。
二人とも学生時代から今に至るまで、何処にいても注目を浴び、結婚して妻一筋なのにそのモテっぷりは変わらず、王国では有名だった。
そんな兄達に比べ、カミーユの背は何とか180cmあるものの、一族の中では小柄だし、鍛えたくても生まれつき気管支が特に弱く、少し運動するとたちまち発作の咳が止まらなくなる。
そのため王都よりは空気が澄み、自然も多い北のロックス領の方気管支の弱いカミーユには良いだろうと、当主で叔父のジルベルトの家族の元で育った。
両親と兄姉たちは、か弱い末っ子に会いに、時間があると領地に転移して来てたし、ジルベルトの家族もカミーユを心から可愛がってくれたから寂しいという事はなかったのだが。
更に生まれながらの魔力の多さが仇になり、上手く魔力を巡らす事が出来なかったため、度々籠った魔力のせいで高熱を出して倒れる事もあった。
王国一の魔術師であり、唯一の浄化師でもあるアドリアの父、クリストファー・フェブルが、体の成長に合わせた魔力の治療を施してくれたお陰で、何とか人並みに生活できる程度になれたのだった。
自分の日に焼けない真っ白な細く華奢な手を見て、ため息を吐いた。
毛先に少しウェーブの残る、キラキラの髪を陽に透かすように引っ張る。
小さい頃から、一族の集まりがある度に何だか自分だけ色味の違う事にすぐに気がついた。
まるで真っ白なシーツに落としたシミのようだ、と思う。
そんな風に思っているカミーユだが、家族達は小さい頃から身体の弱かった末っ子に対して過保護な上、「我が家の天使だ!」と溺愛している。
そう思うのも無理もない。
光り輝く金の髪が柔らかくカーブして包み込む顔は、その華奢で儚い姿と相まって、天使というより、男女を超えた玲瓏とした美しさを放ち、近寄り難い雰囲気を持っていた。
本人は華奢な身体も男らしくない顔立ちも好きではなかったが。
物心付いてから今まで、ほぼ親族とアドリアたちフェブル一家くらいしかまともに接した事がないカミーユ。
本人は無自覚だが、箱入りも箱入り。丁寧に包装されてリボンで結ぶくらい超絶箱入り息子のカミーユ。
今も周りからその儚く美しい容姿が人々の視線を釘付けにしてるのだが、全く気がついていない。
カミーユは今日から通う魔術専科の校舎をやや憂鬱そうに見上げた。
専科には4月から通う事も可能だったが、何となくもう少し暖かくなってから~などと引き伸ばして今に至る。
気がつけば夏だ。流石にこれ以上伸ばせず、渋々やって来た。
将来、カミーユは叔父のアシュレイと同じ魔術研究所に入りたいと思っている。
アシュレイは所長になっているが、コネが通じるほど甘い所じゃない。
専科と特化に通うのは必須だった。
だから、みんなから遅れてでも、王都の魔術専科に来る事は必要なのだ。
(俺が出来ることはしなくちゃな)
成人したし、一族におんぶに抱っこでいるわけにはいかない。
北のロックス領は広大で裕福だし、カミーユの父は王国騎士団総隊長だし、兄も二人とも地位もあり、カミーユ一人くらい働かなくてもビクともしないのだが、だからといって無職でいることはカミーユのなけなしの男の矜持が許さなかった。
見かけは華奢でも、カミーユは間違いなく独立心の強いロックス一族なのだった。
(ま、アドリアもいるし、リオンもいるから、何とかなるか)
兄ヴァンサンの嫁がアドリアの姉ヴァレリーと結婚し、親戚関係であり、幼い頃からの友人でもあるアドリア、叔父アシュレイの息子の一つ下の従兄弟のリオンがいるとはいえ、知らない人たちに会うのは正直気が重い。
アドリアもリオンも「任せとけ」、と言ってくれてはいるものの・・・
「はぁ~、仕方ない。行くか」
アドリアに連絡を取り、一緒に紛れ込んで目立たないよう講義を受けようと思っていた。
通信機を手に取り、アドリアに連絡する。
呼び出しのコールが鳴るとすぐにアドリアが出た。
『おはよ、カミーユ。何処にいる?迎えに行くよ』
「おはよう。今、校門前。思ったより人多いな」
『朝だからな。そこで待ってろ、すぐ行く』
こちらが何か言う前にプッと切れた。
相変わらずせっかちだな、とカミーユが通信機を見て苦笑した。
「おーい、カミーユ!こっちこっち」
声のする方を見ると、アドリアが手を振ってやって来た。
ホッとしてアドリアの方に行こうとして、一旦止まる。
アドリアの隣には赤い髪のやけにデカい男も一緒だ。
多分友達なんだろう。アドリアは明るく、昔から友人が多い。
カミーユの顔が少しだけ曇った。
初めて会う人に名乗ると、大抵の人は「え?ロックス?」と訝しげに言われる。
悪気は無いのだろうが、その表情が、目が「お前は違う」と言ってくる。
小さい頃から、カミーユはそんな目から、何度も傷つけられて来た。
なんの責任もない第三者の言うこ事にいちいち惑わされる事はないと、気にはしないようにしてはいるものの、引っ掻き傷のようにチクチクと痛む時はあるのだ。
アドリアは自分が色の違うロックスでも、「わかりやすくて良いんじゃね」というヤツだ。
「お前ん家、一族集まってるとややこしい」らしい。
そんな彼の明るさに何度も救われて来た。
ほとんど他人と交流しないため、アドリアは貴重で大事な親友なのだ。
二人はすぐにカミーユの前にやってきた。
アドリアの隣の男は見上げるほど大きく、威圧感たっぷりだ。
(苦手・・・)
そんな風に思ったものの、顔には出さずにニコリと二人を迎える。
「わざわざありがとう。今日からよろしく」
「無理すんなよ。俺もリオンもいるし。あ、こいつ俺の友達のクラウディオ。デカいけど同じ年だよ。クラウディオ、さっき言った今日から俺達と同じ講義を受けるカミーユ」
「よろしく」
カミーユがそっと華奢な右手を差し出す。
クラウディオは瞬きもせずにじっとカミーユを見ていた。
いや、見過ぎじゃね?ってアドリアとカミーユが思うくらい身動ぎもせずにまじまじとカミーユを見ている。
ロックスの色がどうこうとかそういう次元じゃ無いガン見だ。
「「?」」
その只ならぬ様子に、思わずアドリアとカミーユは思わず顔を見合わせたがすぐに
「おい、いくらカミーユが男にしては綺麗だからって見過ぎだろっ!」
アドリアがバシーンと背中を叩いた。
クラウディオはハッと瞬きをして我に帰った。
左手で鼻と口元を覆い、やや視線を逸らしながらカミーユの右手を取る。
「すまん、ボーッとしてた。よろしく、クラウディオって呼んでくれ」
「俺もカミーユで良いよ」
と言いながら見上げるも、やはりクラウディオと微妙に視線が合わない。
クラウディオは「遅れるぞ」と踵を返して歩き出した。
その様子にカミーユは、うっかり苦手意識を悟られたかな、などど思いながら歩き出した。
アドリアはクラウディオとカミーユの二人を見ていたが、すぐに二人の後を追った。その秀麗な額には考え込むような皺が寄せて。
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