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第4章・ロリっ子な吸血鬼の女の子
169:生きる事は強い
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感情を表に出すようになった、ソロウに対してローズちゃんはヴァンパイア族の秘術を見せるという。その言葉にソロウは、警戒して後ろに数歩下がって身構える。
「妾の秘術を見せてやろう!!」
・ヴァンパイア秘術『血に飢えた吸血鬼》
「こ これがヴァンパイア族の秘術っ!?」
ローズちゃんは、ヴァンパイア族の秘術と言われているダイバー・モードに入った。それは全身の血流を無理矢理上げて身体能力を上げるものではあるが、これはヴァンパイアで言うところの飢えの状態でもある。
見た目としても少し身長が伸びてから、爪や牙も伸びて目が真っ赤になっている。明らかに何の情報も知らなければ、モンスターとして討伐されてもおかしくはないと言う見た目をしている。
「このモードは、ヴァンパイア族の中でも一部の人間にしか扱えない秘術………普通のヴァンパイアじゃあ、血の飢えに耐えきれず飲まれてしまうんじゃ!!」
「アンタは、その飢えに耐えられると言うの? 確かに聞いた事がある………ヴァンパイア族は極限の飢えに陥った時、身体能力と思考が暴走するって、でもその強さは異常なまで上がるって!!」
「その通りじゃ。その飢えを利用した事で、さっきまでとは遥かに難易度が跳ね上がる。それなりの覚悟では、首が直ぐに飛んで死んでしまうぞ!!」
ソロウはヴァンパイア族の飢餓状態の強さを理解しているが、それをまともな思考で保たれていたら自分の相手では無いと心で思ってしまう。
しかしソロウの気持ちとは裏腹に、ローズちゃんはトップスピードで飛び出していく。本当に、さっきまでとは比べ物にならないくらいの速度で、ソロウの目の前まで迫ってきたのである。
「危なっ!? ギリギリで、スペース・クラックが間に合って良かった………」
「やはり死ぬ気になった人間は、そう簡単には倒させてくれんのぉ………じゃが、そう来なくっちゃせっかくの戦闘が楽しくないからのぉ!!」
「こっちは、全くもって楽しくない。心臓に悪くてたまったもんじゃない!!」
ローズちゃんの攻撃をソロウは、ギリギリのところでスペース・クラックを発動させて防いだ。さすがは四本刀の1人というべきだろうか、ダイバー・モードのローズちゃんの攻撃を反射で防いだのだ。
しかし逆に言ってしまえば、それはローズちゃんのスイッチを入れる行為である。楽しくなってきたと飢餓中の怖い顔で笑みを浮かべている。そんな顔を見て、ソロウはゾッと身が凍るのである。
少しの間が空いてからローズちゃんは動き出し、ソロウに攻撃を再開する。高速の手運びで、ソロウの隙があるところを突いていく。ソロウもただ攻撃を受けるだけではなく、スペース・クラックを何とか駆使して、ローズちゃんの攻撃を防いでいくがボロが出始める。
「は 速いっ!? どんどんスピードが上がる!!」
「そうじゃそうじゃ!! やっとスイッチが入って来たぞ!!」
やっとローズちゃんのエンジンが温まって来たのか、スピードが桁違いに上がっていく。それを防ごうソロウは集中していくのだが、それをさらにローズちゃんの攻撃が上回っていく為、体に少しずつ傷がつき始める。
距離をとった方が良いかと考えたのだが、今このタイミングで後ろにでも下がろうとしたら、逆にローズちゃんが勢いづいてしまうのでは無いかと考えた。その色々な考えが頭の中を過って、雑念として足を引っ張る。
「(ど どうした方が良いの………このままだったら、もう手遅れになっちゃう!!)」
「どうしたんじゃ!! さっきまでの冴えてる動きが鈍って来たぞ!!」
「うるさいなっ!!(手を出そうにも、攻撃の波が止まらないから仕掛けられないのよ………)」
ソロウはローズちゃんの攻撃の波が止まらないので、こっちからは攻撃を仕掛けられない。もしも無理にでも攻撃に移行したら、ギリギリのところで保っていたものが壊れて、一気に負けの方に傾いてしまう。
ローズちゃんはニヤニヤしながら、わざとタイミングをずらしたり、変わった角度から攻撃を仕掛けたりと猫が捕まえたネズミで遊ぶようにしている。その気持ちがソロウも理解しているが、強さでは圧倒されているので何もできずに体力だけが削られていくのである。
「(ダメだ、このままだったら本当に押し切られる)」
「なんじゃ、もう面白くなって来たのぉ………もう終いにしてやる!!」
もう既にソロウは防ぐ為の力もなくなり始めて、押し切る形で決着がついてしまうと覚悟した。ローズちゃんは死ぬ覚悟をした目を見て、もう面白くはならないだろうと急に冷めてしまったのである。
そこでスピードをある程度下げてから、わざとソロウが完璧にガードできる隙を作る。まんまと、その隙にソロウはガード態勢になった。しかしローズちゃんの力を溜めた拳は、ソロウの完璧なガードを破壊してソロウの横っ腹を吹き飛ばした。
横っ腹から大量の血と内臓が露わになって、ソロウは口からも血を吐いて地面に倒れる。ここまでダメージが入ると、もう既に痛みを感じなくなっている。
「こ こんな最後………」
「残念じゃったな。死ぬ覚悟なんてしなければ、もっと妾に対抗できたのにのぉ」
「だって、もうあんな場面は切り抜ける術なんてあるわけない………」
「はぁ~そこがダメなんじゃよ。どうして生きる事を諦めるのかのぉ………全くもって理解に苦しむわ。これだから女々しい人間は、弱すぎて困るんじゃ」
意識が飛びかけているソロウは、こんな最後なのかと思っている。それを聞いてローズちゃんは、とてつもなく汚いものを見る目でソロウを見ている。
ローズちゃんからしたら死ぬ覚悟をした時点で、自分との戦いに決着はついたという。どういう意味なのかとソロウは、こんな状況で勝てる術なんて無いと言った。そんな事を言っているソロウに、ローズちゃんは首をやれやれと横に振り、理解に苦しむというのである。
「ブギーマンたちは、お主らに死ぬ覚悟をしろと教えておるのか? そうだとするのならば相当、馬鹿なボスで呆れてしもうたわ」
「ストレガ様たちを馬鹿にするなっ!! あの人たちは家族の為ならばと、命をかけて戦ってるんだ!!」
「ほぉ? 命を賭けてねぇ………それが間違っていると分からぬのか?」
「ま 間違っている? ストレガ様たちが………(間違ってるなんてあり得ない!! このヴァンパイアは、私を騙そうとしているんだ!!)」
ローズちゃんはブギーマンだとを批判すると、ソロウは家族や仲間の為ならば死ぬ覚悟で戦うのだという。するとローズちゃんは、本当に理解できていないのかと呆れたような顔でソロウに聞いた。
しかしソロウとしては意識が混濁しているのもあってヴァンパイア族のローズちゃんが、自分を騙そうとしているのだと思って、まともに考えようとしなかった。
「強さとは生きる事じゃ。それに命を賭けると言っておるが、決死と必死は天と地ほど違うぞ!! それを理解できないから弱いんじゃ」
ローズちゃんは生きるという事を知らないから、いつまでも弱いままなんだという。
「妾の秘術を見せてやろう!!」
・ヴァンパイア秘術『血に飢えた吸血鬼》
「こ これがヴァンパイア族の秘術っ!?」
ローズちゃんは、ヴァンパイア族の秘術と言われているダイバー・モードに入った。それは全身の血流を無理矢理上げて身体能力を上げるものではあるが、これはヴァンパイアで言うところの飢えの状態でもある。
見た目としても少し身長が伸びてから、爪や牙も伸びて目が真っ赤になっている。明らかに何の情報も知らなければ、モンスターとして討伐されてもおかしくはないと言う見た目をしている。
「このモードは、ヴァンパイア族の中でも一部の人間にしか扱えない秘術………普通のヴァンパイアじゃあ、血の飢えに耐えきれず飲まれてしまうんじゃ!!」
「アンタは、その飢えに耐えられると言うの? 確かに聞いた事がある………ヴァンパイア族は極限の飢えに陥った時、身体能力と思考が暴走するって、でもその強さは異常なまで上がるって!!」
「その通りじゃ。その飢えを利用した事で、さっきまでとは遥かに難易度が跳ね上がる。それなりの覚悟では、首が直ぐに飛んで死んでしまうぞ!!」
ソロウはヴァンパイア族の飢餓状態の強さを理解しているが、それをまともな思考で保たれていたら自分の相手では無いと心で思ってしまう。
しかしソロウの気持ちとは裏腹に、ローズちゃんはトップスピードで飛び出していく。本当に、さっきまでとは比べ物にならないくらいの速度で、ソロウの目の前まで迫ってきたのである。
「危なっ!? ギリギリで、スペース・クラックが間に合って良かった………」
「やはり死ぬ気になった人間は、そう簡単には倒させてくれんのぉ………じゃが、そう来なくっちゃせっかくの戦闘が楽しくないからのぉ!!」
「こっちは、全くもって楽しくない。心臓に悪くてたまったもんじゃない!!」
ローズちゃんの攻撃をソロウは、ギリギリのところでスペース・クラックを発動させて防いだ。さすがは四本刀の1人というべきだろうか、ダイバー・モードのローズちゃんの攻撃を反射で防いだのだ。
しかし逆に言ってしまえば、それはローズちゃんのスイッチを入れる行為である。楽しくなってきたと飢餓中の怖い顔で笑みを浮かべている。そんな顔を見て、ソロウはゾッと身が凍るのである。
少しの間が空いてからローズちゃんは動き出し、ソロウに攻撃を再開する。高速の手運びで、ソロウの隙があるところを突いていく。ソロウもただ攻撃を受けるだけではなく、スペース・クラックを何とか駆使して、ローズちゃんの攻撃を防いでいくがボロが出始める。
「は 速いっ!? どんどんスピードが上がる!!」
「そうじゃそうじゃ!! やっとスイッチが入って来たぞ!!」
やっとローズちゃんのエンジンが温まって来たのか、スピードが桁違いに上がっていく。それを防ごうソロウは集中していくのだが、それをさらにローズちゃんの攻撃が上回っていく為、体に少しずつ傷がつき始める。
距離をとった方が良いかと考えたのだが、今このタイミングで後ろにでも下がろうとしたら、逆にローズちゃんが勢いづいてしまうのでは無いかと考えた。その色々な考えが頭の中を過って、雑念として足を引っ張る。
「(ど どうした方が良いの………このままだったら、もう手遅れになっちゃう!!)」
「どうしたんじゃ!! さっきまでの冴えてる動きが鈍って来たぞ!!」
「うるさいなっ!!(手を出そうにも、攻撃の波が止まらないから仕掛けられないのよ………)」
ソロウはローズちゃんの攻撃の波が止まらないので、こっちからは攻撃を仕掛けられない。もしも無理にでも攻撃に移行したら、ギリギリのところで保っていたものが壊れて、一気に負けの方に傾いてしまう。
ローズちゃんはニヤニヤしながら、わざとタイミングをずらしたり、変わった角度から攻撃を仕掛けたりと猫が捕まえたネズミで遊ぶようにしている。その気持ちがソロウも理解しているが、強さでは圧倒されているので何もできずに体力だけが削られていくのである。
「(ダメだ、このままだったら本当に押し切られる)」
「なんじゃ、もう面白くなって来たのぉ………もう終いにしてやる!!」
もう既にソロウは防ぐ為の力もなくなり始めて、押し切る形で決着がついてしまうと覚悟した。ローズちゃんは死ぬ覚悟をした目を見て、もう面白くはならないだろうと急に冷めてしまったのである。
そこでスピードをある程度下げてから、わざとソロウが完璧にガードできる隙を作る。まんまと、その隙にソロウはガード態勢になった。しかしローズちゃんの力を溜めた拳は、ソロウの完璧なガードを破壊してソロウの横っ腹を吹き飛ばした。
横っ腹から大量の血と内臓が露わになって、ソロウは口からも血を吐いて地面に倒れる。ここまでダメージが入ると、もう既に痛みを感じなくなっている。
「こ こんな最後………」
「残念じゃったな。死ぬ覚悟なんてしなければ、もっと妾に対抗できたのにのぉ」
「だって、もうあんな場面は切り抜ける術なんてあるわけない………」
「はぁ~そこがダメなんじゃよ。どうして生きる事を諦めるのかのぉ………全くもって理解に苦しむわ。これだから女々しい人間は、弱すぎて困るんじゃ」
意識が飛びかけているソロウは、こんな最後なのかと思っている。それを聞いてローズちゃんは、とてつもなく汚いものを見る目でソロウを見ている。
ローズちゃんからしたら死ぬ覚悟をした時点で、自分との戦いに決着はついたという。どういう意味なのかとソロウは、こんな状況で勝てる術なんて無いと言った。そんな事を言っているソロウに、ローズちゃんは首をやれやれと横に振り、理解に苦しむというのである。
「ブギーマンたちは、お主らに死ぬ覚悟をしろと教えておるのか? そうだとするのならば相当、馬鹿なボスで呆れてしもうたわ」
「ストレガ様たちを馬鹿にするなっ!! あの人たちは家族の為ならばと、命をかけて戦ってるんだ!!」
「ほぉ? 命を賭けてねぇ………それが間違っていると分からぬのか?」
「ま 間違っている? ストレガ様たちが………(間違ってるなんてあり得ない!! このヴァンパイアは、私を騙そうとしているんだ!!)」
ローズちゃんはブギーマンだとを批判すると、ソロウは家族や仲間の為ならば死ぬ覚悟で戦うのだという。するとローズちゃんは、本当に理解できていないのかと呆れたような顔でソロウに聞いた。
しかしソロウとしては意識が混濁しているのもあってヴァンパイア族のローズちゃんが、自分を騙そうとしているのだと思って、まともに考えようとしなかった。
「強さとは生きる事じゃ。それに命を賭けると言っておるが、決死と必死は天と地ほど違うぞ!! それを理解できないから弱いんじゃ」
ローズちゃんは生きるという事を知らないから、いつまでも弱いままなんだという。
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