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第1章・綺麗なエルフ族の女の子
005:転生初の金貨を手に
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俺はムーングリズリーを討伐した事で、街の人からは感謝されまくって英雄様扱いをしてくれる。
こんなにも気持ち良いのは前世でも異世界でもなかった様な気がするが、そんな事よりも気になる事がある。
「エッタさん? どうして、そんなに俺と歩く距離を空けているんだい?」
「だ だって……ミナト様が、ムーングリズリーを倒したら添い寝して欲しいと言ってたじゃないですか………」
「あ あぁそういう事か」
なんと可愛い奴なんだろうか。
俺ですらもノリで言ったから、今の今まで添い寝の事を忘れていたんだよな。
そんなノリを本気にして顔を赤くしているなんて、こんな可愛い生物って他に何処にいると思う?
正解は存在しないって事だよ!!
「まぁ半分は冗談で言ってた事だから、無理に添い寝なんてしなくて良いよ………エッタさんも嫌だろ?」
「うぅ~………」
「嫌じゃないの!?」
「ち 違うんです!! 家族以外の男の人と、同じ部屋で寝る事自体も初めてで………脳が追いつきません!!」
なんだろうか、ここまでチョロい反応をされてしまうと少し心配になってしまうが………。
まぁ貰えるモノは何でも貰っておけと、前世の母さんは毎日の様に言っていたからな。
そんな事を思っていると俺たちが、止まっている宿屋に到着するが俺たちの間に、ドキドキッという時間が流れている。
「別に胸とかを触らなければ、添い寝とかしてもらっても良いですから………それと、これ以上の言及や冗談を言った場合、全力で顔の方をペチペチとさせていただきます」
「あっはい……」
これはペチペチという音ではなく、ドスドスッという拳を強く握り記憶を消そうとするパンチを放ってきそうだよ。
俺はエッタさんの体にピタッと密着して、寝ようとするが互いの心拍音で寝れる気がしないのである。
「やっぱり無理ですぅうううう!!!!!」
「エッタさぁぁぁん!!!!」
急にベットの上に立ち上がったエッタさんは、猛ダッシュで部屋の外に出ると街の中に消えていった。
その日の夜はエッタさんが部屋に帰ってくる事はなく、翌朝に俺の部屋への戻ってきた。
「エッタさんや。少しは落ち着いたかな?」
「本当に申し訳ありませんでした………まさか私も、こんなに取り乱すとは思いませんでした………」
「いや、別に気にしてないから良いよ………男としての尊厳とかは、とても傷つきはしたけどさ」
「わわわわっ!! もうなんてお詫びをしたら良いか………」
そんなに気にする事は無いよ。
男に免疫がなかったのだから当たり前だよ。
逆に言えば俺の方は前世で、女の人と接点とかは無かったのにオタク童貞の様にブヒヒヒッとならない事に驚いている。
「まぁ。添い寝の話は、これくらいにしておいて、冒険者ギルドに呼ばれてるから行こうか」
「そ そうですね!! きっと昨日のムーングリズリーの討伐への感謝とかですよ!!」
これ以上、不穏な空気が流れ続ければ居た堪れなくなってしまうので、俺たちは冒険者ギルドに足を運ぶ。
昨日の今日でムーングリズリーを倒した事が、ギルド内で話題になっている為に、俺をみてギルドメンバーは大歓迎している。
「こんなにも讃えられるもんなんだなぁ」
「当たり前じゃ無いですか。ミナト様は、相当な被害が出るはずのムーングリズリーを単体で討伐したんですから!!」
「そんなに言われちゃうと照れちゃうなぁ」
今日くらいは褒められて調子に乗っても良いよな。
そんな事をしているとギルドマスターの初老の男性が俺たちの前に現れた。
ここでは他のギルドメンバーの目について詳しい話ができないからと別室に案内してくれた。
「いやいや、君を待っていたよ。昨日は本当に、街を救ってくれて感謝するよ」
「そんなそんな。当たり前の事をしただけなんで、そこまで言われる様なもんじゃ無いっす」
「謙遜する姿も、なんとも英雄様らしいな………それでムーングリズリーの亡骸を、こちらで買い取らせていただきたい!!」
ギルドマスターの方からムーングリズリーを買い取りたいって言ってきた。
俺もしては熊の死体なんかを持っていても仕方ないのでいらないが、モンスターを売るというのは何とも異世界らしい。
「こちらのムーングリズリーの買取額は《大金貨1枚》も《金貨5枚》となります」
「そんなに貰えるんですか!? なんか逆に、こんなに貰うのは気が引けるなぁ………」
この異世界の通貨としては。
小銅貨=10円
中銅貨=100円
大銅貨=1000円
銀貨 =10000円
金貨 =100000円
大金貨=1000000円
くらいのレートで取引されており、この大金貨1枚と金貨5枚とは日本円で《150万円》の大金だ。
「確かに駆け出し冒険者にしてはもらい過ぎですが、ムーングリズリーには相当な価値があるんです」
「そうですよ、ミナト様。ムーングリズリーの肉は高級食材で、毛皮も極寒の雪山でも耐えられるくらい素晴らしく、内臓とかも漢方になるんです!!」
「だから高いのか………まっ貰えるモノは貰っておきましょう」
ムーングリズリーの体は捨てるところが無いと言われているらしく、全部が高く売れるから買取額が高いらしい。
とにかく貰えるモノは何でも貰えが家訓だから、その金貨の入った袋をもらって冒険者ギルドを後にしようとする。
「ミナト様は、これから何方に?」
「取り敢えずは王都に向かおうと思ってます。それが終わったら世界を回ってみようかと」
「良いですな。若いうちに世界を見て回るのは、とても良い事だと思います………ご健闘をお祈りしております」
この始まりの街でやる事は、全てやりきったので、エッタさんの妹さんを助ける為に王都へと出発する。
王都へは馬車を使って、中間地点で乗り継いで2日間かけて王都へと向かうルートだ。
「王都についても何処にいるのかの捜索に、時間がかかりそうじゃ無いか?」
「確かに、そうかもしれないですね。ですが、エルフの奴隷を買うなんて奴は裏の世界の人間です………そういう点では、直ぐに見つかる可能性も無くも無いですね」
「そっか、エルフの奴隷化は条約とか何かで禁止されているんだったね。エルフを奴隷として連れている人間なんて、目立つから直ぐに見つかるか」
奴隷として連れて来られたエルフは、全員が女性で性欲を発散する、いわば《性奴隷》として連れて来られている。
そんなのを聞けば身内のエッタさん的には、正気でいられなくなるのだって理解できる。
しかしエッタさんは獣とか、人間の中の馬鹿とは異なり自分の事を落ち着かせ冷静を保っている。
「エッタさん的には、心配で心配で仕方ないよね?」
「そうですね。ミナト様が居るので安心していますが、もし魔法が使える様なら………奴隷商たちを皆殺しにするかもしれないです」
そりゃあそうだ。
家族を連れられて、さらに性奴隷として犯されていたら、俺だって我を忘れて皆殺しにするだろうな。
そんな悲惨な事を起こさせない様に、急いで王都に向かい俺が事態を何とか収束させる必要があるな。
あとはリスクヘッジをしておかないと、異世界を舐めてかかれば漫画やラノベじゃ無いんだ、死ぬ可能性がある。
こんなにも気持ち良いのは前世でも異世界でもなかった様な気がするが、そんな事よりも気になる事がある。
「エッタさん? どうして、そんなに俺と歩く距離を空けているんだい?」
「だ だって……ミナト様が、ムーングリズリーを倒したら添い寝して欲しいと言ってたじゃないですか………」
「あ あぁそういう事か」
なんと可愛い奴なんだろうか。
俺ですらもノリで言ったから、今の今まで添い寝の事を忘れていたんだよな。
そんなノリを本気にして顔を赤くしているなんて、こんな可愛い生物って他に何処にいると思う?
正解は存在しないって事だよ!!
「まぁ半分は冗談で言ってた事だから、無理に添い寝なんてしなくて良いよ………エッタさんも嫌だろ?」
「うぅ~………」
「嫌じゃないの!?」
「ち 違うんです!! 家族以外の男の人と、同じ部屋で寝る事自体も初めてで………脳が追いつきません!!」
なんだろうか、ここまでチョロい反応をされてしまうと少し心配になってしまうが………。
まぁ貰えるモノは何でも貰っておけと、前世の母さんは毎日の様に言っていたからな。
そんな事を思っていると俺たちが、止まっている宿屋に到着するが俺たちの間に、ドキドキッという時間が流れている。
「別に胸とかを触らなければ、添い寝とかしてもらっても良いですから………それと、これ以上の言及や冗談を言った場合、全力で顔の方をペチペチとさせていただきます」
「あっはい……」
これはペチペチという音ではなく、ドスドスッという拳を強く握り記憶を消そうとするパンチを放ってきそうだよ。
俺はエッタさんの体にピタッと密着して、寝ようとするが互いの心拍音で寝れる気がしないのである。
「やっぱり無理ですぅうううう!!!!!」
「エッタさぁぁぁん!!!!」
急にベットの上に立ち上がったエッタさんは、猛ダッシュで部屋の外に出ると街の中に消えていった。
その日の夜はエッタさんが部屋に帰ってくる事はなく、翌朝に俺の部屋への戻ってきた。
「エッタさんや。少しは落ち着いたかな?」
「本当に申し訳ありませんでした………まさか私も、こんなに取り乱すとは思いませんでした………」
「いや、別に気にしてないから良いよ………男としての尊厳とかは、とても傷つきはしたけどさ」
「わわわわっ!! もうなんてお詫びをしたら良いか………」
そんなに気にする事は無いよ。
男に免疫がなかったのだから当たり前だよ。
逆に言えば俺の方は前世で、女の人と接点とかは無かったのにオタク童貞の様にブヒヒヒッとならない事に驚いている。
「まぁ。添い寝の話は、これくらいにしておいて、冒険者ギルドに呼ばれてるから行こうか」
「そ そうですね!! きっと昨日のムーングリズリーの討伐への感謝とかですよ!!」
これ以上、不穏な空気が流れ続ければ居た堪れなくなってしまうので、俺たちは冒険者ギルドに足を運ぶ。
昨日の今日でムーングリズリーを倒した事が、ギルド内で話題になっている為に、俺をみてギルドメンバーは大歓迎している。
「こんなにも讃えられるもんなんだなぁ」
「当たり前じゃ無いですか。ミナト様は、相当な被害が出るはずのムーングリズリーを単体で討伐したんですから!!」
「そんなに言われちゃうと照れちゃうなぁ」
今日くらいは褒められて調子に乗っても良いよな。
そんな事をしているとギルドマスターの初老の男性が俺たちの前に現れた。
ここでは他のギルドメンバーの目について詳しい話ができないからと別室に案内してくれた。
「いやいや、君を待っていたよ。昨日は本当に、街を救ってくれて感謝するよ」
「そんなそんな。当たり前の事をしただけなんで、そこまで言われる様なもんじゃ無いっす」
「謙遜する姿も、なんとも英雄様らしいな………それでムーングリズリーの亡骸を、こちらで買い取らせていただきたい!!」
ギルドマスターの方からムーングリズリーを買い取りたいって言ってきた。
俺もしては熊の死体なんかを持っていても仕方ないのでいらないが、モンスターを売るというのは何とも異世界らしい。
「こちらのムーングリズリーの買取額は《大金貨1枚》も《金貨5枚》となります」
「そんなに貰えるんですか!? なんか逆に、こんなに貰うのは気が引けるなぁ………」
この異世界の通貨としては。
小銅貨=10円
中銅貨=100円
大銅貨=1000円
銀貨 =10000円
金貨 =100000円
大金貨=1000000円
くらいのレートで取引されており、この大金貨1枚と金貨5枚とは日本円で《150万円》の大金だ。
「確かに駆け出し冒険者にしてはもらい過ぎですが、ムーングリズリーには相当な価値があるんです」
「そうですよ、ミナト様。ムーングリズリーの肉は高級食材で、毛皮も極寒の雪山でも耐えられるくらい素晴らしく、内臓とかも漢方になるんです!!」
「だから高いのか………まっ貰えるモノは貰っておきましょう」
ムーングリズリーの体は捨てるところが無いと言われているらしく、全部が高く売れるから買取額が高いらしい。
とにかく貰えるモノは何でも貰えが家訓だから、その金貨の入った袋をもらって冒険者ギルドを後にしようとする。
「ミナト様は、これから何方に?」
「取り敢えずは王都に向かおうと思ってます。それが終わったら世界を回ってみようかと」
「良いですな。若いうちに世界を見て回るのは、とても良い事だと思います………ご健闘をお祈りしております」
この始まりの街でやる事は、全てやりきったので、エッタさんの妹さんを助ける為に王都へと出発する。
王都へは馬車を使って、中間地点で乗り継いで2日間かけて王都へと向かうルートだ。
「王都についても何処にいるのかの捜索に、時間がかかりそうじゃ無いか?」
「確かに、そうかもしれないですね。ですが、エルフの奴隷を買うなんて奴は裏の世界の人間です………そういう点では、直ぐに見つかる可能性も無くも無いですね」
「そっか、エルフの奴隷化は条約とか何かで禁止されているんだったね。エルフを奴隷として連れている人間なんて、目立つから直ぐに見つかるか」
奴隷として連れて来られたエルフは、全員が女性で性欲を発散する、いわば《性奴隷》として連れて来られている。
そんなのを聞けば身内のエッタさん的には、正気でいられなくなるのだって理解できる。
しかしエッタさんは獣とか、人間の中の馬鹿とは異なり自分の事を落ち着かせ冷静を保っている。
「エッタさん的には、心配で心配で仕方ないよね?」
「そうですね。ミナト様が居るので安心していますが、もし魔法が使える様なら………奴隷商たちを皆殺しにするかもしれないです」
そりゃあそうだ。
家族を連れられて、さらに性奴隷として犯されていたら、俺だって我を忘れて皆殺しにするだろうな。
そんな悲惨な事を起こさせない様に、急いで王都に向かい俺が事態を何とか収束させる必要があるな。
あとはリスクヘッジをしておかないと、異世界を舐めてかかれば漫画やラノベじゃ無いんだ、死ぬ可能性がある。
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