98 / 102
第3章ロンダール南東地区の日常
ミスリルドラゴンが王都に
しおりを挟む
リール達6人は、洞窟を出ると王都へ帰る。
ミルスに乗せてもらおうと思ったが、ミスリルドラゴンが王都に向かって行っては一大事なので止めた。
リールが風魔法を使い来たときと同じように帰っていく。ロンダール南東地区についてや、貨幣価値などなど常識的な事を教えていく。
王都に着くと、ゴードンとザードンは自分の工房へ帰って行った。依頼料金は後で渡すみたいだ。
時刻午後6時。
リール達4人は、リールの家に帰り話始める。
「それよりもミルスは、どこに住むんだ?」
リールは、ミルスに聞いてみる。
「俺か?貨幣もないし、人間としての常識も正直怪しいから一人にされると困る。」
ミルスは悩みながら答える。
大都にミスリルドラゴンを一人で放置するのはリールも不安だ。自分で不安と言えるだけ常識を持っているからありがたい。
「ここで生きて行くならお金が必要なのはわかるな?」
ミルスはうなずく。
「ずっと俺らが着いているのも無理だから、ミルス自身で生きる術を身につけてくれ。稼ぐ協力はするから。」
「分かった。一番簡単なのは護衛隊に入れば給金がもらえるんだったな。」
ミルスの戦闘力があれば護衛隊なら、素手でも圧倒できるだろう。
「リールの店で雇ってもらうのも捨てがたいな。」
リール妹が店長の店、ザンバード王都店。ミルスがいれば安全性が跳ね上がるので、安心できるだろう。
「俺としてはザンバード王都店で働いて貰えたらありがたいが、一番のオススメは、魔物園だな。」
魔物園、トルトがやりたいと言って作って見たが、いまだに魔物が集まっていない。トルトが従えているプラチナバードだけしかいないのだ。
「魔物園か。面白そうだが俺が居てもいいのだろうか?」
「大丈夫だろう。絶対的強者がいれば反抗する奴もいないし、希少な魔物を持ち出す奴なんて、居なくなるだろうさ。」
ミスリルドラゴンが守る場所を襲う奴は、いないだろう。給金は、分からないが。
「そうだな。魔物園は、面白そうだから良いな。妻と娘も安全なら呼ぶよ。」
「家族がいるのか!」
リール達3人は驚く。
「ん?いるぞ。ここから結構離れた山に住んでいるが、最近魔族どもが活発に動いていて、新しい棲みかを探していたんだ。ここまで魔族は、来てないから安心しな。」
ミスリルドラゴンは、素材としても有効な魔物なので、魔族から狙われてしまうらしい。
「なら早めに連れてきた方が良いな。夕食がてらのんびり街を見てまわるか。」
リール達は、ロンダール南東地区の食事処を目指し出ていく。
夕食は、鍋料理の店で食べる。肉も野菜も出汁の効いた鍋だ。
ミルスは、おそるおそる食べていたが、一口食べると美味しさに納得したいた様子だ。猫舌なのか、冷ましながら食べていたのが面白い。
夕食も終わり、服屋を見てまわる。人化の魔法では全裸の為、ミルスの服と、妻と娘の服も買っておくのだ。サイズが分からないため、複数のサイズを購入しておく。
「妻も娘も入り浸る様子が浮かぶ。」
とミルスが嬉しそうに話ながら選んでいた。パパは頑張って稼がないとな。
楽しそうにミルスは、街を見てまわり時刻午後10時を過ぎた頃、リールは、家に帰ってきた。ユキは一人実家ココラーンに帰って行った。
家に帰ってきたミルスは、興奮した様子で街の様子を話している。
「こんなに賑やかな街はめったにいない!争いや汚い人間が全く見ないのは凄い!」などと興奮している。
リール達の努力のおかげで、ロンダール南東地区は、他の地区より生活レベルが高いのだ。
もちろん犯罪を犯す奴もいるが、護衛隊が即確保し、二度とロンダール南東地区に入る事が出来ないようになっている。そのため、他の地区の治安が一気に悪化したのは必然だろう。今では犯罪者は、ロンダール南東地区に入る馬鹿な事は絶対しないのだ。それなら、王城近くの貴族街の方が警備が薄く実入りも多いのだ。
ミルスは家族を呼ぶ事を決めた。
気に入ってもらって良かった。ミルスの話を切り上げリール達は就寝する。
ミルスは興奮してなかなか眠りにつけなそうだ。
ミルスに乗せてもらおうと思ったが、ミスリルドラゴンが王都に向かって行っては一大事なので止めた。
リールが風魔法を使い来たときと同じように帰っていく。ロンダール南東地区についてや、貨幣価値などなど常識的な事を教えていく。
王都に着くと、ゴードンとザードンは自分の工房へ帰って行った。依頼料金は後で渡すみたいだ。
時刻午後6時。
リール達4人は、リールの家に帰り話始める。
「それよりもミルスは、どこに住むんだ?」
リールは、ミルスに聞いてみる。
「俺か?貨幣もないし、人間としての常識も正直怪しいから一人にされると困る。」
ミルスは悩みながら答える。
大都にミスリルドラゴンを一人で放置するのはリールも不安だ。自分で不安と言えるだけ常識を持っているからありがたい。
「ここで生きて行くならお金が必要なのはわかるな?」
ミルスはうなずく。
「ずっと俺らが着いているのも無理だから、ミルス自身で生きる術を身につけてくれ。稼ぐ協力はするから。」
「分かった。一番簡単なのは護衛隊に入れば給金がもらえるんだったな。」
ミルスの戦闘力があれば護衛隊なら、素手でも圧倒できるだろう。
「リールの店で雇ってもらうのも捨てがたいな。」
リール妹が店長の店、ザンバード王都店。ミルスがいれば安全性が跳ね上がるので、安心できるだろう。
「俺としてはザンバード王都店で働いて貰えたらありがたいが、一番のオススメは、魔物園だな。」
魔物園、トルトがやりたいと言って作って見たが、いまだに魔物が集まっていない。トルトが従えているプラチナバードだけしかいないのだ。
「魔物園か。面白そうだが俺が居てもいいのだろうか?」
「大丈夫だろう。絶対的強者がいれば反抗する奴もいないし、希少な魔物を持ち出す奴なんて、居なくなるだろうさ。」
ミスリルドラゴンが守る場所を襲う奴は、いないだろう。給金は、分からないが。
「そうだな。魔物園は、面白そうだから良いな。妻と娘も安全なら呼ぶよ。」
「家族がいるのか!」
リール達3人は驚く。
「ん?いるぞ。ここから結構離れた山に住んでいるが、最近魔族どもが活発に動いていて、新しい棲みかを探していたんだ。ここまで魔族は、来てないから安心しな。」
ミスリルドラゴンは、素材としても有効な魔物なので、魔族から狙われてしまうらしい。
「なら早めに連れてきた方が良いな。夕食がてらのんびり街を見てまわるか。」
リール達は、ロンダール南東地区の食事処を目指し出ていく。
夕食は、鍋料理の店で食べる。肉も野菜も出汁の効いた鍋だ。
ミルスは、おそるおそる食べていたが、一口食べると美味しさに納得したいた様子だ。猫舌なのか、冷ましながら食べていたのが面白い。
夕食も終わり、服屋を見てまわる。人化の魔法では全裸の為、ミルスの服と、妻と娘の服も買っておくのだ。サイズが分からないため、複数のサイズを購入しておく。
「妻も娘も入り浸る様子が浮かぶ。」
とミルスが嬉しそうに話ながら選んでいた。パパは頑張って稼がないとな。
楽しそうにミルスは、街を見てまわり時刻午後10時を過ぎた頃、リールは、家に帰ってきた。ユキは一人実家ココラーンに帰って行った。
家に帰ってきたミルスは、興奮した様子で街の様子を話している。
「こんなに賑やかな街はめったにいない!争いや汚い人間が全く見ないのは凄い!」などと興奮している。
リール達の努力のおかげで、ロンダール南東地区は、他の地区より生活レベルが高いのだ。
もちろん犯罪を犯す奴もいるが、護衛隊が即確保し、二度とロンダール南東地区に入る事が出来ないようになっている。そのため、他の地区の治安が一気に悪化したのは必然だろう。今では犯罪者は、ロンダール南東地区に入る馬鹿な事は絶対しないのだ。それなら、王城近くの貴族街の方が警備が薄く実入りも多いのだ。
ミルスは家族を呼ぶ事を決めた。
気に入ってもらって良かった。ミルスの話を切り上げリール達は就寝する。
ミルスは興奮してなかなか眠りにつけなそうだ。
0
お気に入りに追加
697
あなたにおすすめの小説
異世界の片隅で引き篭りたい少女。
月芝
ファンタジー
玄関開けたら一分で異世界!
見知らぬオッサンに雑に扱われただけでも腹立たしいのに
初っ端から詰んでいる状況下に放り出されて、
さすがにこれは無理じゃないかな? という出オチ感漂う能力で過ごす新生活。
生態系の最下層から成り上がらずに、こっそりと世界の片隅で心穏やかに過ごしたい。
世界が私を見捨てるのならば、私も世界を見捨ててやろうと森の奥に引き篭った少女。
なのに世界が私を放っておいてくれない。
自分にかまうな、近寄るな、勝手に幻想を押しつけるな。
それから私を聖女と呼ぶんじゃねぇ!
己の平穏のために、ふざけた能力でわりと真面目に頑張る少女の物語。
※本作主人公は極端に他者との関わりを避けます。あとトキメキLOVEもハーレムもありません。
ですので濃厚なヒューマンドラマとか、心の葛藤とか、胸の成長なんかは期待しないで下さい。
捨てられた転生幼女は無自重無双する
紅 蓮也
ファンタジー
スクラルド王国の筆頭公爵家の次女として生を受けた三歳になるアイリス・フォン・アリステラは、次期当主である年の離れた兄以外の家族と兄がつけたアイリスの専属メイドとアイリスに拾われ恩義のある専属騎士以外の使用人から疎まれていた。
アイリスを疎ましく思っている者たちや一部の者以外は知らないがアイリスは転生者でもあった。
ある日、寝ているとアイリスの部屋に誰かが入ってきて、アイリスは連れ去られた。
アイリスは、肌寒さを感じ目を覚ますと近くにその場から去ろうとしている人の声が聞こえた。
去ろうとしている人物は父と母だった。
ここで声を出し、起きていることがバレると最悪、殺されてしまう可能性があるので、寝たふりをして二人が去るのを待っていたが、そのまま本当に寝てしまい二人が去った後に近づいて来た者に気づくことが出来ず、また何処かに連れていかれた。
朝になり起こしに来た専属メイドが、アイリスがいない事を当主に報告し、疎ましく思っていたくせに当主と夫人は騒ぎたて、当主はアイリスを探そうともせずに、その場でアイリスが誘拐された責任として、専属メイドと専属騎士にクビを言い渡した。
クビを言い渡された専属メイドと専属騎士は、何も言わず食堂を出て行き身支度をして、公爵家から出ていった。
しばらく歩いていると、次期当主であるカイルが後を追ってきて、カイルの腕にはいなくなったはずのアイリスが抱かれていた。
アイリスの無事に安心した二人は、カイルの話を聞き、三人は王城に向かった。
王城で、カイルから話を聞いた国王から広大なアイリス公爵家の領地の端にあり、昔の公爵家本邸があった場所の管理と魔の森の開拓をカイルは、国王から命られる。
アイリスは、公爵家の目がなくなったので、無自重でチートし続け管理と開拓を命じられた兄カイルに協力し、辺境の村々の発展や魔の森の開拓をしていった。
※諸事情によりしばらく連載休止致します。
※小説家になろう様、カクヨム様でも掲載しております。
【完結】処刑後転生した悪女は、狼男と山奥でスローライフを満喫するようです。〜皇帝陛下、今更愛に気づいてももう遅い〜
二位関りをん
恋愛
ナターシャは皇太子の妃だったが、数々の悪逆な行為が皇帝と皇太子にバレて火あぶりの刑となった。
処刑後、農民の娘に転生した彼女は山の中をさまよっていると、狼男のリークと出会う。
口数は少ないが親切なリークとのほのぼのスローライフを満喫するナターシャだったが、ナターシャへかつての皇太子で今は皇帝に即位したキムの魔の手が迫り来る…
※表紙はaiartで生成したものを使用しています。
婚約破棄されたので森の奥でカフェを開いてスローライフ
あげは
ファンタジー
「私は、ユミエラとの婚約を破棄する!」
学院卒業記念パーティーで、婚約者である王太子アルフリードに突然婚約破棄された、ユミエラ・フォン・アマリリス公爵令嬢。
家族にも愛されていなかったユミエラは、王太子に婚約破棄されたことで利用価値がなくなったとされ家を勘当されてしまう。
しかし、ユミエラに特に気にした様子はなく、むしろ喜んでいた。
これまでの生活に嫌気が差していたユミエラは、元孤児で転生者の侍女ミシェルだけを連れ、その日のうちに家を出て人のいない森の奥に向かい、森の中でカフェを開くらしい。
「さあ、ミシェル! 念願のスローライフよ! 張り切っていきましょう!」
王都を出るとなぜか国を守護している神獣が待ち構えていた。
どうやら国を捨てユミエラについてくるらしい。
こうしてユミエラは、転生者と神獣という何とも不思議なお供を連れ、優雅なスローライフを楽しむのであった。
一方、ユミエラを追放し、神獣にも見捨てられた王国は、愚かな王太子のせいで混乱に陥るのだった――。
なろう・カクヨムにも投稿
【完結】実家に捨てられた私は侯爵邸に拾われ、使用人としてのんびりとスローライフを満喫しています〜なお、実家はどんどん崩壊しているようです〜
よどら文鳥
恋愛
フィアラの父は、再婚してから新たな妻と子供だけの生活を望んでいたため、フィアラは邪魔者だった。
フィアラは毎日毎日、家事だけではなく父の仕事までも強制的にやらされる毎日である。
だがフィアラが十四歳になったとある日、長く奴隷生活を続けていたデジョレーン子爵邸から抹消される運命になる。
侯爵がフィアラを除名したうえで専属使用人として雇いたいという申し出があったからだ。
金銭面で余裕のないデジョレーン子爵にとってはこのうえない案件であったため、フィアラはゴミのように捨てられた。
父の発言では『侯爵一家は非常に悪名高く、さらに過酷な日々になるだろう』と宣言していたため、フィアラは不安なまま侯爵邸へ向かう。
だが侯爵邸で待っていたのは過酷な毎日ではなくむしろ……。
いっぽう、フィアラのいなくなった子爵邸では大金が入ってきて全員が大喜び。
さっそくこの大金を手にして新たな使用人を雇う。
お金にも困らずのびのびとした生活ができるかと思っていたのだが、現実は……。
婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな
カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界
魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた
「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね?
それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」
小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く
塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう
一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが……
◇◇◇
親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります
(『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です)
◇◇◇
ようやく一区切りへの目処がついてきました
拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです
殿下から婚約破棄されたけど痛くも痒くもなかった令嬢の話
ルジェ*
ファンタジー
婚約者である第二王子レオナルドの卒業記念パーティーで突然婚約破棄を突きつけられたレティシア・デ・シルエラ。同様に婚約破棄を告げられるレオナルドの側近達の婚約者達。皆唖然とする中、レオナルドは彼の隣に立つ平民ながらも稀有な魔法属性を持つセシリア・ビオレータにその場でプロポーズしてしまうが───
「は?ふざけんなよ。」
これは不運な彼女達が、レオナルド達に逆転勝利するお話。
********
「冒険がしたいので殿下とは結婚しません!」の元になった物です。メモの中で眠っていたのを見つけたのでこれも投稿します。R15は保険です。プロトタイプなので深掘りとか全くなくゆるゆる設定で雑に進んで行きます。ほぼ書きたいところだけ書いたような状態です。細かいことは気にしない方は宜しければ覗いてみてやってください!
*2023/11/22 ファンタジー1位…⁉︎皆様ありがとうございます!!
虐げられた令嬢、ペネロペの場合
キムラましゅろう
ファンタジー
ペネロペは世に言う虐げられた令嬢だ。
幼い頃に母を亡くし、突然やってきた継母とその後生まれた異母妹にこき使われる毎日。
父は無関心。洋服は使用人と同じくお仕着せしか持っていない。
まぁ元々婚約者はいないから異母妹に横取りされる事はないけれど。
可哀想なペネロペ。でもきっといつか、彼女にもここから救い出してくれる運命の王子様が……なんて現れるわけないし、現れなくてもいいとペネロペは思っていた。何故なら彼女はちっとも困っていなかったから。
1話完結のショートショートです。
虐げられた令嬢達も裏でちゃっかり仕返しをしていて欲しい……
という願望から生まれたお話です。
ゆるゆる設定なのでゆるゆるとお読みいただければ幸いです。
R15は念のため。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる