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第2章 王都編 ②新たな出会い
犯罪奴隷 デルモンド1
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サンクに話を聞いた翌日、リール達4人は冒険者ギルドへ向かっていた。
時刻午前10時。
冒険者ギルドの中には、賭け勝負の場所以外は騒がしくない。
朝依頼を受けた冒険者は、もう出ているのだ。
「すみません。デルモンドを捕まえたリールと言いますが、デルモンドと面会できますか?」
リールはランク板を受付に見せながら話し掛ける。
「はい。リールさんですね。デルモンドは地下の犯罪奴隷商会に居ますが、会うのはオススメしません。」
受付の女性は答える。
リールがデルモンドに会いにくる事は、ミランダレ商会から伝わっていた。
「会えるなら会います。犯罪奴隷として売られていますよね?」
「そうですか。分かりました。こちらの道から地下に降りてください。その先にギルドが運営している奴隷商会があります。」
受付の女性は、受付隣の道を指指しながら話す。
リール達は、道を進んでいく。
歩いて行くとテーブルの奥に、男性3人が見えた。男性の後ろには鉄の扉が見える
「あなたがリールさんですね?私はレンタルスと言います。ギルド職員で犯罪奴隷商人の代表をしています。よろしくお願いします。」
物腰の柔らかい50歳ほどの男性が立ち上がり頭を下げる。
「こんにちは。リールと言います。デルモンドって居ますか?」
リールも頭を下げ質問する。
「はい、居ますよ」
レンタルスは、後ろの扉を指指しながら答える。
「それでは面会お願いしたいのですが、できますか?」
「もちろん大丈夫ですよ。それでは一緒にいきましょう。」
後ろの扉を開け、歩いて行く。リール達も後を付いていく。
中には、中央の道の両脇に牢屋があり、多くの囚人達が入っている。リールは見覚えのある人もあり、捕まえた犯罪者達の多くが、ここに収監されている。
リールを見て叫ぶ囚人もいるが、牢屋には魔力減退と弱体化の魔法がかけられているため、囚人の力の10%ほどの力しか残っていない。
「こちらですね」
レンタルスが牢屋の前で止まる。中には3人の男達が座っていた。違法奴隷商人の所にいた3人だ。死体の2人は埋葬されたらしい。
「久しぶりだな、デルモンド」
リールは中にいる、一番大きな男に話し掛ける。以前よりも体は痩せており、筋力も落ちているだろう。
「お前はリール!何しにきた!」
威勢良く叫ぶが、体が震えている。
「いやー、デルモンドに復讐されるのが怖くて怖くて、しょうが無いから見に来ただけだ。」
リールは笑いながら答える。
「いやそれは、気の迷いと言いますか。」
デルモンドはおどおどと下を向いて話ている。収監された当日は威勢良く復讐を叫んでいたが、時間と共にどうしようもない不安が襲ってくるのだ。
それは洗脳魔法で、リールには逆らえ無いと思ってしまうような魔法が掛かっているのだ。強制ではなく反発出来るが、実力で負けた影響もあり、リールに逆らえなくなり、名前を聞いただけで、震えるほど精神的にやられていた。
「こんなに強い人をこんな目にあわせるなんて、リールさんは思ったよりも凄い人なんですね。」
レンタルスは感心して見ている。デルモンドは看守やギルド職員には高圧的な態度をとっているのだ。リールの名前を出すとおとなしくなるのは、看守の間での常識となっている。
「それなりには強いだろうな。それよりもデルモンド!このまま牢屋で生きて行くか、それとも俺の奴隷として一緒に来るかどうする?」
リールは洗脳魔法を解除し、デルモンドに聞く。
「俺は!お前を倒す!そうだ何で弱気になってたんだ!リールお前を倒すなら何だってやるぞ!」
デルモンドは威勢良く立ち上がり叫ぶ。いまだに足は震えていた。
「俺は今街を造っていて、そこの護衛の人材を探している。お前ならそれなりには強いから、雇って見ようと思う。問題を起こせは、即殺すがそれでも良いか?」
「問題か。犯罪行為はもちろんしない。しかし!リールと闘う機会は欲しいがどうにかなるか?」
デルモンドが聞いてくる。
「そうだな。条件を決めようか。」
リールは考える。他の3人とも話し合う。
「まず金貨10枚で1回勝負。後は良い事を1000回したら1回勝負だな。」
「それは。今さら俺が何言っても無駄だな。よしわかった!俺が力を貸してやるぞ!」
デルモンドが笑顔で答える。いまだに足は震えているが。
「それでデルモンドっていくらなんだ?」
リールはレンタルスに聞く。
「はい。中金貨5枚です。」
「高過ぎない!」
ユキが声を上げる。
「そうですね。それだけデルモンドは価値があります。これほどの戦力を自由に出来る権利は、誰だって欲しいですからね。最近ギルドの賭けで大きな損益を出してしまったので、その負債も上乗せされています。」
レンタルスが笑顔で答える。リール達の賭けのせいで、冒険者ギルドに多大な損益を出してしまったのだ。まさかリールが勝つとは冒険者ギルドも思っていなかったため、オッズを高額にしてしまったのだ。その失態はオッズや賭けの管理人は、ゾロダロン商会の息が掛かっており、賄賂を受け取っていたため処分されている。
「そうか。中金貨5枚だって。自分で稼げるか?」
リールはデルモンドに声をかける。
「仕事さえあれば大丈夫だ。」
「わかった。買おう。」
リールはマジックバックからお金を取り出す。
「ありがとうございます。他に売れる見込みはあってもこんな高額ではとても買ってくれませんからね。リールさんなら余裕で払ってくれると思いましたよ。」
レンタルスは笑いながらお金を受けとる。デルモンドは檻から出された。
「それでは奴隷の管理方法ですが、魔法は使えますよね?契約魔法で力を縛る事が出来るので、覚えておいてください。」
レンタルスはデルモンドの契約魔法の所有者をリールへと変える。デルモンドの左手の甲に黒丸の模様が見える。黒丸に魔力を込めると力が調整出来るのだ。
「難しい契約はありませんので、力の調整だけはちゃんとしてくださいね。奴隷が犯罪行為をしたら所有者も責任がありますので。」
「分かりました。」
リールはデルモンドの左手の甲に魔力を込める。力を100%使える様にした。
「ふふふ。はははは!これから自由だ!いやごめんなさい。」
デルモンドは身体に力を込め叫ぶ。リールはすぐに洗脳魔法で、リールには逆らえない魔法を使う。
普通なら洗脳出来ないが、デルモンドがリールに対して恐怖があるためすぐにかかってしまうのだ。
「よし!もう良いな」
リール達は牢屋を後にしようとする。
「ちょっと待ってくれ!」
中にいた男に声を掛けられる。
スーツを来た男が話掛けてきた。ゾロダロン商会の幹部の男だった。
時刻午前10時。
冒険者ギルドの中には、賭け勝負の場所以外は騒がしくない。
朝依頼を受けた冒険者は、もう出ているのだ。
「すみません。デルモンドを捕まえたリールと言いますが、デルモンドと面会できますか?」
リールはランク板を受付に見せながら話し掛ける。
「はい。リールさんですね。デルモンドは地下の犯罪奴隷商会に居ますが、会うのはオススメしません。」
受付の女性は答える。
リールがデルモンドに会いにくる事は、ミランダレ商会から伝わっていた。
「会えるなら会います。犯罪奴隷として売られていますよね?」
「そうですか。分かりました。こちらの道から地下に降りてください。その先にギルドが運営している奴隷商会があります。」
受付の女性は、受付隣の道を指指しながら話す。
リール達は、道を進んでいく。
歩いて行くとテーブルの奥に、男性3人が見えた。男性の後ろには鉄の扉が見える
「あなたがリールさんですね?私はレンタルスと言います。ギルド職員で犯罪奴隷商人の代表をしています。よろしくお願いします。」
物腰の柔らかい50歳ほどの男性が立ち上がり頭を下げる。
「こんにちは。リールと言います。デルモンドって居ますか?」
リールも頭を下げ質問する。
「はい、居ますよ」
レンタルスは、後ろの扉を指指しながら答える。
「それでは面会お願いしたいのですが、できますか?」
「もちろん大丈夫ですよ。それでは一緒にいきましょう。」
後ろの扉を開け、歩いて行く。リール達も後を付いていく。
中には、中央の道の両脇に牢屋があり、多くの囚人達が入っている。リールは見覚えのある人もあり、捕まえた犯罪者達の多くが、ここに収監されている。
リールを見て叫ぶ囚人もいるが、牢屋には魔力減退と弱体化の魔法がかけられているため、囚人の力の10%ほどの力しか残っていない。
「こちらですね」
レンタルスが牢屋の前で止まる。中には3人の男達が座っていた。違法奴隷商人の所にいた3人だ。死体の2人は埋葬されたらしい。
「久しぶりだな、デルモンド」
リールは中にいる、一番大きな男に話し掛ける。以前よりも体は痩せており、筋力も落ちているだろう。
「お前はリール!何しにきた!」
威勢良く叫ぶが、体が震えている。
「いやー、デルモンドに復讐されるのが怖くて怖くて、しょうが無いから見に来ただけだ。」
リールは笑いながら答える。
「いやそれは、気の迷いと言いますか。」
デルモンドはおどおどと下を向いて話ている。収監された当日は威勢良く復讐を叫んでいたが、時間と共にどうしようもない不安が襲ってくるのだ。
それは洗脳魔法で、リールには逆らえ無いと思ってしまうような魔法が掛かっているのだ。強制ではなく反発出来るが、実力で負けた影響もあり、リールに逆らえなくなり、名前を聞いただけで、震えるほど精神的にやられていた。
「こんなに強い人をこんな目にあわせるなんて、リールさんは思ったよりも凄い人なんですね。」
レンタルスは感心して見ている。デルモンドは看守やギルド職員には高圧的な態度をとっているのだ。リールの名前を出すとおとなしくなるのは、看守の間での常識となっている。
「それなりには強いだろうな。それよりもデルモンド!このまま牢屋で生きて行くか、それとも俺の奴隷として一緒に来るかどうする?」
リールは洗脳魔法を解除し、デルモンドに聞く。
「俺は!お前を倒す!そうだ何で弱気になってたんだ!リールお前を倒すなら何だってやるぞ!」
デルモンドは威勢良く立ち上がり叫ぶ。いまだに足は震えていた。
「俺は今街を造っていて、そこの護衛の人材を探している。お前ならそれなりには強いから、雇って見ようと思う。問題を起こせは、即殺すがそれでも良いか?」
「問題か。犯罪行為はもちろんしない。しかし!リールと闘う機会は欲しいがどうにかなるか?」
デルモンドが聞いてくる。
「そうだな。条件を決めようか。」
リールは考える。他の3人とも話し合う。
「まず金貨10枚で1回勝負。後は良い事を1000回したら1回勝負だな。」
「それは。今さら俺が何言っても無駄だな。よしわかった!俺が力を貸してやるぞ!」
デルモンドが笑顔で答える。いまだに足は震えているが。
「それでデルモンドっていくらなんだ?」
リールはレンタルスに聞く。
「はい。中金貨5枚です。」
「高過ぎない!」
ユキが声を上げる。
「そうですね。それだけデルモンドは価値があります。これほどの戦力を自由に出来る権利は、誰だって欲しいですからね。最近ギルドの賭けで大きな損益を出してしまったので、その負債も上乗せされています。」
レンタルスが笑顔で答える。リール達の賭けのせいで、冒険者ギルドに多大な損益を出してしまったのだ。まさかリールが勝つとは冒険者ギルドも思っていなかったため、オッズを高額にしてしまったのだ。その失態はオッズや賭けの管理人は、ゾロダロン商会の息が掛かっており、賄賂を受け取っていたため処分されている。
「そうか。中金貨5枚だって。自分で稼げるか?」
リールはデルモンドに声をかける。
「仕事さえあれば大丈夫だ。」
「わかった。買おう。」
リールはマジックバックからお金を取り出す。
「ありがとうございます。他に売れる見込みはあってもこんな高額ではとても買ってくれませんからね。リールさんなら余裕で払ってくれると思いましたよ。」
レンタルスは笑いながらお金を受けとる。デルモンドは檻から出された。
「それでは奴隷の管理方法ですが、魔法は使えますよね?契約魔法で力を縛る事が出来るので、覚えておいてください。」
レンタルスはデルモンドの契約魔法の所有者をリールへと変える。デルモンドの左手の甲に黒丸の模様が見える。黒丸に魔力を込めると力が調整出来るのだ。
「難しい契約はありませんので、力の調整だけはちゃんとしてくださいね。奴隷が犯罪行為をしたら所有者も責任がありますので。」
「分かりました。」
リールはデルモンドの左手の甲に魔力を込める。力を100%使える様にした。
「ふふふ。はははは!これから自由だ!いやごめんなさい。」
デルモンドは身体に力を込め叫ぶ。リールはすぐに洗脳魔法で、リールには逆らえない魔法を使う。
普通なら洗脳出来ないが、デルモンドがリールに対して恐怖があるためすぐにかかってしまうのだ。
「よし!もう良いな」
リール達は牢屋を後にしようとする。
「ちょっと待ってくれ!」
中にいた男に声を掛けられる。
スーツを来た男が話掛けてきた。ゾロダロン商会の幹部の男だった。
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