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第2章 王都編 ②新たな出会い

ホテルの確認 土地屋 へ

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 子供達をホテルに泊めた翌朝。


 時刻午前7時。


「おはようございます」

 ミウロがリール達の部屋を訪ねてきた。


「おはよう。ご飯食べたか?」

「いいえ食べてません。」

「そうか。なら食べに行くか。」


 リールとユリカは準備をして、ミウロ達の部屋に向かう。

 子供達を連れて、ホテルのレストランへ向かう。静かなレストランだ。

 リール達は個室に案内され、子供達がにぎやかに過ごしても大丈夫な様に配慮してくれた。

 注文した料理がテーブルに並んでいく。


「リールさん、凄い所ですね。」ミウロが聞いてくる。

「そうだな。良いホテルでありがたいな。」

「今日は何をするんですか?」

「貧困街のホテルを見に行って、土地屋に行こうと思う。」

「俺も付いていっていいですか?」

「良いぞ。子供達は大丈夫か?」

「はい。私が見ているので大丈夫ですよ。」シュナが答える。

「そうか。ホテルにいるのか?」

「そうですね。他に行く所も無いので。」

「そうか。街で遊んで来ても良いぞ。」

「子供達が迷子になってしまうので難しいですね。一人じゃ見きれません」

「そうか。時間が出来たらまた街を見てまわるか」

「はい。楽しみにしてます。」

「よし。ミウロは一緒に行くか。帰りにホテルで遊べる玩具を買ってくるか。」

「はい。よろしくお願いします。」


 リール達は食事を終えて個室を出る。


 一人の女性職員が近づいてくる。

「リール様。ミランダ会長からの伝言です。」

「はい。」

「面白いことをやったらしいな。近いうちに本店に来てくれ。損はさせない。だそうです」

「分かりました。今日には向かいます。ごちそうさまでした。」

「ありがとうございます。」女性職員は離れていく。


「行くか」


 リール達は、子供達を部屋に戻し、ホテルを出る。


 時刻午前9時。

「おはようございます!」ケインが言う。

 ホワイトペガサスの4人が見える。

「ああ、おはよう。あのホテルにまずいくぞ。」


 リール達7人は貧困街のホテルへと向かう。


「ミウロ。身体強化の魔法はできるか?」

 リールは歩きながらミウロへ話かける。

「出来ますがあんまり長い時間は出来ません。」

「そうか。魔法ができなくても身体強化さえあれば、何とかなりそうだがな。」

「そうですね。レベルが上がれば出来るようになりますか?」

「いや、レベルを上げなくても魔法は成長するぞ。筋肉と同じで、鍛えれば強くなるぞ。」

「どうすればいいんですか?」

「寝る前に魔力を全て使いきるイメージで魔法を使えば大丈夫だぞ。」

「大丈夫なんですか?」

「ああ、ただ凄く疲れるがな。」

「ですよね。急に何かあったらどうするんですか?」

「そうだな。今まで無かったからわからないが。言われてみればそうだな。安全な場所なら大丈夫だろう。」

「そうですか。今日からやってみます。」

「ああ、しっかり寝れば魔力は回復するから頑張れよ。魔力量が増えればいろんな魔法が使えるだろうから。」

「はい。頑張ります。」


 歩きながらリールはミウロの身体強化について教えている。ミウロは身体強化しながら歩いていく。


 貧困街の10階建てのホテルについた。


「うわあ。凄いね!」リールと手を繋いでいるユリカが言う。

「ああ、氷付けにしたからな。ギラン達がいると思う」

「凍ってるの?」

「いたら凍っているだろうな。10階で抵抗されたから10階にいるだろうな。」

「そうだね。どうするの?」

「溶かすか。」

 リールはホテルの壁に触り、氷を溶かす。

 一面に水が広がる。ホテルの入口から4人の男達が流されて出てきた。

「敵か!」ケインが身構える。

「いや、入口にいた奴らだ。一緒に凍らせていたから、溶かしたら出てきたんだろう。」

「そうですか。よくわかりませんが大丈夫そうですね。」

 入口前に死体が並んでいる。

「この調子なら全員死んでいますね。衛兵呼びますか?」

「そうだな。頼む。」

「ジュウド、マリオン頼めるか?」

「おう。任せろ。」

 ジュウドとマリオンは街に戻る。


「ミウロ大丈夫か?」

「はい。びっくりしてますが、大丈夫です。」

「そうか。こいつらは犯罪者だ。遠慮してたらお前が、もしくは子供達が殺されていたかもしれないんだ。今回は、仲間のユキさんの店が狙われていた。だから殺したんだ。」

「はい。リールさんが無意味に殺す訳無いですからね。理由を聞いて安心しました。慣れます。」

「慣れるか。慣れて欲しくないが、冒険者になるなら魔物の討伐もあるからしょうがないな。頑張れ。」

「はい!」


「それじゃホテルに入るぞ。」

 リール達はホテルへと入っていく。

 各階に10人程の人がいたが、全員死んでいた。


「10階だ。広い部屋があるな。」

 リール達は部屋に入る。

「全員死んでるな。」

 斧を持った男と女性、他に男達が倒れている。

「こいつがギランか?」

「そうですね。」ケインが答える。

「金貨の入った箱があるぞ。」

「依頼金ですかね。」

「だろうな。衛兵がくる前にしまうぞ」

 リールはマジックバックに金貨をしまう。


「もう用がないな。出るか。」

「はい」

 リール達は1階へ降りていく。


 少しして衛兵達が到着した。

「ケインよろしく」

「分かりました。」

 ケインが衛兵達にギラン達がいると説明する。
 衛兵達を連れてホテルの中に入る。


 15分後。


「確かにギラン一味です。賞金首なので討伐金を払います。」

 ジュウドとマリオンに任せ、衛兵達は帰っていく。



「よし!次は土地屋だな。」

 リール達は土地屋のテルクの家に向かう。



「ここか」

 壁にひびもない、普通の一軒家だ。カーテンが閉まり中が見えない。


「分かりやすいな」

「そうですね。ゾロダロン商会の人だからな。」ケインが答える。

「ちょっと皆隠れてくれ」

 リール1人残り、皆離れて隠れる。


 ドンドン!

 リールは扉を叩く。

「すみません!ゾロダロン商会の使いの者ですが!」

 2人の武装した男達が出てきた。

「誰だお前は!」

「ゾロダロン商会の使いです」

「お前みたいな奴来たこと無いぞ!」

「新しい使いです」

「そんな知らせ来てない!」

「テルクさんなら知ってると思うぞ。」

「んな訳あるか!俺に会わないでテルクさんに会える訳ないたわろ!」

「誰だお前は!」

「だからお使いだって」

「怪しい奴だ!やるぞ!」

 2人はロングソードを抜く。

「何だお前ら死にたいのか?」リールは殺気を込めて見下しながら話す。


 2人は動けない。

 リールは風魔法で動けなくしている。


「お前らは犯罪者か?」

「いいや、元傭兵だ。ゾロダロン商会に雇われている。」

「そうか。命をかける仕事か?」

「ああ、そうだ。だが力の差がここまであると、命乞いしたいがな。」

「よし!助けてやろう!」風魔法を止め、殺気を消す。

「テルクさんは金があったら従ってくれるか?」


「そうだな。ゾロダロン商会に恩はあるが死ぬまでではないだろう。」

「そうか。案内してくれるか?」

「ああ」

 2人は扉を開け入っていく。リールも後ろから入っていく。


「誰だったんだい」

 1人の60歳くらいの女性が椅子に座っている。

「テルクさん。この人が話があるらしい。」

「なんだいあんたら2人がビクビクして、それだけの人物なんだろうね。権力者じゃないね。力が強い人かな?」

「はじめまして。テルクさんであってるよな?簡潔に言う。ゾロダロン商会が保有している貧困街の土地を全てくれ。」


「なるほど。力強くで無いのは正しい形式にこだわっているのかい?断って武力をあんたに向けるかもしれないよ?」

「ギラン達なら殺したぞ。他の奴がいるのか?」

「「ギラン一味を!」」男性2人は驚いている。


「そうかい、なら断る理由はないね。あんた達2人でこの人に勝てないだろ?」

 2人は頷く。

「なら商売だ。全部欲しいのか?何のために?」

「ここに家を建てる。あと周りの街を全て俺好みに作り変える」

「冗談ではなさそうだね。一つお願いしても良いかい?」

「なんだ?」

「私達はゾロダロン商会を裏切るんだ。この王都で生きていけない。だから街を作り変えたら住む場所が欲しい。」

「そうか。犯罪しないなら良いぞ。2人はどうする?」


 男性2人に聞く。


「俺達も出来れば住む場所があればありがたい。仕事も引き受けよう。」

「わかった。それで権利書はいくらだ?」

「貧困街なんて価値無いよ。建て替えるだけで、金が掛かるからね。ゾロダロン商会も建て替えないで、ギラン一味なんて引き入れやがって。あんたに無料で上げるよ。」

「そうか。ありがとう。」

「すぐに名義変更するよ。私の一存で大丈夫だからね。約束忘れないでよ。」

 貧困街の土地全ての名義をリールに変更する。

「リールだ。これからよろしく。」

「はいはい、テルクだよ。よろしく。」

「そうだ。お礼を上げよう。」

 リールはテーブルに小金貨30枚を置く。

「なんだいこの金貨は。」

「お礼だ。あとゾロダロン商会にはよろしく。」

「口止め料かい。わかったよ。貧困街なんて気にもしてないから確認にも来ないわよ。ありがたく貰っておくよ。」

 男性2人も10枚づつ受けとる。リールにお礼を言っている。

「これは貰っていくぞ。」権利書を持ってリールは扉を出ていく。

「ここに居るから用がある時きな。じゃあね。」

「ああ」

 バタン!


 リールが出て行った、


「まったく恐ろしい男もいたもんだね。」テルクは息を吐きながら言う。

「まったくです。レベル66の俺達がまったく敵わない力を持っています。」

「そうですよ。手も足も出ないとはこの事ですね。ハハ。」

 男達は苦笑いしながら話す。

「でもゾロダロン商会よりも信用できそうですよ?」

「そうだね。敵には容赦ないが仲間にはやさしいタイプの人間だね。」

「はい。逆らわなければ大丈夫でしょう。」

「いつか手合わせしてみたいですね。」

「はっ!私はのんびり生きて行けたらいいよ。だいたいね……」


 3人はリールの話と自分達の将来について話し始める。



「終わったぞ。」

 リールは権利書を見せながらケイン達と合流する。

「出てきた奴ら強いですね。大丈夫でしたか?」ケインが聞く。

「ああ、問題ない。街の住人になる予定だ。」

「そうですか。何を言っても無駄なのでしょうね。次はどうしますか? 」

「そうだな。ゾロダロン商会に行こうか。ミランダさんに用があるからな。」

「そうですか。なら俺とジュリアはギラン一味の方に戻ります」

「わかった。よろしく頼む。」

「はい。討伐報酬は後で渡します。」


「ああ」



 リール達はミランダレ商会へ向かう。途中でケインとジュリアと別れた。

 時刻午前10時。

 リール達3人はミランダレ商会本店に着いた。




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