23 / 102
第1章 ゴブリンの洞窟
ゴブリンの巣 最深部
しおりを挟む
3人は、洞窟の最深部へと向かって歩いている。
「ここを抜けると、更に広い場所に出るから、恐らくそこに一番強い魔物がいる。」とリールは2人に説明している。
「リール君魔力残り、どのくらい?」
「まだまだ使えると思うよ。今日と同じ事をあと5回すれば疲れると思う」
「なら余裕ね。最悪一気に凍らせても良いわよ」
「ユリカはどうしたい?」
「私はもうすぐ魔力がなくなりそうなの。氷の矢は難しいと思う。」
「なら私が氷の矢を作るから、それを使っていきましょう。リール君魔力少し頂戴。」
立ち止まり。
「ああ」と返事をするとユキは、背中から抱きついてきた。ああ、柔らかい。癒される。
「何してるの!」とユリカは驚く。
「いや触れ合うと、ユキさんは魔力を吸収できるから。」
「いや手を繋ぐだけで、出来ないの!」
「ユキさん出来るのか?」
「え?・・・出来るけど」と小さく呟き「いや、今はこの方法が良いの!」とユキは言う。
「だってユリカ。」
「ふん!」
「リール君終わったよ。体調大丈夫?」
「ああ全く問題ない。」
「どうした?ユリカ?」ユリカが前から抱きしめてきた。ああ、ユキさんより柔らかい感触が伝わる。前からは反則だな。自然に笑みが浮かぶ。
「どう?」とユリカは上目遣いで聞いてくる。
「うん、最高。」
「うん」と顔を赤くして笑顔で見てくる。
「パン!」
「何イチャついてんの!」とユキはリールの背中を力いっぱい叩く。
「痛った!」ゴブリンに殴られるより痛いなんて言ったら怒るだろうな、と思った。
ユリカは離れていく。まだ顔は赤いままだ。
「気持ちを入れ替えて。もうすぐ最深部だからユキさんは、氷の矢を準備してくれ。ユリカも準備大丈夫か?」
ユリカとユキは頷く。
「準備が出来たらいくか。」
5分後。
周囲にゴブリンが見えなくなり、ファイアーウォールを解除する。
「いくぞ」
3人は最深部へと歩く。
最深部は、30メートルほどの広さがある部屋の様になっていた。以前来た時よりも広がって大きくなっている。
手前にゴブリンナイトとゴブリンファイターが20匹づつ。その後ろにゴブリンマジシャンが10匹。その奥に3メートルを超えるゴブリンが5匹と2メートル位のゴブリンが1匹。その奥に角がある4メートルゴブリンが2匹いた。
「角があるやつが強いだろうな」とリールは呟く。
ユリカとユキは入ってすぐ氷の矢を放っている。
なかなか当たらないものだな。上位種だと氷の矢を弾くことが出来るのだ。
「身体強化して行くか。カッター」とリールは唱え、両手の人差し指から風の魔法を10メートルほど伸ばし左右に振る。森で木を薙ぎ倒した魔法だ。
近づいてきた全てのゴブリンファイターと全てのゴブリンナイトは、上下に体が別れて行く。
「2人は上半身になったゴブリンの頭を潰してくれ!」
「「わかった」」とユリカとユキは狙いを変えた。
さて、ゴブリンマジシャンかこれでも倒せるしな。指を指しながらゴブリンマジシャンへと向かって行く。
ゴブリンマジシャンが魔法を放って来る。
カッターの魔法を解除してよけて行く。一度に10の魔法がリールへ向かう。
ファイアーウォール。全ての魔法が消える。
「問題なさそうだな。」とリールはロングソードを構えて、ゴブリンマジシャンへ、接近していく。
炎や雷、氷の魔法。何かわからない魔法を使うゴブリンマジシャン。
炎などの分かりやすいゴブリンマジシャンを1匹づつ確実に頭を潰して絶命させて行く。
ユリカとユキは、ゴブリンナイトとゴブリンファイター全てに止めを刺している。
最後に効果のわからない魔法を使うゴブリンマジシャンが残った。魔法を放ちつもリールは避け、ロングソードで倒す。
「最後のどんな効果なんだ?」とユキに聞く。
「多分状態異常系統の魔法だと思うよ。毒とか麻痺。魔法を封じる魔法も有るから注意してね」
「なるほど。次はあれか?」
「あれはなんだろう?」とユリカはユキに聞く。
「手前の3メートルくらいのが、ゴブリンキングかな?その後ろがゴブリンロードだろうね。」
「角ゴブリンは?」
「いやあれは」と話ている最中にゴブリンキング5匹が突進してきた。
「2人とも下がって。ファイアーウォール」とリールは魔法を唱え下がる。
「倒したゴブリンバッグに入れて。」とリールは二人に言い、床に倒れているゴブリンをマジックバッグに入れていく。
「準備は良いか?」
「大丈夫」と二人は返事をする。
「あいつらの膝を狙って行くから、倒れたやつを狙ってくれ」とリールは言いファイアーウォールを解除する。
リールは身体強化を使い攻撃力と守備力、速さを強化し、ゴブリンキングの膝を蹴り上げていく。
ゴブリンキングは、避けきれない攻撃は、受けてみるが痛みは無いが振動がくる程度だ。
攻撃を受けながら、執拗に右膝を狙い5匹のゴブリンキングの右膝を壊す。
ユリカとユキは右膝が壊れたゴブリンキングを狙って氷の矢を放つ。
リールもロングソードで頭を潰していく。ゴブリンキング5匹は絶命した。死体をマジックバッグに入れてユリカの近くへ下がる。
「リール君、回復ポーション飲みなさい。」とユキがダメージが少なくとも体力は減っていると説明する。
リールは上位回復ポーションを飲む。ユリカとユキも回復ポーションを飲んでいる。
「あと3匹か。」
「ゴブリンロードは、私達がいく。」とユキの言葉にユリカは頷く。
「じゃあ俺は、あの角ゴブリンでも狙うから最初に2人で狙ってみるか。」
ゴブリンロードは、凶悪な顔で魔法を唱えながら、接近してくる。
リールはゴブリンロードに近づき、ロングソードで頭を殴りつけ、2人へ任せる。ゴブリンロードの頭は陥没し、足に力なく揺れている。
角ゴブリンへ、リールは走り出す。
「ゴブリンロード致命傷だね」
「そうね、リール君過保護ね」とユキはアイスアローでユリカは氷の矢をゴブリンロードへ放つ。
ゴブリンロードは、抵抗する事なく、絶命した。
角ゴブリンへと向かうリールは、ユリカ達がゴブリンロードを倒したのを確認し、魔法を唱えている角ゴブリンを見る。
2匹の角ゴブリンは、1匹は炎の魔法ともう1匹は雷の魔法を理解出来ない言葉で唱えてリールへ放つ。
「凄いなどうしよう」とリールはつぶやき、考える。
「アイスサンダー」いつもより魔力を込めて唱える。
リールの前に雷を帯びた氷の壁が出来上がる。2匹の魔法は、氷の壁に激突すると、跡形もなく消えた。
「大丈夫だな。次はロングソードで」とリールは身体強化の魔法を使い一気に近づき、1匹の角ゴブリンの右膝に斬りかかる。
「硬いな」
角ゴブリンの膝は、切断出来ず膝の骨が砕ける。リールは、骨の砕けた膝を蹴りあげ、膝を逆方向へ折れまがる。
もう1匹の角ゴブリンが拳に魔力を込め、リールの顔目掛けて殴りつける。リールは、防御力強化するが、吹き飛ばされる。
「痛みはあまり無いが、脳が振れる」リールは気分が悪くなる。
リールはロングソードを構え、一気に近づき無傷の角ゴブリンへ斬りかかかる。ロングソードに風の魔法を纏い、切れ味を上げる。
「これならいけるな。」と斬りつけたら、角ゴブリンの肉を裂く。
膝が砕けた角ゴブリンが魔法を唱え様とすると、リールは向かい首を斬りつける。3回斬りつけると、首が裂け、絶命する。
「後1匹」と残りの角ゴブリンへと向かう。
ロングソードで斬っては、攻撃を避けるを繰り返し、魔法を唱える暇なく斬りつける。角ゴブリンは成すすべなく弱っていく。
「2人ともレベル上げしよう!」
「「わかった」」とユリカとユキは近づき氷の矢を放つ。
斬りつけては、矢が刺され、ついに角ゴブリンは動かなくなった。絶命。
「疲れたな」とリールは座りこむ。
「リール大丈夫」
「ああ、ここまで魔力を使う戦いをしたこと無かったからな。思ったよりも疲れた。」
「そりゃ、普通の魔術師以上の魔法を使ってるもの。むしろまだ余裕ありそうだけどね」とユキは笑いながら言っている。
「それじゃ、マジックバッグに入れて帰るか。」と倒したゴブリン達を入れていく。全てしまう。
少し休憩しようと3人は座りこみ、話をする。
「王都から明日の夜くるから、明日もここにきて残っているゴブリン達を討伐しようと思う」
子供のゴブリンが見当たらない。
「そうだね、まだいそうだからね」
「このあとどうするの?リール君?」
「ああ、ウルフの肉を細かく切って、毒ポーションをかけて、置いおく。」
「上位種はもういないと思うから、大丈夫でしょ」
「ならそろそろ帰るか。」
リール達は出口へ話ながら向かう。
「ファイアーウォール」を唱え、細かく切った毒のウルフ肉を投げて、出口へ向かう。
洞窟入り口についた。
「やっぱり上位種いなかったな。」
「うん!どうするの?」とユリカは首を傾げている。
「塞いでおく。アイスウォール」とリールは唱えて、入り口を凍らせる。
「これで大丈夫だろう。帰るか」
ユリカとユキは頷き、街に帰還する。
ウルフやゴブリンの群れに合うが、倒しながら帰る。
3人は怪我なく街へ着いた。
時刻午後7時。
「働き過ぎたな」とリールは呟き、3人は冒険者ギルドへ向かう。
「ここを抜けると、更に広い場所に出るから、恐らくそこに一番強い魔物がいる。」とリールは2人に説明している。
「リール君魔力残り、どのくらい?」
「まだまだ使えると思うよ。今日と同じ事をあと5回すれば疲れると思う」
「なら余裕ね。最悪一気に凍らせても良いわよ」
「ユリカはどうしたい?」
「私はもうすぐ魔力がなくなりそうなの。氷の矢は難しいと思う。」
「なら私が氷の矢を作るから、それを使っていきましょう。リール君魔力少し頂戴。」
立ち止まり。
「ああ」と返事をするとユキは、背中から抱きついてきた。ああ、柔らかい。癒される。
「何してるの!」とユリカは驚く。
「いや触れ合うと、ユキさんは魔力を吸収できるから。」
「いや手を繋ぐだけで、出来ないの!」
「ユキさん出来るのか?」
「え?・・・出来るけど」と小さく呟き「いや、今はこの方法が良いの!」とユキは言う。
「だってユリカ。」
「ふん!」
「リール君終わったよ。体調大丈夫?」
「ああ全く問題ない。」
「どうした?ユリカ?」ユリカが前から抱きしめてきた。ああ、ユキさんより柔らかい感触が伝わる。前からは反則だな。自然に笑みが浮かぶ。
「どう?」とユリカは上目遣いで聞いてくる。
「うん、最高。」
「うん」と顔を赤くして笑顔で見てくる。
「パン!」
「何イチャついてんの!」とユキはリールの背中を力いっぱい叩く。
「痛った!」ゴブリンに殴られるより痛いなんて言ったら怒るだろうな、と思った。
ユリカは離れていく。まだ顔は赤いままだ。
「気持ちを入れ替えて。もうすぐ最深部だからユキさんは、氷の矢を準備してくれ。ユリカも準備大丈夫か?」
ユリカとユキは頷く。
「準備が出来たらいくか。」
5分後。
周囲にゴブリンが見えなくなり、ファイアーウォールを解除する。
「いくぞ」
3人は最深部へと歩く。
最深部は、30メートルほどの広さがある部屋の様になっていた。以前来た時よりも広がって大きくなっている。
手前にゴブリンナイトとゴブリンファイターが20匹づつ。その後ろにゴブリンマジシャンが10匹。その奥に3メートルを超えるゴブリンが5匹と2メートル位のゴブリンが1匹。その奥に角がある4メートルゴブリンが2匹いた。
「角があるやつが強いだろうな」とリールは呟く。
ユリカとユキは入ってすぐ氷の矢を放っている。
なかなか当たらないものだな。上位種だと氷の矢を弾くことが出来るのだ。
「身体強化して行くか。カッター」とリールは唱え、両手の人差し指から風の魔法を10メートルほど伸ばし左右に振る。森で木を薙ぎ倒した魔法だ。
近づいてきた全てのゴブリンファイターと全てのゴブリンナイトは、上下に体が別れて行く。
「2人は上半身になったゴブリンの頭を潰してくれ!」
「「わかった」」とユリカとユキは狙いを変えた。
さて、ゴブリンマジシャンかこれでも倒せるしな。指を指しながらゴブリンマジシャンへと向かって行く。
ゴブリンマジシャンが魔法を放って来る。
カッターの魔法を解除してよけて行く。一度に10の魔法がリールへ向かう。
ファイアーウォール。全ての魔法が消える。
「問題なさそうだな。」とリールはロングソードを構えて、ゴブリンマジシャンへ、接近していく。
炎や雷、氷の魔法。何かわからない魔法を使うゴブリンマジシャン。
炎などの分かりやすいゴブリンマジシャンを1匹づつ確実に頭を潰して絶命させて行く。
ユリカとユキは、ゴブリンナイトとゴブリンファイター全てに止めを刺している。
最後に効果のわからない魔法を使うゴブリンマジシャンが残った。魔法を放ちつもリールは避け、ロングソードで倒す。
「最後のどんな効果なんだ?」とユキに聞く。
「多分状態異常系統の魔法だと思うよ。毒とか麻痺。魔法を封じる魔法も有るから注意してね」
「なるほど。次はあれか?」
「あれはなんだろう?」とユリカはユキに聞く。
「手前の3メートルくらいのが、ゴブリンキングかな?その後ろがゴブリンロードだろうね。」
「角ゴブリンは?」
「いやあれは」と話ている最中にゴブリンキング5匹が突進してきた。
「2人とも下がって。ファイアーウォール」とリールは魔法を唱え下がる。
「倒したゴブリンバッグに入れて。」とリールは二人に言い、床に倒れているゴブリンをマジックバッグに入れていく。
「準備は良いか?」
「大丈夫」と二人は返事をする。
「あいつらの膝を狙って行くから、倒れたやつを狙ってくれ」とリールは言いファイアーウォールを解除する。
リールは身体強化を使い攻撃力と守備力、速さを強化し、ゴブリンキングの膝を蹴り上げていく。
ゴブリンキングは、避けきれない攻撃は、受けてみるが痛みは無いが振動がくる程度だ。
攻撃を受けながら、執拗に右膝を狙い5匹のゴブリンキングの右膝を壊す。
ユリカとユキは右膝が壊れたゴブリンキングを狙って氷の矢を放つ。
リールもロングソードで頭を潰していく。ゴブリンキング5匹は絶命した。死体をマジックバッグに入れてユリカの近くへ下がる。
「リール君、回復ポーション飲みなさい。」とユキがダメージが少なくとも体力は減っていると説明する。
リールは上位回復ポーションを飲む。ユリカとユキも回復ポーションを飲んでいる。
「あと3匹か。」
「ゴブリンロードは、私達がいく。」とユキの言葉にユリカは頷く。
「じゃあ俺は、あの角ゴブリンでも狙うから最初に2人で狙ってみるか。」
ゴブリンロードは、凶悪な顔で魔法を唱えながら、接近してくる。
リールはゴブリンロードに近づき、ロングソードで頭を殴りつけ、2人へ任せる。ゴブリンロードの頭は陥没し、足に力なく揺れている。
角ゴブリンへ、リールは走り出す。
「ゴブリンロード致命傷だね」
「そうね、リール君過保護ね」とユキはアイスアローでユリカは氷の矢をゴブリンロードへ放つ。
ゴブリンロードは、抵抗する事なく、絶命した。
角ゴブリンへと向かうリールは、ユリカ達がゴブリンロードを倒したのを確認し、魔法を唱えている角ゴブリンを見る。
2匹の角ゴブリンは、1匹は炎の魔法ともう1匹は雷の魔法を理解出来ない言葉で唱えてリールへ放つ。
「凄いなどうしよう」とリールはつぶやき、考える。
「アイスサンダー」いつもより魔力を込めて唱える。
リールの前に雷を帯びた氷の壁が出来上がる。2匹の魔法は、氷の壁に激突すると、跡形もなく消えた。
「大丈夫だな。次はロングソードで」とリールは身体強化の魔法を使い一気に近づき、1匹の角ゴブリンの右膝に斬りかかる。
「硬いな」
角ゴブリンの膝は、切断出来ず膝の骨が砕ける。リールは、骨の砕けた膝を蹴りあげ、膝を逆方向へ折れまがる。
もう1匹の角ゴブリンが拳に魔力を込め、リールの顔目掛けて殴りつける。リールは、防御力強化するが、吹き飛ばされる。
「痛みはあまり無いが、脳が振れる」リールは気分が悪くなる。
リールはロングソードを構え、一気に近づき無傷の角ゴブリンへ斬りかかかる。ロングソードに風の魔法を纏い、切れ味を上げる。
「これならいけるな。」と斬りつけたら、角ゴブリンの肉を裂く。
膝が砕けた角ゴブリンが魔法を唱え様とすると、リールは向かい首を斬りつける。3回斬りつけると、首が裂け、絶命する。
「後1匹」と残りの角ゴブリンへと向かう。
ロングソードで斬っては、攻撃を避けるを繰り返し、魔法を唱える暇なく斬りつける。角ゴブリンは成すすべなく弱っていく。
「2人ともレベル上げしよう!」
「「わかった」」とユリカとユキは近づき氷の矢を放つ。
斬りつけては、矢が刺され、ついに角ゴブリンは動かなくなった。絶命。
「疲れたな」とリールは座りこむ。
「リール大丈夫」
「ああ、ここまで魔力を使う戦いをしたこと無かったからな。思ったよりも疲れた。」
「そりゃ、普通の魔術師以上の魔法を使ってるもの。むしろまだ余裕ありそうだけどね」とユキは笑いながら言っている。
「それじゃ、マジックバッグに入れて帰るか。」と倒したゴブリン達を入れていく。全てしまう。
少し休憩しようと3人は座りこみ、話をする。
「王都から明日の夜くるから、明日もここにきて残っているゴブリン達を討伐しようと思う」
子供のゴブリンが見当たらない。
「そうだね、まだいそうだからね」
「このあとどうするの?リール君?」
「ああ、ウルフの肉を細かく切って、毒ポーションをかけて、置いおく。」
「上位種はもういないと思うから、大丈夫でしょ」
「ならそろそろ帰るか。」
リール達は出口へ話ながら向かう。
「ファイアーウォール」を唱え、細かく切った毒のウルフ肉を投げて、出口へ向かう。
洞窟入り口についた。
「やっぱり上位種いなかったな。」
「うん!どうするの?」とユリカは首を傾げている。
「塞いでおく。アイスウォール」とリールは唱えて、入り口を凍らせる。
「これで大丈夫だろう。帰るか」
ユリカとユキは頷き、街に帰還する。
ウルフやゴブリンの群れに合うが、倒しながら帰る。
3人は怪我なく街へ着いた。
時刻午後7時。
「働き過ぎたな」とリールは呟き、3人は冒険者ギルドへ向かう。
0
お気に入りに追加
699
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
美しい姉と痩せこけた妹
サイコちゃん
ファンタジー
若き公爵は虐待を受けた姉妹を引き取ることにした。やがて訪れたのは美しい姉と痩せこけた妹だった。姉が夢中でケーキを食べる中、妹はそれがケーキだと分からない。姉がドレスのプレゼントに喜ぶ中、妹はそれがドレスだと分からない。公爵はあまりに差のある姉妹に疑念を抱いた――
【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断
Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。
23歳の公爵家当主ジークヴァルト。
年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。
ただの女友達だと彼は言う。
だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。
彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。
また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。
エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。
覆す事は出来ない。
溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。
そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。
二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。
これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。
エルネスティーネは限界だった。
一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。
初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。
だから愛する男の前で死を選ぶ。
永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。
矛盾した想いを抱え彼女は今――――。
長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。
センシティブな所へ触れるかもしれません。
これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。
悪役令嬢は処刑されました
菜花
ファンタジー
王家の命で王太子と婚約したペネロペ。しかしそれは不幸な婚約と言う他なく、最終的にペネロペは冤罪で処刑される。彼女の処刑後の話と、転生後の話。カクヨム様でも投稿しています。
異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!
明衣令央
ファンタジー
糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。
一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。
だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。
そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。
この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。
2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
婚約破棄されたので暗殺される前に国を出ます。
なつめ猫
ファンタジー
公爵家令嬢のアリーシャは、我儘で傲慢な妹のアンネに婚約者であるカイル王太子を寝取られ学院卒業パーティの席で婚約破棄されてしまう。
そして失意の内に王都を去ったアリーシャは行方不明になってしまう。
そんなアリーシャをラッセル王国は、総力を挙げて捜索するが何の成果も得られずに頓挫してしまうのであった。
彼女――、アリーシャには王国の重鎮しか知らない才能があった。
それは、世界でも稀な大魔導士と、世界で唯一の聖女としての力が備わっていた事であった。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる