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ネオンライト編

ネオンライト店 限定商品販売2日目 クレープ

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 シュークリームの評判は上々で、夜には幻のスイーツとして噂になってしまった。

 1日限定だからたまたま店に来てくれた人だけが買えたのだ。

 さて、次はクレープを作ろうじゃないか。

 クレープ生地は大量に完成させてて、空間収納にしまっている。

 絶対足りなくなるからね。

 丸くクレープ生地を焼くと、モチモチの生地が完成する。そこにフルーツやジャム、ホイップクリームをのせて綺麗に包めば完成だ。チョコレートソースも良いな。

 種類はバナナ、イチゴ、グレープの3種類だ。

 ドワーフ達にグレープ用の鉄板を作ってもらい、生地を焼く練習をする。包み紙もドワーフ製だ。

 生地を均等に伸ばし、同じ厚みにするのが大変だ。
 薄くなりすぎたり、厚くてクレープとして食感が悪かったりしたが、練習する事30枚、ついに理想のクレープ生地を焼く事に成功した。

 失敗した生地は美味しく頂いてます。アリスが。

 今日は店の店員にも手伝って貰う事になった。お礼はクレープで良いらしい。

 俺と二人の獣人の定員で頑張っていこう!


 午前9時、開店だ。


 お客様が店に入るなりプリンに向かって行く。
 やっぱりプリンは人気だね。

 中にはキョロキョロと何かを探す様に、店内を見ているお客様がいるな。

 一人のおじ様と目が合った。
 昨日シュークリームを一番最初に買ってくれたおじ様が、すたすたと向かってくる。

「いらっしゃいませ。昨日はありがとうございます。シュークリームどうでしたか?」

「おはようございます。シュークリーム素晴らしいスイーツでした。店の者と一緒に食べて見ましたが、再現するには少し難しいですね。」

 店の者?
 どこかでお店をやっているのかな?

「昨日は挨拶せず申し訳ありません。私、Aランク商会ミナズキで料理長をしているハクバと申します。」

 Aランク商会の料理長か。凄い人なんだろうな。

「そうですか。Aランク商会の料理長様に喜んで頂いてありがたいです。」

「いえいえ、キャンディ店長には私の30年の技術があってもスイーツでは勝てそうにありませんから。スイーツは繊細な技術が必要ですからね。」

 ハクバさんの他にもお客様が集まって来てみている。ハクバさんも注目の的になってファンと思われる人が見ている。 


「だんだん混んで来ましたね。それで今日は何を作るのですか?」

 ハクバさんが不思議そうに鉄板を見ている。

「今日はクレープを作って見ようと思います。クレープ生地にフルーツやクリームをのせて完成します。」

 鉄板にクレープ生地を流し素早く焼いていく。

「ほうほう。これほどの手腕で生地が完成するとは。一つ貰えるかな?種類はバナナでお願いします。」

「分かりました。生地は完成しました。後はよろしくね。」

 店員にトッピングを任せてクレープ生地を焼いていく。

「ほうほう。バナナにクリームとチョコレートソースが乗って1000エルか。この料金で大丈夫なのかい?」

 材料費は全てダンジョン産なので0エルだ。もちろん大丈夫だ。

「大丈夫ですよ。より多くの人に俺のスイーツを広めるのが目的なので出来るだけ安くしています。ぜひお店の人にもオススメしてください。」

「もちろんだ。この生地は料理に生かせそうだ。研究させてもらうよ。美味しかったよ。」

 ハクバさんは帰って行った。

 ハクバさんは、他のお客様も知っているほどの料理人らしく、ハクバさんとの関係を聞いてくる人が多かった。

 俺はクレープ生地を焼いて、お客様と会話して楽しく過ごしていた。

 値段が値段のだけにお金持ちの人が多く見える。クレープは是非とも子供にこそ食べて欲しい一品だ。

 絶対喜ぶでしょ!

 一つ1000エルのクレープがあっという間に無くなっていく。

 用意していた生地がお昼頃には無くなってしまった。

 合計1500個のクレープが完売した。

 クレープは、お土産に向いていないため、店で食べて行く人が多く見えた。フルーツジュースの売り上げも上がったみたいだ。

 店員の二人に俺のクレープをご馳走して、今日の実験は終了だ。

 クレープをレオン様の会で出すのは会わないだろう。美味しいけど優雅じゃなさそうだよね。
 クレープを皿に乗せて、フォークで食べても美味しいけど、やっぱり手に持ってかぶりつくのが好みだな。

 手軽に食べれてお土産にも出来る。そして貴族様に出しても問題のないスイーツか。

 パフェか?
 パフェはトッピングを変えるだけで、無限の可能性があるスイーツだが違うよな。

 エクレアはチョコレートが溶けて、中のクリームも垂れて汚れるから無しだな。

 ゼリーも作れるな。フルーツゼリーでも売って見ようかな。
 お土産になるか実験してみよう!


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