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ネオンライト編

キャンディ店長を辞める

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 ダンジョン内転移で俺とガルは、アリスに転移してもらう。スラダンジョンに転移して、トルマの街まで歩いて帰るのだ。

 スラダンジョンにいた冒険者達が、ガルに驚いているが、俺と一緒なので気さくに話しかけてくる。

 キャンディスイーツのおかげでトルマの街で俺は、有名人になってきている。

 スラダンジョンからキャンディスイーツへ到着し、ユカリさん達に声を掛けていく。みんな元気良さそうで問題ないな。

 俺は2階にユカリさんを呼んで必要な事を説明する。

「お久しぶりです店長。店は順調ですが、商品は減ってきています。」

「ネオンライトでこれを落札しました。共同バックと行って対になるバックに俺が商品を入れますので、これから出して補充してください。必要な物はメモでも入れて報告してください。」

 ユカリさんに共同バックを渡して説明する。これがあれば離れた場所でも商品の補充が出来るようになった。共同バックの盗難だけ気を付けてもらおう。

 ジェーンさんとローズさんが作るケーキも問題なく販売できているみたいだ。もう俺が居なくても大丈夫そうだな。

 ずっと考えていた事がある。店長を辞めようと。
 本当に自分が経営する店以外は、人を雇って店長職を与える事にしよう。信頼出来る人なら問題無さそうだな。

「ユカリさん。トルマの街でキャンディスイーツの店長になりませんか?」

「私が店長ですか!でも店長がいますよね?」

「俺は世界の旅に出ます。各地にキャンディスイーツ商会を広めていきます。この街ではユカリさんに任せたいのです。俺はトルマに当分帰ってきませんので。」

 今はネオンライトの店を準備しないといけない。

「分かりました。任されます。」
 ユカリさんが了承してくれたので、細かい説明をする。

 俺は商品を共同バックに納品するだけで、それ以外は全て任せる事にする。

「売上は俺が6割でお店に4割にします。」
 店の売上は毎日40万エル~50万エル程だ。月1200万エルでも店に560万エルの収入になるだろう。それをユカリさんが上手い事、分配してもらおう。税金は俺が負担するので問題ない。

「4割も良いのですか?」

「良いですよ。ユカリさんが頑張って分配してください。たまには見にくるので、楽しいお店にしてください。」


 全てをユカリさんに任せ俺は店を出る。次は商業ギルドに報告だな。


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