67 / 95
ネオンライト編
ネオンライトオークション①
しおりを挟む
オークション会場に到着し、受付を済ませると、番号札を渡された。
「195番だって。席にいこうか。」
ステージから扇形に席があり番号ごとに座席が決まっている。
195番は、一番ステージから遠いテーブル席だ。番号1つに3席あり、俺が代表者だ。この会場には200組しか入る事が出来ないみたいだ。
番号札は魔法道具になっており、ボタンを押すと金額を上げる事ができる。
間違って2倍のボタンを押さない様に気を付けよう。
周りの席には、貫禄のあるおじ様や、お金持ちのマダムなどが護衛と共に座っている。
限られたお金持ちしかいない空間。最高じゃないか。
開催まではまだ時間があるのかオークション会場には露店が出ている。Bランク商会以上しか出店出来ない露店だ。
串焼きや揚げ物。フルーツやパンなど様々だ。富豪達が席で食べている。
「これは宣伝になりそうだな。アリス、ダンバルさん。キャンディスイーツの商品を並べるから好きに食べていいよ。」
スイーツ空間収納からありとあらゆる商品をだす。
まずはフルーツケーキをホールのままどん!と置いておく。近くの人達は釘付け間違いなしだ。
次にキャラメルやクッキー、チョコレートを見せつける様に並べる。
後はメロンをまるごと使ったアイスクリームだ。メロンの見た目だが、中身はメロンアイスクリームになっている。俺が氷魔法を使い、氷の器に入れて溶けないように頑張っている。見た目ならピカイチだろう。
アリスが嬉しそうにアイスクリームを食べている。ダンバルさんもチョコレートに釘付けだ。
ほらほらマダムが護衛に指示を出しているぞ。探してこいだ?無理だろ。この商品はどこにも売って無いんだからな。
辺りがざわざわしだしたな。お金があっても売って無いものを手に入れる事は不可能なのだよ。
「うん!美味しいねぇ。」
こんなに優越感があることは、この先無いだろうな。
「すみません。こちらの品々はどこでお買いしましたか?」
執事服のお兄さんが声を掛けてきた。チラチラと遠くから、おじさまが見てくるので、あのおじさまの執事さんだな。
「こちらの商品は、我がキャンディスイーツ商会で販売しております。しかし、この場には出店しておりませんので、申し訳ありません。」
聞き耳を立てていた人達が、ため息をつきガッカリしている。
「しかし、迷惑じゃなければ少し差し上げますよ。私がキャンディスイーツ商会会頭のキャンディと言います。それで何が必要ですかな?」
執事さんがこのメロンに釘付けになっている。確かにこれはとても美味しいアイスクリームだからな。
「メロンアイスクリームですか。しかし、この大きさを食べるのは大変でしょう。味見何てどうですか?」
スプーンでメロンアイスクリームをすくい、グラスに乗せて渡す。このグラスもキャンディマークが入ったキャンディスイーツ商会のグラスだ。
「いただきます。うん!冷たくて美味しいですね。暑い季節にぴったりです。アイスクリームと言うのは初めて食べましたが、美味しいものがあるんですね。」
執事さんは笑顔で食べているが、おじさまがこっちを睨んでいるよ。大丈夫なのか。
あっ!おじさまがこっちにきた。
「失礼する。私はグーラッド・ハルハーンだ。男爵の爵位を持っておる。」
偉そうなおじさまは、偉い男爵のおじさまだった。
「どうもはじめまして。私はDランク商会のキャンディスイーツ商会会頭キャンディと申します。ローズマリン伯爵家御用達店としてこのオークションに参加いたしました。よろしくお願いしますハルハーン男爵様。」
立ち上がり頭を下げて自己紹介をする。
「ローズマリン伯爵の御用達店か。流石伯爵様だ。しかし、キャンディはDランク商会だろう。どうやって御用達店になったんだ?」
「はい。こちらのジャムを気に入って貰い御用達店への許可をいただきました。」
テーブルにビンに入ったジャムを並べていく。
ジャムのビンをテーブルに置くと、周りの人達が何か言いたそうにしている。
「これは見たことがある入れ物だな。もう少し大きな入れ物はないのか?」
俺は一番大きなジャムのビンを見せる。
「おお!これだ!このジャムはとても旨いジャムだ。キャンディがロイヤルスイーツ商会に納めていたのか。」
ん?何だって?
「いえ。私はロイヤルスイーツ商会に納めてませんよ。これはキャンディスイーツ商会オリジナルのビンになります。他の商会では扱っておりません。」
「何!だがロイヤルスイーツ商会の行商からこのジャムを購入したぞ。」
「私には分かりません。おそらく行商の人がロイヤルスイーツ商会と嘘をついて売っているのでしょう。ロイヤルスイーツ商会はAランク商会なので、信用度が高いですから。」
「そうか。だがこのジャムは良いものだ。1個50000エルだったか。それだけの価値はある!」
50000エルだって!
店の10倍で売っているのかよ!
「すみません。私の店では1個5000エルの商品です。」
「5000エルでこのジャムが買えるのか!何でだ!」
何でだ!って言われてもその値段で売っているからだよね。
「私はその値段で売っています。ロイヤルスイーツ商会とは関係ありません。」
「その子が言ってるのは本当だよ。」
俺の席に一人の若い男性が座ってケーキを食べている。服装も偉い人が着る様なピシッとした服装で、まるで王子さまのようだな。
「そうですか。詳しくは聞きませんがあなた様が言うなら本当何でしょう。」
「そうそう。美味しいから食べて見なよ。ほら好きなのどうぞ。」
若い男性がケーキを切り分けて配っている。
いやそれ俺のやつだけど。まぁいいか。皆笑顔で食べてるし。
ケーキが足りないので、更にケーキを追加で出す。キャラメルケーキやチョコレートケーキなどなど、様々なケーキを振る舞った。
「美味しかったよ。ありがとね。お代は置いとくよ。僕はレオン・ロードロス。一応公爵家だからよろしくね。」
公爵家!
めっちゃ偉い人やん!
公爵家のロードロス様は、手紙にお代を入れて置いて行った。
他のオークション参加者もお礼を言って席に戻って行った。
そろそろオークションが始まるのかな。テーブルを綺麗にして待っている。
「お待たせいたしましたー!ただいまより夏のネオンライトオークションを開始いたします!」
ステージ上がライトアップされ、司会者の女性が照らされている。
やっと始まったな。
今、オークションが開始された。
「195番だって。席にいこうか。」
ステージから扇形に席があり番号ごとに座席が決まっている。
195番は、一番ステージから遠いテーブル席だ。番号1つに3席あり、俺が代表者だ。この会場には200組しか入る事が出来ないみたいだ。
番号札は魔法道具になっており、ボタンを押すと金額を上げる事ができる。
間違って2倍のボタンを押さない様に気を付けよう。
周りの席には、貫禄のあるおじ様や、お金持ちのマダムなどが護衛と共に座っている。
限られたお金持ちしかいない空間。最高じゃないか。
開催まではまだ時間があるのかオークション会場には露店が出ている。Bランク商会以上しか出店出来ない露店だ。
串焼きや揚げ物。フルーツやパンなど様々だ。富豪達が席で食べている。
「これは宣伝になりそうだな。アリス、ダンバルさん。キャンディスイーツの商品を並べるから好きに食べていいよ。」
スイーツ空間収納からありとあらゆる商品をだす。
まずはフルーツケーキをホールのままどん!と置いておく。近くの人達は釘付け間違いなしだ。
次にキャラメルやクッキー、チョコレートを見せつける様に並べる。
後はメロンをまるごと使ったアイスクリームだ。メロンの見た目だが、中身はメロンアイスクリームになっている。俺が氷魔法を使い、氷の器に入れて溶けないように頑張っている。見た目ならピカイチだろう。
アリスが嬉しそうにアイスクリームを食べている。ダンバルさんもチョコレートに釘付けだ。
ほらほらマダムが護衛に指示を出しているぞ。探してこいだ?無理だろ。この商品はどこにも売って無いんだからな。
辺りがざわざわしだしたな。お金があっても売って無いものを手に入れる事は不可能なのだよ。
「うん!美味しいねぇ。」
こんなに優越感があることは、この先無いだろうな。
「すみません。こちらの品々はどこでお買いしましたか?」
執事服のお兄さんが声を掛けてきた。チラチラと遠くから、おじさまが見てくるので、あのおじさまの執事さんだな。
「こちらの商品は、我がキャンディスイーツ商会で販売しております。しかし、この場には出店しておりませんので、申し訳ありません。」
聞き耳を立てていた人達が、ため息をつきガッカリしている。
「しかし、迷惑じゃなければ少し差し上げますよ。私がキャンディスイーツ商会会頭のキャンディと言います。それで何が必要ですかな?」
執事さんがこのメロンに釘付けになっている。確かにこれはとても美味しいアイスクリームだからな。
「メロンアイスクリームですか。しかし、この大きさを食べるのは大変でしょう。味見何てどうですか?」
スプーンでメロンアイスクリームをすくい、グラスに乗せて渡す。このグラスもキャンディマークが入ったキャンディスイーツ商会のグラスだ。
「いただきます。うん!冷たくて美味しいですね。暑い季節にぴったりです。アイスクリームと言うのは初めて食べましたが、美味しいものがあるんですね。」
執事さんは笑顔で食べているが、おじさまがこっちを睨んでいるよ。大丈夫なのか。
あっ!おじさまがこっちにきた。
「失礼する。私はグーラッド・ハルハーンだ。男爵の爵位を持っておる。」
偉そうなおじさまは、偉い男爵のおじさまだった。
「どうもはじめまして。私はDランク商会のキャンディスイーツ商会会頭キャンディと申します。ローズマリン伯爵家御用達店としてこのオークションに参加いたしました。よろしくお願いしますハルハーン男爵様。」
立ち上がり頭を下げて自己紹介をする。
「ローズマリン伯爵の御用達店か。流石伯爵様だ。しかし、キャンディはDランク商会だろう。どうやって御用達店になったんだ?」
「はい。こちらのジャムを気に入って貰い御用達店への許可をいただきました。」
テーブルにビンに入ったジャムを並べていく。
ジャムのビンをテーブルに置くと、周りの人達が何か言いたそうにしている。
「これは見たことがある入れ物だな。もう少し大きな入れ物はないのか?」
俺は一番大きなジャムのビンを見せる。
「おお!これだ!このジャムはとても旨いジャムだ。キャンディがロイヤルスイーツ商会に納めていたのか。」
ん?何だって?
「いえ。私はロイヤルスイーツ商会に納めてませんよ。これはキャンディスイーツ商会オリジナルのビンになります。他の商会では扱っておりません。」
「何!だがロイヤルスイーツ商会の行商からこのジャムを購入したぞ。」
「私には分かりません。おそらく行商の人がロイヤルスイーツ商会と嘘をついて売っているのでしょう。ロイヤルスイーツ商会はAランク商会なので、信用度が高いですから。」
「そうか。だがこのジャムは良いものだ。1個50000エルだったか。それだけの価値はある!」
50000エルだって!
店の10倍で売っているのかよ!
「すみません。私の店では1個5000エルの商品です。」
「5000エルでこのジャムが買えるのか!何でだ!」
何でだ!って言われてもその値段で売っているからだよね。
「私はその値段で売っています。ロイヤルスイーツ商会とは関係ありません。」
「その子が言ってるのは本当だよ。」
俺の席に一人の若い男性が座ってケーキを食べている。服装も偉い人が着る様なピシッとした服装で、まるで王子さまのようだな。
「そうですか。詳しくは聞きませんがあなた様が言うなら本当何でしょう。」
「そうそう。美味しいから食べて見なよ。ほら好きなのどうぞ。」
若い男性がケーキを切り分けて配っている。
いやそれ俺のやつだけど。まぁいいか。皆笑顔で食べてるし。
ケーキが足りないので、更にケーキを追加で出す。キャラメルケーキやチョコレートケーキなどなど、様々なケーキを振る舞った。
「美味しかったよ。ありがとね。お代は置いとくよ。僕はレオン・ロードロス。一応公爵家だからよろしくね。」
公爵家!
めっちゃ偉い人やん!
公爵家のロードロス様は、手紙にお代を入れて置いて行った。
他のオークション参加者もお礼を言って席に戻って行った。
そろそろオークションが始まるのかな。テーブルを綺麗にして待っている。
「お待たせいたしましたー!ただいまより夏のネオンライトオークションを開始いたします!」
ステージ上がライトアップされ、司会者の女性が照らされている。
やっと始まったな。
今、オークションが開始された。
0
お気に入りに追加
49
あなたにおすすめの小説
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
捨てられた転生幼女は無自重無双する
紅 蓮也
ファンタジー
スクラルド王国の筆頭公爵家の次女として生を受けた三歳になるアイリス・フォン・アリステラは、次期当主である年の離れた兄以外の家族と兄がつけたアイリスの専属メイドとアイリスに拾われ恩義のある専属騎士以外の使用人から疎まれていた。
アイリスを疎ましく思っている者たちや一部の者以外は知らないがアイリスは転生者でもあった。
ある日、寝ているとアイリスの部屋に誰かが入ってきて、アイリスは連れ去られた。
アイリスは、肌寒さを感じ目を覚ますと近くにその場から去ろうとしている人の声が聞こえた。
去ろうとしている人物は父と母だった。
ここで声を出し、起きていることがバレると最悪、殺されてしまう可能性があるので、寝たふりをして二人が去るのを待っていたが、そのまま本当に寝てしまい二人が去った後に近づいて来た者に気づくことが出来ず、また何処かに連れていかれた。
朝になり起こしに来た専属メイドが、アイリスがいない事を当主に報告し、疎ましく思っていたくせに当主と夫人は騒ぎたて、当主はアイリスを探そうともせずに、その場でアイリスが誘拐された責任として、専属メイドと専属騎士にクビを言い渡した。
クビを言い渡された専属メイドと専属騎士は、何も言わず食堂を出て行き身支度をして、公爵家から出ていった。
しばらく歩いていると、次期当主であるカイルが後を追ってきて、カイルの腕にはいなくなったはずのアイリスが抱かれていた。
アイリスの無事に安心した二人は、カイルの話を聞き、三人は王城に向かった。
王城で、カイルから話を聞いた国王から広大なアイリス公爵家の領地の端にあり、昔の公爵家本邸があった場所の管理と魔の森の開拓をカイルは、国王から命られる。
アイリスは、公爵家の目がなくなったので、無自重でチートし続け管理と開拓を命じられた兄カイルに協力し、辺境の村々の発展や魔の森の開拓をしていった。
※諸事情によりしばらく連載休止致します。
※小説家になろう様、カクヨム様でも掲載しております。
しっかり者のエルフ妻と行く、三十路半オッサン勇者の成り上がり冒険記
スィグトーネ
ファンタジー
ワンルームの安アパートに住み、非正規で給料は少なく、彼女いない歴35年=実年齢。
そんな負け組を絵にかいたような青年【海渡麒喜(かいときき)】は、仕事を終えてぐっすりと眠っていた。
まどろみの中を意識が彷徨うなか、女性の声が聞こえてくる。
全身からは、滝のような汗が流れていたが、彼はまだ自分の身に起こっている危機を知らない。
間もなく彼は金縛りに遭うと……その後の人生を大きく変えようとしていた。
※この物語の挿絵は【AIイラスト】さんで作成したモノを使っています
※この物語は、暴力的・性的な表現が含まれています。特に外出先等でご覧になる場合は、ご注意頂きますようお願い致します。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな
カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界
魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた
「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね?
それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」
小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く
塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう
一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが……
◇◇◇
親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります
(『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です)
◇◇◇
ようやく一区切りへの目処がついてきました
拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる