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友人目線(彼女の自殺)
久慈 智恵子(くじ ちえこ)
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娘が…自殺した。日記を読む限り、あの子が自殺したのはほぼ間違い無いだろう。なぜ、事前に気付いてあげられなかったのだろうか?うちにお金がない。たったそれだけのことが、娘を苦しめていたなんて。そんなことで死んでしまわなくても、ねえ、麗子?
麗子の母親、久慈智恵子は娘の死により段々と心がゆがんでいく。娘の代わりに、あいつが死ねばよかった。そんなことばかり考える日が続き、そんな中、彼女は笑うことがなくなっていった。
ある日、隣の男の子、娘の幼馴染がやってきた。
「麗子は自殺したんですか?なぜ?」
その答えを知っているのは、私だけだ。ドアをばたんと閉める。でも、どうしても、鍵をしめることができなかった。あんなに麗子のことを思ってくれているのに。再び家に入ってきたその子は、私が指さした麗子の部屋へと入って行った。
その夜は、一晩中泣いた。あんな子供に、麗子が自殺だなんて教えてもよかったのか。そう思い悩むと同時に、麗子の自殺を他の子に教えるということは、麗子が自殺だったと認めてしまうということなのかもしれないということが怖くてしかたがなかった。
でも、いつかは前に進まなくてはいけないのかもしれない。あの子の、ためにも。
麗子の母親、久慈智恵子は娘の死により段々と心がゆがんでいく。娘の代わりに、あいつが死ねばよかった。そんなことばかり考える日が続き、そんな中、彼女は笑うことがなくなっていった。
ある日、隣の男の子、娘の幼馴染がやってきた。
「麗子は自殺したんですか?なぜ?」
その答えを知っているのは、私だけだ。ドアをばたんと閉める。でも、どうしても、鍵をしめることができなかった。あんなに麗子のことを思ってくれているのに。再び家に入ってきたその子は、私が指さした麗子の部屋へと入って行った。
その夜は、一晩中泣いた。あんな子供に、麗子が自殺だなんて教えてもよかったのか。そう思い悩むと同時に、麗子の自殺を他の子に教えるということは、麗子が自殺だったと認めてしまうということなのかもしれないということが怖くてしかたがなかった。
でも、いつかは前に進まなくてはいけないのかもしれない。あの子の、ためにも。
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