ロクイチ聖女 6分の1の確率で聖女になりました。第三部 第四部

濃子

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魔法騎士大演習とそれぞれの思惑編(長編)

第103話 やっぱりするよね ☆

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 演習を抜け、アジャハンの屋敷に戻った兵馬は、ラルジュナの下で喘ぎ声をこらえていた。

 いつものように、噛んでいる手をはずされる。


「ーー我慢しないの」
「ーーっうーー、あんっ!あっ!あっーー!」
 執拗に乳首を舐められ、かじられ、身体の快感がとまらない。

「ーー気持ちぃーー……」
 涙目でラルジュナを見つめる。

「素直でよろしい」
 にっこりと笑うとラルジュナは兵馬の後孔の入り口を指で触れ、ゆっくりとまぜるように動かす。
「ああ!いやぁ!」

「早く欲しいよねー♡もうちょっと我慢してねー♡」
 指が増え、与えられる刺激に腰は浮き、優しく濃密な愛撫に兵馬の目が蕩けていく。

「そんなに欲しいんだー、うれしいな」
 欲しかったモノがナカに突き刺される。

「ーーっあうん!!!」

「あー、よく我慢したよね、ボクー」

 イッちゃいそう。

「いっぱい気持ちよくしてあげるからね♡」
 ゆるゆると腰を動かしながら、ラルジュナが耳元で囁く。熱い息にゾクリとし、快楽の期待に身体の芯がうずうずしてくる。


「うん……。ーージュナが、いっぱいほしい……」

 目を見開いたまま、ラルジュナが固まってしまった。

「?」
 兵馬は不思議そうに彼の顔をじっと見る。
「ーージュナ?」


「ーーごめん……、イキかけた」
「えっ?」
「もう、カワイイんだからー♡」

 抱きしめながらラルジュナが激しく腰を動かした。

「ーーっう!ーーあっ!あん!あっ!」

「愛してるよ。ヒョウマ」

 今度は兵馬が固まる番だ。真っ赤になって固まったまま、身体を動かされる。

「あっ!あんっ!あんっ!ああっ~~~~!」
 兵馬の腰が勝手に動き、ナカが気持ちいいと啼いている。
 最奥が早く早くと快楽を急かす。

 まだもらえないのはわかっている。だけど、あの奥をえぐるような鋭い突きが、早く欲しい。
「ボクのヒョウマー、大事にするからねー」
 頬を撫でられ背中がゾクリとした。唇は甘く噛まれ、舐められる。


「愛してる。愛してるよ。ヒョウマのすべてが愛しいーー」
 恥ずかしくなるぐらい耳元で愛を囁かれ、気が遠くなりそうだ。
 照れがないのはお国柄だろか。




 体勢を変えようとラルジュナは身を離そうとしたが、兵馬がしがみついていて離れそうもない。

「ジュナ、離れたくない……」
「身体を起こすだけだよ」
 座位になるように、兵馬を起こす。

「あっ!」
 深く、奥に衝撃が走る。
 締め付けるようにナカがうごき、ラルジュナのモノが刺激を受けて質量を増す。

「あー、だしたい!」
「う、うんっ!」
 兵馬の唇を塞ぎ、ラルジュナは下から突きあげるように、激しくナカを攻めた。

「~~~ふっ、~~~~っん~~~~~~~~っあぅん!!!」

 ひときわ高い嬌声に満足して、ラルジュナは自身の熱を放った。


 
「さて、戻らないとねー」
 もっとしたいけど、仕方がない。

 キスを繰り返し名残を惜しむがーー。


「……姉さん、変な事してないかな……」
 頭が冷静になった兵馬は姉を案じた。

「ーーホントすぐに切り替えるよね。もっとボクのことだけ考えなよ」

「えっ?か、考えてるよ!」
「どうかなー。余韻に浸るとかないのー」


「ーーだって、」
「だって?」


「冷静にならなきゃ、直視できないーー」

 真っ赤になった兵馬を抱きたかったラルジュナだが、持ち前の我慢強さで耐えたというーー。



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