84 / 154
アジャハン国の王太子とラッキースケベについて。編
第81話 ラルジュナと兵馬 ☆
しおりを挟む
ーー!
自室に転移してすぐに気づいた。
屋敷に灯りがついている。
ラルジュナがいるーー。
兵馬は青ざめながら自分のタンスに手を伸ばす。
「ヒョウマー?どうしたのー?」
ドアが開き、ラルジュナが声をかけてきた。
「じゅ、じゅなぁぁぁぁぁ~~~!?」
兵馬は驚きのあまり悲鳴のような声をあげた。
「?バスタオルー?」
目をパチクリしながら恋人が首を傾げる。
「着替え、忘れたのー?」
「ごめん!ちょっと部屋から出てもらえる!!」
兵馬の必死な表情に、ラルジュナが疑惑の目を向けた。
「えー?何でー?」
「なんでもぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「ーーはいはいー。コーヒー飲むー?」
息を吐き、ラルジュナがドアを閉めようとする。
「飲みます!」
「淹れとくねー」
ドアが閉まると同時に兵馬はタンスから服を引っ張り出した。バスタオルを投げるとスケスケのナイトローブに手をかける。
ガチャッ。
「砂糖多めだったーーーー」
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁーーー!!!」
兵馬は悲鳴をあげるしかなかった。
ラルジュナが沈黙している。振り向く勇気がない。
たちの悪いメイドの冗談に引っかかった、って明るく言おう!
口を開こうとした兵馬の肩に、ラルジュナの手が乗せられた。
「あ!あのね!め、め、め、メイドさんのね!」
なんだか見られてないか?
兵馬は汗がとまらない。
パンツなんか、白のレースの飾り付き紐パンだよ。ご丁寧に真ん中が割れてるーー。
バカでしかないーー。
「ジョークに、ね、ひっかかってねーー」
無言の中、後ろから抱きしめられる。
「えっとー、ば、バカみたいでしょーー」
眼鏡が外された。
身体が浮いたと同時に、ベッドに倒される。
強引に膝を立てられ、兵馬は真っ赤になった。
「ジュナぁ?」
真ん中が切れているのだ、現在ーー。
丸見えじゃないかぁぁぁぁぁ!
足を閉じようとしたが、押さえ込まれてびくとも動かない。飾りが陰部で揺れるのが、恥ずかしくて兵馬は目を閉じた。
「お願い……、見ないでよ……」
懇願に返事はなかった。
突如、噛みつくようなキスがはじまり、兵馬は心臓が跳ねあがるような衝撃を受ける。
「ーーっう!」
「ーーーーこれは、ヤバいな……」
そうだよ、やばいんだよーー。
「すっごい、クるーー」
目を見開いた兵馬の視界に、理性が切れたようなラルジュナが飛び込んできた。
「ヤバい、カワイイー」
ど、どこがー?
「あっ、やっ、あんっ!」
ほぐしも適当にラルジュナのモノが入ってきた。
突き入れ、強引に奥を動かされる。
「ま、待ってぇーー!あっーー!あっ~~~!」
身体に強い快感が走り、兵馬は逃げようと身をよじる。だが、まったく身体が動かせない。彼の動きに合わせて自然に腰が動くだけだ。
「ーーヒョウマのナカってすごく柔らかくて、食い付いてくるみたいーー」
耳元で囁かれ、兵馬はイキかけた。
そんなの知らないよーー!
モノをしごくような激しいピストンに、兵馬のナカが快感を期待する。ラルジュナの汗が飛び、兵馬の身体をビチャビチャにしていく。
「ーーっやぁぁぁ~!だめぇぇぇぇ~~~!!!」
感じる部分を強く突かれ、兵馬はのけぞった。腰の下にクッションを置かれ、さらに深くモノを埋め込まれる。
「ま、まってぇー!」
「ーーむちゃ言わないー」
「ひっ、あっ、あっ~~~~!」
脳天に響く快感に、身体がびくびくと痙攣した。
「イッちゃった?ボクもだよーー」
言葉に顔が赤くなる。
「ーーご、ごめん……」
なぜか謝ってしまった。
すぐにモノを動かされ、結合した部分からはぴちょぴちょぴちょと音が鳴る。生温い液にモノがよく滑るのか、早さがあがっていく。
「だめぇ~~~いまだめぇぇぇ~~~!」
気絶しそうなほどの快感がナカに与えられる。
「イイー。最高ーー♡」
「あふっ!あんッ!うっ!うっ!あ~、ジュナぁぁぁ~~~~!!」
「ーーーーなんて声だすのー」
兵馬の声にラルジュナが吐精した。
「ーータイミング、ズレた」
イッてるはずなのに、また動かされる。汗でぐしょぐしょの身体が熱くて、兵馬は必死に空気をさがす。
彼の目と自分の目が合った。
目の色が、雄だ。野生の獣の雄のようだーー。
「ーーヒョウマ、寝かさないよ……」
兵馬はその声の響きに、気を失った。
「あれ?ルート来ねえな?」
兵馬はわからん、って言ってたけどーー。
「まあ、時間だし行くか!」
「やったあ!」
「楽しみだね!」
次の日、予定通りに東堂と子供達はアスラーンの転移魔法により、プルウィア領の温水プールに移動した。
自室に転移してすぐに気づいた。
屋敷に灯りがついている。
ラルジュナがいるーー。
兵馬は青ざめながら自分のタンスに手を伸ばす。
「ヒョウマー?どうしたのー?」
ドアが開き、ラルジュナが声をかけてきた。
「じゅ、じゅなぁぁぁぁぁ~~~!?」
兵馬は驚きのあまり悲鳴のような声をあげた。
「?バスタオルー?」
目をパチクリしながら恋人が首を傾げる。
「着替え、忘れたのー?」
「ごめん!ちょっと部屋から出てもらえる!!」
兵馬の必死な表情に、ラルジュナが疑惑の目を向けた。
「えー?何でー?」
「なんでもぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「ーーはいはいー。コーヒー飲むー?」
息を吐き、ラルジュナがドアを閉めようとする。
「飲みます!」
「淹れとくねー」
ドアが閉まると同時に兵馬はタンスから服を引っ張り出した。バスタオルを投げるとスケスケのナイトローブに手をかける。
ガチャッ。
「砂糖多めだったーーーー」
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁーーー!!!」
兵馬は悲鳴をあげるしかなかった。
ラルジュナが沈黙している。振り向く勇気がない。
たちの悪いメイドの冗談に引っかかった、って明るく言おう!
口を開こうとした兵馬の肩に、ラルジュナの手が乗せられた。
「あ!あのね!め、め、め、メイドさんのね!」
なんだか見られてないか?
兵馬は汗がとまらない。
パンツなんか、白のレースの飾り付き紐パンだよ。ご丁寧に真ん中が割れてるーー。
バカでしかないーー。
「ジョークに、ね、ひっかかってねーー」
無言の中、後ろから抱きしめられる。
「えっとー、ば、バカみたいでしょーー」
眼鏡が外された。
身体が浮いたと同時に、ベッドに倒される。
強引に膝を立てられ、兵馬は真っ赤になった。
「ジュナぁ?」
真ん中が切れているのだ、現在ーー。
丸見えじゃないかぁぁぁぁぁ!
足を閉じようとしたが、押さえ込まれてびくとも動かない。飾りが陰部で揺れるのが、恥ずかしくて兵馬は目を閉じた。
「お願い……、見ないでよ……」
懇願に返事はなかった。
突如、噛みつくようなキスがはじまり、兵馬は心臓が跳ねあがるような衝撃を受ける。
「ーーっう!」
「ーーーーこれは、ヤバいな……」
そうだよ、やばいんだよーー。
「すっごい、クるーー」
目を見開いた兵馬の視界に、理性が切れたようなラルジュナが飛び込んできた。
「ヤバい、カワイイー」
ど、どこがー?
「あっ、やっ、あんっ!」
ほぐしも適当にラルジュナのモノが入ってきた。
突き入れ、強引に奥を動かされる。
「ま、待ってぇーー!あっーー!あっ~~~!」
身体に強い快感が走り、兵馬は逃げようと身をよじる。だが、まったく身体が動かせない。彼の動きに合わせて自然に腰が動くだけだ。
「ーーヒョウマのナカってすごく柔らかくて、食い付いてくるみたいーー」
耳元で囁かれ、兵馬はイキかけた。
そんなの知らないよーー!
モノをしごくような激しいピストンに、兵馬のナカが快感を期待する。ラルジュナの汗が飛び、兵馬の身体をビチャビチャにしていく。
「ーーっやぁぁぁ~!だめぇぇぇぇ~~~!!!」
感じる部分を強く突かれ、兵馬はのけぞった。腰の下にクッションを置かれ、さらに深くモノを埋め込まれる。
「ま、まってぇー!」
「ーーむちゃ言わないー」
「ひっ、あっ、あっ~~~~!」
脳天に響く快感に、身体がびくびくと痙攣した。
「イッちゃった?ボクもだよーー」
言葉に顔が赤くなる。
「ーーご、ごめん……」
なぜか謝ってしまった。
すぐにモノを動かされ、結合した部分からはぴちょぴちょぴちょと音が鳴る。生温い液にモノがよく滑るのか、早さがあがっていく。
「だめぇ~~~いまだめぇぇぇ~~~!」
気絶しそうなほどの快感がナカに与えられる。
「イイー。最高ーー♡」
「あふっ!あんッ!うっ!うっ!あ~、ジュナぁぁぁ~~~~!!」
「ーーーーなんて声だすのー」
兵馬の声にラルジュナが吐精した。
「ーータイミング、ズレた」
イッてるはずなのに、また動かされる。汗でぐしょぐしょの身体が熱くて、兵馬は必死に空気をさがす。
彼の目と自分の目が合った。
目の色が、雄だ。野生の獣の雄のようだーー。
「ーーヒョウマ、寝かさないよ……」
兵馬はその声の響きに、気を失った。
「あれ?ルート来ねえな?」
兵馬はわからん、って言ってたけどーー。
「まあ、時間だし行くか!」
「やったあ!」
「楽しみだね!」
次の日、予定通りに東堂と子供達はアスラーンの転移魔法により、プルウィア領の温水プールに移動した。
55
お気に入りに追加
70
あなたにおすすめの小説
社畜だけど異世界では推し騎士の伴侶になってます⁈
めがねあざらし
BL
気がつくと、そこはゲーム『クレセント・ナイツ』の世界だった。
しかも俺は、推しキャラ・レイ=エヴァンスの“伴侶”になっていて……⁈
記憶喪失の俺に課されたのは、彼と共に“世界を救う鍵”として戦う使命。
しかし、レイとの誓いに隠された真実や、迫りくる敵の陰謀が俺たちを追い詰める――。
異世界で見つけた愛〜推し騎士との奇跡の絆!
推しとの距離が近すぎる、命懸けの異世界ラブファンタジー、ここに開幕!
転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい
翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。
それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん?
「え、俺何か、犬になってない?」
豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。
※どんどん年齢は上がっていきます。
※設定が多く感じたのでオメガバースを無くしました。
ツンデレ貴族さま、俺はただの平民です。
夜のトラフグ
BL
シエル・クラウザーはとある事情から、大貴族の主催するパーティーに出席していた。とはいえ歴史ある貴族や有名な豪商ばかりのパーティーは、ただの平民にすぎないシエルにとって居心地が悪い。
しかしそんなとき、ふいに視界に見覚えのある顔が見えた。
(……あれは……アステオ公子?)
シエルが通う学園の、鼻持ちならないクラスメイト。普段はシエルが学園で数少ない平民であることを馬鹿にしてくるやつだが、何だか今日は様子がおかしい。
(………具合が、悪いのか?)
見かねて手を貸したシエル。すると翌日から、その大貴族がなにかと付きまとってくるようになってーー。
魔法の得意な平民×ツンデレ貴族
※同名義でムーンライトノベルズ様でも後追い更新をしています。
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
腐男子(攻め)主人公の息子に転生した様なので夢の推しカプをサポートしたいと思います
たむたむみったむ
BL
前世腐男子だった記憶を持つライル(5歳)前世でハマっていた漫画の(攻め)主人公の息子に転生したのをいい事に、自分の推しカプ (攻め)主人公レイナード×悪役令息リュシアンを実現させるべく奔走する毎日。リュシアンの美しさに自分を見失ない(受け)主人公リヒトの優しさに胸を痛めながらもポンコツライルの脳筋レイナード誘導作戦は成功するのだろうか?
そしてライルの知らないところでばかり起こる熱い展開を、いつか目にする事が……できればいいな。
ほのぼのまったり進行です。
他サイトにも投稿しておりますが、こちら改めて書き直した物になります。
もう人気者とは付き合っていられません
花果唯
BL
僕の恋人は頭も良くて、顔も良くておまけに優しい。
モテるのは当然だ。でも――。
『たまには二人だけで過ごしたい』
そう願うのは、贅沢なのだろうか。
いや、そんな人を好きになった僕の方が間違っていたのだ。
「好きなのは君だ」なんて言葉に縋って耐えてきたけど、それが間違いだったってことに、ようやく気がついた。さようなら。
ちょうど生徒会の補佐をしないかと誘われたし、そっちの方に専念します。
生徒会長が格好いいから見ていて癒やされるし、一石二鳥です。
※ライトBL学園モノ ※2024再公開・改稿中
婚約破棄からが本番です
アケチカ
BL
「リディアス! 貴様との婚約は破棄させてもらう!」
お決まりの断罪劇に、リディアスはようやくここまで来たかと物思いにふける。あと少し頑張れば物語から解放されるはずだと。
ちょっぴり前世の記憶を持ったまま、リディアスとして乙女ゲームの悪役令嬢(悪役令息)として転生してしまった。ゲームのシナリオを踏まえつつ、断罪後の未来に向けて奮闘するのだが……君、攻略対象でしょうが。なんで僕の方に来るのさ。
アルフレッド(攻)リディアス(受)
ヒロインがでしゃばる回があります。BLに女は要らん!という方はご注意を。
一応R18にしてますが、保険です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる