ワタクシゴトデスガ。

濃子

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初バイトの話

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 学生の頃、バイトをしました。
 はじめてした仕事は、スーパーの品出しです。シフトは土日は1日と、平日の夕方入れるとき。
 理由は家から近い事と、楽そうだからです。

 はい!大変でした!

 仕事舐めるな!ですよね~。


 私が配属されたのは、チルド部門で、店によっては日配にっぱい、デイリーと呼ばれています。

 牛乳、卵、冷蔵の食品、こんにゃく、デザート、冷凍食品など、たくさん種類がありました。


 平日は、商品の品出しも夕方ですから、夕便もあまりなく、すきまの掃除をしたり、見切り品のシールを貼ったり、気楽なものでした。
 


 土日は朝からだったので、まずは商品量に驚きます。空の店内に商品の台車が次々と運ばれ、品を出していくのですがーー。


 特に、牛乳は12本入って1ケース。それが台車1台に山積みになってるんで、重い重い。

 しかも、種類が豊富。
 空になると、陳列棚の商品カードを見てだすので、この商品どこやったのかな~、とよく迷いました。
 開店までのスピード勝負なので、先輩のおばさま方は忙しいので相手にされず、自分でさがすと時間がかかり、チーフにはよく遅いと怒られました。


 そして、一番大変だったのが、卵の特売。

 開店と同時にお客様が走ってきて卵売り場に殺到する。

 卵1パック100円ですよ。

 いまは懐かしい金額ですよね。

 あまりに混雑するので、そのうち列を整理する係が必要になり、最後尾のプラカードをもってひとを整理したりしましたね~。


 最終的に、卵をひとつひとつ手渡しでお客様にお渡しする事になりましたがーー。またこれも大変でした。

 近くのスーパーなので知人が多く、わりと恥ずかしかったですね~~。


 どこかのおばあちゃんからは、「おじいさんがどこかに行ったから、卵もうひとつちょうだい!」、って言われる事もあるし。

「すみません、確認しないとお渡しできないんです」

 何回言ったことかーー。


 でも、すぐに予定数量がはけるんで、卵係は1時間もしないうちに終わるんですがーー。精神的に疲れる仕事でした。


 ですが、日を追うごとに先輩のおばさん達と仲良くなれたのが、本当によかったです。


 良いひとばっかりだったなーー、チーフ以外は。

 社員さんに告白されたりもして、うふふ、な事もあった、チルドバイトでした。
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