ワタクシゴトデスガ。

濃子

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息子の成長に思う

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 息子の空也(仮名)は2歳のときにお兄ちゃんになりました。

 弟の信空(仮名)が産まれたからです。

 私はりっちゃん(主人)の母(姑さんやね)と同居していたので、里帰りも許されずに家に帰るわけですが(ちょっと恨んでる)、久しぶり(一週間だけどね)に見た空也が、なんだか大きく見えて不思議な気持ちになりました。

「おいで~。空ちゃん」
 と、信空をりっちゃんに預けて空也を抱っこしようとすると、姑さんが、

「濃ちゃん!だめ!空也がお母さんから離れんくなる!」

 怒られました。


 え~、なんでよ~、と不満たらたらの私。

「離れへんくなったら困るのは濃ちゃんや!」

 空也は姑さんに連れて行かれ、私はとにかく休めと布団に追いやられます。

 悲しいなー、と産後の弱々メンタルで号泣。

りっちゃんがまじでうっとおしそうでしたね。

 その後、空也はびっくりするぐらい私から離れて過ごしてました。


 たまに、姑さんが買い物でいないと、空ちゃんおいで~、と抱きしめにいきました。

「まま~」
 
 すりすりくっついてくるのが、なんてかわいいんだ、とまた号泣。

 大丈夫なのか自分、という状態でした。



 ですが、空ちゃん偉いんです。信空が泣いて起きると私から離れて、

「そこ、信ちゃんのとこ」

 、って私の膝に指をさして言ったんです。



 そして、私はまた号泣。

 泣いてばっかりでしたねーー。


 この話をりっちゃんにしたら、りっちゃんも号泣してましたが(笑)。



 弟を気づかう優しい息子は、いまは中学生、スマホしか見てませんが、あんなかわいい時期はほんと、一瞬だなー、とつくづく感じます。


 ただ、信空と仲がすごく良いので、兄弟仲が良いのはありがたいことだなぁ。


 あのときはただ必死だったけど、あの一瞬の時期が、また欲しいなぁーー。
 









 
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