ワタクシゴトデスガ。

キャラクターづくりに思う事

　キャラを作るってすごく難しいと思います。

　たいていは、身近な人を参考にしたり、好きなキャラクターを参考にしたりしてます。
　あまり適当に作ると、世界観にあわない名前だったり（よくありま～す。貴族の名前とか適当すぎてヤバいでーす。まあ、いいやで終わってます）、するのですが、ぼく、おれ、あたし、などが、何て言ってたっけ？とわからなくなり、何度も確認したりします。
　統一してしまうと、誰が何を話してるかわからなくなるし、書き分けって大切ですよね（できていない）。

　このキャラクター作りでよく思うのですが、私の母は内田康夫先生の大ファンです。　　
　小さい頃から家の本棚には先生の本と、鬼平犯科帳が並んでた事を覚えています（私の理想の男性、長谷川様）。

　その中、母が愛してやまなかったのが、浅見光彦様というキャラクターだったのですが、母は本当に、物凄くこのキャラクターを愛してましたね(ドラマも撮りためて見ていましたね)。

　残念ながら私はミステリーは好きなんですが、アリバイ音痴で、トリック明かしも何回読んでもよくわからんバカだったので、さらりとしか読んでいないのですが（すみません）。

　印象的だったのが、何作目かわからないのですが、はじめから出ていた浅見光彦が実は偽物で、犯罪者の方だった、というタネ明かし。
　これに対し、母は、「やっぱり浅見さんじゃないと思ってた」、と言ったんです。
　聞いていた私は、キャラが違うとかわかるんだー、と不思議な気持ちになりました。

　そこまで母が入れ込んだそのキャラクターを、たくさんの人に愛されているそのキャラクターを生み出せるというのは、本当にすごい事だな、と思います。
　もっとも、そのキャラクターを、「そんな事言わない、しない」、と理解してもらえるまで話に惹き込むなんて、自分にとっては雲の上の話すぎてどうにもなりませんが。

　いつか、そういうキャラクターが生み出せたらいいですよねーー。