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第二章
洗濯
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嵐が収まった早朝、ムラトは巨大なたらいに入った巨大な衣服と格闘していた。
起き抜け、ブロンテスが「そろそろ洗濯でもするか」と言ったからである。
ムラトは何の考えも無しに、ならお手伝いしましょうと言ってしまったのだ。
まるで家族の一員になったかのようで、温かな心持ちだったのはつい先程までのこと。
ムラトは家の脇でオリーブ油を固めた石鹸片手に、大きすぎるブロンテスの衣服をたらいの中に叩きつけては汚れを落とす作業を繰り返していた。
「これ、どうやって絞るんだ……」
水を吸って重くなった衣服の扱いに困ってしまう。
そもそも手作りの物干し台が高すぎる。
ピンと張られたロープも、踏み台が無ければ届かないだろう。
朝食の準備をしているはずのブロンテスを呼ぶか。
いや、機嫌を損ねるかもしれない。
こんなことでくじけていては、共に暮らせない。
そこまで考えたムラトは、自分の中にブロンテスと同棲するという選択肢が芽生えていることに驚いた。
ブロンテス様はどうなんだろう。
武器屋でも道具屋でも無くなった俺は、ブロンテス様にとって価値があるのか?
うーん、と腕を組んで呻るムラトの背後に、固い地面を踏みしだく足音が響いた。
「追加だ。これもよろしく頼むぞ」
「え」
ブロンテスによく似た兄弟の一人が、衣類やシーツをぱんぱんに詰めた籠を担いでいる。
「ハハ、冗談だ。絞るのも一苦労だろう」
「え、あ、実は、ハイ」
巨人はにやにや笑いながら籠を起き、背をかがめて立ち尽くすムラトへと顔を近づけた。
「俺が誰だか分かるか? 当てたら代わってやろう」
大きな目玉がムラトの視界いっぱいに広がる。
このやりとりは何度もしてきた。
三兄弟を見分けたかったら、虹彩の濃淡を見ることだ。
三人とも深い青色をしているが、よくよく見ると濃さに差異がある。
微々たる差だが、一番濃いのがブロンテス、次がケラヴノス、最も淡いのが──
「分からないか?」
二分の一を外したくないあまり、真剣に巨人の顔を見つめていたムラトだったが、あまりの固まりっぷりに巨人は噴き出しそうになっている。
「そろそろ答えを聞こうか」
巨人の大きな手がムラトの頬に添えられる直前、雷のような怒号が二人に浴びせかけられた。
「カテギートス! 何をしている!」
憤慨したブロンテスが大股でこちらにやってきているではないか。
ムラトはそれだけで股間のモノ全てが縮みあがりそうだった。
「これでは問題にならないじゃないか、兄弟」
「何が問題だ。こいつの邪魔するな」
「邪魔はしていない。手伝ってやろうと思っただけだ。ニンゲンには俺達の上着一枚絞るのも難しいだろう」
「……」
ブロンテスは険しい顔で兄弟を睨み付けている。
「おっと、流石に気づいて手助けしに来たのか。邪魔して悪かったな」
「黙れ。俺の服がめちゃくちゃにされていないか見に来ただけだ。お前はパンの焼き具合でも見ていろ」
「それは俺の仕事ではないな」
「炭を食いたいなら勝手にしろ」
「分かったよ。火加減は見てやるから、俺とケラヴノスの分は洗ってくれよ」
「フン」
家事の分担について軽く言い争った兄弟は、互いに条件をつけて矛を収めた。
屋内へ入るカテギートスを横目に、ブロンテスは苦々しい顔をしながら水浸しになった自分の服をつまみ上げた。
「あの」
「何だ」
「すみません」
「何がだ」
「ご期待に添えず」
「仰々しいな。お前が俺より数倍小さいことを忘れていた。ただそれだけだ」
ブロンテスはよく着ている古めかしい頭貫衣を思い切り捻って水気を切った。
滝のような水流がブロンテスの足下を濡らす。
「おい」
「はい」
「そこの汚物もたらいにぶち込め。思いっきり上から踏んで洗って良いぞ」
ブロンテスは籠の中に入った兄弟達の衣服を指差す。
「あ、はい」
汚物って。まあ、いいか。
ムラトは巨大な籠を両手で持ち上げ、中の裳のをたらいの中へ放り込んだ。
石けん水の残るたらいに様々な布類が沈んでいく。
ムラトは靴をその辺に脱ぐと、素足で男の匂いが染みついた布の上に立って見せた。
「そのまま踏んでおけ。俺は兄弟の履いたモノを洗うなどまっぴら御免だからな」
「絞って、干しては頂けますか」
「……汚れが落ちたらな」
二人は分担して洗濯を終え、鍛冶屋手作りの無骨すぎる物干し台には色とりどりの衣服が干され、まるで祭りのようだった。
「この天気で乾きますか」
ムラトは常に紫がかった黒雲で覆われた地下世界の空を見上げる。
「乾かなかった試しがないな」
「不思議ですね」
ムラトがぼんやりと風に揺れるバンダナを眺めていると、突然ブロンテスに右肩を掴まれた。
強引に身体の向きを変えさせられ、ブロンテスと向き合う形になる。
「ところでお前、兄弟と何をしていた」
「な、何とは」
「俺に言えないことか」
乾いた低い声がムラトに突き刺さる。
「まさか! いつもの、いつものアレです!」
「……」
いつから始まったのか覚えていないが、ムラトがこの家を訪れる度にカテギートスとケラヴノスが揶揄ってくるようになったのだ。
「だからと言ってあれ程顔をのぞき込む必要があるか。そもそもすぐに俺と分からないとは、どう言うことだ」
「そんな……」
無茶を仰る。あなた方は判を押したようにそっくりなのに。
普段はこの遊戯を楽しんでいたはずのブロンテスが、何故ここまで腹を立てているのかムラトは不思議で仕方ない。
「まあいい。兄弟にはつまらん遊びを止めるように言っておく」
「そうですか」
終始不機嫌そうなブロンテスを前に、ムラトはただその顔を見上げておろおろする事しか出来ない。
すると、ブロンテスはおもむろにムラトの腰を両手で掴んで持ち上げた。
「えっ!?」
悪さをした野良猫が捕らえられたかのように、だらんと足が宙に浮く。
「もし俺が、他のニンゲンとお前を見分けるためにこうしていたら、お前はどう思う」
ごつ、とムラトの額にブロンテスの額が当てられる。
いやここまでは誰もしていません、と言いたい所だが、ブロンテスがそういう事を聞きたいのでは無いことくらいムラトにも分かっている。
「嫌、ですね」
他のニンゲンと言う言葉を聞き、ムラトの脳裏に思い浮かんだのはアルバーノだった。
アルバーノと自分を間違える事など天地がひっくり返っても無いが、何かのきっかけで距離を詰めるアルバーノとブロンテスの姿を想像すると、悪酔いしたときのような不快感が口の中に広がる。
「ようやく分かったか。お前が媚びへつらうのは俺だけでいい。いいな」
ムラトの身体がゆっくりと地面に下ろされる。
「はい」
無論そのつもりだ。
ムラトにとってブロンテスは唯一無二の主である。
いつかの時、身も心も捧げると誓ったのだ。
「ブロンテス様」
「何だ」
「ご心配なく。私がお慕い申し上げるのはブロンテス様のみ。私はあなた様しか見ておりません」
「──よくもまあ、歯の浮くような言葉をぺらぺらと」
ブロンテスは顔を逸らし、風にはためく洗濯物へと眼を向けた。
昼過ぎ、自分の店へ帰ってきたムラトは、そのがらんとした店内を見て、言いようのない寂しさを覚えた。
ムラトが扱う品物はパンや薬草のような、毎日消費するものではない。
これまでも数少ない旅人を待ち、大きな稼ぎが無いときは野良仕事をしたり、武器片手に夜警をしたりしていた。
母は物心つくかつかないかの頃に、魔獣に襲われた傷が元で亡くなり、父も見回りのときに何かの呪いを貰って衰弱し、早死にした。
そういえば、父さんは防具ばっかり売ってたな。
ムラトは盾を飾る為の壁掛けを見つめる。
「そうか、お前は武器を多く売りたいか。父親とは違うようだな」
在りし日の声が思い出される。
今となっては何故そんなに脅えていたのか分からないが、ムラトは生きるため、ブロンテスの言うがままの|対価を支払ってきた。
「んー……」
おかしい。
いつ、畏怖が愛情にすり替わったのだろう。
ムラトは自分の記憶が曖昧なことに、言い知れぬ不安を抱き始めた。
『おい。戻ったのか』
「あ、はい!」
ムラトの無事を尋ねる声に、その不安は薄らと頭の中へ沈んでいった。
つづく
起き抜け、ブロンテスが「そろそろ洗濯でもするか」と言ったからである。
ムラトは何の考えも無しに、ならお手伝いしましょうと言ってしまったのだ。
まるで家族の一員になったかのようで、温かな心持ちだったのはつい先程までのこと。
ムラトは家の脇でオリーブ油を固めた石鹸片手に、大きすぎるブロンテスの衣服をたらいの中に叩きつけては汚れを落とす作業を繰り返していた。
「これ、どうやって絞るんだ……」
水を吸って重くなった衣服の扱いに困ってしまう。
そもそも手作りの物干し台が高すぎる。
ピンと張られたロープも、踏み台が無ければ届かないだろう。
朝食の準備をしているはずのブロンテスを呼ぶか。
いや、機嫌を損ねるかもしれない。
こんなことでくじけていては、共に暮らせない。
そこまで考えたムラトは、自分の中にブロンテスと同棲するという選択肢が芽生えていることに驚いた。
ブロンテス様はどうなんだろう。
武器屋でも道具屋でも無くなった俺は、ブロンテス様にとって価値があるのか?
うーん、と腕を組んで呻るムラトの背後に、固い地面を踏みしだく足音が響いた。
「追加だ。これもよろしく頼むぞ」
「え」
ブロンテスによく似た兄弟の一人が、衣類やシーツをぱんぱんに詰めた籠を担いでいる。
「ハハ、冗談だ。絞るのも一苦労だろう」
「え、あ、実は、ハイ」
巨人はにやにや笑いながら籠を起き、背をかがめて立ち尽くすムラトへと顔を近づけた。
「俺が誰だか分かるか? 当てたら代わってやろう」
大きな目玉がムラトの視界いっぱいに広がる。
このやりとりは何度もしてきた。
三兄弟を見分けたかったら、虹彩の濃淡を見ることだ。
三人とも深い青色をしているが、よくよく見ると濃さに差異がある。
微々たる差だが、一番濃いのがブロンテス、次がケラヴノス、最も淡いのが──
「分からないか?」
二分の一を外したくないあまり、真剣に巨人の顔を見つめていたムラトだったが、あまりの固まりっぷりに巨人は噴き出しそうになっている。
「そろそろ答えを聞こうか」
巨人の大きな手がムラトの頬に添えられる直前、雷のような怒号が二人に浴びせかけられた。
「カテギートス! 何をしている!」
憤慨したブロンテスが大股でこちらにやってきているではないか。
ムラトはそれだけで股間のモノ全てが縮みあがりそうだった。
「これでは問題にならないじゃないか、兄弟」
「何が問題だ。こいつの邪魔するな」
「邪魔はしていない。手伝ってやろうと思っただけだ。ニンゲンには俺達の上着一枚絞るのも難しいだろう」
「……」
ブロンテスは険しい顔で兄弟を睨み付けている。
「おっと、流石に気づいて手助けしに来たのか。邪魔して悪かったな」
「黙れ。俺の服がめちゃくちゃにされていないか見に来ただけだ。お前はパンの焼き具合でも見ていろ」
「それは俺の仕事ではないな」
「炭を食いたいなら勝手にしろ」
「分かったよ。火加減は見てやるから、俺とケラヴノスの分は洗ってくれよ」
「フン」
家事の分担について軽く言い争った兄弟は、互いに条件をつけて矛を収めた。
屋内へ入るカテギートスを横目に、ブロンテスは苦々しい顔をしながら水浸しになった自分の服をつまみ上げた。
「あの」
「何だ」
「すみません」
「何がだ」
「ご期待に添えず」
「仰々しいな。お前が俺より数倍小さいことを忘れていた。ただそれだけだ」
ブロンテスはよく着ている古めかしい頭貫衣を思い切り捻って水気を切った。
滝のような水流がブロンテスの足下を濡らす。
「おい」
「はい」
「そこの汚物もたらいにぶち込め。思いっきり上から踏んで洗って良いぞ」
ブロンテスは籠の中に入った兄弟達の衣服を指差す。
「あ、はい」
汚物って。まあ、いいか。
ムラトは巨大な籠を両手で持ち上げ、中の裳のをたらいの中へ放り込んだ。
石けん水の残るたらいに様々な布類が沈んでいく。
ムラトは靴をその辺に脱ぐと、素足で男の匂いが染みついた布の上に立って見せた。
「そのまま踏んでおけ。俺は兄弟の履いたモノを洗うなどまっぴら御免だからな」
「絞って、干しては頂けますか」
「……汚れが落ちたらな」
二人は分担して洗濯を終え、鍛冶屋手作りの無骨すぎる物干し台には色とりどりの衣服が干され、まるで祭りのようだった。
「この天気で乾きますか」
ムラトは常に紫がかった黒雲で覆われた地下世界の空を見上げる。
「乾かなかった試しがないな」
「不思議ですね」
ムラトがぼんやりと風に揺れるバンダナを眺めていると、突然ブロンテスに右肩を掴まれた。
強引に身体の向きを変えさせられ、ブロンテスと向き合う形になる。
「ところでお前、兄弟と何をしていた」
「な、何とは」
「俺に言えないことか」
乾いた低い声がムラトに突き刺さる。
「まさか! いつもの、いつものアレです!」
「……」
いつから始まったのか覚えていないが、ムラトがこの家を訪れる度にカテギートスとケラヴノスが揶揄ってくるようになったのだ。
「だからと言ってあれ程顔をのぞき込む必要があるか。そもそもすぐに俺と分からないとは、どう言うことだ」
「そんな……」
無茶を仰る。あなた方は判を押したようにそっくりなのに。
普段はこの遊戯を楽しんでいたはずのブロンテスが、何故ここまで腹を立てているのかムラトは不思議で仕方ない。
「まあいい。兄弟にはつまらん遊びを止めるように言っておく」
「そうですか」
終始不機嫌そうなブロンテスを前に、ムラトはただその顔を見上げておろおろする事しか出来ない。
すると、ブロンテスはおもむろにムラトの腰を両手で掴んで持ち上げた。
「えっ!?」
悪さをした野良猫が捕らえられたかのように、だらんと足が宙に浮く。
「もし俺が、他のニンゲンとお前を見分けるためにこうしていたら、お前はどう思う」
ごつ、とムラトの額にブロンテスの額が当てられる。
いやここまでは誰もしていません、と言いたい所だが、ブロンテスがそういう事を聞きたいのでは無いことくらいムラトにも分かっている。
「嫌、ですね」
他のニンゲンと言う言葉を聞き、ムラトの脳裏に思い浮かんだのはアルバーノだった。
アルバーノと自分を間違える事など天地がひっくり返っても無いが、何かのきっかけで距離を詰めるアルバーノとブロンテスの姿を想像すると、悪酔いしたときのような不快感が口の中に広がる。
「ようやく分かったか。お前が媚びへつらうのは俺だけでいい。いいな」
ムラトの身体がゆっくりと地面に下ろされる。
「はい」
無論そのつもりだ。
ムラトにとってブロンテスは唯一無二の主である。
いつかの時、身も心も捧げると誓ったのだ。
「ブロンテス様」
「何だ」
「ご心配なく。私がお慕い申し上げるのはブロンテス様のみ。私はあなた様しか見ておりません」
「──よくもまあ、歯の浮くような言葉をぺらぺらと」
ブロンテスは顔を逸らし、風にはためく洗濯物へと眼を向けた。
昼過ぎ、自分の店へ帰ってきたムラトは、そのがらんとした店内を見て、言いようのない寂しさを覚えた。
ムラトが扱う品物はパンや薬草のような、毎日消費するものではない。
これまでも数少ない旅人を待ち、大きな稼ぎが無いときは野良仕事をしたり、武器片手に夜警をしたりしていた。
母は物心つくかつかないかの頃に、魔獣に襲われた傷が元で亡くなり、父も見回りのときに何かの呪いを貰って衰弱し、早死にした。
そういえば、父さんは防具ばっかり売ってたな。
ムラトは盾を飾る為の壁掛けを見つめる。
「そうか、お前は武器を多く売りたいか。父親とは違うようだな」
在りし日の声が思い出される。
今となっては何故そんなに脅えていたのか分からないが、ムラトは生きるため、ブロンテスの言うがままの|対価を支払ってきた。
「んー……」
おかしい。
いつ、畏怖が愛情にすり替わったのだろう。
ムラトは自分の記憶が曖昧なことに、言い知れぬ不安を抱き始めた。
『おい。戻ったのか』
「あ、はい!」
ムラトの無事を尋ねる声に、その不安は薄らと頭の中へ沈んでいった。
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