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第一章
巨人鍛冶屋と人間武器屋
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翌日、まだ太陽が高く上る午後、ムラトは店を施錠すると、小さな背嚢と深緑色の外套を身に着け、村の門から外の森へと踏み出した。
天精霊教会がもたらす結界に覆われた村の外は、魔獣ひしめく危険地帯だ。
ムラトの暮らすラスダマエの村の近くには、山の向こうに魔王城へと続く洞窟があると言われている。
そのためか、並の冒険者では太刀打ちできない狂暴な魔獣が村周辺をうろつくことも多い。
そんな場所を、ムラトは杖を片手に独り堂々と行く。
このような真似ができるのも、取引先から与えられた武器防具のおかげだ。
ムラトが身に着けているものは、姿隠しの呪文が刻まれた金具つきの外套と振れば雷が敵を打ち据えるメイスだ。
これがあるなら子供でも森をうろつくことは可能だろう。
そうしてしばらくすると、ムラトは難なく目的の場所に辿り着いた。
そこはもはや遺跡なのか、巨岩群なのか分からない場所だった。
森の木々の間に、朽ちて欠け落ちた岩の砦のようなものが散乱していた。
その一角に、地面に丸く平べったい岩が置かれている。
ムラトはその上にしゃがむと、槌矛でその中心を三回ノックした。
すると、ズズズズ、と地響きが鳴り、ムラトの目の前に地下へと続く石階段が現れる。
──いつ見ても、地獄の入り口みてえだな。
生温かい風がむわっと吹きあがり、招くようにムラトの頬を撫でる。
等間隔に石壁へ取り付けられた魔鉱石の弱弱しい光を頼りに、ムラトは地下世界へと降りていった。
⚔
長い長い階段を降り、霧にまみれた薄暗い荒野を北に行けば、目的地に辿り着く。
常に氷塊まじりの激流が奔る大河のほとりに、大岩を積み上げた巨大要塞のような鍛冶場兼居住区がある。
真っ黒な石扉の前で、ムラトの二倍は背丈のある大男が、にんまりと笑みを浮かべて腕組みをしている。
それもただの男ではない。青い瞳の一つ目巨人であった。
「よく来たな。さて、俺が誰だか、分かるかな?」
ムラトを見下ろす彼は、灰色がかった薄青の皮膚をしており、その顔面の半分ほどは満月のような丸く大きな単眼が鎮座している。
鼻は無く、目玉の下には耳まで裂けていそうな大きな口がある。
そこから覗く歯は剣の切っ先のように白く鋭い。
頭には厚手のバンダナを巻き、その下からは金色のもみ上げが伸びている。
身体は昨日見た髭男が貧相に見えるくらい、山のように隆起した筋肉で覆われていた。
殆ど袖のない膝丈までの頭貫衣を、古代呪文が織られた帯で締めている。
V字に深く開いた襟ぐりからは、盛り上がった大胸筋の谷間が見えている。
足には簡素な牛革のサンダルを履き、右足首には雷を意匠化した金の足輪をはめていた。
「どうした。俺の名前が言えないのか?」
巨人は身を屈め。ムラトに顔を近づける。
真っ青な瞳の眼力に、ムラトは思わず後ずさりした。
「ええと」
ブロンテス、と言いかけたムラトだったが、それをすんでのところで飲み込んだ。
若干だが、瞳の色が違うのだ。
「ケラヴノス様でしょう?」
ムラトは額の汗を拭いながら、精一杯愛想よく答える。
「んー……正解だ。入るといい」
ケラヴノスと呼ばれた巨人は、どこか残念そうだ。
「お邪魔します」
「つまらんなあ。また間違えて、仕置きされるお前の声を聞くのが、楽しみだったんだがなあ……」
「ハハ、そんな意地の悪いことおっしゃらないでくださいよ」
──危ねぇ、よかった……。
ムラトは内心滝のような汗を流しながら、サイクロプスの住処へと足を踏み入れた。
⚔
地下世界は、あちらで溶岩が噴き出したかと思うと、こちらで氷のような冷たさの川が流れる、まさに地獄のような場所だ。
だが、鍛冶場に隣接したこの住居の空気は、恐ろしいほど穏やかで過ごしやすい。
魔法に疎いムラトでも、何かの力が働いていることは容易に察することができた。
そして、恐らくその力の源は、どっかりと長椅子の背もたれに背を付けてふんぞりかえっている。
ケラヴノスと殆ど同じ見た目をしたサイクロプスは、机の上にちまちまと金貨を積んでいくムラトを、楽しそうに見下ろしていた。
「七万アウルムと、えー、ベレス草の茶葉、あ、これもどうです? 多分貴族の持ち物で」
宝石を包んでいた見事な刺繍の小袋を、ムラトは巨人の前に掲げてみせる。
だが、巨人はため息を吐くだけだ。
「お気に召しませんで?」
「お前なあ、そんな小さなもの、この俺にどう使えと言うのだ」
「そ、それもそうですね。失礼しました。中々な緻密な刺繍だったので、ブロンテス様にぴったりかと思いましてつい」
追従を始めるムラトに、ブロンテスはわざとらしく首を振る。
「足りんな」
「宝石商とさえ連絡がとれれば、金貨は倍で」
「ニンゲンの金貨なぞ、ここでは大した価値はないことを忘れたか」
「それを言われますと、その……」
段々と顔から血の気が引いてゆくムラトとは対照的に、ブロンテスの笑みは次第に深くなってゆく。
「鉱石も織物も魔草も、十分足りている。ここに無いものは一つだけだ。それが何か、分かるか?」
「いやー、無学な私にはさっぱりで」
「ニンゲンだ」
「はい?」
「魔獣も避けるこの地に、ニンゲンが根を張れるわけがない。お前のように脆く弱い者は、ここではある意味希少種だ。それが分らぬほど愚かでもあるまい」
「はぁ……」
──嫌な予感がする。
機嫌のよい時、またはそういう気分のとき、ブロンテスはよく喋るのだ。
「お前にはお前にしか払えない対価がある。それを捧げるなら、今回も不足分をまけてやるが」
ムラトは頭を抱えて掻きむしりたくなる衝動をなんとか押さえつける。
巨眼から、灼けるほどの熱視線がムラトの身体に注がれている。
それをひしひしと感じ取りながらも、ムラトは唸ってしまった。
「ああ、どうしても嫌なら無理強いはせん。その机に金貨を山ほど積めばいいだけだからな。ただし、明日までに、だ」
「そんな!」
ついに耐え切れず、ムラトが悲痛な声を上げる。
眉を下げ、急な雨に打たれた野良犬のように惨めな困り顔になったムラトを見て、ブロンテスの喉奥からは低い笑い声が漏れた。
つまるところ、ブロンテスは困惑するムラトの顔が見たいのだ。
染みついた愛想笑いが剥がれ、縋りつくような目線で己を見上げるムラトは、ブロンテスを大いに昂らせる、唯一の生物と言ってもよい。
「ムラト、お前の好きなようにしろ」
初めから選択肢など残されていない。
ブロンテスはただ、己の足元に跪く下僕を欲している。
自ら毟り取るのではなく、捧げられるのを待つのが好きなのは、彼の中に流れる旧い神の血故かもしれない。
──やっぱりこうなるのか。
自らに巨人を打ち負かせる力など無いことは、最初から分かっている。
それでも、村の中では頼れる雄として数えられている自分が、より屈強な雄の前でなすすべもなく嬲られるのは屈辱だった。
そしてもっと恐ろしいのは、それを受け入れてしまいそうな自分自身だ。
一度身体に叩きこまれた快楽は、雄交尾など考えたこともなかったムラトにとって、未知も未知。
現実とは思えないほどの衝撃だった。
「……どうやら、明日までに金貨を工面するようだな。なら、早く地上へ帰るといい。蓋を開けてやる」
ブロンテスが平坦な声でそう告げ、長椅子から腰を上げる素振りを見せる。
それを見たムラトは、反射的に立ち上がった。
「お待ちください!」
そして足をもつれさせながらブロンテスの足元に駆け寄った。
「ん? 何だ?」
ブロンテスは頬を緩ませないように口元を引き締め、咎めるような声色で問う。
ムラトは柔らかな敷物の上で、ブロンテスの足元で膝を折ると、顔を伏せるようにして頭を垂れた。
「……います」
「何だ。よく聞こえんな」
「その、ブロンテス様の、言うとおりに……」
「俺は好きにしろと言ったぞ。何で払うかは、お前自身で決めろ」
どうあっても、ブロンテスはムラトの口から聞きたいようだ。
押し問答になって機嫌を損ねられたら、それこそ身の破滅。
ムラトは下唇を強く噛むと、熱を持った顔を上げた。
「こっ、この身で、払わせて……頂けないでしょうかっ……」
円鏡のような単眼が、羞恥に歪む人間の顔を映す。
ブロンテスは大儀そうに顎に手をやると、まあ、いいだろうと付け足した。
つづく
天精霊教会がもたらす結界に覆われた村の外は、魔獣ひしめく危険地帯だ。
ムラトの暮らすラスダマエの村の近くには、山の向こうに魔王城へと続く洞窟があると言われている。
そのためか、並の冒険者では太刀打ちできない狂暴な魔獣が村周辺をうろつくことも多い。
そんな場所を、ムラトは杖を片手に独り堂々と行く。
このような真似ができるのも、取引先から与えられた武器防具のおかげだ。
ムラトが身に着けているものは、姿隠しの呪文が刻まれた金具つきの外套と振れば雷が敵を打ち据えるメイスだ。
これがあるなら子供でも森をうろつくことは可能だろう。
そうしてしばらくすると、ムラトは難なく目的の場所に辿り着いた。
そこはもはや遺跡なのか、巨岩群なのか分からない場所だった。
森の木々の間に、朽ちて欠け落ちた岩の砦のようなものが散乱していた。
その一角に、地面に丸く平べったい岩が置かれている。
ムラトはその上にしゃがむと、槌矛でその中心を三回ノックした。
すると、ズズズズ、と地響きが鳴り、ムラトの目の前に地下へと続く石階段が現れる。
──いつ見ても、地獄の入り口みてえだな。
生温かい風がむわっと吹きあがり、招くようにムラトの頬を撫でる。
等間隔に石壁へ取り付けられた魔鉱石の弱弱しい光を頼りに、ムラトは地下世界へと降りていった。
⚔
長い長い階段を降り、霧にまみれた薄暗い荒野を北に行けば、目的地に辿り着く。
常に氷塊まじりの激流が奔る大河のほとりに、大岩を積み上げた巨大要塞のような鍛冶場兼居住区がある。
真っ黒な石扉の前で、ムラトの二倍は背丈のある大男が、にんまりと笑みを浮かべて腕組みをしている。
それもただの男ではない。青い瞳の一つ目巨人であった。
「よく来たな。さて、俺が誰だか、分かるかな?」
ムラトを見下ろす彼は、灰色がかった薄青の皮膚をしており、その顔面の半分ほどは満月のような丸く大きな単眼が鎮座している。
鼻は無く、目玉の下には耳まで裂けていそうな大きな口がある。
そこから覗く歯は剣の切っ先のように白く鋭い。
頭には厚手のバンダナを巻き、その下からは金色のもみ上げが伸びている。
身体は昨日見た髭男が貧相に見えるくらい、山のように隆起した筋肉で覆われていた。
殆ど袖のない膝丈までの頭貫衣を、古代呪文が織られた帯で締めている。
V字に深く開いた襟ぐりからは、盛り上がった大胸筋の谷間が見えている。
足には簡素な牛革のサンダルを履き、右足首には雷を意匠化した金の足輪をはめていた。
「どうした。俺の名前が言えないのか?」
巨人は身を屈め。ムラトに顔を近づける。
真っ青な瞳の眼力に、ムラトは思わず後ずさりした。
「ええと」
ブロンテス、と言いかけたムラトだったが、それをすんでのところで飲み込んだ。
若干だが、瞳の色が違うのだ。
「ケラヴノス様でしょう?」
ムラトは額の汗を拭いながら、精一杯愛想よく答える。
「んー……正解だ。入るといい」
ケラヴノスと呼ばれた巨人は、どこか残念そうだ。
「お邪魔します」
「つまらんなあ。また間違えて、仕置きされるお前の声を聞くのが、楽しみだったんだがなあ……」
「ハハ、そんな意地の悪いことおっしゃらないでくださいよ」
──危ねぇ、よかった……。
ムラトは内心滝のような汗を流しながら、サイクロプスの住処へと足を踏み入れた。
⚔
地下世界は、あちらで溶岩が噴き出したかと思うと、こちらで氷のような冷たさの川が流れる、まさに地獄のような場所だ。
だが、鍛冶場に隣接したこの住居の空気は、恐ろしいほど穏やかで過ごしやすい。
魔法に疎いムラトでも、何かの力が働いていることは容易に察することができた。
そして、恐らくその力の源は、どっかりと長椅子の背もたれに背を付けてふんぞりかえっている。
ケラヴノスと殆ど同じ見た目をしたサイクロプスは、机の上にちまちまと金貨を積んでいくムラトを、楽しそうに見下ろしていた。
「七万アウルムと、えー、ベレス草の茶葉、あ、これもどうです? 多分貴族の持ち物で」
宝石を包んでいた見事な刺繍の小袋を、ムラトは巨人の前に掲げてみせる。
だが、巨人はため息を吐くだけだ。
「お気に召しませんで?」
「お前なあ、そんな小さなもの、この俺にどう使えと言うのだ」
「そ、それもそうですね。失礼しました。中々な緻密な刺繍だったので、ブロンテス様にぴったりかと思いましてつい」
追従を始めるムラトに、ブロンテスはわざとらしく首を振る。
「足りんな」
「宝石商とさえ連絡がとれれば、金貨は倍で」
「ニンゲンの金貨なぞ、ここでは大した価値はないことを忘れたか」
「それを言われますと、その……」
段々と顔から血の気が引いてゆくムラトとは対照的に、ブロンテスの笑みは次第に深くなってゆく。
「鉱石も織物も魔草も、十分足りている。ここに無いものは一つだけだ。それが何か、分かるか?」
「いやー、無学な私にはさっぱりで」
「ニンゲンだ」
「はい?」
「魔獣も避けるこの地に、ニンゲンが根を張れるわけがない。お前のように脆く弱い者は、ここではある意味希少種だ。それが分らぬほど愚かでもあるまい」
「はぁ……」
──嫌な予感がする。
機嫌のよい時、またはそういう気分のとき、ブロンテスはよく喋るのだ。
「お前にはお前にしか払えない対価がある。それを捧げるなら、今回も不足分をまけてやるが」
ムラトは頭を抱えて掻きむしりたくなる衝動をなんとか押さえつける。
巨眼から、灼けるほどの熱視線がムラトの身体に注がれている。
それをひしひしと感じ取りながらも、ムラトは唸ってしまった。
「ああ、どうしても嫌なら無理強いはせん。その机に金貨を山ほど積めばいいだけだからな。ただし、明日までに、だ」
「そんな!」
ついに耐え切れず、ムラトが悲痛な声を上げる。
眉を下げ、急な雨に打たれた野良犬のように惨めな困り顔になったムラトを見て、ブロンテスの喉奥からは低い笑い声が漏れた。
つまるところ、ブロンテスは困惑するムラトの顔が見たいのだ。
染みついた愛想笑いが剥がれ、縋りつくような目線で己を見上げるムラトは、ブロンテスを大いに昂らせる、唯一の生物と言ってもよい。
「ムラト、お前の好きなようにしろ」
初めから選択肢など残されていない。
ブロンテスはただ、己の足元に跪く下僕を欲している。
自ら毟り取るのではなく、捧げられるのを待つのが好きなのは、彼の中に流れる旧い神の血故かもしれない。
──やっぱりこうなるのか。
自らに巨人を打ち負かせる力など無いことは、最初から分かっている。
それでも、村の中では頼れる雄として数えられている自分が、より屈強な雄の前でなすすべもなく嬲られるのは屈辱だった。
そしてもっと恐ろしいのは、それを受け入れてしまいそうな自分自身だ。
一度身体に叩きこまれた快楽は、雄交尾など考えたこともなかったムラトにとって、未知も未知。
現実とは思えないほどの衝撃だった。
「……どうやら、明日までに金貨を工面するようだな。なら、早く地上へ帰るといい。蓋を開けてやる」
ブロンテスが平坦な声でそう告げ、長椅子から腰を上げる素振りを見せる。
それを見たムラトは、反射的に立ち上がった。
「お待ちください!」
そして足をもつれさせながらブロンテスの足元に駆け寄った。
「ん? 何だ?」
ブロンテスは頬を緩ませないように口元を引き締め、咎めるような声色で問う。
ムラトは柔らかな敷物の上で、ブロンテスの足元で膝を折ると、顔を伏せるようにして頭を垂れた。
「……います」
「何だ。よく聞こえんな」
「その、ブロンテス様の、言うとおりに……」
「俺は好きにしろと言ったぞ。何で払うかは、お前自身で決めろ」
どうあっても、ブロンテスはムラトの口から聞きたいようだ。
押し問答になって機嫌を損ねられたら、それこそ身の破滅。
ムラトは下唇を強く噛むと、熱を持った顔を上げた。
「こっ、この身で、払わせて……頂けないでしょうかっ……」
円鏡のような単眼が、羞恥に歪む人間の顔を映す。
ブロンテスは大儀そうに顎に手をやると、まあ、いいだろうと付け足した。
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