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仕置_1
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研究棟地下XX階。
百メートル近いコンクリートの柱が何十本も起立する巨大地下空間に、一つの黒い影がある。
元々は洪水防止を目的として建設されていた貯水槽だったが、第四超越・教団に奪取されて久しい。
巨人が住まう神殿に迷い込んだかのように、その影はどこか不安げな様子で辺りを見回していた。
『おい、俺だ。聞こえるか』
「博士! はい、聞こえます」
それまで落ち着きのない様子を見せていた影──漆黒のバトルスーツに身を包んだ暖馬が弾んだ声で返事をした。
フルフェイスマスクに黒い光沢のあるバイザーが暖馬の顔を覆いつくしている。
耳元に仕込まれた極小通信機から、モニター室にいるギガンの声が届いていた。
『視界は確保できてるんだろうな?』
「はい。前は何も見えませんでしたが、今はよく見えます」
『そうか』
初めてこのスーツを着せられた時に感じていた、黒い粘土に目元を塞がれているかのような閉塞感はどこにも無い。
目の前には灰色の無機質な巨柱の林があるだけだ。
がらんとした空間は淀んだ水の匂いがする。
暖馬はギガンに救出されてから陽の光を浴びていないことに気が付いた。
『何ぼさっとしてる。そっちに武器を搬入している。早くとってこい』
「あ、アレですか?」
暖馬は柱の影にひっそりと置かれていたオリーブ色のケースを見つけると、それに駆け寄った。
一メートルほどの縦長なケースのバックルを開けると、中には毒々しい真紫の刀身に黒い柄のある太刀が入っていた。
手に取ってみると、透かし鍔には髑髏の模様が彫られている。
悪趣味だな。俺の考えた最強の闇剣士の武器、そんな感じだ。
暖馬は刀のみてくれに絶句した。
「あのー、これ」
『俺はデザインに一切関わっていない。それだけは覚えておけ』
「じゃあ」
『言わせるな。お前も大人だろ』
「はい」
ギガンの巨体はどこにもないのに、暖馬はギガンの腕で身体が柱に押さえつけられているかのような圧を感じた。
暖馬が暗黒抹殺刀-宵闇-を手にすると、両耳にギガンの声が飛んでくる。
『よし、準備出来たな。これから戦闘データ収集を行う』
「一体何をするんですか? 戦うとは仰ってましたが」
『難しいことは考えなくていい。お前はただそのダ、帝王サマから賜ったそいつを振り回して敵を切ればいい』
「敵?」
『ああ。敵だ。お前の、そして俺達の敵でもある』
がごん、とどこか遠くで重い鉄の扉が開いたような音が響く。
長い地下トンネルに風が吹き込んだ時のように、びゅうびゅうと風切り音が巨大な空洞内に広がってゆく。
そして数十秒もしないうちに、巨大な柱の向こうから何人もの人影がゆらゆらと身体をふらつかせながら暖馬のいる方向へと向かってきた。
「あれは……!?」
赤、青、緑、黄、桃。
暖馬のよく知る、ヒーローを象徴する色。
どこかくすんだそれらの彩色をまとった下級戦闘員が、うめき声をあげながら暖馬を元へゾンビのように迫っている。
『いいか、俺が合図をしたらそいつらは戦闘モードへと移行する。お前はヒーローらしくそれを片付ければいいだけだ』
「それは、その」
悪趣味だ。
ほんの僅かに残っていた、ヒーロー側としての意識が暖馬に嫌悪感を覚えさせた。
だがそれも、耳穴へ流し込まれるギガンの声によって、瞬く間に塗りつぶされてしまう。
『何を躊躇う? 俺と一緒に、お前を兵器実験ついでに処分しようとしたヒーローを潰すんだろ?』
「え? あ、はい……そう、ですね」
ギガンは植え付けた偽の記憶を今一度刷り込むように口にする。
『お前の頑張り次第では、それが早まる』
「俺が、頑張れば」
『そうだ。よし、制限時間内にそいつらを全員倒せたら、お前に褒美をくれてやる』
「褒美、ですか。その、もし、ダメだったら?」
『そうだな……その時は仕置きが待っている。どちらにせよ、お前は全力を出さなければならない』
「……頑張ります」
どうも返事に力がない。
十数のモニタに囲まれた部屋で、ヘッドセットを装着して椅子に背を預けていたギガンは、あることを思い出した。
こいつの記憶を見たときもそうだったが、どうもこういう手を使わないとやる気が出ないらしい。
ギガンは溜め息をつくのを堪え、インカムへ出来るだけ熱っぽく囁いた。
『なあ、俺を助けると思って戦ってくれよ。お前の力が必要なんだ』
縋るような、それでいて有無を言わさないような、睦言の匂いがする言葉が耳朶を震わせる。
それは毒となって暖馬の脳にしみ込んでいく。
「博士のためになるなら、俺、このダサい刀でも頑張ります!」
『お前……。もういい、とにかく俺をがっかりさせるなよ』
「はいっ」
飼い犬の元気な鳴き声を聞いた主人は通信を切ると、卓上の操作パネルにある黄色のボタンを押した。
なるほどな。あのディメンション・パトロールの一体が選んだだけのことはある。
そして、その他の奴らに選ばれなかった理由もだ。
闘争本能を剥きだしにし、獣の如く襲い来る者たちを、暖馬は何とか避けている。
間合いを取り、刀のリーチを活かしてうまく立ち回っているようには見える。
実践時と同じ強化素体の戦闘員達は、袈裟切りにされるとその身体から火花を散らして甲高い声を上げた。
ギガンは考える。
暖馬がもし、正規ヒーロー隊員だったなら。
更に派手に、更に力強く、更に速く敵を処理していただろう。そんな気がしてならない。
モニター室の中央に据え置かれた大きなデジタルサイネージは、ようやく最後の一対を切り伏せた黒い影と、それのバイタルを示すグラフが映し出されていた。下級戦闘員が動かなくなったことで、画面右下に表示していたタイマーも止まる。
その数値も、ギガンが期待していたものには少し足りない。
ギガンはぼりぼりと首の後ろを掻くと大儀そうに腰を上げた。
敵を全て倒し、手持ち無沙汰になった暖馬は、白い液体を床に垂れ流しながら横たわる生物兵器だったものを寂しげに眺めている。
討伐報告をしても、ギガンは返事をしてくれなかった。何度博士博士と呼びかけても、周囲に自らの声が響くだけだ。
失敗したのか。博士は俺にがっかりして、どこかへ行ったのか。……俺もこいつらと、同じになるのか。
そう思うと、不意に鳩尾が苦しくなった。
スーツの核となる石が貼りついたそこに触れると、暖馬を息苦しさから解放するように、顔周りの装備が解除される。
首筋や額に浮いた汗を手の甲で拭うと、巨大な空間の奥から、こつ、こつ、と足早にアスファルトを踏みしめて歩く音がする。
暖馬が顔を上げると、ミリタリーファッションに白衣を引っ掛けた異形の巨男が、大股でこちらへやってくるのが見える。
暖馬はそれまでの暗い気持ちを直ぐに忘れ、一目散に主人の元へと駆けていった。
幻覚だろうが、尻尾が見える。
帰宅した飼い主を迎えて、激しく尻尾を振って喜ぶ本物の犬の映像がギガンの脳裏によみがえる。
造られて間もない頃、ニンゲン文化理解学習の一環として、このような動画を見た気がする。
「博士ッ! よかった、迎えに来てくれないんじゃないかと」
「迎え? 何甘ったれたこと言ってやがる」
「えっ」
「さっきの戦いは何だ? 廃棄前の雑魚に手間取りやがって」
「申し訳ありません……」
一気にしょげかえった暖馬は、度の過ぎた悪戯を飼い主に咎められて伏せる犬そのものだった。
「大した期待はしていなかったが、予想以下だ。まあ、雑魚にインプットさせるデータとしては悪くないが」
「それは褒めてくださっている、ということでしょうか」
「そんな訳あるか! 百点満点で言ったらお前は五十五点だ」
「微妙だなぁ」
「自分で言うか? そうだ、微妙だ。物足りねぇ。妙にイライラさせるデータばかり寄越しやがって」
ずい、と巨躯を屈めて暖馬に詰め寄るギガンだが、当の本人はギガンがやって来てくれたことばかりに気を取られ、いまだへらへらとしている。
「全く……。おい、俺が言ったこと忘れたわけじゃねぇだろうなぁ?」
「ええと」
「お前にはしっかりとした仕置きが必要だな」
ギガンは暖馬の腕を取ると、半ば無理矢理に巨柱の前まで引っ張った。
天までそそり立つ壁のような柱の前で、ギガンは暖馬に命じる。
「柱に手を付け」
「な、何で」
「舐めた戦いしてる上に口で言って分からないなら、身体に教えるしかねぇだろ」
狼狽える暖馬の前で、ギガンは白衣の内側をまさぐる。
職務教示の為だけに着させられているそれをギガンは何とか使いやすいように改造していた。
そして、ギガンは仕舞いこんでいたそれの切っ先を暖馬の鼻先に突き付ける。
「何してる。これで躾けてやるから、とっとケツ出せ」
獰猛な笑みを浮かべたギガンが向けたもの、それは乗馬用短鞭だった。
つづく
百メートル近いコンクリートの柱が何十本も起立する巨大地下空間に、一つの黒い影がある。
元々は洪水防止を目的として建設されていた貯水槽だったが、第四超越・教団に奪取されて久しい。
巨人が住まう神殿に迷い込んだかのように、その影はどこか不安げな様子で辺りを見回していた。
『おい、俺だ。聞こえるか』
「博士! はい、聞こえます」
それまで落ち着きのない様子を見せていた影──漆黒のバトルスーツに身を包んだ暖馬が弾んだ声で返事をした。
フルフェイスマスクに黒い光沢のあるバイザーが暖馬の顔を覆いつくしている。
耳元に仕込まれた極小通信機から、モニター室にいるギガンの声が届いていた。
『視界は確保できてるんだろうな?』
「はい。前は何も見えませんでしたが、今はよく見えます」
『そうか』
初めてこのスーツを着せられた時に感じていた、黒い粘土に目元を塞がれているかのような閉塞感はどこにも無い。
目の前には灰色の無機質な巨柱の林があるだけだ。
がらんとした空間は淀んだ水の匂いがする。
暖馬はギガンに救出されてから陽の光を浴びていないことに気が付いた。
『何ぼさっとしてる。そっちに武器を搬入している。早くとってこい』
「あ、アレですか?」
暖馬は柱の影にひっそりと置かれていたオリーブ色のケースを見つけると、それに駆け寄った。
一メートルほどの縦長なケースのバックルを開けると、中には毒々しい真紫の刀身に黒い柄のある太刀が入っていた。
手に取ってみると、透かし鍔には髑髏の模様が彫られている。
悪趣味だな。俺の考えた最強の闇剣士の武器、そんな感じだ。
暖馬は刀のみてくれに絶句した。
「あのー、これ」
『俺はデザインに一切関わっていない。それだけは覚えておけ』
「じゃあ」
『言わせるな。お前も大人だろ』
「はい」
ギガンの巨体はどこにもないのに、暖馬はギガンの腕で身体が柱に押さえつけられているかのような圧を感じた。
暖馬が暗黒抹殺刀-宵闇-を手にすると、両耳にギガンの声が飛んでくる。
『よし、準備出来たな。これから戦闘データ収集を行う』
「一体何をするんですか? 戦うとは仰ってましたが」
『難しいことは考えなくていい。お前はただそのダ、帝王サマから賜ったそいつを振り回して敵を切ればいい』
「敵?」
『ああ。敵だ。お前の、そして俺達の敵でもある』
がごん、とどこか遠くで重い鉄の扉が開いたような音が響く。
長い地下トンネルに風が吹き込んだ時のように、びゅうびゅうと風切り音が巨大な空洞内に広がってゆく。
そして数十秒もしないうちに、巨大な柱の向こうから何人もの人影がゆらゆらと身体をふらつかせながら暖馬のいる方向へと向かってきた。
「あれは……!?」
赤、青、緑、黄、桃。
暖馬のよく知る、ヒーローを象徴する色。
どこかくすんだそれらの彩色をまとった下級戦闘員が、うめき声をあげながら暖馬を元へゾンビのように迫っている。
『いいか、俺が合図をしたらそいつらは戦闘モードへと移行する。お前はヒーローらしくそれを片付ければいいだけだ』
「それは、その」
悪趣味だ。
ほんの僅かに残っていた、ヒーロー側としての意識が暖馬に嫌悪感を覚えさせた。
だがそれも、耳穴へ流し込まれるギガンの声によって、瞬く間に塗りつぶされてしまう。
『何を躊躇う? 俺と一緒に、お前を兵器実験ついでに処分しようとしたヒーローを潰すんだろ?』
「え? あ、はい……そう、ですね」
ギガンは植え付けた偽の記憶を今一度刷り込むように口にする。
『お前の頑張り次第では、それが早まる』
「俺が、頑張れば」
『そうだ。よし、制限時間内にそいつらを全員倒せたら、お前に褒美をくれてやる』
「褒美、ですか。その、もし、ダメだったら?」
『そうだな……その時は仕置きが待っている。どちらにせよ、お前は全力を出さなければならない』
「……頑張ります」
どうも返事に力がない。
十数のモニタに囲まれた部屋で、ヘッドセットを装着して椅子に背を預けていたギガンは、あることを思い出した。
こいつの記憶を見たときもそうだったが、どうもこういう手を使わないとやる気が出ないらしい。
ギガンは溜め息をつくのを堪え、インカムへ出来るだけ熱っぽく囁いた。
『なあ、俺を助けると思って戦ってくれよ。お前の力が必要なんだ』
縋るような、それでいて有無を言わさないような、睦言の匂いがする言葉が耳朶を震わせる。
それは毒となって暖馬の脳にしみ込んでいく。
「博士のためになるなら、俺、このダサい刀でも頑張ります!」
『お前……。もういい、とにかく俺をがっかりさせるなよ』
「はいっ」
飼い犬の元気な鳴き声を聞いた主人は通信を切ると、卓上の操作パネルにある黄色のボタンを押した。
なるほどな。あのディメンション・パトロールの一体が選んだだけのことはある。
そして、その他の奴らに選ばれなかった理由もだ。
闘争本能を剥きだしにし、獣の如く襲い来る者たちを、暖馬は何とか避けている。
間合いを取り、刀のリーチを活かしてうまく立ち回っているようには見える。
実践時と同じ強化素体の戦闘員達は、袈裟切りにされるとその身体から火花を散らして甲高い声を上げた。
ギガンは考える。
暖馬がもし、正規ヒーロー隊員だったなら。
更に派手に、更に力強く、更に速く敵を処理していただろう。そんな気がしてならない。
モニター室の中央に据え置かれた大きなデジタルサイネージは、ようやく最後の一対を切り伏せた黒い影と、それのバイタルを示すグラフが映し出されていた。下級戦闘員が動かなくなったことで、画面右下に表示していたタイマーも止まる。
その数値も、ギガンが期待していたものには少し足りない。
ギガンはぼりぼりと首の後ろを掻くと大儀そうに腰を上げた。
敵を全て倒し、手持ち無沙汰になった暖馬は、白い液体を床に垂れ流しながら横たわる生物兵器だったものを寂しげに眺めている。
討伐報告をしても、ギガンは返事をしてくれなかった。何度博士博士と呼びかけても、周囲に自らの声が響くだけだ。
失敗したのか。博士は俺にがっかりして、どこかへ行ったのか。……俺もこいつらと、同じになるのか。
そう思うと、不意に鳩尾が苦しくなった。
スーツの核となる石が貼りついたそこに触れると、暖馬を息苦しさから解放するように、顔周りの装備が解除される。
首筋や額に浮いた汗を手の甲で拭うと、巨大な空間の奥から、こつ、こつ、と足早にアスファルトを踏みしめて歩く音がする。
暖馬が顔を上げると、ミリタリーファッションに白衣を引っ掛けた異形の巨男が、大股でこちらへやってくるのが見える。
暖馬はそれまでの暗い気持ちを直ぐに忘れ、一目散に主人の元へと駆けていった。
幻覚だろうが、尻尾が見える。
帰宅した飼い主を迎えて、激しく尻尾を振って喜ぶ本物の犬の映像がギガンの脳裏によみがえる。
造られて間もない頃、ニンゲン文化理解学習の一環として、このような動画を見た気がする。
「博士ッ! よかった、迎えに来てくれないんじゃないかと」
「迎え? 何甘ったれたこと言ってやがる」
「えっ」
「さっきの戦いは何だ? 廃棄前の雑魚に手間取りやがって」
「申し訳ありません……」
一気にしょげかえった暖馬は、度の過ぎた悪戯を飼い主に咎められて伏せる犬そのものだった。
「大した期待はしていなかったが、予想以下だ。まあ、雑魚にインプットさせるデータとしては悪くないが」
「それは褒めてくださっている、ということでしょうか」
「そんな訳あるか! 百点満点で言ったらお前は五十五点だ」
「微妙だなぁ」
「自分で言うか? そうだ、微妙だ。物足りねぇ。妙にイライラさせるデータばかり寄越しやがって」
ずい、と巨躯を屈めて暖馬に詰め寄るギガンだが、当の本人はギガンがやって来てくれたことばかりに気を取られ、いまだへらへらとしている。
「全く……。おい、俺が言ったこと忘れたわけじゃねぇだろうなぁ?」
「ええと」
「お前にはしっかりとした仕置きが必要だな」
ギガンは暖馬の腕を取ると、半ば無理矢理に巨柱の前まで引っ張った。
天までそそり立つ壁のような柱の前で、ギガンは暖馬に命じる。
「柱に手を付け」
「な、何で」
「舐めた戦いしてる上に口で言って分からないなら、身体に教えるしかねぇだろ」
狼狽える暖馬の前で、ギガンは白衣の内側をまさぐる。
職務教示の為だけに着させられているそれをギガンは何とか使いやすいように改造していた。
そして、ギガンは仕舞いこんでいたそれの切っ先を暖馬の鼻先に突き付ける。
「何してる。これで躾けてやるから、とっとケツ出せ」
獰猛な笑みを浮かべたギガンが向けたもの、それは乗馬用短鞭だった。
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