12 / 52
第12話 伝説の剣
しおりを挟む
「邪魔をするなら、僕が相手になるよ」
エアルに腰に差されていた“古びた剣”。
錆びついていたはずの剣は、エアルが構えると同時ににまばゆい光が灯る。
なんとも目を惹く強い光だ。
「あれは……!」
リザは大きく目を見開く。
エアルの話を聞いた時から疑ってはいた。
だが、出てくるのは曖昧な情報だったため、確証は得られなかったのだ。
しかし、この光を前にしてようやく確信する。
情報通のリザは聞いたことがあったのだ。
(これは……伝説の剣『エクスカリバー』!)
──『エクスカリバー』。
SSSランクダンジョンのどこかに存在すると噂される伝説の剣だ。
詳細は一切不明だが、正しく使う者には光を灯し、偉大なる力を与えると言われている。
遺跡の文献に残る、いくつかの『ラビリンスの秘宝』。
その内の一つがこのエクスカリバーである。
そして、エクスカリバーを構えたエアルが動き出す。
「──!」
「……え?」
だが、何が起きたかは分からない。
おそらくエアルがエクスカリバーを振った。
リザの目には留まらなかったが、音だけが耳に届いたのだ。
「その線を越えたら、倒されても文句は言わないでね」
「……!」
エアルが剣で指した方向に、リザも視線を向ける。
いつの間にか、魔物たちの足元には裂け目が入っていたのだ。
エアルが見えぬ速さで地面を斬ったのだろう。
「さあ、どうする」
出産を迎えるフェンリルを守りたいエアル。
だが、この魔物たちに恨みがあるわけではない。
これは彼なりの最期の情けなのだろう。
「グオォ……」
「グギャ……」
「ギャオ……」
対して、魔物の強者たちも少しばかり戸惑う。
だが、魔物たちは揃いも揃ってAランクオーバーだ。
こんなところで引き下がるなら、わざわざここまで足を運んだりしない。
「グオオオォォ!!」
「グギャアアァ!!」
「ギャオオオォ!!」
次の瞬間には一斉に向かってきた。
「エアル!!」
その光景にリザが大声を上げる。
つい昨日、エアルはジャイアントコングを圧倒した。
ならば、相手が一体であれば心配もしなかっただろう。
しかし、その時とは状況がまるで違う。
ジャイアントコング以上の化け物が十体、それを一身に迎え撃つと言うのだ。
いくらエアルと言えど、あまりにも無茶な戦いに思えた。
それでも──
「故郷の友達との鬼ごっこを思い出すなあ」
「え?」
「あの時は百対一だっけ」
エアルにとっては余興に過ぎない。
「ギャオオオオ!!」
「とあっ!」
魔物界トップクラスのキック力を誇る『キングカンガルー』。
その脚に対し、エアルも同じくキックで対抗。
「ギャオァッ!?」
「ははっ!」
そして勝利。
「グオオオォォ!!」
「うおっと!」
さらに、突進に置いては右に出る魔物はいない『トッシンノオウガ』。
それに対しても、あえて肩から突っ込む。
「グオァッ!?」
「どうだ!」
そしてまたも勝利。
「……っ」
そんな光景に、リザは言葉を失う。
ジャイアントコングの拳。
キングカンガルーのキック。
トッシンノオウガの突進。
どれも魔物界で名を馳せる恐るべき技だ。
最も警戒すべきであり、必ず回避するのがセオリーのはず。
それでも、エアルは真っ向勝負をやめない。
リザは一つだけ、どうしてもツッコミを入れたかった。
「なんで全部張り合おうとするの!?」
自ら相手の土俵に立ち、勝利する。
エアルの美学か、もしくはただの子どもじみた負けず嫌いか。
どちらにしろ、見ている側としてはハラハラしてたまらない。
それでもやはり、エアルは全てに勝ってみせる。
「こんなところかな」
ふーっと息をつきながら、エアルは額の汗をぬぐう。
しかし、そんな呑気な少年の前に広がっているのは、まるで対照的な光景だ。
「ギャウ……」
「グオォ……」
「グガァ……」
何体もの強者たちが、それぞれ鍛えている部位を抑えて倒れている。
エアルが相手の土俵で戦い、全て完全勝利したのだ。
彼らにとってこれ以上の屈辱はないだろう。
そうして、エアルは再びエクスカリバーを構えた。
「終わらせるよ」
これで決着をつけるつもりのようだ。
エアルがぐっと力を込めたのに応え、エクスカリバーの光の刀身が伸びていく。
「これが……!」
リザの持っていた情報通りだ。
エクスカリバーは持ち主の体力を使い、刀身を成長させる。
その長さは持ち主の強さに比例する。
(これほど、エアルに合った武器はない……!)
無尽蔵の体力を持ったエアルだ。
まさにぴったりの武器だと言える。
「うおおおおおおおッ!」
そうして、天にも昇る勢いで伸びた光の刀身。
それを手にしたまま、エアルは遥か高くに飛ぶ。
「行くよ!」
まさに天から地へ、一閃。
「【メテオ・ブレイク】……!」
まるで隕石が如く。
光の刀身が一気に地へ降り注ぎ、魔物たちをなぎ倒した。
「「「ギャオオオオオオォォォ!!」」」
一匹とて殺してはいないようだ。
だが、とても動ける状態ではない。
また、それと同時に空にも変化が起きていた。
「“祝砲”とでも言うのかな」
「……ッ!」
昼間にもかかわらず、まるで夜空のように空がキラキラと光っていたのだ。
エクスカリバーの光の刀身、その欠片だろう。
どこまでがエアルの計算かは、リザには検討すらつかない。
そうして、スタっと着地したエアルは後方を振り返る。
そこにいたのは、二匹のフェンリルだ。
「クォン」
「くぅん」
その光景に、エアルはニッコリと笑顔を浮かべた。
「無事に出産できたみたいだね」
エアルに腰に差されていた“古びた剣”。
錆びついていたはずの剣は、エアルが構えると同時ににまばゆい光が灯る。
なんとも目を惹く強い光だ。
「あれは……!」
リザは大きく目を見開く。
エアルの話を聞いた時から疑ってはいた。
だが、出てくるのは曖昧な情報だったため、確証は得られなかったのだ。
しかし、この光を前にしてようやく確信する。
情報通のリザは聞いたことがあったのだ。
(これは……伝説の剣『エクスカリバー』!)
──『エクスカリバー』。
SSSランクダンジョンのどこかに存在すると噂される伝説の剣だ。
詳細は一切不明だが、正しく使う者には光を灯し、偉大なる力を与えると言われている。
遺跡の文献に残る、いくつかの『ラビリンスの秘宝』。
その内の一つがこのエクスカリバーである。
そして、エクスカリバーを構えたエアルが動き出す。
「──!」
「……え?」
だが、何が起きたかは分からない。
おそらくエアルがエクスカリバーを振った。
リザの目には留まらなかったが、音だけが耳に届いたのだ。
「その線を越えたら、倒されても文句は言わないでね」
「……!」
エアルが剣で指した方向に、リザも視線を向ける。
いつの間にか、魔物たちの足元には裂け目が入っていたのだ。
エアルが見えぬ速さで地面を斬ったのだろう。
「さあ、どうする」
出産を迎えるフェンリルを守りたいエアル。
だが、この魔物たちに恨みがあるわけではない。
これは彼なりの最期の情けなのだろう。
「グオォ……」
「グギャ……」
「ギャオ……」
対して、魔物の強者たちも少しばかり戸惑う。
だが、魔物たちは揃いも揃ってAランクオーバーだ。
こんなところで引き下がるなら、わざわざここまで足を運んだりしない。
「グオオオォォ!!」
「グギャアアァ!!」
「ギャオオオォ!!」
次の瞬間には一斉に向かってきた。
「エアル!!」
その光景にリザが大声を上げる。
つい昨日、エアルはジャイアントコングを圧倒した。
ならば、相手が一体であれば心配もしなかっただろう。
しかし、その時とは状況がまるで違う。
ジャイアントコング以上の化け物が十体、それを一身に迎え撃つと言うのだ。
いくらエアルと言えど、あまりにも無茶な戦いに思えた。
それでも──
「故郷の友達との鬼ごっこを思い出すなあ」
「え?」
「あの時は百対一だっけ」
エアルにとっては余興に過ぎない。
「ギャオオオオ!!」
「とあっ!」
魔物界トップクラスのキック力を誇る『キングカンガルー』。
その脚に対し、エアルも同じくキックで対抗。
「ギャオァッ!?」
「ははっ!」
そして勝利。
「グオオオォォ!!」
「うおっと!」
さらに、突進に置いては右に出る魔物はいない『トッシンノオウガ』。
それに対しても、あえて肩から突っ込む。
「グオァッ!?」
「どうだ!」
そしてまたも勝利。
「……っ」
そんな光景に、リザは言葉を失う。
ジャイアントコングの拳。
キングカンガルーのキック。
トッシンノオウガの突進。
どれも魔物界で名を馳せる恐るべき技だ。
最も警戒すべきであり、必ず回避するのがセオリーのはず。
それでも、エアルは真っ向勝負をやめない。
リザは一つだけ、どうしてもツッコミを入れたかった。
「なんで全部張り合おうとするの!?」
自ら相手の土俵に立ち、勝利する。
エアルの美学か、もしくはただの子どもじみた負けず嫌いか。
どちらにしろ、見ている側としてはハラハラしてたまらない。
それでもやはり、エアルは全てに勝ってみせる。
「こんなところかな」
ふーっと息をつきながら、エアルは額の汗をぬぐう。
しかし、そんな呑気な少年の前に広がっているのは、まるで対照的な光景だ。
「ギャウ……」
「グオォ……」
「グガァ……」
何体もの強者たちが、それぞれ鍛えている部位を抑えて倒れている。
エアルが相手の土俵で戦い、全て完全勝利したのだ。
彼らにとってこれ以上の屈辱はないだろう。
そうして、エアルは再びエクスカリバーを構えた。
「終わらせるよ」
これで決着をつけるつもりのようだ。
エアルがぐっと力を込めたのに応え、エクスカリバーの光の刀身が伸びていく。
「これが……!」
リザの持っていた情報通りだ。
エクスカリバーは持ち主の体力を使い、刀身を成長させる。
その長さは持ち主の強さに比例する。
(これほど、エアルに合った武器はない……!)
無尽蔵の体力を持ったエアルだ。
まさにぴったりの武器だと言える。
「うおおおおおおおッ!」
そうして、天にも昇る勢いで伸びた光の刀身。
それを手にしたまま、エアルは遥か高くに飛ぶ。
「行くよ!」
まさに天から地へ、一閃。
「【メテオ・ブレイク】……!」
まるで隕石が如く。
光の刀身が一気に地へ降り注ぎ、魔物たちをなぎ倒した。
「「「ギャオオオオオオォォォ!!」」」
一匹とて殺してはいないようだ。
だが、とても動ける状態ではない。
また、それと同時に空にも変化が起きていた。
「“祝砲”とでも言うのかな」
「……ッ!」
昼間にもかかわらず、まるで夜空のように空がキラキラと光っていたのだ。
エクスカリバーの光の刀身、その欠片だろう。
どこまでがエアルの計算かは、リザには検討すらつかない。
そうして、スタっと着地したエアルは後方を振り返る。
そこにいたのは、二匹のフェンリルだ。
「クォン」
「くぅん」
その光景に、エアルはニッコリと笑顔を浮かべた。
「無事に出産できたみたいだね」
699
お気に入りに追加
1,549
あなたにおすすめの小説
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
【完結】小さなフェンリルを拾ったので、脱サラして配信者になります~強さも可愛さも無双するモフモフがバズりまくってます。目指せスローライフ!〜
むらくも航
ファンタジー
ブラック企業で働き、心身が疲労している『低目野やすひろ』。彼は苦痛の日々に、とにかく“癒し”を求めていた。
そんな時、やすひろは深夜の夜道で小犬のような魔物を見つける。これが求めていた癒しだと思った彼は、小犬を飼うことを決めたのだが、実は小犬の正体は伝説の魔物『フェンリル』だったらしい。
それをきっかけに、エリートの友達に誘われ配信者を始めるやすひろ。結果、強さでも無双、可愛さでも無双するフェンリルは瞬く間にバズっていき、やすひろはある決断をして……?
のんびりほのぼのとした現代スローライフです。
他サイトにも掲載中。
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
ブラック宮廷から解放されたので、のんびりスローライフを始めます! ~最強ゴーレム使いの気ままな森暮らし~
ヒツキノドカ
ファンタジー
「クレイ・ウェスタ―! 貴様を宮廷から追放する!」
ブラック宮廷に勤めるゴーレム使いのクレイ・ウェスターはある日突然クビを宣告される。
理由は『不当に高い素材を買いあさったこと』とされたが……それはクレイに嫉妬する、宮廷魔術師団長の策略だった。
追放されたクレイは、自由なスローライフを求めて辺境の森へと向かう。
そこで主人公は得意のゴーレム魔術を生かしてあっという間に快適な生活を手に入れる。
一方宮廷では、クレイがいなくなったことで様々なトラブルが発生。
宮廷魔術師団長は知らなかった。
クレイがどれほど宮廷にとって重要な人物だったのか。
そして、自分では穴埋めできないほどにクレイと実力が離れていたことも。
「こんなはずでは……」と嘆きながら宮廷魔術師団長はクレイの元に向かい、戻ってくるように懇願するが、すでに理想の生活を手に入れたクレイにあっさり断られてしまう。
これはブラック宮廷から解放された天才ゴーレム使いの青年が、念願の自由なスローライフを満喫する話。
ーーーーーー
ーーー
※4/29HOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
※推敲はしていますが、誤字脱字があるかもしれません。
見つけた際はご報告いただけますと幸いです……
幼馴染み達が寝取られたが,別にどうでもいい。
みっちゃん
ファンタジー
私達は勇者様と結婚するわ!
そう言われたのが1年後に再会した幼馴染みと義姉と義妹だった。
「.....そうか,じゃあ婚約破棄は俺から両親達にいってくるよ。」
そう言って俺は彼女達と別れた。
しかし彼女達は知らない自分達が魅了にかかっていることを、主人公がそれに気づいていることも,そして,最初っから主人公は自分達をあまり好いていないことも。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
パーティーから追放され婚約者を寝取られ家から勘当、の三拍子揃った元貴族は、いずれ竜をも倒す大英雄へ ~もはやマイナスからの成り上がり英雄譚~
一条おかゆ
ファンタジー
貴族の青年、イオは冒険者パーティーの中衛。
彼はレベルの低さゆえにパーティーを追放され、さらに婚約者を寝取られ、家からも追放されてしまう。
全てを失って悲しみに打ちひしがれるイオだったが、騎士学校時代の同級生、ベガに拾われる。
「──イオを勧誘しにきたんだ」
ベガと二人で新たなパーティーを組んだイオ。
ダンジョンへと向かい、そこで自身の本当の才能──『対人能力』に気が付いた。
そして心機一転。
「前よりも強いパーティーを作って、前よりも良い婚約者を貰って、前よりも格の高い家の者となる」
今までの全てを見返すことを目標に、彼は成り上がることを決意する。
これは、そんな英雄譚。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる