22 / 60
第22話 迫られる二択
しおりを挟む
<三人称視点>
タカラミミックがいた場所にドロップしていたアイテム。
それを拾って、ホシは思わず首を傾げる。
「……懐中時計?」
外側は黄土色の何かで出来た、手の平サイズの丸いアイテム。
中には針と、0時の方向から時計回りに100本のメモリが振ってある(頑張って数えた)。
懐中時計のような見た目ではあるが、時間を表してるわけではないようだ。
《タカラミミックのドロップアイテム!》
《めっちゃ貴重だよ》
《運も強い》
「貴重なんだ。じゃあ持っておこうかな」
コメントから、一応持って帰ることにするホシ。
だが、やはり何かは気になる。
ホシはガチャガチャといじり始めた。
「どうやって使うんだろ」
ひっくり返したり、軽く叩いてみたり。
そうしている内に上部に凸部を見つける。
押すためのボタンのようなものらしい。
「ぽちー」
……しかし、反応は無し。
ホシは目を細めた。
「これ壊れてないよね? 壊れたら許さないぞ」
あどけなく言葉にするホシだが、向けられた本人にとってこれ以上怖い言葉は無い。
タカラミミックはどこかで寒気を感じた。
《ヒエッ》
《ホシ君の許さないは確定死》
《恐ろしい子……!》
そうして、残念そうにしまおうとした時
「うわっ!」
突然、針がビーンと回った。
0と表記された上の方を向いていた針は、ぐるっと時計周りに回って80辺りを指す。
「あ」
偶然ではあるが、反応を示した懐中時計はめろんの方を向いている。
もしかして、と勘づいてホシはニッコリ。
「誰かに向けて押すと良いのかも」
次はちょっと下に懐中時計を向けた。
「わたあめ、こっち向いて~」
「ワフッ!」
わたあめにそれを向け、またボタンを押す。
すると、めろんと同じく80辺りまで針が回る。
「おお~」
外のダンジョンにおいて、素材じゃないアイテムを拾ったのは初めてのホシ。
中々面白がる……が、肝心な事が分からない。
「この数値は何を表してるんだろ」
《ホシ君は?》
《自分に向けてみれば?》
「あ、そうですね!」
コメントからアドバイスをもらい、ホシは自分に懐中時計を向けてポチッ!
だが、思った反応にはならなかった。
「これは……!」
──テレレンテレレン。
「ん?」
そんな時、どこからともなく聞きなれた音が聞こえてくる。
通話が来た時にスマホから鳴る通知音だ。
《なんだ?》
《誰かから通話?》
《通話の音じゃね》
「もー配信中なのに」
相手は大体予想が付いているホシ。
軽い溜息をつきながら、わたあめに寄った。
そして何をするかと思えば……ガサゴソ。
「クゥン」
わたわめのもふもふからスマホを取り出す。
小道具はここに仕舞っているらしい。
《もふもふからスマホ出てきた笑》
《ずっと入ってたのかよw》
《四次元ポケットで草》
《便利かよw》
「やっぱかー。すみません少し待っててください」
ホシはカメラから目を逸らして通話に応じた。
《配信中に電話すんなw》
《ここ一応Sランクの深層です》
《相変わらず呑気なんだよなあ》
「なに?」
『ホシ君、まだ帰ってこないの?』
「待ってよ。今配信中だから」
通話の相手は案の定、姉さん。
エルフのエリカだった。
だが、そんな通話状況。
《待って、これ聞こえてない?w》
《本当だ》
《設定されてるなw》
探索者とダンジョン外からのサポートを連携する為、配信に通話や通信の音声を入れる設定がある。
どうやらこれがONになっており、二人の通話は筒抜けのようだ。
そんなことは知らず、ホシは話を続ける。
「遅くなりすぎない内に帰るから」
『もう遅いよ?』
「遅いって言っても……」
チラっと見たカメラに映る時間は19時。
「21時には帰るから」
『今日はハンバーグだよ?』
「──今すぐ帰る」
だが、それを聞いて目の色を変えるホシ。
すぐに通話を切って帰る準備を始めた。
ホシにとって、エリカのハンバーグは「全て」。
それを聞けば体は自然と家へと歩き出し、お腹は勝手に空き始める。
なんやかんや言いつつ、姉の厚意にはしっかりと甘えているのだ。
そうして、浮遊型カメラに向き直る。
元々、深層は少し覗くだけのつもりだったので、配信的にもキリが良いと言える。
「すみません今日は用事ができちゃって……って、ええっ!?」
そこで、ようやくコメント欄の流れに気づいた。
《ハンバーグね》
《かわいいw》
《お姉ちゃん好きじゃん笑》
《それは帰らないとなあ》
《(・∀・)ニヤニヤ》
《楽しみだね~》
《ホシ君ウキウキでワロタ》
《小学生かな?w》
「な、なんでバレてるんですか……?」
《レッドトゥースで繋げられる》
《配信に聞こえる設定になってたね笑》
《丸聞こえだよ~》
《エリカさん待ってるぞw》
「そんな……」
ホシ自身は設定した覚えがない。
あるとすれば……確実にエリカの仕業である。
「もう本当に~~~!!」
《ハンバーグは早く帰ろう》
《エリカさん待ってるって笑》
《子どもは帰る時間だよ》
《良い子は早く帰りましょうね》
《ハンバーグ冷めちゃう》
「……くぅっ!」
自分でも顔が赤くなっていくのが分かるホシ。
「キュキュイッ」
「ワフフフ」
二匹のペットにまで笑われながらも、配信を閉じようとする。
だが、最後に気になるコメントが流れた。
《日向ヒカリがSランクの深層でピンチだ!》
タカラミミックがいた場所にドロップしていたアイテム。
それを拾って、ホシは思わず首を傾げる。
「……懐中時計?」
外側は黄土色の何かで出来た、手の平サイズの丸いアイテム。
中には針と、0時の方向から時計回りに100本のメモリが振ってある(頑張って数えた)。
懐中時計のような見た目ではあるが、時間を表してるわけではないようだ。
《タカラミミックのドロップアイテム!》
《めっちゃ貴重だよ》
《運も強い》
「貴重なんだ。じゃあ持っておこうかな」
コメントから、一応持って帰ることにするホシ。
だが、やはり何かは気になる。
ホシはガチャガチャといじり始めた。
「どうやって使うんだろ」
ひっくり返したり、軽く叩いてみたり。
そうしている内に上部に凸部を見つける。
押すためのボタンのようなものらしい。
「ぽちー」
……しかし、反応は無し。
ホシは目を細めた。
「これ壊れてないよね? 壊れたら許さないぞ」
あどけなく言葉にするホシだが、向けられた本人にとってこれ以上怖い言葉は無い。
タカラミミックはどこかで寒気を感じた。
《ヒエッ》
《ホシ君の許さないは確定死》
《恐ろしい子……!》
そうして、残念そうにしまおうとした時
「うわっ!」
突然、針がビーンと回った。
0と表記された上の方を向いていた針は、ぐるっと時計周りに回って80辺りを指す。
「あ」
偶然ではあるが、反応を示した懐中時計はめろんの方を向いている。
もしかして、と勘づいてホシはニッコリ。
「誰かに向けて押すと良いのかも」
次はちょっと下に懐中時計を向けた。
「わたあめ、こっち向いて~」
「ワフッ!」
わたあめにそれを向け、またボタンを押す。
すると、めろんと同じく80辺りまで針が回る。
「おお~」
外のダンジョンにおいて、素材じゃないアイテムを拾ったのは初めてのホシ。
中々面白がる……が、肝心な事が分からない。
「この数値は何を表してるんだろ」
《ホシ君は?》
《自分に向けてみれば?》
「あ、そうですね!」
コメントからアドバイスをもらい、ホシは自分に懐中時計を向けてポチッ!
だが、思った反応にはならなかった。
「これは……!」
──テレレンテレレン。
「ん?」
そんな時、どこからともなく聞きなれた音が聞こえてくる。
通話が来た時にスマホから鳴る通知音だ。
《なんだ?》
《誰かから通話?》
《通話の音じゃね》
「もー配信中なのに」
相手は大体予想が付いているホシ。
軽い溜息をつきながら、わたあめに寄った。
そして何をするかと思えば……ガサゴソ。
「クゥン」
わたわめのもふもふからスマホを取り出す。
小道具はここに仕舞っているらしい。
《もふもふからスマホ出てきた笑》
《ずっと入ってたのかよw》
《四次元ポケットで草》
《便利かよw》
「やっぱかー。すみません少し待っててください」
ホシはカメラから目を逸らして通話に応じた。
《配信中に電話すんなw》
《ここ一応Sランクの深層です》
《相変わらず呑気なんだよなあ》
「なに?」
『ホシ君、まだ帰ってこないの?』
「待ってよ。今配信中だから」
通話の相手は案の定、姉さん。
エルフのエリカだった。
だが、そんな通話状況。
《待って、これ聞こえてない?w》
《本当だ》
《設定されてるなw》
探索者とダンジョン外からのサポートを連携する為、配信に通話や通信の音声を入れる設定がある。
どうやらこれがONになっており、二人の通話は筒抜けのようだ。
そんなことは知らず、ホシは話を続ける。
「遅くなりすぎない内に帰るから」
『もう遅いよ?』
「遅いって言っても……」
チラっと見たカメラに映る時間は19時。
「21時には帰るから」
『今日はハンバーグだよ?』
「──今すぐ帰る」
だが、それを聞いて目の色を変えるホシ。
すぐに通話を切って帰る準備を始めた。
ホシにとって、エリカのハンバーグは「全て」。
それを聞けば体は自然と家へと歩き出し、お腹は勝手に空き始める。
なんやかんや言いつつ、姉の厚意にはしっかりと甘えているのだ。
そうして、浮遊型カメラに向き直る。
元々、深層は少し覗くだけのつもりだったので、配信的にもキリが良いと言える。
「すみません今日は用事ができちゃって……って、ええっ!?」
そこで、ようやくコメント欄の流れに気づいた。
《ハンバーグね》
《かわいいw》
《お姉ちゃん好きじゃん笑》
《それは帰らないとなあ》
《(・∀・)ニヤニヤ》
《楽しみだね~》
《ホシ君ウキウキでワロタ》
《小学生かな?w》
「な、なんでバレてるんですか……?」
《レッドトゥースで繋げられる》
《配信に聞こえる設定になってたね笑》
《丸聞こえだよ~》
《エリカさん待ってるぞw》
「そんな……」
ホシ自身は設定した覚えがない。
あるとすれば……確実にエリカの仕業である。
「もう本当に~~~!!」
《ハンバーグは早く帰ろう》
《エリカさん待ってるって笑》
《子どもは帰る時間だよ》
《良い子は早く帰りましょうね》
《ハンバーグ冷めちゃう》
「……くぅっ!」
自分でも顔が赤くなっていくのが分かるホシ。
「キュキュイッ」
「ワフフフ」
二匹のペットにまで笑われながらも、配信を閉じようとする。
だが、最後に気になるコメントが流れた。
《日向ヒカリがSランクの深層でピンチだ!》
666
お気に入りに追加
1,432
あなたにおすすめの小説
ド田舎からやってきた少年、初めての大都会で無双する~今まで遊び場にしていたダンジョンは、攻略不可能の規格外ダンジョンだったみたい〜
むらくも航
ファンタジー
ド田舎の村で育った『エアル』は、この日旅立つ。
幼少の頃、おじいちゃんから聞いた話に憧れ、大都会で立派な『探索者』になりたいと思ったからだ。
そんなエアルがこれまでにしてきたことは、たった一つ。
故郷にあるダンジョンで体を動かしてきたことだ。
自然と共に生き、魔物たちとも触れ合ってきた。
だが、エアルは知らない。
ただの“遊び場”と化していたダンジョンは、攻略不可能のSSSランクであることを。
遊び相手たちは、全て最低でもAランクオーバーの凶暴な魔物たちであることを。
これは、故郷のダンジョンで力をつけすぎた少年エアルが、大都会で無自覚に無双し、羽ばたいていく物語──。
【完結】小さなフェンリルを拾ったので、脱サラして配信者になります~強さも可愛さも無双するモフモフがバズりまくってます。目指せスローライフ!〜
むらくも航
ファンタジー
ブラック企業で働き、心身が疲労している『低目野やすひろ』。彼は苦痛の日々に、とにかく“癒し”を求めていた。
そんな時、やすひろは深夜の夜道で小犬のような魔物を見つける。これが求めていた癒しだと思った彼は、小犬を飼うことを決めたのだが、実は小犬の正体は伝説の魔物『フェンリル』だったらしい。
それをきっかけに、エリートの友達に誘われ配信者を始めるやすひろ。結果、強さでも無双、可愛さでも無双するフェンリルは瞬く間にバズっていき、やすひろはある決断をして……?
のんびりほのぼのとした現代スローライフです。
他サイトにも掲載中。
羨んでいたダンジョンはおれが勇者として救った異世界に酷似している~帰還した現代では無職業(ノージョブ)でも異世界で培った力で成り上がる~
むらくも航
ファンタジー
☆カクヨムにてでローファンタジー部門最高日間3位、週間4位を獲得!
【第1章完結】ダンジョン出現後、職業(ジョブ)持ちが名乗りを上げる中、無職業(ノージョブ)のおれはダンジョンを疎んでいた。しかし異世界転生を経て、帰還してみればダンジョンのあらゆるものが見たことのあるものだった。
現代では、まだそこまでダンジョン探索は進んでいないようだ。その中でおれは、異世界で誰も知らない事まで知っている。これなら無職業(ノージョブ)のおれもダンジョンに挑める。おれはダンジョンで成り上がる。
これは勇者として異世界を救った、元負け組天野 翔(あまの かける)が異世界で得た力で現代ダンジョンに挑む物語である。
目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう
果 一
ファンタジー
目立つことが大嫌いな男子高校生、篠村暁斗の通う学校には、アイドルがいる。
名前は芹なずな。学校一美人で現役アイドル、さらに有名ダンジョン配信者という勝ち組人生を送っている女の子だ。
日夜、ぼんやりと空を眺めるだけの暁斗とは縁のない存在。
ところが、ある日暁斗がダンジョンの下層でひっそりとモンスター狩りをしていると、SSクラスモンスターのワイバーンに襲われている小規模パーティに遭遇する。
この期に及んで「目立ちたくないから」と見捨てるわけにもいかず、暁斗は隠していた実力を解放して、ワイバーンを一撃粉砕してしまう。
しかし、近くに倒れていたアイドル配信者の芹なずなに目撃されていて――
しかも、その一部始終は生放送されていて――!?
《ワイバーン一撃で倒すとか異次元過ぎw》
《さっき見たらツイットーのトレンドに上がってた。これ、明日のネットニュースにも載るっしょ絶対》
SNSでバズりにバズり、さらには芹なずなにも正体がバレて!?
暁斗の陰キャ自由ライフは、瞬く間に崩壊する!
※本作は小説家になろう・カクヨムでも公開しています。両サイトでのタイトルは『目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう~バズりまくって陰キャ生活が無事終了したんだが~』となります。
※この作品はフィクションです。実在の人物•団体•事件•法律などとは一切関係ありません。あらかじめご了承ください。
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
辻ダンジョン掃除が趣味の底辺社畜、迷惑配信者が汚したダンジョンを掃除していたらうっかり美少女アイドルの配信に映り込み神バズりしてしまう
なっくる
ファンタジー
ダンジョン攻略配信が定着した日本、迷惑配信者が世間を騒がせていた。主人公タクミはダンジョン配信視聴とダンジョン掃除が趣味の社畜。
だが美少女アイドルダンジョン配信者の生配信に映り込んだことで、彼の運命は大きく変わる。実はレアだったお掃除スキルと人間性をダンジョン庁に評価され、美少女アイドルと共にダンジョンのイメージキャラクターに抜擢される。自身を慕ってくれる美少女JKとの楽しい毎日。そして超進化したお掃除スキルで迷惑配信者を懲らしめたことで、彼女と共にダンジョン界屈指の人気者になっていく。
バラ色人生を送るタクミだが……迷惑配信者の背後に潜む陰謀がタクミたちに襲い掛かるのだった。
※他サイトでも掲載しています
異世界から日本に帰ってきたら魔法学院に入学 パーティーメンバーが順調に強くなっていくのは嬉しいんだが、妹の暴走だけがどうにも止まらない!
枕崎 削節
ファンタジー
〔小説家になろうローファンタジーランキング日間ベストテン入り作品〕
タイトルを変更しました。旧タイトル【異世界から帰ったらなぜか魔法学院に入学。この際遠慮なく能力を発揮したろ】
3年間の異世界生活を経て日本に戻ってきた楢崎聡史と桜の兄妹。二人は生活の一部分に組み込まれてしまった冒険が忘れられなくてここ数年日本にも発生したダンジョンアタックを目論むが、年齢制限に壁に撥ね返されて入場を断られてしまう。ガックリと項垂れる二人に救いの手を差し伸べたのは魔法学院の学院長と名乗る人物。喜び勇んで入学したはいいものの、この学院長はとにかく無茶振りが過ぎる。異世界でも経験したことがないとんでもないミッションに次々と駆り出される兄妹。さらに二人を取り巻く周囲にも奇妙な縁で繋がった生徒がどんどん現れては学院での日常と冒険という非日常が繰り返されていく。大勢の学院生との交流の中ではぐくまれていく人間模様とバトルアクションをどうぞお楽しみください!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる