14 / 30
14.ガザニアに到着、盗賊ギルドからの依頼
しおりを挟む
日差しが弱まり、あたりに夕暮れの気配が漂っている。
岩山を抜けるとガザニアの街はすぐそこにあった。
明らかにイニティよりも規模が大きい。
灰色の城壁が街全体を囲っていた。
周辺には農地らしきものもあるが、岩山が目立つ。
山を背負うような立地で、外敵から守りやすそうな地形だ。
様々な方角に街道が伸びているのを見るに、交易で栄えた街なんだろう。
荷台の中でエトナが【制御】をかけなおしてくれた。
ジェキルに断ち切られた左腕部分が胴鎧にくっつく。
全身鎧姿ってだけでも目立つからな。
おまけに横から見られたら鎧の中身が空っぽなのがバレてしまう。
マウロの叔父さんが許可証のようなものを門番に見せ、俺たちを乗せた馬車は城門をくぐって街の中に入っていく。
中央通りの左右には、民家や店が多数並んでいた。
レンガを積み上げて作られた外壁はいかにも頑丈そうだ。
商店から活気のある声が聞こえてくる。
賑やかな街だなぁ。
「やっと着いたぞ。山賊に襲われた時は肝を冷やしたが……ありがとうよ、兄ちゃんたち」
「仕事ですからね。俺もプチ旅行気分で楽しめました」
「さっそく荷物を収めてくるよ。これは約束の報酬だ。ちょっと色を付けておいたよ」
俺は金貨の入った布袋を受け取った。
ズシリと重い。
手付と合わせて40万ゴルドか。
護衛の仕事も無事に完了。
叔父さんたちは馬車の上から手を振って、中央通りを進んでいった。
「さて、俺たちはどうする? もう夕方だし、今日は休んで明日帰ろうか」
「しばらく滞在しましょう。せっかく大きな街に来たんだから情報収集しておきたいわ」
俺は街を見渡した。
住んでいる人の数はイニティの2倍以上はいるだろうか。
これだけ大きな街なら俺の体を持っていった盗賊の手がかりも見つかるかもしれない。
「日が落ちるまでまだ時間はあるわね。盗賊ギルドに顔を出すわ」
すたすたと歩き出すエトナについていく。
迷いのない足取り。
ガザニアは初めて来るわけじゃないようだ。
「盗賊ギルドってどこにでもあるの?」
「どこにでもってわけじゃないけど、大きな街にはだいたいあるわね。歓楽街を裏から仕切ってたり、治安維持も請け負ってたりするの」
へえ~マフィアみたいなモンかな?
人が多いと『裏社会』ってやつができるんだな。
「盗賊たちの集まりなら大っぴらに活動できないでしょ」
「領主や貴族にカネを治めてるのよ。いわゆる『公然の秘密』ってやつね」
エトナは入り組んだ裏路地に入っていく。
大通りはあんなに明るい雰囲気だったのに、すこし内側に入るとスラムっぽい雰囲気が漂ってきた。
俺は迷子にならないようエトナの後をついていく。
小さな看板のかかった酒場にたどり着いた。
扉の横にある椅子に座っていた男が、俺に鋭い視線を投げかけてくる。
フードを目深にかぶった痩せぎすの男だ。
頬に傷跡があった。
いかにもカタギじゃなさそうだな。
しかし、エトナを見て男の表情がほころんだ。
「おいおい、エトナじゃねえか。いつガザニアに来たんだ」
「さっき着いたとこよ。ちょっと仕事でね。長はいる?」
ああ、と答えながら男は俺を見た。
「大丈夫、私の連れよ。アイツの身元は保証するから」
男は黙って扉を開けてくれた。
目線は俺に向けられている。
おそらく俺とエトナの関係が気になるのだろう。
「エトナって顔が広いんだな」
「まあ、長いことやってるからね」
1階の酒場を抜け、木製の階段を上がっていく。
その先にも分厚い木の扉があり、見張りらしい男が立っていたがエトナの顔を見て無言のまま扉を開ける。
中には10人ほど先客がいた。
長い木製カウンターと椅子が並んでいる。
バーみたいな作りだな。
盗賊らしい男がカウンター越しに何かを交渉している。
どうも盗品の買い取りと価格交渉をしているようだ。
壁側にはいくつかの張り紙があった。
人探しの依頼や、骨董品の売買価格、街で起こった喧嘩のこと。
こうやって様々な情報を共有しているのか。
中にはイニティからの穀物輸送について書かれたものまであった。
なんでこんな情報まであるんだよ。
恐ろしい情報網だな……ジェキルもここで俺たちが来ることを知ったのだろうか。
俺の目の前で店員らしき男が張り紙を剥がす。
もう無事に馬車がガザニアに着いたことまで把握してるってわけか。
「おう、エトナ。久しぶりだな」
カウンターの奥から短髪であご髭を生やした男が姿を見せた。
歳は40歳ぐらいか。
背が高く、体つきもゴツいわりに足音がしない。
黒いシャツの上にチェインメイルを着込んでいた。
「仕事でガザニアに寄ったのよ。実は今、人探しをしているんだけど」
エトナは椅子に腰掛けながら、俺たちが探している盗賊たちの特徴を説明していった。
盗賊ギルド同士で情報を共有していたりするんだろうか。
「わかった。ウチのギルドメンバーに聞いてみるが、少し時間はかかるぞ」
「ありがとう。数日は滞在するつもりよ」
「そうか。じゃあ俺たちが調べてる間にひとつ頼みごとを聞いてくれるか? どうも最近、街の周りにアンデッドモンスターが増えていてな」
「そういえば来る時にもリビングアーマーと遭遇したわね」
「他にも北東の森でスケルトンに襲われたヤツがいる。軽く調査してくれねえか」
エトナは俺の方を振り向いた。
さてどうしたものか。
できれば厄介事に巻き込まれたくはない。
とはいえ、人探しを手伝ってもらうわけだから断りづらいな。
「そういうのは冒険者ギルドが片付けるものじゃないの?」
「情けねえ話だが、ギルドメンバーがひとり殺られちまってる。できれば身内でカタをつけたい」
俺が迷っている間にエトナが情報を引き出していた。
やっぱり存在するのか冒険者ギルド。
剣と魔法の世界には欠かせないよね。
で、盗賊ギルドとしては殺されたギルドメンバーの仇を討って、体裁を保ちたいわけか。
ここは恩を売っておいたほうが良さそうだな。
情報探しにも気合いを入れてくれそうだし。
「わかった。請け負うよ」
「助かるぜ兄ちゃん。報酬はとりあえず10万ゴルド。解決してくれりゃ、さらに倍だ」
合計20万ゴルドか。
悪くない報酬額だな。
アンデッドモンスターってのがどんだけ手強いかしらないが、レベル50に近づいた俺なら多分問題ないだろう。
今ならリビングアーマーにも苦戦することはない。
俺たちは盗賊ギルドを後にして、長が紹介してくれた宿に向かった。
荷台に乗っていた時に少し眠ったものの、体は疲れている。
いや、正しくは頭が疲れている、か。
魔法も使いすぎたし、しっかり休んでおきたい。
長が紹介してくれた宿はかなり立派な作りだった。
レンガを積んだ外壁と金属で作られた重厚な看板。
いかにも高級そうな宿だな。
中央通りに面していることもあり、ロビーは宿泊客で賑わっていた。
客も身なりが良い。
「じゃ、おつかれ。また明日ね」
エトナが手をひらひらさせて階段を登っていく。
ええ~別室なの?
まあ当たり前なんだけど、ちょっと寂しいな。
俺はあてがわれた部屋に入り、長椅子に腰掛けた。
鎧の左足と右腕部分を繋いでいる、皮革のバンドを外していく。
久しぶりに見る、俺の足と手。
手のひらをじっと見ていると体が戻ってきた実感が湧いてきた。
それ自体は嬉しいことだが、懸念もある。
異世界に来てからというものの、巻き込まれる形で戦いに参加してきた。
それまでは喧嘩すらしたことなかったのに。
臆せず戦えたのは、体が鎧だったから、というのが大きい。
生身の体ほど魔力もなく、自由も効かないが、怪我をすることもないのだ。
鎧の所々は凹んだり、擦り切れている場所がある。
体が戻れば戻るほど魔力は強まりレベルは上がるが、その分怪我のリスクも増える。
防御手段をもっと考えたほうがいいな。
魔物たちやライム、ジェキルとの戦いを思い返す。
ほとんどの攻撃を、俺は回避できていなかった。
距離を取ったり、サイドステップで体ごとかわしても、鎧の体ではスピードに限界がある。
鎧の防御力と魔法の【防御強化】にまかせてゴリ押ししている感がある。
いずれも運良く勝ち残っただけに過ぎない。
攻撃面は飛躍的にアップした。
強化魔法による上乗せだけでなく、【爆閃】という強力な武器も得たのだ。
おそらくレベル50~60程度なら通用するだろう。
そうなると、今後の課題はスピードと防御力の底上げだな。
まずはアンデッドモンスターを蹴散らし調査を終わらせて、盗賊ギルドから俺の体を奪ったヤツらの情報を得る。
その後、イニティに戻ったら退魔のローブの他に防具も新調しよう。
やることが明確になったらなんだか眠くなってきたな。
俺は長椅子に体を横たえて、そのまま眠ってしまった。
岩山を抜けるとガザニアの街はすぐそこにあった。
明らかにイニティよりも規模が大きい。
灰色の城壁が街全体を囲っていた。
周辺には農地らしきものもあるが、岩山が目立つ。
山を背負うような立地で、外敵から守りやすそうな地形だ。
様々な方角に街道が伸びているのを見るに、交易で栄えた街なんだろう。
荷台の中でエトナが【制御】をかけなおしてくれた。
ジェキルに断ち切られた左腕部分が胴鎧にくっつく。
全身鎧姿ってだけでも目立つからな。
おまけに横から見られたら鎧の中身が空っぽなのがバレてしまう。
マウロの叔父さんが許可証のようなものを門番に見せ、俺たちを乗せた馬車は城門をくぐって街の中に入っていく。
中央通りの左右には、民家や店が多数並んでいた。
レンガを積み上げて作られた外壁はいかにも頑丈そうだ。
商店から活気のある声が聞こえてくる。
賑やかな街だなぁ。
「やっと着いたぞ。山賊に襲われた時は肝を冷やしたが……ありがとうよ、兄ちゃんたち」
「仕事ですからね。俺もプチ旅行気分で楽しめました」
「さっそく荷物を収めてくるよ。これは約束の報酬だ。ちょっと色を付けておいたよ」
俺は金貨の入った布袋を受け取った。
ズシリと重い。
手付と合わせて40万ゴルドか。
護衛の仕事も無事に完了。
叔父さんたちは馬車の上から手を振って、中央通りを進んでいった。
「さて、俺たちはどうする? もう夕方だし、今日は休んで明日帰ろうか」
「しばらく滞在しましょう。せっかく大きな街に来たんだから情報収集しておきたいわ」
俺は街を見渡した。
住んでいる人の数はイニティの2倍以上はいるだろうか。
これだけ大きな街なら俺の体を持っていった盗賊の手がかりも見つかるかもしれない。
「日が落ちるまでまだ時間はあるわね。盗賊ギルドに顔を出すわ」
すたすたと歩き出すエトナについていく。
迷いのない足取り。
ガザニアは初めて来るわけじゃないようだ。
「盗賊ギルドってどこにでもあるの?」
「どこにでもってわけじゃないけど、大きな街にはだいたいあるわね。歓楽街を裏から仕切ってたり、治安維持も請け負ってたりするの」
へえ~マフィアみたいなモンかな?
人が多いと『裏社会』ってやつができるんだな。
「盗賊たちの集まりなら大っぴらに活動できないでしょ」
「領主や貴族にカネを治めてるのよ。いわゆる『公然の秘密』ってやつね」
エトナは入り組んだ裏路地に入っていく。
大通りはあんなに明るい雰囲気だったのに、すこし内側に入るとスラムっぽい雰囲気が漂ってきた。
俺は迷子にならないようエトナの後をついていく。
小さな看板のかかった酒場にたどり着いた。
扉の横にある椅子に座っていた男が、俺に鋭い視線を投げかけてくる。
フードを目深にかぶった痩せぎすの男だ。
頬に傷跡があった。
いかにもカタギじゃなさそうだな。
しかし、エトナを見て男の表情がほころんだ。
「おいおい、エトナじゃねえか。いつガザニアに来たんだ」
「さっき着いたとこよ。ちょっと仕事でね。長はいる?」
ああ、と答えながら男は俺を見た。
「大丈夫、私の連れよ。アイツの身元は保証するから」
男は黙って扉を開けてくれた。
目線は俺に向けられている。
おそらく俺とエトナの関係が気になるのだろう。
「エトナって顔が広いんだな」
「まあ、長いことやってるからね」
1階の酒場を抜け、木製の階段を上がっていく。
その先にも分厚い木の扉があり、見張りらしい男が立っていたがエトナの顔を見て無言のまま扉を開ける。
中には10人ほど先客がいた。
長い木製カウンターと椅子が並んでいる。
バーみたいな作りだな。
盗賊らしい男がカウンター越しに何かを交渉している。
どうも盗品の買い取りと価格交渉をしているようだ。
壁側にはいくつかの張り紙があった。
人探しの依頼や、骨董品の売買価格、街で起こった喧嘩のこと。
こうやって様々な情報を共有しているのか。
中にはイニティからの穀物輸送について書かれたものまであった。
なんでこんな情報まであるんだよ。
恐ろしい情報網だな……ジェキルもここで俺たちが来ることを知ったのだろうか。
俺の目の前で店員らしき男が張り紙を剥がす。
もう無事に馬車がガザニアに着いたことまで把握してるってわけか。
「おう、エトナ。久しぶりだな」
カウンターの奥から短髪であご髭を生やした男が姿を見せた。
歳は40歳ぐらいか。
背が高く、体つきもゴツいわりに足音がしない。
黒いシャツの上にチェインメイルを着込んでいた。
「仕事でガザニアに寄ったのよ。実は今、人探しをしているんだけど」
エトナは椅子に腰掛けながら、俺たちが探している盗賊たちの特徴を説明していった。
盗賊ギルド同士で情報を共有していたりするんだろうか。
「わかった。ウチのギルドメンバーに聞いてみるが、少し時間はかかるぞ」
「ありがとう。数日は滞在するつもりよ」
「そうか。じゃあ俺たちが調べてる間にひとつ頼みごとを聞いてくれるか? どうも最近、街の周りにアンデッドモンスターが増えていてな」
「そういえば来る時にもリビングアーマーと遭遇したわね」
「他にも北東の森でスケルトンに襲われたヤツがいる。軽く調査してくれねえか」
エトナは俺の方を振り向いた。
さてどうしたものか。
できれば厄介事に巻き込まれたくはない。
とはいえ、人探しを手伝ってもらうわけだから断りづらいな。
「そういうのは冒険者ギルドが片付けるものじゃないの?」
「情けねえ話だが、ギルドメンバーがひとり殺られちまってる。できれば身内でカタをつけたい」
俺が迷っている間にエトナが情報を引き出していた。
やっぱり存在するのか冒険者ギルド。
剣と魔法の世界には欠かせないよね。
で、盗賊ギルドとしては殺されたギルドメンバーの仇を討って、体裁を保ちたいわけか。
ここは恩を売っておいたほうが良さそうだな。
情報探しにも気合いを入れてくれそうだし。
「わかった。請け負うよ」
「助かるぜ兄ちゃん。報酬はとりあえず10万ゴルド。解決してくれりゃ、さらに倍だ」
合計20万ゴルドか。
悪くない報酬額だな。
アンデッドモンスターってのがどんだけ手強いかしらないが、レベル50に近づいた俺なら多分問題ないだろう。
今ならリビングアーマーにも苦戦することはない。
俺たちは盗賊ギルドを後にして、長が紹介してくれた宿に向かった。
荷台に乗っていた時に少し眠ったものの、体は疲れている。
いや、正しくは頭が疲れている、か。
魔法も使いすぎたし、しっかり休んでおきたい。
長が紹介してくれた宿はかなり立派な作りだった。
レンガを積んだ外壁と金属で作られた重厚な看板。
いかにも高級そうな宿だな。
中央通りに面していることもあり、ロビーは宿泊客で賑わっていた。
客も身なりが良い。
「じゃ、おつかれ。また明日ね」
エトナが手をひらひらさせて階段を登っていく。
ええ~別室なの?
まあ当たり前なんだけど、ちょっと寂しいな。
俺はあてがわれた部屋に入り、長椅子に腰掛けた。
鎧の左足と右腕部分を繋いでいる、皮革のバンドを外していく。
久しぶりに見る、俺の足と手。
手のひらをじっと見ていると体が戻ってきた実感が湧いてきた。
それ自体は嬉しいことだが、懸念もある。
異世界に来てからというものの、巻き込まれる形で戦いに参加してきた。
それまでは喧嘩すらしたことなかったのに。
臆せず戦えたのは、体が鎧だったから、というのが大きい。
生身の体ほど魔力もなく、自由も効かないが、怪我をすることもないのだ。
鎧の所々は凹んだり、擦り切れている場所がある。
体が戻れば戻るほど魔力は強まりレベルは上がるが、その分怪我のリスクも増える。
防御手段をもっと考えたほうがいいな。
魔物たちやライム、ジェキルとの戦いを思い返す。
ほとんどの攻撃を、俺は回避できていなかった。
距離を取ったり、サイドステップで体ごとかわしても、鎧の体ではスピードに限界がある。
鎧の防御力と魔法の【防御強化】にまかせてゴリ押ししている感がある。
いずれも運良く勝ち残っただけに過ぎない。
攻撃面は飛躍的にアップした。
強化魔法による上乗せだけでなく、【爆閃】という強力な武器も得たのだ。
おそらくレベル50~60程度なら通用するだろう。
そうなると、今後の課題はスピードと防御力の底上げだな。
まずはアンデッドモンスターを蹴散らし調査を終わらせて、盗賊ギルドから俺の体を奪ったヤツらの情報を得る。
その後、イニティに戻ったら退魔のローブの他に防具も新調しよう。
やることが明確になったらなんだか眠くなってきたな。
俺は長椅子に体を横たえて、そのまま眠ってしまった。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
「魔物肉は食べられますか?」異世界リタイアは神様のお情けです。勝手に召喚され馬鹿にされて追放されたのでスローライフを無双する。
太も歩けば右から落ちる(仮)
ファンタジー
その日、和泉春人は、現実世界で早期リタイアを達成した。しかし、八百屋の店内で勇者召喚の儀式に巻き込まれ異世界に転移させられてしまう。
鑑定により、春人は魔法属性が無で称号が無職だと判明し、勇者としての才能も全てが快適な生活に関わるものだった。「お前の生活特化笑える。これは勇者の召喚なんだぞっ。」最弱のステータスやスキルを、勇者達や召喚した国の重鎮達に笑われる。
ゴゴゴゴゴゴゴゴォ
春人は勝手に召喚されながら、軽蔑されるという理不尽に怒り、王に暴言を吐き国から追放された。異世界に嫌気がさした春人は魔王を倒さずスローライフや異世界グルメを満喫する事になる。
一方、乙女ゲームの世界では、皇后陛下が魔女だという噂により、同じ派閥にいる悪役令嬢グレース レガリオが婚約を破棄された。
華麗なる10人の王子達との甘くて危険な生活を悪役令嬢としてヒロインに奪わせない。
※春人が神様から貰った才能は特別なものです。現実世界で達成した早期リタイアを異世界で出来るように考えてあります。
春人の天賦の才
料理 節約 豊穣 遊戯 素材 生活
春人の初期スキル
【 全言語理解 】 【 料理 】 【 節約 】【 豊穣 】【 遊戯化 】【 マテリア化 】 【 快適生活スキル獲得 】
ストーリーが進み、春人が獲得するスキルなど
【 剥ぎ取り職人 】【 剣技 】【 冒険 】【 遊戯化 】【 マテリア化 】【 快適生活獲得 】 【 浄化 】【 鑑定 】【 無の境地 】【 瀕死回復Ⅰ 】【 体神 】【 堅神 】【 神心 】【 神威魔法獲得 】【 回路Ⅰ 】【 自動発動 】【 薬剤調合 】【 転職 】【 罠作成 】【 拠点登録 】【 帰還 】 【 美味しくな~れ 】【 割引チケット 】【 野菜の種 】【 アイテムボックス 】【 キャンセル 】【 防御結界 】【 応急処置 】【 完全修繕 】【 安眠 】【 無菌領域 】【 SP消費カット 】【 被ダメージカット 】
≪ 生成・製造スキル ≫
【 風呂トイレ生成 】【 調味料生成 】【 道具生成 】【 調理器具生成 】【 住居生成 】【 遊具生成 】【 テイルム製造 】【 アルモル製造 】【 ツール製造 】【 食品加工 】
≪ 召喚スキル ≫
【 使用人召喚 】【 蒐集家召喚 】【 スマホ召喚 】【 遊戯ガチャ召喚 】
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
異世界現代あっちこっち ~ゲーム化した地球でステータス最底辺の僕が自由に異世界に行けるようになって出会った女の子とひたすら幸せになる話~
二上たいら
ファンタジー
・本作は1話1000~2000字程度のお手軽に読める異世界転移エンタメとなっております。
・本作は1章4話までイジメ描写がありますが、その後は一方的にイジメられる描写はありません。
・ヒロイン以外にもメインキャラとして女性が出てきますが、基本的には2人でイチャイチャしてるだけです。後々女性キャラに囲まれるようなシチュエーションにはなりますが、ハーレム展開の予定はありません。
・主人公の恋のライバルになりそうな男キャラは登場させないつもりです。あるいはライバルにすらなれません。
世界のゲーム化から10年、あることがきっかけで異世界と現代を自由に行き来できるようになった僕は、日本と異世界の二重生活を始めることになった。助けてくれた異世界の女の子と仲良くなったり、お金を稼いだり、レベルを上げたりする日々が始まった。
第5章は毎日更新はできないかもしれません。(ストックが尽きた)
この物語はフィクションです。登場する地名・人物・団体・サービス・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
本作は小説家になろう、カクヨムでも公開しています。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
異世界魔王召喚〜オッサンが勇者召喚じゃなくて魔王召喚されてしまった件!人族と魔族の間で板挟みになってつらい〜
タジリユウ
ファンタジー
「どうか我々を助けてください魔王様!」
異世界召喚ものでよく見かける勇者召喚、しかし周りにいるのは人間ではなく、みんな魔族!?
こんなオッサンを召喚してどうすんだ!
しかも召喚したのが魔族ではないただの人間だ と分かったら、殺せだの実験台にしろだの好き勝手言いやがる。
オッサンだってキレる時はキレるんだぞ、コンチクショー(死語)!
魔族なんて助けるつもりはこれっぽっちもなかったのだが、いろいろとあって魔族側に立ち人族との戦争へと……
※他サイトでも投稿しております。
※完結保証で毎日更新します∩^ω^∩
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
転生したらただの女の子、かと思ったら最強の魔物使いだったらしいです〜しゃべるうさぎと始める異世界魔物使いファンタジー〜
上村 俊貴
ファンタジー
【あらすじ】
普通に事務職で働いていた成人男性の如月真也(きさらぎしんや)は、ある朝目覚めたら異世界だった上に女になっていた。一緒に牢屋に閉じ込められていた謎のしゃべるうさぎと協力して脱出した真也改めマヤは、冒険者となって異世界を暮らしていくこととなる。帰る方法もわからないし特別帰りたいわけでもないマヤは、しゃべるうさぎ改めマッシュのさらわれた家族を救出すること当面の目標に、冒険を始めるのだった。
(しばらく本人も周りも気が付きませんが、実は最強の魔物使い(本人の戦闘力自体はほぼゼロ)だったことに気がついて、魔物たちと一緒に色々無双していきます)
【キャラクター】
マヤ
・主人公(元は如月真也という名前の男)
・銀髪翠眼の少女
・魔物使い
マッシュ
・しゃべるうさぎ
・もふもふ
・高位の魔物らしい
オリガ
・ダークエルフ
・黒髪金眼で褐色肌
・魔力と魔法がすごい
【作者から】
毎日投稿を目指してがんばります。
わかりやすく面白くを心がけるのでぼーっと読みたい人にはおすすめかも?
それでは気が向いた時にでもお付き合いください〜。
嫌われ者の悪役令息に転生したのに、なぜか周りが放っておいてくれない
AteRa
ファンタジー
エロゲの太ったかませ役に転生した。
かませ役――クラウスには処刑される未来が待っている。
俺は死にたくないので、痩せて死亡フラグを回避する。
*書籍化に際してタイトルを変更いたしました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる