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スフィン

スフィンの今後

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 そんなこんなで食事を終え、本格的にこれからの事について話し合う事になった。

「さてっと、スフィンさんはこれからどうするんだい?」

「その魔王とやらを倒す」

「それじゃあ勇者にでもならないとな」

 マッサが言うと、そうだとスフィンは思い出しラミッタに言う。

「そう言えば、貴様達は勇者と呼ばれていたな」

「はい、この世界で魔王を倒すため、国に勇者として認定されました」

「勇者か。まぁいい、私はさっさと魔王とやらを倒しに行く」

「待ちなよスフィンさん。魔王はクッソ強いぞ?」

 マッサが言うとラミッタが説明を挟む。

「魔王の配下に魔人という存在の者も居るのですが、魔人は私と宿敵の二人がかりでも倒せない程に強い者も居ます」

「本当か!?」

 先程マルクエンの強さは身で感じていたスフィン。

 悔しいが、それ程までに強いのであれば、今の自分では勝てるか怪しい。

「スフィン将軍が私達と同じ、異世界の勇者としてこの世界に来たのであれば、試練の塔に挑めるかもしれません」

「あぁ!! そうか、そうだな!!」

 ラミッタの言葉にマルクエンも同意した。

 だが、肝心のスフィンは置いてけぼりを食らっている。

「試練の塔?」

「はい、最上階まで登ると、魔人に対抗する能力を授かれます」

 ラミッタが答えると、スフィンは更に尋ねた。

「なるほど。という事は、お前も?」

「はい」

 そう言ってラミッタは宙へ浮かぶ。

「なっ!?」

 驚いて目を見開くスフィン。

「私は空を飛ぶ能力を手に入れました。宿敵は筋力強化魔法が更に強化され、光の刃を剣から飛ばすことができます」

「そんな力が……」
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