26 / 64
【2】婚約披露宴と余波
25. 「あの子は、自分の気持ちにとても素直なんだ」
しおりを挟む
着物をこぼしたワインで染め上げてしまった華が会場から逃げるように去って行って、会場は困惑した空気に包まれた。
「え、ええと、お料理を予定通りお出ししますので、皆様はご自由にご歓談を……」
修介の父親が場を鎮めようと、声を張り上げる。
「……どうしたんでしょう?」
「さあ」
綾子の呟きに彰吾は肩をすくめた。
「綾子さんが気にすることじゃないですよ」
「そう、ですね」
「それより、この料理美味しいですよ! 綾子さんも食べてみてください」
彰吾は事態を取り繕うように給仕が卓上に出した料理を綾子にすすめた。
「ええ。――ああ、本当ですね。美味しい……」
そう言いながらも、綾子は華が去って行った方を見送った。
(華さん……どうかしたのかしら)
あんなに修介との婚約披露宴を誇らしげに語っていたのに、その場から去るなんて、何があったのだろう。綾子としては、自信を持って披露宴に参加したかっただけで、別に披露宴自体がどうこうなることを望んでいたわけではない。
それに駆け出して行った華の後ろ髪に挿さっていた、桃の花のかんざし。
あれは。
(早矢さん……)
綾子は華の姉、間宮 早矢のことを思い出していた。
早矢は綾子より3歳年上で、隊員歴も3年上の先輩隊員だった。
早矢と綾子の経歴は似ていた。
父親が早くに亡くなったことで、家を継ぎ戸主となったこと。
女学校を卒業してすぐに入隊したこと。
綾子は入隊当初に、早矢の所属する隊へ配属になった。
彼女は面倒見の良い性格で、境遇の似た綾子のことをいつも気にかけ、家紋の鍛錬にも根気強く付き合ってくれた。
綾子は15で両親を九十九に殺されるまでは、家紋の力をしっかりと訓練したことがなかった。また、妖に一度頭を侵された恐怖心が思考回路を邪魔して、入隊当初、任務でいざ本物の妖に対峙した時に、まともに家紋の力を使いこなすことができなかった。妖を前に立ちすくんでしまった綾子を何度も助けてくれたのも、早矢だった。
(周りに迷惑をかけてばかり)
落ち込んだ綾子はよく詰め所のすみで膝をかかえていた。
『綾子の【焔】の力は使いこなせれば、とても強力だよ。羨ましいくらい』
そんな綾子を早矢は探しに来ると、甘い飴玉を差し出して、笑って言ってくれた。
『うまく使えるようになるまで、私が付き合うよ』
その言葉どおり、何日も何日も早矢は綾子の訓練に付き合ってくれた。
今の綾子があるのは早矢のおかげと言っても過言ではなく、彼女は綾子にとって恩人だった。
綾子と早矢の共通点は他にもあった。――年の離れた妹がいること。
地方への遠征から戻ってきた隊員がお菓子を配る時、綾子は佳世のために、いつも多めに巾着に入れて持って帰っていた。いつものように配られた土産の饅頭を巾着の中に入れていると、同じようにそそくさと巾着に饅頭を詰め込む早矢と目が合った。
『――早矢さんも、甘いものお好きなんですね?』
そう聞くと、早矢は顔をくしゃっとさせて笑った。
『あたしも食べるけどね、妹が好きなんだ』
綾子は微笑ましく感じて目を細めた。
『私も妹の分です。――年が離れていて、まだ小学校なんですけど』
『それは随分年が離れているんだね。うちも離れている方だとは思っていたけど。私の妹は――もう来年高等学校か……早いな』
早矢は独り言のように呟いた。
『入学祝いを、買ってやらないと』
何か思いついたように手をぽんとたたくと綾子を見て、
『綾子は、装飾品とか、そういうの詳しい?』
『装飾品……? 髪飾りとか、そういうのですか?』
『そうそう、あたしの妹はそういうのが好きなんだけど、あたしは疎いでしょ。妹の入学祝に何か買ってやりたいんだけど、お店とか全然わかんなくって』
早矢は恥ずかしそうに男性隊員のように短く後ろを刈り上げた髪を撫でた。
『なんか良いお店あったら教えてくれない?』
女性隊員でも、ここまで髪を短くする者は少ない。
早矢曰く『私の戦い方だと、邪魔だからね』ということだった。
早矢は身体の力を高める間宮家の家紋【若草】の使い手で、妖との戦いはその力で体を強化して格闘戦を行う、というものだった。
長身の綾子から見ると女子中学生のような背丈に感じられる小柄な早矢が、格闘術でばったばったと妖をなぎ倒す姿は、最初見た時はとても驚いたものだった。
『私も詳しくはないですが――妹の髪飾りなんかはよく買いますよ』
『そうなんだ! どこで買ってるの?』
『中央駅の近くの百貨店に入っているお店によく行きますね。品揃えが良いと思います』
『百貨店――行ったことないや』
早矢は綾子の手を取ると、ぶんぶん振った。
『綾子、買い物付き合って。綾子にも何か買ってあげるよ』
綾子が佳世に言うような言い方に、綾子は思わず噴き出した。
『もちろん良いですよ。別に何も買ってくれなくても行きますよ』
『ありがと。助かるよ』
『でも』と綾子は何げなく言った。
『妹さんと一緒に買いに行ったら、一番良いのではないでしょうか? 私はよく妹と一緒に行きますよ』
早矢は少し悲し気に顔を曇らせた。
『あたしはどうも妹に嫌われていてね。買い物なんか一緒に行ってくれないだろうなぁ』
『早矢さんが?』
綾子は首をひねった。
明るく愛想が良い早矢は、後輩の綾子の面倒見も良く、隊の中でも慕われている存在だ。
誰かに嫌われているというのが想像できない。
『あたしが身なりに気を遣わないのが嫌なんだってさ。『みっともない』とか『恥ずかしい』とか『防衛隊員やるなんて頭おかしい』とかさんざんな言いぐさだよ』
早矢は困ったように笑った。
『それは……すごいことを言う……妹さんですね』
日々妖と戦って東都を守っている姉に対してそんなことを言う妹がいるのかと綾子は驚いて返答に詰まってしまった。
『――あの子は、自分の気持ちにとても素直なんだ。あたしとはぜんぜん性格が全然違うんだよね。昔は仲が良かったんだけど』
早矢はうーんと唸ってから、綾子の手を握った。
『――というわけで、綾子、こんどの休務日、同じ日にしよ』
それで、早矢と一緒に百貨店に行ったのだった。 早矢は妹の写真を持ってきていた。
『これ妹』
『……』
綾子はじっと写真を見つめた。
早矢と同じふわふわとした髪を長く伸ばして左右で結んだ可愛らしい少女が写真に写っていた。顔立ちは早矢と似ているのだが、雰囲気が「女の子」そのもので、昔佳世に贈った外国の人形のようだと綾子は思った。
『早矢さんと似てますね。早矢さんも髪の毛伸ばしたらこんな感じなんでしょうね』
早矢は『そう?』と嬉しそうに笑った。
『本人はあたしなんかと似てない! って言うんだけど』
早矢は店員にその写真を見せて聞いた。
『この子に合うかんざしを見繕ってほしいです』
――そして選んだのが、慌てたように会場を去って行った華の後ろ髪に挿さっていた桃の花のかんざしだった。
「え、ええと、お料理を予定通りお出ししますので、皆様はご自由にご歓談を……」
修介の父親が場を鎮めようと、声を張り上げる。
「……どうしたんでしょう?」
「さあ」
綾子の呟きに彰吾は肩をすくめた。
「綾子さんが気にすることじゃないですよ」
「そう、ですね」
「それより、この料理美味しいですよ! 綾子さんも食べてみてください」
彰吾は事態を取り繕うように給仕が卓上に出した料理を綾子にすすめた。
「ええ。――ああ、本当ですね。美味しい……」
そう言いながらも、綾子は華が去って行った方を見送った。
(華さん……どうかしたのかしら)
あんなに修介との婚約披露宴を誇らしげに語っていたのに、その場から去るなんて、何があったのだろう。綾子としては、自信を持って披露宴に参加したかっただけで、別に披露宴自体がどうこうなることを望んでいたわけではない。
それに駆け出して行った華の後ろ髪に挿さっていた、桃の花のかんざし。
あれは。
(早矢さん……)
綾子は華の姉、間宮 早矢のことを思い出していた。
早矢は綾子より3歳年上で、隊員歴も3年上の先輩隊員だった。
早矢と綾子の経歴は似ていた。
父親が早くに亡くなったことで、家を継ぎ戸主となったこと。
女学校を卒業してすぐに入隊したこと。
綾子は入隊当初に、早矢の所属する隊へ配属になった。
彼女は面倒見の良い性格で、境遇の似た綾子のことをいつも気にかけ、家紋の鍛錬にも根気強く付き合ってくれた。
綾子は15で両親を九十九に殺されるまでは、家紋の力をしっかりと訓練したことがなかった。また、妖に一度頭を侵された恐怖心が思考回路を邪魔して、入隊当初、任務でいざ本物の妖に対峙した時に、まともに家紋の力を使いこなすことができなかった。妖を前に立ちすくんでしまった綾子を何度も助けてくれたのも、早矢だった。
(周りに迷惑をかけてばかり)
落ち込んだ綾子はよく詰め所のすみで膝をかかえていた。
『綾子の【焔】の力は使いこなせれば、とても強力だよ。羨ましいくらい』
そんな綾子を早矢は探しに来ると、甘い飴玉を差し出して、笑って言ってくれた。
『うまく使えるようになるまで、私が付き合うよ』
その言葉どおり、何日も何日も早矢は綾子の訓練に付き合ってくれた。
今の綾子があるのは早矢のおかげと言っても過言ではなく、彼女は綾子にとって恩人だった。
綾子と早矢の共通点は他にもあった。――年の離れた妹がいること。
地方への遠征から戻ってきた隊員がお菓子を配る時、綾子は佳世のために、いつも多めに巾着に入れて持って帰っていた。いつものように配られた土産の饅頭を巾着の中に入れていると、同じようにそそくさと巾着に饅頭を詰め込む早矢と目が合った。
『――早矢さんも、甘いものお好きなんですね?』
そう聞くと、早矢は顔をくしゃっとさせて笑った。
『あたしも食べるけどね、妹が好きなんだ』
綾子は微笑ましく感じて目を細めた。
『私も妹の分です。――年が離れていて、まだ小学校なんですけど』
『それは随分年が離れているんだね。うちも離れている方だとは思っていたけど。私の妹は――もう来年高等学校か……早いな』
早矢は独り言のように呟いた。
『入学祝いを、買ってやらないと』
何か思いついたように手をぽんとたたくと綾子を見て、
『綾子は、装飾品とか、そういうの詳しい?』
『装飾品……? 髪飾りとか、そういうのですか?』
『そうそう、あたしの妹はそういうのが好きなんだけど、あたしは疎いでしょ。妹の入学祝に何か買ってやりたいんだけど、お店とか全然わかんなくって』
早矢は恥ずかしそうに男性隊員のように短く後ろを刈り上げた髪を撫でた。
『なんか良いお店あったら教えてくれない?』
女性隊員でも、ここまで髪を短くする者は少ない。
早矢曰く『私の戦い方だと、邪魔だからね』ということだった。
早矢は身体の力を高める間宮家の家紋【若草】の使い手で、妖との戦いはその力で体を強化して格闘戦を行う、というものだった。
長身の綾子から見ると女子中学生のような背丈に感じられる小柄な早矢が、格闘術でばったばったと妖をなぎ倒す姿は、最初見た時はとても驚いたものだった。
『私も詳しくはないですが――妹の髪飾りなんかはよく買いますよ』
『そうなんだ! どこで買ってるの?』
『中央駅の近くの百貨店に入っているお店によく行きますね。品揃えが良いと思います』
『百貨店――行ったことないや』
早矢は綾子の手を取ると、ぶんぶん振った。
『綾子、買い物付き合って。綾子にも何か買ってあげるよ』
綾子が佳世に言うような言い方に、綾子は思わず噴き出した。
『もちろん良いですよ。別に何も買ってくれなくても行きますよ』
『ありがと。助かるよ』
『でも』と綾子は何げなく言った。
『妹さんと一緒に買いに行ったら、一番良いのではないでしょうか? 私はよく妹と一緒に行きますよ』
早矢は少し悲し気に顔を曇らせた。
『あたしはどうも妹に嫌われていてね。買い物なんか一緒に行ってくれないだろうなぁ』
『早矢さんが?』
綾子は首をひねった。
明るく愛想が良い早矢は、後輩の綾子の面倒見も良く、隊の中でも慕われている存在だ。
誰かに嫌われているというのが想像できない。
『あたしが身なりに気を遣わないのが嫌なんだってさ。『みっともない』とか『恥ずかしい』とか『防衛隊員やるなんて頭おかしい』とかさんざんな言いぐさだよ』
早矢は困ったように笑った。
『それは……すごいことを言う……妹さんですね』
日々妖と戦って東都を守っている姉に対してそんなことを言う妹がいるのかと綾子は驚いて返答に詰まってしまった。
『――あの子は、自分の気持ちにとても素直なんだ。あたしとはぜんぜん性格が全然違うんだよね。昔は仲が良かったんだけど』
早矢はうーんと唸ってから、綾子の手を握った。
『――というわけで、綾子、こんどの休務日、同じ日にしよ』
それで、早矢と一緒に百貨店に行ったのだった。 早矢は妹の写真を持ってきていた。
『これ妹』
『……』
綾子はじっと写真を見つめた。
早矢と同じふわふわとした髪を長く伸ばして左右で結んだ可愛らしい少女が写真に写っていた。顔立ちは早矢と似ているのだが、雰囲気が「女の子」そのもので、昔佳世に贈った外国の人形のようだと綾子は思った。
『早矢さんと似てますね。早矢さんも髪の毛伸ばしたらこんな感じなんでしょうね』
早矢は『そう?』と嬉しそうに笑った。
『本人はあたしなんかと似てない! って言うんだけど』
早矢は店員にその写真を見せて聞いた。
『この子に合うかんざしを見繕ってほしいです』
――そして選んだのが、慌てたように会場を去って行った華の後ろ髪に挿さっていた桃の花のかんざしだった。
48
お気に入りに追加
166
あなたにおすすめの小説
追放された薬師は騎士と王子に溺愛される 薬を作るしか能がないのに、騎士団の皆さんが離してくれません!
沙寺絃
ファンタジー
唯一の肉親の母と死に別れ、田舎から王都にやってきて2年半。これまで薬師としてパーティーに尽くしてきた16歳の少女リゼットは、ある日突然追放を言い渡される。
「リゼット、お前はクビだ。お前がいるせいで俺たちはSランクパーティーになれないんだ。明日から俺たちに近付くんじゃないぞ、このお荷物が!」
Sランクパーティーを目指す仲間から、薬作りしかできないリゼットは疫病神扱いされ追放されてしまう。
さらにタイミングの悪いことに、下宿先の宿代が値上がりする。節約の為ダンジョンへ採取に出ると、魔物討伐任務中の王国騎士団と出くわした。
毒を受けた騎士団はリゼットの作る解毒薬に助けられる。そして最新の解析装置によると、リゼットは冒険者としてはFランクだが【調合師】としてはSSSランクだったと判明。騎士団はリゼットに感謝して、専属薬師として雇うことに決める。
騎士団で認められ、才能を開花させていくリゼット。一方でリゼットを追放したパーティーでは、クエストが失敗続き。連携も取りにくくなり、雲行きが怪しくなり始めていた――。
公爵家の半端者~悪役令嬢なんてやるよりも、隣国で冒険する方がいい~
石動なつめ
ファンタジー
半端者の公爵令嬢ベリル・ミスリルハンドは、王立学院の休日を利用して隣国のダンジョンに潜ったりと冒険者生活を満喫していた。
しかしある日、王様から『悪役令嬢役』を押し付けられる。何でも王妃様が最近悪役令嬢を主人公とした小説にはまっているのだとか。
冗談ではないと断りたいが権力には逆らえず、残念な演技力と棒読みで悪役令嬢役をこなしていく。
自分からは率先して何もする気はないベリルだったが、その『役』のせいでだんだんとおかしな状況になっていき……。
※小説家になろうにも掲載しています。
三年目の離縁、「白い結婚」を申し立てます! 幼な妻のたった一度の反撃
紫月 由良
恋愛
【書籍化】5月30日発行されました。イラストは天城望先生です。
【本編】十三歳で政略のために婚姻を結んだエミリアは、夫に顧みられない日々を過ごす。夫の好みは肉感的で色香漂う大人の女性。子供のエミリアはお呼びではなかった。ある日、参加した夜会で、夫が愛人に対して、妻を襲わせた上でそれを浮気とし家から追い出すと、楽しそうに言ってるのを聞いてしまう。エミリアは孤児院への慰問や教会への寄付で培った人脈を味方に、婚姻無効を申し立て、夫の非を詳らかにする。従順(見かけだけ)妻の、夫への最初で最後の反撃に出る。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
召喚されたら聖女が二人!? 私はお呼びじゃないようなので好きに生きます
かずきりり
ファンタジー
旧題:召喚された二人の聖女~私はお呼びじゃないようなので好きに生きます~
【第14回ファンタジー小説大賞エントリー】
奨励賞受賞
●聖女編●
いきなり召喚された上に、ババァ発言。
挙句、偽聖女だと。
確かに女子高生の方が聖女らしいでしょう、そうでしょう。
だったら好きに生きさせてもらいます。
脱社畜!
ハッピースローライフ!
ご都合主義万歳!
ノリで生きて何が悪い!
●勇者編●
え?勇者?
うん?勇者?
そもそも召喚って何か知ってますか?
またやらかしたのかバカ王子ー!
●魔界編●
いきおくれって分かってるわー!
それよりも、クロを探しに魔界へ!
魔界という場所は……とてつもなかった
そしてクロはクロだった。
魔界でも見事になしてみせようスローライフ!
邪魔するなら排除します!
--------------
恋愛はスローペース
物事を組み立てる、という訓練のため三部作長編を予定しております。
公爵家長男はゴミスキルだったので廃嫡後冒険者になる(美味しいモノが狩れるなら文句はない)
音爽(ネソウ)
ファンタジー
記憶持ち転生者は元定食屋の息子。
魔法ありファンタジー異世界に転生した。彼は将軍を父に持つエリートの公爵家の嫡男に生まれかわる。
だが授かった職業スキルが「パンツもぐもぐ」という謎ゴミスキルだった。そんな彼に聖騎士の弟以外家族は冷たい。
見習い騎士にさえなれそうもない長男レオニードは廃嫡後は冒険者として生き抜く決意をする。
「ゴミスキルでも美味しい物を狩れれば満足だ」そんな彼は前世の料理で敵味方の胃袋を掴んで魅了しまくるグルメギャグ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる