10 / 24
嬉しい再会
3P
しおりを挟む「あ、えっ……誰……いや、待て…………もしかして、警備員さん?」
マジでビックリした、身構えたぞ。
そこにいたのはあの日、あのパーティー会場にいた、俺様に犯されかけた運命の警備員。ここで何時間も俺様の帰りを待っていたらしい。
制服を着ていないから、一瞬誰だかわからなかった。いやそれよりも、どうして俺様の家がわかったんだ?
「うわ、つめたっ!どうしてコートを着てないんだよ、こんなに寒い夜なのに。ほら、とにかくうちに上がって。君のことだし、どうせうちに泊まっていくんだろ?」
真冬の夜中に紙袋とショルダーバッグしか持ってない。しかも秋か春くらいの軽い上着を羽織るだけで見た目から寒い。
頬に触れてみると、驚くほどにキンキンに冷えている。自分のコートを着せてやり、家の中に連れ込む。
暖房はタイマーで先に作動してあるからすでに家の中は温かい。とりあえずリビングのソファーに座らせて、お湯を沸かす。
「賢司さん、俺の連絡先なんて知りませんよね?困ってると思って、賢司さんのことを調べてこの家を突き止めました。今は1人暮らしなんですね」
「かっこ悪いよな、また会うって言っといて会う手段を絶つなんて。どうやって調べたかはこの際聞かないでおいてやるけどさ、正直助かったぜ」
「賢司さんはあの新しい会社の社長さんですから、どこにいるのかさえわかればあとはまぁ、ちょっと頑張れば住んでいる場所くらいは」
うーん、こいつ、ストーキングとかヤバいことしてねぇよな?ちゃんと法に触れない範囲で頼むぜ。
2
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。



ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる