恋人以上、永遠の主人

那月

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戦友は一時休戦、家族団らん

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「あー、腹が減ったな!」


「鍋だっ!待ちに待った鍋の時間だ!皆の者、鍋パーティーの準備はできているなっ!?」


 日が沈んで、ずぅーーーーっと外で手合わせをしていたマクベスとアキラさんが戻ってきた。汗と、あらゆる汚れでドロドロだし、アキラさんは怪我もしてる。


 マクベスも同じくらいの怪我をしていたんでしょうけど、もう治っちゃったのね。かすかに見えるくらい。感じる、差。


 興奮が冷めない2人は賑やかに席に着こうとしたので、あたしとティンさんが前に立って両腕を広げて通せんぼ。先に、行くところがあるでしょ?


「「シャワーを浴びて、着替えてきなさいっ!!」」


 怪我の手当て?あれくらいじゃあ、アキラさんでも必要ないわ。必要なのは、清潔な体。汗臭くてたまんないわよ。せっかく皆が頑張って作った鍋が美味しくなくなっちゃうわ。


 あたしはマクベスの、ティンさんはアキラさんの背中を押して、部屋から追い出した。


「あははっ。まるで大きな子供を叱るお母さんみたいですね。あっ、ハトのお嬢さんが戻ってきましたね。これでお2人以外はそろいましたから、火を入れて煮込んでいきましょう」


 その様子にカレスが笑い、2人と入れ替わるようにユエさんが登場。彼女、あのあと一旦家に帰っていたの。大切なハト達が心配だからって。


 すれ違いざま、ユエさんは「うわ、クッサ!汚いないないっ!」って、アキラさんの腰を蹴ってこっちに逃げてきたわ。


「汚物が歩いてたっ」


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