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第3章
⑦
しおりを挟むえ、もしかしてハスキーさん、酔ってらっしゃる?俺を励ましてくれるためとはいえ、こんなにも明るく笑うなんて。こんなの見たことない。
「あぁでも、どうしても俺にお詫びをしたいんだったら。たまにここに来て飯でも作ってくれたら、嬉しいな」
「…………それ、姫達ならイチコロですね。すごい色気があって、からかいじゃなくて本気なんだって伝わってきます。でも、俺で練習しなくてもいいんじゃないですか?」
「はぁ?ハルト、お前マジで勘違いが過ぎるぞ。俺は姫への練習で言ったんじゃない。ハルトに、本気で言ったんだ。わかるか?」
「うわ、好き」
「は?」
「え、ハスキーさん、俺の手料理が食べたいんですか?」
「はぁ?ん、あ、え、ま、まぁ……そう、だな。指導者だからとかじゃなく、お前とこうしてオフで一緒に過ごしたかったんだよ…………はぁ。これだからド天然は手がかかる」
やばいな。ハスキーさんの言葉、声、話し方、吐息、視線、性格、しぐさ、匂い、顔、肉体美の全てが好き。思わず本音が口から滑り出た。何もなかったことにして、続ける続ける。
姫への練習だと思わないと、全部が俺へ向けられたことだと思うとキャパオーバーで発狂しそうになる。
免疫をつければ大丈夫か?彼は何度も来てほしいらしいし、会う回数を増やせば普通に話して過ごせる。あわよくばボディタッチとかできちゃったりして?
それにしても、俺は酒に強いらしい。あんなに背中を激しく叩かれてももうめまいも吐き気もない。これならシャンパンボトルで一気飲みをもっと売りに出せそう!
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