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After Story
side.ダグラス
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今日は騎士団の入団試験だ。サダンが受験することでユキが観たいと言いだし、他に観に来る者もいるとはいえいちおう城の敷地内だからということで、結界を張らせる条件のもと許可をした。
試験会場である訓練場へ団長や他の部隊長達と共に入れば、まず俺の視界に入るのは緊張した面持ちの受験生──ではなく、もちろん専用に作られた席に座るユキだ。ワクワクとした様子でこっちをみているユキがあまりにも可愛く、少しでも気を抜くと緩みそうになる頬を必死に引き締めた。
……うっかり独占欲は出してしまったが。
「では1つ。……神子であるユキ様にアピールしようとするな。あくまでも見物に来ているだけだ。ユキ様に気に入られたら騎士団に入れるなどと思うな。ユキ様にアピールしようものなら俺が落とす」
ユキを煩わせるなという表向きの意味を持たせたこの言葉は紛れもなく俺の独占欲以外の何物でもない。少しでもユキに色目を使おうものなら問答無用で落としてやろう。職権乱用? 問題ない、もちろん細かい粗までもを探して落とす理由を作るに決まっている。まぁユキに近づく恐れのある危険人物と判断した、とでも理由をつけてもいいが。俺はユキの護衛騎士長だからユキへの危険人物を排除するなど当然のことだ。そうだろう?
何事もなく午前の試験が終わり、ユキを補給してから気合いを入れて今は昼の試験だ。俺は2対1の試合には出ないが、そのあとの試合は大事な試合だから気合いを入れなくてはならない。周りに仲間が多い状況でまともに動けないなら騎士としてやっていくことは難しいだろう。魔獣討伐など通常なら連携が重要視されるからな。
団長と俺の出番になり訓練場の中央へ向かうとユキの結界が張られたことがわかった。団長と数名の受験生は気付いたようだ。気付いた受験生は覚えておこう。魔法の気配に鋭い人材は有用だからな。
ただし……守られている見学者達が気付いていないとは……守られていることに気付かない者など守らずとも良いのだが……いや、これで守られたとあればユキの株が上がるな。団長にわざと剣を飛ばしてもらえるようそれとなく目配せしておこう。
ユキに無様な姿を見せてしまうような万が一があってはならないと気合を入れて剣を構え、受験生達を見据える。始めの合図と共にかかってきた受験生を、これまでの試験で分かったそれぞれの特性を思い出しながらいなしていく。
チャンスを正しく見極められるかも見るためにほんの少しだけ隙を作ることが大事だが、個々人に合わせて調節しながら隙を作るのはなかなかに難しい。しかも隙を作りつつ受験生たちの評価もしなければならないからな……
ただただ相手をするだけでは務まらないのがこの試験の試験官というわけだ。正直俺はこの試験の担当になるのは好きではないが、団長に言われてはやるしかない。ユキがキラキラとした視線を送ってくるから気合いを入れて頑張ろう。夜はユキを補給だな。
それぞれの能力を見極めたら、団長と目配せして一人一人伸しにかかる。頭の中で基準より能力が上回っていると判断できた受験生の番号を整理しながら次々と伸す作業は楽だ。隙を作る必要もないからな。
最後の1人を団長に譲ると、団長はニヤリと1つ笑って受験生の剣を見学者の方向へ飛ばした。普段守られてばかりなのだろう、裕福そうな貴族達は逃げることもできず顔を青ざめさせたがもちろんユキの結界に阻まれ剣が当たることはなかった。
案の定結界の存在に気付いていなかった見学者達はユキが張った結界だと知るとユキを恩人だと騒ぎ、ユキの株がさらに上がった。狙い通りだ。
目立つことを嫌うユキを目立たせるようなことをしたのにはもう1つ理由がある。ユキが神子である以上目立つことは避けられないだろうし、少しずつ慣れて欲しいと言う思いもあるんだ。
神子として何かしろ、と言うことではなく、あまりにも目立つことに慣れていなければ、人前に出るたびにユキの疲労が大きくなってしまうからな。実際ユキは神子として人前に出るとかなり高い確率で体調を崩す。少しでも慣れておけばその都度の疲労も減って熱を出すことも減るのではないかと思っているんだ。
もちろんユキが体調を崩すほどに疲労を感じさせるような目立たせ方はしない。今回も人数がかなり少ないからユキの疲労は大きくないと予測した。嫌そうにはしているが、ひどく疲れた様子ではないから大丈夫だろう。あとで目一杯甘やかしてやろう。
試験が終わり部屋へ戻るとゴロゴロと甘えてくるユキに深く口付ければ全身の力を抜いて身を任せつつ、たどたどしくも積極的に舌を絡ませてくるユキにもっと貪りたいという欲が芽生えた。
だがユキに夕飯を食べさせなければ、と思い今はキスだけでやめておこうと思ったのだが……首を噛まれ、そのまま舌を這わされては我慢など出来ないに決まっているだろう?
リディアが来ることを気にしたユキのためにラギアスにリディアをそのまま返すように言いつけ、ユキの望み通りベッドへと連れて行った。悪いな、夕飯は食べさせてやれそうにない。恨むなら俺の欲を煽った自分を恨んでくれ。
結局どこに触れても可愛らしく反応を示すユキにますます欲を煽られ、いつもより責め立ててしまったのか一度でユキは気を失ってしまった。頬を赤く染めてぐったりと投げ出された身体に白濁としたものが散ったユキは誰が見たとしても欲を煽られるに違いない。もちろん俺以外に見せることなどないが。そんなことがあったならば見た奴の目を抉るだけでは済まない。
ユキが気を失わなかったならまだしたかったところではあるが、満足していないわけではない。あれだけ乱れたユキを見られたからな。心は満足している。
とりあえずユキを風呂に入れようとそっとユキの中から俺の物を抜くと中から俺の出したものが……だめだ、これは見てはまずい。これはあまりにも煽情的すぎる。流石に気を失ったユキを襲うような馬鹿な真似をするわけにはいかない。
そっと目を逸らして浄化を掛けてから抱き上げ、しっとり汗ばんだきめ細やかな肌の吸い付くような感触から必死に意識を逸らして風呂場へと向かった。
ピクリとも動かないユキにゆっくりと湯をかけ、たっぷりの泡で清めていく。……なぜユキはどこに目をやってもこんなに綺麗な身体をしているんだ。スラリと通った手足も、くびれた腰も俺を煽るものでしかない。……風呂から上がってユキをベッドに寝かせたら一度欲を出しておいた方がいいかもしれないな。どうにも煽られて仕方がない。
これ以上ユキの身体を見てしまわないようにさっと洗い、自分の身体も手早く清めるとユキの身体を温めるために湯船に浸かる。あとは上がってから身体を拭いて服を着せてベッドへ寝かせる、と……よし、ミッションは残り少ない。耐えられそうだ。
「んぅ……」
愛しい相手に甘えたように首元に擦りつかれて煽られない男がいるだろうか。俺はいないと思う。ユキ、頼むから煽らないでくれ。
心を無にしてなんとかユキを寝かせ、手洗いに籠もれば思い出すのは勿論今日の乱れに乱れたユキの姿だ。一気に熱を帯びた自身のものに手をかけ、刺激すればあっという間に登りつめた。しかしそれだけでは収まらず、結局もう一度欲を吐き出してから何度も浄化を掛けてユキの元へと戻った。
スヤスヤと眠るユキの横へ潜り込めば、俺の腕の中に潜り込んできてそのまま安心したようにふにゃりと顔を緩めて眠るユキに温かい気持ちが胸を満たした。可愛い寝顔を眺めながらゆっくりと頭を撫でていると次第にやってきた眠気に身を任せ、ユキをしっかりと腕の中に収めたまま心地よい眠りについた。
朝方目を覚ましたユキの仕草も問答無用で可愛かったことをここに記す。
試験会場である訓練場へ団長や他の部隊長達と共に入れば、まず俺の視界に入るのは緊張した面持ちの受験生──ではなく、もちろん専用に作られた席に座るユキだ。ワクワクとした様子でこっちをみているユキがあまりにも可愛く、少しでも気を抜くと緩みそうになる頬を必死に引き締めた。
……うっかり独占欲は出してしまったが。
「では1つ。……神子であるユキ様にアピールしようとするな。あくまでも見物に来ているだけだ。ユキ様に気に入られたら騎士団に入れるなどと思うな。ユキ様にアピールしようものなら俺が落とす」
ユキを煩わせるなという表向きの意味を持たせたこの言葉は紛れもなく俺の独占欲以外の何物でもない。少しでもユキに色目を使おうものなら問答無用で落としてやろう。職権乱用? 問題ない、もちろん細かい粗までもを探して落とす理由を作るに決まっている。まぁユキに近づく恐れのある危険人物と判断した、とでも理由をつけてもいいが。俺はユキの護衛騎士長だからユキへの危険人物を排除するなど当然のことだ。そうだろう?
何事もなく午前の試験が終わり、ユキを補給してから気合いを入れて今は昼の試験だ。俺は2対1の試合には出ないが、そのあとの試合は大事な試合だから気合いを入れなくてはならない。周りに仲間が多い状況でまともに動けないなら騎士としてやっていくことは難しいだろう。魔獣討伐など通常なら連携が重要視されるからな。
団長と俺の出番になり訓練場の中央へ向かうとユキの結界が張られたことがわかった。団長と数名の受験生は気付いたようだ。気付いた受験生は覚えておこう。魔法の気配に鋭い人材は有用だからな。
ただし……守られている見学者達が気付いていないとは……守られていることに気付かない者など守らずとも良いのだが……いや、これで守られたとあればユキの株が上がるな。団長にわざと剣を飛ばしてもらえるようそれとなく目配せしておこう。
ユキに無様な姿を見せてしまうような万が一があってはならないと気合を入れて剣を構え、受験生達を見据える。始めの合図と共にかかってきた受験生を、これまでの試験で分かったそれぞれの特性を思い出しながらいなしていく。
チャンスを正しく見極められるかも見るためにほんの少しだけ隙を作ることが大事だが、個々人に合わせて調節しながら隙を作るのはなかなかに難しい。しかも隙を作りつつ受験生たちの評価もしなければならないからな……
ただただ相手をするだけでは務まらないのがこの試験の試験官というわけだ。正直俺はこの試験の担当になるのは好きではないが、団長に言われてはやるしかない。ユキがキラキラとした視線を送ってくるから気合いを入れて頑張ろう。夜はユキを補給だな。
それぞれの能力を見極めたら、団長と目配せして一人一人伸しにかかる。頭の中で基準より能力が上回っていると判断できた受験生の番号を整理しながら次々と伸す作業は楽だ。隙を作る必要もないからな。
最後の1人を団長に譲ると、団長はニヤリと1つ笑って受験生の剣を見学者の方向へ飛ばした。普段守られてばかりなのだろう、裕福そうな貴族達は逃げることもできず顔を青ざめさせたがもちろんユキの結界に阻まれ剣が当たることはなかった。
案の定結界の存在に気付いていなかった見学者達はユキが張った結界だと知るとユキを恩人だと騒ぎ、ユキの株がさらに上がった。狙い通りだ。
目立つことを嫌うユキを目立たせるようなことをしたのにはもう1つ理由がある。ユキが神子である以上目立つことは避けられないだろうし、少しずつ慣れて欲しいと言う思いもあるんだ。
神子として何かしろ、と言うことではなく、あまりにも目立つことに慣れていなければ、人前に出るたびにユキの疲労が大きくなってしまうからな。実際ユキは神子として人前に出るとかなり高い確率で体調を崩す。少しでも慣れておけばその都度の疲労も減って熱を出すことも減るのではないかと思っているんだ。
もちろんユキが体調を崩すほどに疲労を感じさせるような目立たせ方はしない。今回も人数がかなり少ないからユキの疲労は大きくないと予測した。嫌そうにはしているが、ひどく疲れた様子ではないから大丈夫だろう。あとで目一杯甘やかしてやろう。
試験が終わり部屋へ戻るとゴロゴロと甘えてくるユキに深く口付ければ全身の力を抜いて身を任せつつ、たどたどしくも積極的に舌を絡ませてくるユキにもっと貪りたいという欲が芽生えた。
だがユキに夕飯を食べさせなければ、と思い今はキスだけでやめておこうと思ったのだが……首を噛まれ、そのまま舌を這わされては我慢など出来ないに決まっているだろう?
リディアが来ることを気にしたユキのためにラギアスにリディアをそのまま返すように言いつけ、ユキの望み通りベッドへと連れて行った。悪いな、夕飯は食べさせてやれそうにない。恨むなら俺の欲を煽った自分を恨んでくれ。
結局どこに触れても可愛らしく反応を示すユキにますます欲を煽られ、いつもより責め立ててしまったのか一度でユキは気を失ってしまった。頬を赤く染めてぐったりと投げ出された身体に白濁としたものが散ったユキは誰が見たとしても欲を煽られるに違いない。もちろん俺以外に見せることなどないが。そんなことがあったならば見た奴の目を抉るだけでは済まない。
ユキが気を失わなかったならまだしたかったところではあるが、満足していないわけではない。あれだけ乱れたユキを見られたからな。心は満足している。
とりあえずユキを風呂に入れようとそっとユキの中から俺の物を抜くと中から俺の出したものが……だめだ、これは見てはまずい。これはあまりにも煽情的すぎる。流石に気を失ったユキを襲うような馬鹿な真似をするわけにはいかない。
そっと目を逸らして浄化を掛けてから抱き上げ、しっとり汗ばんだきめ細やかな肌の吸い付くような感触から必死に意識を逸らして風呂場へと向かった。
ピクリとも動かないユキにゆっくりと湯をかけ、たっぷりの泡で清めていく。……なぜユキはどこに目をやってもこんなに綺麗な身体をしているんだ。スラリと通った手足も、くびれた腰も俺を煽るものでしかない。……風呂から上がってユキをベッドに寝かせたら一度欲を出しておいた方がいいかもしれないな。どうにも煽られて仕方がない。
これ以上ユキの身体を見てしまわないようにさっと洗い、自分の身体も手早く清めるとユキの身体を温めるために湯船に浸かる。あとは上がってから身体を拭いて服を着せてベッドへ寝かせる、と……よし、ミッションは残り少ない。耐えられそうだ。
「んぅ……」
愛しい相手に甘えたように首元に擦りつかれて煽られない男がいるだろうか。俺はいないと思う。ユキ、頼むから煽らないでくれ。
心を無にしてなんとかユキを寝かせ、手洗いに籠もれば思い出すのは勿論今日の乱れに乱れたユキの姿だ。一気に熱を帯びた自身のものに手をかけ、刺激すればあっという間に登りつめた。しかしそれだけでは収まらず、結局もう一度欲を吐き出してから何度も浄化を掛けてユキの元へと戻った。
スヤスヤと眠るユキの横へ潜り込めば、俺の腕の中に潜り込んできてそのまま安心したようにふにゃりと顔を緩めて眠るユキに温かい気持ちが胸を満たした。可愛い寝顔を眺めながらゆっくりと頭を撫でていると次第にやってきた眠気に身を任せ、ユキをしっかりと腕の中に収めたまま心地よい眠りについた。
朝方目を覚ましたユキの仕草も問答無用で可愛かったことをここに記す。
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