あの人と。

Haru.

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After Story

side.アルバス

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 魔法具をうちで扱うことについていくらか話した後、また座って少しばかり雑談をすることになった。

「そうだ、坊ちゃんは元気か?」

「お元気でいらっしゃいますよ」

「そうかそうか、それは良かった。相変わらず旦那とは仲がいいのか?」

「そうですね、加速するばかりです」

 確かになぁ。あの2人の仲の良さは他に見ないもんだからなぁ……俺もリディアがいねぇと生きちゃいけねぇっておもっちゃぁいるが、あの2人ほどじゃねぇ。あの2人は常にひっついててやっと満足するくらいだからな。俺もたしかにリディアは触れてぇが、年がら年中四六時中触れていたいわけじゃ無い。あの2人に1人になりたい時って存在するもんかね。

「そうかそうか、元気そうで何よりだ。また会いてぇなぁ……まぁ向こうの立場を考えたら俺みたいな庶民が会えるような存在じゃねぇんだけどな」

「ユキ様はいつか改めて直接魔法具のお礼を言いたいとおっしゃっていましたよ。機会さえございましたら不可能なことでは無いでしょう」

「そうか! あ、坊ちゃんにも土産として持ってくか? いくらでも持って行っていいぞ?」

 おっさん……この魔法具の価値をちゃんとわかってんのか? 相手が俺らだからいいが、悪い奴らにもホイホイやりそうで怖えな……

「ユキ様はあちらだけで十分過ぎるくらいだとおっしゃっていましたよ。それにアルバスの家……あぁ、もう私の家でもあるんですかね? と取引するならいつでも手に入りますし、今は大丈夫でしょう」

 私の家……だめだ、ツボなんだが……リディアが本当に俺のものになったんだっつう自覚が……やべぇ、普通に嬉しいんだが。リディアが俺の家を自分の家と思ってくれてるってなことがこんなに嬉しいなんてな……

 その一言に気を取られた俺はそっから2人がどんな会話してたのかいまいち聞いてなくて、気付いたらおっさんの家を出て屋敷に帰ることに。

 横を歩いているリディアを見ていると、家に行く前に聞きそびれたことがあったことを思い出した。用事は済んだし今聞いてもいいはずだ。

「おいリディア、おっさんの家に行く前、なんていうはずだったんだ?」

「なんで覚えてるんですか……忘れてください。なんでもありません」

「なんでもないことねぇだろ。いいじゃねぇか、教えろよ」

 気になるだろうが。私はの後に何が続くはずだったんだ??

「……私は、初めてお会いした時、あなたのことを思い出したのです。あなたが今何をしているのか考えた。ただ、それだけです」

 ……俺の聞き間違いか? 俺のことを思い出したっつったよな……まじかよ、可愛すぎねぇか……? そっからあの指輪を買ってきてくれたのか……?

 あの指輪は今でも俺の宝もんだ。今は俺が用意した結婚指輪をつけているが、あの指輪はチェーンを通してネックレスにしていつもつけている。

 あれをもらってどこにはめるか迷った時、ユキの世界じゃ左手の薬指の指輪が恋人だとか夫婦の証っつうのを思い出して、まさかと思って左手の薬指につけてみたらぴったりはまったんだよな。あれはちと恥ずかしさもあったが、馬鹿みたいに嬉しかったな……

 そうか、あのおっさんと話して俺を思い出してからのあの指輪か……あー……リディアが可愛すぎる。

「……すぐ帰るぞ」

「は? ちょ、アルバス……!」

 たまらなくなった俺はリディアの手を引いて足早に屋敷へ向かった。


 屋敷へつくとすぐにリディアを抱え上げて寝室に向かい、ベッドへリディアを押し倒す。この間に散々リディアからは抵抗を受けたが止まらん。可愛すぎるこいつが悪い。

「ちょ、まってくださ……!」

「待たねぇ。つうか待てねぇ」

「っ……ひ、やだ……!」

 制止の声も聞かずにとりあえず次々とリディアの服を剥ぎ取り、俺もさっさと服を脱ぐと一度自分を落ち着けるようにリディアを抱き込んで深く呼吸する。

「……愛してる、リディア。抱かせてくれ」

「う……だめ、って言っても聞かないでしょう……」

「そうだな。悪いが止まらん。大人しく抱かれてくれ」

「……せめて優しくしてください」

「なるべく頑張る、が……保証はできん」

 リディアが可愛すぎるからなぁ……理性をギリッギリ繋ぎ止めてる状態だからいつ完全に飛ぶかわからん。そうなったらすまん、リディア。





「ひっ、あ、やぁ……っ」

 なんとか理性を総動員させてじっくりリディアを蕩かせ、ようやく俺のものを入れても痛みは与えないだろうってところまで来た。正直言えばさっさとリディアの中に入りたかったが、リディアを苦しませるわけにはいかねぇからな。……まぁこれから俺のものを入れるってなるといくら痛みはなくとも苦しさはあるんだろうが。それは耐えてもらうしかねぇ。俺も我慢した。

「リディア……お前の中に入りたい」

「っあ、きて、くださ……っあぁああっっ!」

 可愛く抱きつかれてつい一気に突き込んでしまった。だが散々慣らした甲斐があってかどうやらリディアは痛みを感じるどころかイったようだ。白濁が白い腹に飛び散っていてかなりエロい。それに柔らかいリディアの中が俺のものを食むように蠢いてたまらない。すぐに持っていかれそうだ。

「っすまん、動くぞ」

「や、まっ……やぁあっ! ひ、あるば、す……っ!」

 制止の声を無視してガツガツと突き上げれば、リディアは快感が過ぎるのか身体を震わせながら俺の背に爪を立てた。ちり、とした痛みが走るがそんな痛みも今の俺にとっては興奮材料にしかならない。ただひたすらにリディアに快感を植え付けるように突き上げる。

「あっ、~~~~っっ、あぅ、あっ、ん────っっ!」

 次第にリディアはイきっぱなしの状態になったのか、だらだらと白濁を垂れ流すようになった。顔も快感に蕩けていて、普段の綺麗なリディアからは想像がつかねぇくらいエロくてそそられる。

 そろそろ一回イっておくか。もうもたねぇ。まぁ一回じゃ終わらせねぇけどな。

「っ、出すぞ、リディア」

「ひぁ、や、あぁあああっっ!」

 より一層奥まで突き込んで欲を吐き出せばその刺激でまたリディアがイった。かなりイきやすくなっているみたいだな。言葉もなくただただビクビクと震えるリディアを見ていると一個思いついた。

 ……今日なら潮吹けるんじゃねぇか? 

 まだリディアが潮を吹いたとこは見たことがない。おそらく経験もないんだろうが……正直見たい。つーかエロいリディアが見たい。

 ……よし、かなり息も上がってるリディアには悪いが頑張ってもらおう。あとで報復を受けるだろうが……まぁ、それはそれだ。

「や、あ……!? や、やだ、それ、や……っ!」

「大丈夫だ。ほら、力抜け」

 腹を撫でて力を抜かせ、中をゆるゆると突きながらリディアのものの先端を香油とリディアが出したもので濡らした手のひらで擦る。ぐちゃぐちゃと音が立ってかなり興奮する。

「やだやだやっ……ひ、あぁああっっ! ~~~~っっ!」

 耐え難い快感が走っているのだろう。リディアは俺の手を剥がそうと手を伸ばし、さらに身をよじって逃げようとするが力が一切入っていない。そんなところも可愛くてさらに手の動きを速めればリディアの腹がブルブルと震え出した。

 そろそろ、だな。

「やぁあっっ、ま、な、ひっ、あ"、────っっっ!!」

 一瞬訳がわからないといった顔をしたあと、大きく仰け反って盛大に潮を吹いたリディア。一瞬も見逃すことなく目に焼き付けた。

 細く白い手脚を投げ出してビクビクと身体を震わせ続けるリディア。放心したような表情ではくはくと息を吐く様子はかなり色っぽい。


「っひ、ぁ……は……ふ、ぅ……っ……」

 暫くして、息が整ってきて意識もはっきりしてきたリディアが力の入っていない目で睨んできたが……残念だな、逆効果だ。その上気した顔で睨まれてもエロいだけだ。

 グイ、と細いけれど筋肉がないわけじゃなくて綺麗に引き締まった脚を掴んでさらに開かせ、ニヤリと笑って見せれば、ありえないといった表情で見られた。

「え、や……ある、ばす……っひ、うそ、や、っ……」

「残念だな、嘘じゃねぇ。頑張ってくれや、リディア」

「や、やだ……っや、あぁあっっ……ひ、やぁっ、────っっ!」


 その後もリディアが反応するところばかり責め上げ、結局リディアが意識を失うまで止められなかった俺だったわけだが……


「……特別に、今回だけは許してあげます。私も新婚旅行中に険悪な雰囲気を作りたくありませんので。ただし暫く性行為は禁止します。私の身体がもちません」


 って言われただけで済んだのはかなり運が良かったな。まぁ調子に乗った自覚はあるから次からは気ぃつけねぇとなぁ……正直リディアが可愛すぎて抑えなんざきかねぇんだが。最愛の嫁に嫌われないためにも頑張りますかね……
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