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After Story
いい土曜日
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「そういえばゆきちゃんは結婚式の時どんな格好だったの?」
「フリルとレースがいっぱいのパンツスタイルのウェディングドレスみたいな感じかな?」
タキシードの変形版、なんだろうけど、後ろが結構長くて、後ろ姿はヴェールが長いことも相まってドレスに見えなくもない感じだった。スカートではなかったから全然いいんだけどね。というかダグが考えてくれた衣装って事でもう僕は幸せでたまらなかったし、ものすごく気に入ってました。それに可愛すぎないというか……フリルいっぱいでもなんだかピタリとはまるものがあってすっっっごく良かったんだよ。
「見てみたいわ! 着てみせてくれなぁい?」
「父さんも見たいぞ」
衣装を見せるのは全然いいんだけど、今の僕の髪型お団子2つだよ……?
「ユキ様こちらへ」
「……はぁい」
わかったよ、着ますよ……髪型はもう諦めます。
衣装部屋に入り、奥にあるクローゼットに大事に大事にしまっていた衣装を取り出し、リディアに着替えさせてもらう。結婚式以来初めて着たけどサイズはピッタリ。少し心配してたけどどうやら太ってなかったみたい。よかった。
「ふふ、やはりよくお似合いです。ダグラスのセンスを認めざるを得ません」
照れちゃうね。僕もすごーくすごーく気に入ってるから似合ってるって言われると嬉しいです。
「さて、お部屋に戻りましょうか」
「はぁい」
リディアが扉を大きく開けてくれて、僕はヴェールを引っ掛けてしまわないように慎重に衣装部屋を出ると……
「ダグ……?」
「ミカコさんに言われてな」
困ったように笑ったダグは僕の衣装と対になる、真っ白な婚礼衣装を着ていました。ふ、不意打ちすぎる……僕この格好したキラッキラのダグに弱いんだって! いや普段からものすごく弱いですけども!!
「やはりその衣装、よく似合っているな。綺麗だ」
「ダグもかっこいいです……」
ふしゅうっと赤くなった僕をふわっと抱きしめてくれるダグに僕は撃沈です……
「まぁまぁまぁ! 2人ともとーっても素敵だわ!! 結婚式見れなかったの本当に残念だわ」
「こっちに並んでくれ」
父さんに言われてちょっと広いところにダグと並ぶ。結婚式みたいにダグの腕に手を回してます。
「うん、いいな。息子を嫁にやるとは思わなかったが、2人がこうして並んでいるのはしっくりくる。いや、元からお似合いだと思っていたけどな」
しみじみと頷く父さんにちょっと照れちゃいます。でもお似合いって言われて嬉しいです。
「本当に素敵だわ! ゆきちゃんの衣装も可愛すぎる感じじゃなくてとっても似合っているし」
「これね、ダグが考えてくれたの。いいでしょ?」
ここぞとばかりに自慢しますよ!!
「まぁ! ダグラスちゃんたら最高よ! ゆきちゃんは幸せ者ね!」
「ふふ、うん。僕幸せだよ」
すっごく考えてくれたんだろうなぁってこの衣装は見てるだけできゅうって胸が締め付けられる。ダグの愛がぎゅうぎゅうに詰まったこの衣装は一生物の宝物です! いやダグに貰ったものは全部宝物だけどね!
「ユキが気に入ってくれて良かった。俺なりにユキに1番似合うものをと追求したからな」
「ありがとう、大好き!!」
「俺も愛している」
するりと頬を撫でながらおでこにちゅってされてキュンとしました。2人きりだったら飛びついてキスしてますよ! 僕本当にダグに出会えて良かった!! 今更だけどダグを僕の護衛騎士にしてくれたロイに感謝しなくちゃね!
「うふふ、仲良しねぇ。微笑ましいわぁ」
「本当にな。蒼と翠も幸仁のようにいい結婚相手が見つかるといいんだがなぁ……」
……まるで兄さん達には無理だろうなぁ、みたいなトーンですね。いやまぁ兄さんの彼女とか全く見たことないし休みの日にデートに出かける様子も見たことないけども……
「結婚、なぁ……」
「彼女も欲しいと思わないんだけどなぁ……」
うーん……
「僕も恋人欲しいって思ったことなかったけど気付いたらダグのこと好きになってたよ?」
「俺もだな。気が付いたらユキに惹かれていた」
ん~本当に大好き!! 愛おしすぎてたまりませんよね。甘やかしてくれて、かっこよくて、強くて、ヴァイオリンも弾けちゃったりして、それに何より目一杯の愛を伝えてくれるんだもん! 好きにならない人は絶対いないと思うのです。あげないけどね! ダグは僕のです! そして僕もダグのです……えへへ。
「運命ってやつか。俺らも出会えたらいいんだけどな」
「俺らによってくる奴らって俺らの区別つかない奴ばっかだしな。2人でいるときに告白されたと思えば俺と蒼のどっちでもいいって……」
「僕そんな人が姉さんになるの絶対嫌だなぁ」
2人とも大事な兄さんだもん。
「安心しろ、俺らもそういう奴は無視だ」
「俺らはあれだな、ゆきよりもいい人がいたらって感じだな」
「いないだろう、そんな人間。ユキ以上の人間など見たことも聞いたこともないぞ」
ダグ……嬉しいけど言い過ぎだと思います……! 僕そんな出来た人間じゃないよ。ものすごーく自由に生きてるもん。みんな甘やかしてくれるし楽に生きてますよ。
「そりゃ俺らの自慢の弟だからな」
……何納得してるの蒼兄さん。父さん達も当然みたいな顔で頷かないで!
「ゆきちゃんは本当に素直で優しくって、頑張り屋さんで……本当に良い子にそだってくれたわ! ダグラスちゃんみたいにいい人がゆきちゃんを幸せにしてくれて良かった! お母さんゆきちゃんとダグラスちゃんが微笑み合っているのを見るのが大好きなのよ」
「ユキは俺にとっても何よりも大事な存在です。今のユキを育ててくださったミカコさん方には感謝しかありません」
「ふふ、大事にしてあげてね」
「もちろんです」
目の前でこんな会話されると恥ずかしいなぁ……でも大事にされてるのもわかるし愛情もひしひしと伝わってくるからくすぐったい気持ちにはなっても全く嫌だとは思いません。ずっと感じてるけど僕はやっぱり本当に幸せ者だね!
「僕母さん達に育ててもらって、ダグと出会えて幸せ!」
「もうゆきちゃんたら可愛いんだから!! お母さんもゆきちゃんが生まれて来てくれて幸せよ!」
ぎゅうっと母さんに抱きしめられ、抱き返すと横から母さんと僕を包み込むように父さんにも抱きしめられた。
「父さんも幸仁が息子で幸せだ」
僕今日はなんか照れてばっかです。ダグも優しい目で僕達を見てるし……嬉しいけどくすぐったい!!
「俺らも幸仁が大事だからな」
「兄さん達も忘れるなよ」
「忘れてないよ! 兄さん達も大好きだもん」
兄さん達は本当に優しくて頼りになって、色々と遊びにも連れて行ってくれたし、調べようかなって思ってたことを先に調べてプリントしてくれてたりもしたんだ。妹を大事にするお兄ちゃんっていうのは聞くけど、弟を大事にしてくれるお兄ちゃんってあまり聞かなくない? 兄さん達はずっと大事にしてくれたし本当に大好きです!
「翠ちゃんと蒼ちゃんだけずるいわ! ゆきちゃんから大好きってお母さんも言われたいわ」
「父さんも言われてないなぁ」
「父さんも母さんも大好きだよ! 僕の自慢の両親です」
「うふふ、嬉しいわ! お母さんもゆきちゃん大好きよ!」
「父さんも大好きだ」
もっとぎゅーっとされました。温かいです。
一頻り抱きしめあってから離れ、また暫くダグと並んでる姿を見られてから元の服に着替えた。衣装は浄化をかけてからクローゼットに戻したよ。時々出して眺めよっと。そして結婚式とか今日とかを思い出してニマニマするのです。
その後も父さん達とお茶を飲みながらあれこれ話して、充実した土曜日を過ごせました! また近いうちに来るって約束してくれたから楽しみです!!
さて、明日はフェリアを乾燥させて、月曜からはヴォイド爺との研究を頑張りますよ!!
「フリルとレースがいっぱいのパンツスタイルのウェディングドレスみたいな感じかな?」
タキシードの変形版、なんだろうけど、後ろが結構長くて、後ろ姿はヴェールが長いことも相まってドレスに見えなくもない感じだった。スカートではなかったから全然いいんだけどね。というかダグが考えてくれた衣装って事でもう僕は幸せでたまらなかったし、ものすごく気に入ってました。それに可愛すぎないというか……フリルいっぱいでもなんだかピタリとはまるものがあってすっっっごく良かったんだよ。
「見てみたいわ! 着てみせてくれなぁい?」
「父さんも見たいぞ」
衣装を見せるのは全然いいんだけど、今の僕の髪型お団子2つだよ……?
「ユキ様こちらへ」
「……はぁい」
わかったよ、着ますよ……髪型はもう諦めます。
衣装部屋に入り、奥にあるクローゼットに大事に大事にしまっていた衣装を取り出し、リディアに着替えさせてもらう。結婚式以来初めて着たけどサイズはピッタリ。少し心配してたけどどうやら太ってなかったみたい。よかった。
「ふふ、やはりよくお似合いです。ダグラスのセンスを認めざるを得ません」
照れちゃうね。僕もすごーくすごーく気に入ってるから似合ってるって言われると嬉しいです。
「さて、お部屋に戻りましょうか」
「はぁい」
リディアが扉を大きく開けてくれて、僕はヴェールを引っ掛けてしまわないように慎重に衣装部屋を出ると……
「ダグ……?」
「ミカコさんに言われてな」
困ったように笑ったダグは僕の衣装と対になる、真っ白な婚礼衣装を着ていました。ふ、不意打ちすぎる……僕この格好したキラッキラのダグに弱いんだって! いや普段からものすごく弱いですけども!!
「やはりその衣装、よく似合っているな。綺麗だ」
「ダグもかっこいいです……」
ふしゅうっと赤くなった僕をふわっと抱きしめてくれるダグに僕は撃沈です……
「まぁまぁまぁ! 2人ともとーっても素敵だわ!! 結婚式見れなかったの本当に残念だわ」
「こっちに並んでくれ」
父さんに言われてちょっと広いところにダグと並ぶ。結婚式みたいにダグの腕に手を回してます。
「うん、いいな。息子を嫁にやるとは思わなかったが、2人がこうして並んでいるのはしっくりくる。いや、元からお似合いだと思っていたけどな」
しみじみと頷く父さんにちょっと照れちゃいます。でもお似合いって言われて嬉しいです。
「本当に素敵だわ! ゆきちゃんの衣装も可愛すぎる感じじゃなくてとっても似合っているし」
「これね、ダグが考えてくれたの。いいでしょ?」
ここぞとばかりに自慢しますよ!!
「まぁ! ダグラスちゃんたら最高よ! ゆきちゃんは幸せ者ね!」
「ふふ、うん。僕幸せだよ」
すっごく考えてくれたんだろうなぁってこの衣装は見てるだけできゅうって胸が締め付けられる。ダグの愛がぎゅうぎゅうに詰まったこの衣装は一生物の宝物です! いやダグに貰ったものは全部宝物だけどね!
「ユキが気に入ってくれて良かった。俺なりにユキに1番似合うものをと追求したからな」
「ありがとう、大好き!!」
「俺も愛している」
するりと頬を撫でながらおでこにちゅってされてキュンとしました。2人きりだったら飛びついてキスしてますよ! 僕本当にダグに出会えて良かった!! 今更だけどダグを僕の護衛騎士にしてくれたロイに感謝しなくちゃね!
「うふふ、仲良しねぇ。微笑ましいわぁ」
「本当にな。蒼と翠も幸仁のようにいい結婚相手が見つかるといいんだがなぁ……」
……まるで兄さん達には無理だろうなぁ、みたいなトーンですね。いやまぁ兄さんの彼女とか全く見たことないし休みの日にデートに出かける様子も見たことないけども……
「結婚、なぁ……」
「彼女も欲しいと思わないんだけどなぁ……」
うーん……
「僕も恋人欲しいって思ったことなかったけど気付いたらダグのこと好きになってたよ?」
「俺もだな。気が付いたらユキに惹かれていた」
ん~本当に大好き!! 愛おしすぎてたまりませんよね。甘やかしてくれて、かっこよくて、強くて、ヴァイオリンも弾けちゃったりして、それに何より目一杯の愛を伝えてくれるんだもん! 好きにならない人は絶対いないと思うのです。あげないけどね! ダグは僕のです! そして僕もダグのです……えへへ。
「運命ってやつか。俺らも出会えたらいいんだけどな」
「俺らによってくる奴らって俺らの区別つかない奴ばっかだしな。2人でいるときに告白されたと思えば俺と蒼のどっちでもいいって……」
「僕そんな人が姉さんになるの絶対嫌だなぁ」
2人とも大事な兄さんだもん。
「安心しろ、俺らもそういう奴は無視だ」
「俺らはあれだな、ゆきよりもいい人がいたらって感じだな」
「いないだろう、そんな人間。ユキ以上の人間など見たことも聞いたこともないぞ」
ダグ……嬉しいけど言い過ぎだと思います……! 僕そんな出来た人間じゃないよ。ものすごーく自由に生きてるもん。みんな甘やかしてくれるし楽に生きてますよ。
「そりゃ俺らの自慢の弟だからな」
……何納得してるの蒼兄さん。父さん達も当然みたいな顔で頷かないで!
「ゆきちゃんは本当に素直で優しくって、頑張り屋さんで……本当に良い子にそだってくれたわ! ダグラスちゃんみたいにいい人がゆきちゃんを幸せにしてくれて良かった! お母さんゆきちゃんとダグラスちゃんが微笑み合っているのを見るのが大好きなのよ」
「ユキは俺にとっても何よりも大事な存在です。今のユキを育ててくださったミカコさん方には感謝しかありません」
「ふふ、大事にしてあげてね」
「もちろんです」
目の前でこんな会話されると恥ずかしいなぁ……でも大事にされてるのもわかるし愛情もひしひしと伝わってくるからくすぐったい気持ちにはなっても全く嫌だとは思いません。ずっと感じてるけど僕はやっぱり本当に幸せ者だね!
「僕母さん達に育ててもらって、ダグと出会えて幸せ!」
「もうゆきちゃんたら可愛いんだから!! お母さんもゆきちゃんが生まれて来てくれて幸せよ!」
ぎゅうっと母さんに抱きしめられ、抱き返すと横から母さんと僕を包み込むように父さんにも抱きしめられた。
「父さんも幸仁が息子で幸せだ」
僕今日はなんか照れてばっかです。ダグも優しい目で僕達を見てるし……嬉しいけどくすぐったい!!
「俺らも幸仁が大事だからな」
「兄さん達も忘れるなよ」
「忘れてないよ! 兄さん達も大好きだもん」
兄さん達は本当に優しくて頼りになって、色々と遊びにも連れて行ってくれたし、調べようかなって思ってたことを先に調べてプリントしてくれてたりもしたんだ。妹を大事にするお兄ちゃんっていうのは聞くけど、弟を大事にしてくれるお兄ちゃんってあまり聞かなくない? 兄さん達はずっと大事にしてくれたし本当に大好きです!
「翠ちゃんと蒼ちゃんだけずるいわ! ゆきちゃんから大好きってお母さんも言われたいわ」
「父さんも言われてないなぁ」
「父さんも母さんも大好きだよ! 僕の自慢の両親です」
「うふふ、嬉しいわ! お母さんもゆきちゃん大好きよ!」
「父さんも大好きだ」
もっとぎゅーっとされました。温かいです。
一頻り抱きしめあってから離れ、また暫くダグと並んでる姿を見られてから元の服に着替えた。衣装は浄化をかけてからクローゼットに戻したよ。時々出して眺めよっと。そして結婚式とか今日とかを思い出してニマニマするのです。
その後も父さん達とお茶を飲みながらあれこれ話して、充実した土曜日を過ごせました! また近いうちに来るって約束してくれたから楽しみです!!
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