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本編
148 大好きな人達
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「皆様、お茶をお入れいたしましたのでどうぞ」
「おや、幸仁が絶賛しているリディアのお茶じゃないか。一度飲んでみたかったんだ。互いの紹介はロイディアが戻ってからの方がいいだろうし、今はお茶を楽しもうじゃないか」
神様の前で口に出したことないと思うけど神様だもんな……まぁ、色々と知ってるよね。
「ありがとね、リディア。父さん、母さん、リディアのお茶はすっごく美味しいから飲んでみて」
涙を拭って父さん達へお茶を勧めると、みんな一斉にカップを手にとって一口飲んだ。兄さん達は紅茶は好きじゃないから恐る恐るって感じだったけれど。
そして4人とも一口飲んだ途端驚いたような表情になった。ちなみに神様はとっくに飲んですでにお代わりを要求している。気に入ったようだ。
「まぁ、本当に美味しいわ……!」
「本当だ。紅茶は滅多に飲まないが、これは美味しいな」
「恐れ入ります」
「ふふ、美味しいでしょ? これリディアのオリジナルブレンドなんだよ」
なんだかリディアが褒められて嬉しいな。僕の自慢のお世話役だもの。
「まぁまぁ!! 凄いわ、お店のよりも美味しいわよ、これ。どうやって入れているのか教えて欲しいくらいだわ」
「私でよろしければ後ほど幾らでもお教えいたしますよ」
「まぁ! ありがたいわぁ。ゆきちゃんのお世話役さん、とってもいい人ね」
「でしょ? でもすっごく過保護なんだよ」
「ユキ様がご無理をなさるからですよ」
「まぁ! ゆきちゃん、無理なんてしたの? ダメじゃない。お母さんいつも言っていたでしょう? 無理だけはしないで身体は大事にって」
おっとぉ……なんだか雲行きがあやしくなってきたぞ……
「リディアさん、でしたか。うちの幸仁はいったいどのような無理をしたのでしょう」
家族4人の目がキラーンと光り、リディアに僕のこれまでのあれこれを聞き出し始めた。ああああそんなことまで……これ後で怒られるやつだ……怖いよう……ああそうだ僕はダグの様子を見に行こう。うん、そうしよう。べべべ別に逃げてるわけじゃないからね!!
そろりそろりと離れ、寝室へ向かいそっとダグの様子を伺う。まだ眠っているようで、連れてきた時から体勢は少しも変わっていない。
「……ん……」
「ダグ……?」
もしかして起きた……?
じっと注意深く見つめてみると、瞼が少し動いた。きゅっと手を取って握りしめてダグが起きることを祈ればゆっくりと目は開いた。
「ダグ……! 大丈夫? 辛いところはない?」
「ユ、キ……?」
「うん、うん、ユキだよ。幸仁だよ。どう? 辛いところはない?」
よかった、よかった……! ダグが目を覚ました!!
「あ、あ……すまない、水を、くれ……」
「うん、すぐに持ってくるね……!」
家族4人とリディアから逃げ出したことなど忘れてバタバタと部屋に戻り、リディアに水をせがんでまたバタバタとダグのところへ戻る。
「もらってきたよ! ああでもどうしようダグ起きれる?」
毒は抜けてるけどまだ厳しいかな……
「ああ、大丈夫だ」
「そう? 無理はしないでね」
ゆっくり起き上がったダグにグラスを渡し、僕もベッドへ腰掛ける。
いつも通り動くダグを見ていると安心してなんだか目が潤んできた。
「ユキ、泣くな……俺はもう大丈夫だから、な? ユキが解毒してくれたおかげだ」
「うん、うん……よかった、本当によかった……」
ぽろぽろと涙を流す僕をぐいっと引き上げ、向かい合わせに膝の上に乗せたダグ。そのままこつりとおでこを合わせて見つめ合うと涙は止まり、だんだんと照れ臭さが出てきた。
「はは、真っ赤だ。可愛いな」
「もう、バカ……」
本当に心配したんだからね……
ちょっと拗ねたくなったけど、ちゅっちゅっと顔中にキスをされたらなんだか許しちゃった。
「ん……口には?」
「いくらでもしよう」
そっと2人の唇が触れる瞬間、聞こえた物音によってハッとなり急いでダグから距離を取ると音を立てたのはリディアだった。
「ユキ様、仲がよろしいのはわかりましたから後になさってください。ご家族がお待ちですよ」
そ、そうだった……しかもドア開けっ放しだった……み、見られてないよね?
「家族……? 両陛下か?」
「ううん、僕の本当の家族。僕もまだ詳しいことは聞いてないんだけど……神様が連れてきたみたい。会ってくれる? 僕の家族に」
「当たり前だ。すぐに行こう」
起き上がってぱぱっと乱れた服を直し、髪の毛も確認するとどこか緊張した面持ちで部屋へ向かうダグ。
「緊張しなくていいよ? 一般家庭の普通の家族だし」
「だが、愛しい結婚相手の家族だ」
「愛しい……ふふ、僕もダグ愛してる」
んー、キスがしたい! でもみんないるし我慢しなくちゃ。
「さて、みんな揃ったね。まずはそれぞれ自己紹介からしようじゃないか。私は神。幸仁をここへ連れてきた張本人だ。次はヴィルヘルム側からいこうか」
ダグと部屋に戻ると丁度着いたロイとで全員がそろい、神様の進行でお互いに紹介が進んでいった。僕はここにいる全員が知ってるからしなかったけど。
「それにしても国王に王妃に王子……目が回りそうだ」
「私達場違いじゃないかしら……」
「俺等不敬罪とかで投獄されたりしねぇよな……?」
「蒼、死ぬときは一緒にな」
父さん達……まぁ僕も最初は恐る恐るって感じだったけども。ロイ達は優しいし大丈夫だよ?
「何も心配ございませんよ。ユキのご家族に会えて嬉しく思います」
「す、すみません。うちの息子が何か失礼なことをしてないでしょうか」
「はは、大丈夫です。私どもとしましてもユキは可愛いばかりで困るようなことは何もありません。わがままなども言わないものですから、こちらが痺れを切らして新婚旅行を企てたくらいです」
確かについ昨日まで行ってましたねぇ。でもなんだかこうやって本人の前で話されるとすっごい恥ずかしいね。
「それは……ありがとうございます。私達の息子を大事にしてくださって、感謝しかありません」
「いえ。こちらは謝らなければなりませんね。勝手ながらユキの親代わりをさせてもらっていたものですから……」
「なんと、国王様が親代わりを……ありがとうございます。幸仁は甘えるのが好きな性分なのに自分から甘えるのは下手でして、色々と溜め込みやすいのです。甘えられる存在になってくださったことは本当にありがたい。幸仁を支えてくださりありがとうございました」
父さん……いつかロイの言っていた通りだ。僕がロイ達を家族と思うことはできないと言ったあの日、ロイは僕が頼れる人を作ることを、甘えられる人を作ることを許さない家族なのかと言った。僕が1人で悩み苦しむことをよしとする家族なのかと言った。確かに父さんは、父さん達はロイ達を家族と思い甘えることを許してくれた。
僕はやっぱり、みんなが大好きだなぁ……
甘くて優しい僕の家族。一度忘れたのにまた思い出してくれて、異世界まで会いにきてくれたみんなが大好きだ。
「おや、幸仁が絶賛しているリディアのお茶じゃないか。一度飲んでみたかったんだ。互いの紹介はロイディアが戻ってからの方がいいだろうし、今はお茶を楽しもうじゃないか」
神様の前で口に出したことないと思うけど神様だもんな……まぁ、色々と知ってるよね。
「ありがとね、リディア。父さん、母さん、リディアのお茶はすっごく美味しいから飲んでみて」
涙を拭って父さん達へお茶を勧めると、みんな一斉にカップを手にとって一口飲んだ。兄さん達は紅茶は好きじゃないから恐る恐るって感じだったけれど。
そして4人とも一口飲んだ途端驚いたような表情になった。ちなみに神様はとっくに飲んですでにお代わりを要求している。気に入ったようだ。
「まぁ、本当に美味しいわ……!」
「本当だ。紅茶は滅多に飲まないが、これは美味しいな」
「恐れ入ります」
「ふふ、美味しいでしょ? これリディアのオリジナルブレンドなんだよ」
なんだかリディアが褒められて嬉しいな。僕の自慢のお世話役だもの。
「まぁまぁ!! 凄いわ、お店のよりも美味しいわよ、これ。どうやって入れているのか教えて欲しいくらいだわ」
「私でよろしければ後ほど幾らでもお教えいたしますよ」
「まぁ! ありがたいわぁ。ゆきちゃんのお世話役さん、とってもいい人ね」
「でしょ? でもすっごく過保護なんだよ」
「ユキ様がご無理をなさるからですよ」
「まぁ! ゆきちゃん、無理なんてしたの? ダメじゃない。お母さんいつも言っていたでしょう? 無理だけはしないで身体は大事にって」
おっとぉ……なんだか雲行きがあやしくなってきたぞ……
「リディアさん、でしたか。うちの幸仁はいったいどのような無理をしたのでしょう」
家族4人の目がキラーンと光り、リディアに僕のこれまでのあれこれを聞き出し始めた。ああああそんなことまで……これ後で怒られるやつだ……怖いよう……ああそうだ僕はダグの様子を見に行こう。うん、そうしよう。べべべ別に逃げてるわけじゃないからね!!
そろりそろりと離れ、寝室へ向かいそっとダグの様子を伺う。まだ眠っているようで、連れてきた時から体勢は少しも変わっていない。
「……ん……」
「ダグ……?」
もしかして起きた……?
じっと注意深く見つめてみると、瞼が少し動いた。きゅっと手を取って握りしめてダグが起きることを祈ればゆっくりと目は開いた。
「ダグ……! 大丈夫? 辛いところはない?」
「ユ、キ……?」
「うん、うん、ユキだよ。幸仁だよ。どう? 辛いところはない?」
よかった、よかった……! ダグが目を覚ました!!
「あ、あ……すまない、水を、くれ……」
「うん、すぐに持ってくるね……!」
家族4人とリディアから逃げ出したことなど忘れてバタバタと部屋に戻り、リディアに水をせがんでまたバタバタとダグのところへ戻る。
「もらってきたよ! ああでもどうしようダグ起きれる?」
毒は抜けてるけどまだ厳しいかな……
「ああ、大丈夫だ」
「そう? 無理はしないでね」
ゆっくり起き上がったダグにグラスを渡し、僕もベッドへ腰掛ける。
いつも通り動くダグを見ていると安心してなんだか目が潤んできた。
「ユキ、泣くな……俺はもう大丈夫だから、な? ユキが解毒してくれたおかげだ」
「うん、うん……よかった、本当によかった……」
ぽろぽろと涙を流す僕をぐいっと引き上げ、向かい合わせに膝の上に乗せたダグ。そのままこつりとおでこを合わせて見つめ合うと涙は止まり、だんだんと照れ臭さが出てきた。
「はは、真っ赤だ。可愛いな」
「もう、バカ……」
本当に心配したんだからね……
ちょっと拗ねたくなったけど、ちゅっちゅっと顔中にキスをされたらなんだか許しちゃった。
「ん……口には?」
「いくらでもしよう」
そっと2人の唇が触れる瞬間、聞こえた物音によってハッとなり急いでダグから距離を取ると音を立てたのはリディアだった。
「ユキ様、仲がよろしいのはわかりましたから後になさってください。ご家族がお待ちですよ」
そ、そうだった……しかもドア開けっ放しだった……み、見られてないよね?
「家族……? 両陛下か?」
「ううん、僕の本当の家族。僕もまだ詳しいことは聞いてないんだけど……神様が連れてきたみたい。会ってくれる? 僕の家族に」
「当たり前だ。すぐに行こう」
起き上がってぱぱっと乱れた服を直し、髪の毛も確認するとどこか緊張した面持ちで部屋へ向かうダグ。
「緊張しなくていいよ? 一般家庭の普通の家族だし」
「だが、愛しい結婚相手の家族だ」
「愛しい……ふふ、僕もダグ愛してる」
んー、キスがしたい! でもみんないるし我慢しなくちゃ。
「さて、みんな揃ったね。まずはそれぞれ自己紹介からしようじゃないか。私は神。幸仁をここへ連れてきた張本人だ。次はヴィルヘルム側からいこうか」
ダグと部屋に戻ると丁度着いたロイとで全員がそろい、神様の進行でお互いに紹介が進んでいった。僕はここにいる全員が知ってるからしなかったけど。
「それにしても国王に王妃に王子……目が回りそうだ」
「私達場違いじゃないかしら……」
「俺等不敬罪とかで投獄されたりしねぇよな……?」
「蒼、死ぬときは一緒にな」
父さん達……まぁ僕も最初は恐る恐るって感じだったけども。ロイ達は優しいし大丈夫だよ?
「何も心配ございませんよ。ユキのご家族に会えて嬉しく思います」
「す、すみません。うちの息子が何か失礼なことをしてないでしょうか」
「はは、大丈夫です。私どもとしましてもユキは可愛いばかりで困るようなことは何もありません。わがままなども言わないものですから、こちらが痺れを切らして新婚旅行を企てたくらいです」
確かについ昨日まで行ってましたねぇ。でもなんだかこうやって本人の前で話されるとすっごい恥ずかしいね。
「それは……ありがとうございます。私達の息子を大事にしてくださって、感謝しかありません」
「いえ。こちらは謝らなければなりませんね。勝手ながらユキの親代わりをさせてもらっていたものですから……」
「なんと、国王様が親代わりを……ありがとうございます。幸仁は甘えるのが好きな性分なのに自分から甘えるのは下手でして、色々と溜め込みやすいのです。甘えられる存在になってくださったことは本当にありがたい。幸仁を支えてくださりありがとうございました」
父さん……いつかロイの言っていた通りだ。僕がロイ達を家族と思うことはできないと言ったあの日、ロイは僕が頼れる人を作ることを、甘えられる人を作ることを許さない家族なのかと言った。僕が1人で悩み苦しむことをよしとする家族なのかと言った。確かに父さんは、父さん達はロイ達を家族と思い甘えることを許してくれた。
僕はやっぱり、みんなが大好きだなぁ……
甘くて優しい僕の家族。一度忘れたのにまた思い出してくれて、異世界まで会いにきてくれたみんなが大好きだ。
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