73 / 396
本編
71 幸せ
しおりを挟む
「ん、ぅ……?」
横で何かが動いた気配がして意識が浮かび上がった。
「悪い、起こしたか?」
「ダ、グ……?」
僕は横に寝ていたダグが起き上がった気配で起きたようだった。
というか喉痛い……声でない……
「ああ、喉が枯れているな。ちょっとまて、直ぐに喉にいい飲み物を持ってくる」
「ん"……」
ダグが寝室から出ていったのを見て、せめて起き上がっておこうと身体に力を入れようと身じろぎした瞬間、身体がビキシと音を立てて死亡した。
「い"っ─────?!!!!!」
いっっっったい!!! なにこれなにこれ?! いや原因はわかってるけども!!! そうじゃなくてこんな痛くなるもの?!
だって今まで最後までしなくともそれに近しいことはしてたわけじゃん! それでもここまでにはならなかったよ?! 軽い違和感程度だったよ?! なのに、なにこれ?!
あまりの痛さに涙すら浮かんでくる。流石に泣き喚くことはないけれど完全に涙目だ。
結局起き上がることなど出来ず、痛みに唸っているうちにダグが水差しとグラスを手に戻って来た。
「ユキ、持ってきたぞ……ああ、やはり痛いか。すまない、無理をさせてしまったな」
涙目で唸っている僕を見て今の僕の状態を察したようだった。
というかダグなにも悪くないんだけどなぁ……昨日だって僕から誘ったんだし……
そう言おうにも声が出ないから飲ませてくれ、と水差しに視線を送ると、一度それをサイドテーブルに置いてから僕をゆっくり起き上がらせてくれた。それでも痛いけど自分で動くよりはるかにマシだった。
「飲めるか? レモンと蜂蜜が入っているのだが、口に合わなければ他のものを持ってくる」
たしかに渡されたグラスからは微かにレモンの爽やかな香りと蜂蜜の甘い香りがする。美味しそうだ。
一口試しに飲めばスッキリと飲みやすく、そのままゴクゴクと飲み干してしまった。
「美味しかった……!」
あ、声出た。
「そうか、よかった。もう一杯飲むか?」
「ううん、もう大丈夫。
それよりダグ、さっきのは何? 僕、今身体痛いのダグのせいだなんて思ってないからね。謝られるのはちょっと悲しいなぁ」
「だが……実際俺のせいだろう?」
「もう、僕が望んだことなんだからダグのせいじゃないってば。確かに今は身体痛いけど、それ以上に幸せなんだよ? やっとダグと繋がれたんだもん。それとも、ダグは僕とするの嫌だった?」
ものすごーく身体中痛いけど、それ以上に胸の奥深くからあったかいものがじわじわと湧き上がってくるというか。あぁ、幸せだなぁってじんわりと思う。
「そんなわけないだろう……! 俺だって幸せだ。ユキが俺を受け入れてくれて、しかもあんなに感じてくれて嬉しくないわけがないだろう?」
「うぐ……け、軽蔑、した……?」
「待て、なんでそんな風に思ったんだ。そんな流れじゃなかっただろう」
「う……だって、僕、初めてであんな……か、かんじ、て……おかしく、ない……? は、初めてって痛いものでしょ……?」
痛みなんかかけらもなくてほんとに気持ちよかった。ほんとどっかに飛んでいきそうで怖いくらいで必死にダグにしがみついてたもん。
「俺としてはユキが痛みを感じずに快感だけを得てくれたのなら嬉しいが? ユキが俺のせいで痛い思いをするなんざ耐えられん。それともなんだ、ユキは痛い方が好きなのか?」
「違うけど……」
僕そんなアブノーマルな趣味ないよ。
「ならいいじゃないか。俺はユキがあれだけ感じてくれて嬉しかったぞ? ユキは何も考えずに気持ちよくなってくれたらいい」
「あぅ……はい。その、ダグも……よかっ、た……?」
これかなり重要だと思うの。僕だけ気持ちよかったとかだったらほんと泣ける。
「当たり前だろう? 何度でもしたい位気持ちよかったぞ」
「あ、う……えと、その、身体の痛みが引いてから、でオネガイシマス……」
ふしゅーっと赤くなった顔を両手で隠しながら言えば頭を撫でられる。
「ならまたしてもいいってことだな?」
今のダグの表情見てなくてもわかるよ。ニヤッて笑ってるよ絶対。
「ぼ、僕もまたしたい、もん……」
僕だって男の子だからそれなりに性欲もあるしそれ以上に大好きな人と繋がれる幸せを感じたいのです……!
「ああ、俺もだ。また俺を受け入れてくれ」
「う、うん……」
今さらだけど朝からこんな会話恥ずかしい……
……ん? 朝? にしては随分と明るい……? まるでお昼みたいな……
「……ダグ、今何時?」
「ん? もう少しで昼、ってとこだな」
「え、僕そんな寝てたの?」
ものすごい寝坊だよ。一瞬授業……! ってなったけど今日日曜だった。よかった。
「身体が疲れていたんだろう。ただでさえ昨日はお披露目と舞踏会もあったんだからな」
「なるほど……」
そのあとにえっちしたらそりゃ疲れますよね……
「まさかユキから誘ってもらえるとはな? ユキからのお誘いでしかも最後まで、とは嬉しかったぞ」
「わ、忘れてください……!!!」
恥ずかしすぎる……! 抱いて欲しいなんてよく言えたな昨日の僕!!!
「忘れるわけないだろう。それにしても昨日はなんでいきなりそんな気分になったんだ?」
「僕もわからないよぅ……なんかワルツ踊ってる時に2人だけの世界みたいだなぁって思って。そしたら2人きりの時のこと思い出して……そのままダグの目を見たらゾクって……うぅ、僕もうワルツ踊れない……」
ワルツ恐怖症になるよ僕……
「ふむ……? だが今まではそんな風にならなかっただろう? とするなら他人が大勢いたのが原因の可能性が高いか。周りの目に慣れていなかったから今回はああなったのならそのうち慣れれば大丈夫じゃないか?」
「それって慣れるまでは昨日みたいになるってことだよね……」
「俺としては大歓迎だがな」
「僕は恥ずかしいからいやだ……」
舞踏会に出たら発情して抱いてってせがむなんてどんな体質……絶対やだよ僕……いや昨日既に誘ってしまったけども……
うぅ、なにこれアブノーマル感半端ないんだけど……下手したら痛いのが好きってのよりアブノーマルだよ……
「そうか? 愛しい恋人の可愛いお誘いを貰えると嬉しいんだがな」
「う……善処、します……?」
ダグが喜んでくれるなら……うん、僕からも誘うの頑張ろう……
「さあユキ、食べられそうなら食事にしよう」
「う、お腹は空いてるけど身体動かない……」
「俺が食べさせてやるから問題ない。今日はとことん甘やかすからな」
「いつも甘やかされてる気が……」
「今日はそれ以上、ってことだな」
それどんだけ甘やかされるの……わぁ、凄い幸せそうな顔してるぅ……
いっかぁ、僕も幸せだしもう今日はとことん甘えちゃえ。いつも甘えてるけどダグがその気ならもうどろっどろに甘えちゃうよ。
今日は甘え過ぎたって愛想つかされることも嫌がられることもないよね? だってほら、今だって僕を軽々抱き上げたダグにぐでっと身体預けて首に抱きついてグリグリ顔を擦り付けたって楽しそうに笑うだけなんだよ。もう今日の僕達糖度半端ないの決定だよ。
トイレの介助までしようとしたダグを必死に止めるまであと数分。
横で何かが動いた気配がして意識が浮かび上がった。
「悪い、起こしたか?」
「ダ、グ……?」
僕は横に寝ていたダグが起き上がった気配で起きたようだった。
というか喉痛い……声でない……
「ああ、喉が枯れているな。ちょっとまて、直ぐに喉にいい飲み物を持ってくる」
「ん"……」
ダグが寝室から出ていったのを見て、せめて起き上がっておこうと身体に力を入れようと身じろぎした瞬間、身体がビキシと音を立てて死亡した。
「い"っ─────?!!!!!」
いっっっったい!!! なにこれなにこれ?! いや原因はわかってるけども!!! そうじゃなくてこんな痛くなるもの?!
だって今まで最後までしなくともそれに近しいことはしてたわけじゃん! それでもここまでにはならなかったよ?! 軽い違和感程度だったよ?! なのに、なにこれ?!
あまりの痛さに涙すら浮かんでくる。流石に泣き喚くことはないけれど完全に涙目だ。
結局起き上がることなど出来ず、痛みに唸っているうちにダグが水差しとグラスを手に戻って来た。
「ユキ、持ってきたぞ……ああ、やはり痛いか。すまない、無理をさせてしまったな」
涙目で唸っている僕を見て今の僕の状態を察したようだった。
というかダグなにも悪くないんだけどなぁ……昨日だって僕から誘ったんだし……
そう言おうにも声が出ないから飲ませてくれ、と水差しに視線を送ると、一度それをサイドテーブルに置いてから僕をゆっくり起き上がらせてくれた。それでも痛いけど自分で動くよりはるかにマシだった。
「飲めるか? レモンと蜂蜜が入っているのだが、口に合わなければ他のものを持ってくる」
たしかに渡されたグラスからは微かにレモンの爽やかな香りと蜂蜜の甘い香りがする。美味しそうだ。
一口試しに飲めばスッキリと飲みやすく、そのままゴクゴクと飲み干してしまった。
「美味しかった……!」
あ、声出た。
「そうか、よかった。もう一杯飲むか?」
「ううん、もう大丈夫。
それよりダグ、さっきのは何? 僕、今身体痛いのダグのせいだなんて思ってないからね。謝られるのはちょっと悲しいなぁ」
「だが……実際俺のせいだろう?」
「もう、僕が望んだことなんだからダグのせいじゃないってば。確かに今は身体痛いけど、それ以上に幸せなんだよ? やっとダグと繋がれたんだもん。それとも、ダグは僕とするの嫌だった?」
ものすごーく身体中痛いけど、それ以上に胸の奥深くからあったかいものがじわじわと湧き上がってくるというか。あぁ、幸せだなぁってじんわりと思う。
「そんなわけないだろう……! 俺だって幸せだ。ユキが俺を受け入れてくれて、しかもあんなに感じてくれて嬉しくないわけがないだろう?」
「うぐ……け、軽蔑、した……?」
「待て、なんでそんな風に思ったんだ。そんな流れじゃなかっただろう」
「う……だって、僕、初めてであんな……か、かんじ、て……おかしく、ない……? は、初めてって痛いものでしょ……?」
痛みなんかかけらもなくてほんとに気持ちよかった。ほんとどっかに飛んでいきそうで怖いくらいで必死にダグにしがみついてたもん。
「俺としてはユキが痛みを感じずに快感だけを得てくれたのなら嬉しいが? ユキが俺のせいで痛い思いをするなんざ耐えられん。それともなんだ、ユキは痛い方が好きなのか?」
「違うけど……」
僕そんなアブノーマルな趣味ないよ。
「ならいいじゃないか。俺はユキがあれだけ感じてくれて嬉しかったぞ? ユキは何も考えずに気持ちよくなってくれたらいい」
「あぅ……はい。その、ダグも……よかっ、た……?」
これかなり重要だと思うの。僕だけ気持ちよかったとかだったらほんと泣ける。
「当たり前だろう? 何度でもしたい位気持ちよかったぞ」
「あ、う……えと、その、身体の痛みが引いてから、でオネガイシマス……」
ふしゅーっと赤くなった顔を両手で隠しながら言えば頭を撫でられる。
「ならまたしてもいいってことだな?」
今のダグの表情見てなくてもわかるよ。ニヤッて笑ってるよ絶対。
「ぼ、僕もまたしたい、もん……」
僕だって男の子だからそれなりに性欲もあるしそれ以上に大好きな人と繋がれる幸せを感じたいのです……!
「ああ、俺もだ。また俺を受け入れてくれ」
「う、うん……」
今さらだけど朝からこんな会話恥ずかしい……
……ん? 朝? にしては随分と明るい……? まるでお昼みたいな……
「……ダグ、今何時?」
「ん? もう少しで昼、ってとこだな」
「え、僕そんな寝てたの?」
ものすごい寝坊だよ。一瞬授業……! ってなったけど今日日曜だった。よかった。
「身体が疲れていたんだろう。ただでさえ昨日はお披露目と舞踏会もあったんだからな」
「なるほど……」
そのあとにえっちしたらそりゃ疲れますよね……
「まさかユキから誘ってもらえるとはな? ユキからのお誘いでしかも最後まで、とは嬉しかったぞ」
「わ、忘れてください……!!!」
恥ずかしすぎる……! 抱いて欲しいなんてよく言えたな昨日の僕!!!
「忘れるわけないだろう。それにしても昨日はなんでいきなりそんな気分になったんだ?」
「僕もわからないよぅ……なんかワルツ踊ってる時に2人だけの世界みたいだなぁって思って。そしたら2人きりの時のこと思い出して……そのままダグの目を見たらゾクって……うぅ、僕もうワルツ踊れない……」
ワルツ恐怖症になるよ僕……
「ふむ……? だが今まではそんな風にならなかっただろう? とするなら他人が大勢いたのが原因の可能性が高いか。周りの目に慣れていなかったから今回はああなったのならそのうち慣れれば大丈夫じゃないか?」
「それって慣れるまでは昨日みたいになるってことだよね……」
「俺としては大歓迎だがな」
「僕は恥ずかしいからいやだ……」
舞踏会に出たら発情して抱いてってせがむなんてどんな体質……絶対やだよ僕……いや昨日既に誘ってしまったけども……
うぅ、なにこれアブノーマル感半端ないんだけど……下手したら痛いのが好きってのよりアブノーマルだよ……
「そうか? 愛しい恋人の可愛いお誘いを貰えると嬉しいんだがな」
「う……善処、します……?」
ダグが喜んでくれるなら……うん、僕からも誘うの頑張ろう……
「さあユキ、食べられそうなら食事にしよう」
「う、お腹は空いてるけど身体動かない……」
「俺が食べさせてやるから問題ない。今日はとことん甘やかすからな」
「いつも甘やかされてる気が……」
「今日はそれ以上、ってことだな」
それどんだけ甘やかされるの……わぁ、凄い幸せそうな顔してるぅ……
いっかぁ、僕も幸せだしもう今日はとことん甘えちゃえ。いつも甘えてるけどダグがその気ならもうどろっどろに甘えちゃうよ。
今日は甘え過ぎたって愛想つかされることも嫌がられることもないよね? だってほら、今だって僕を軽々抱き上げたダグにぐでっと身体預けて首に抱きついてグリグリ顔を擦り付けたって楽しそうに笑うだけなんだよ。もう今日の僕達糖度半端ないの決定だよ。
トイレの介助までしようとしたダグを必死に止めるまであと数分。
36
お気に入りに追加
2,138
あなたにおすすめの小説
離縁しようぜ旦那様
たなぱ
BL
『お前を愛することは無い』
羞恥を忍んで迎えた初夜に、旦那様となる相手が放った言葉に現実を放棄した
どこのざまぁ小説の導入台詞だよ?旦那様…おれじゃなかったら泣いてるよきっと?
これは、始まる冷遇新婚生活にため息しか出ないさっさと離縁したいおれと、何故か離縁したくない旦那様の不毛な戦いである
クソ雑魚新人ウエイターを調教しよう
十鳥ゆげ
BL
カフェ「ピアニッシモ」の新人アルバイト・大津少年は、どんくさく、これまで様々なミスをしてきた。
一度はアイスコーヒーを常連さんの頭からぶちまけたこともある。
今ようやく言えるようになったのは「いらっしゃいませー、お好きな席にどうぞー」のみ。
そんな中、常連の柳さん、他ならぬ、大津が頭からアイスコーヒーをぶちまけた常連客がやってくる。
以前大津と柳さんは映画談義で盛り上がったので、二人でオールで映画鑑賞をしようと誘われる。
マスターの許可も取り、「合意の誘拐」として柳さんの部屋について行く大津くんであったが……?
俺の妹は悪女だったらしい
野原 耳子
BL
★冷酷な第一王子✖頑張るお兄ちゃん騎士
伯爵家の長男であるニアは、妹のダイアナが聖女様を傷付けた罪で家族もろとも処刑された。
だが、首を斬り落とされた瞬間、十六歳だった頃の過去に戻ってしまう。
家族を救うために、ニアは甘やかしてきた妹を厳しく鍛え上げ、自分自身も強くなろうとする。
しかし、妹と第一王子の出会いを阻止したことによって、
なぜかニアの方が第一王子に気に入られて側近になってしまう。
第一王子に執着され、運命は予想外な方向に転がっていくが――
今、私は幸せなの。ほっといて
青葉めいこ
ファンタジー
王族特有の色彩を持たない無能な王子をサポートするために婚約した公爵令嬢の私。初対面から王子に悪態を吐かれていたので、いつか必ず婚約を破談にすると決意していた。
卒業式のパーティーで、ある告白(告発?)をし、望み通り婚約は破談となり修道女になった。
そんな私の元に、元婚約者やら弟やらが訪ねてくる。
「今、私は幸せなの。ほっといて」
小説家になろうにも投稿しています。
国王様は新米騎士を溺愛する
あいえだ
BL
俺はリアン18歳。記憶によると大貴族に再婚した母親の連れ子だった俺は5歳で母に死なれて家を追い出された。その後複雑な生い立ちを経て、たまたま適当に受けた騎士試験に受かってしまう。死んだ母親は貴族でなく実は前国王と結婚していたらしく、俺は国王の弟だったというのだ。そして、国王陛下の俺への寵愛がとまらなくて?
R18です。性描写に★をつけてますので苦手な方は回避願います。
ジュリアン編は「騎士団長は天使の俺と恋をする」とのコラボになっています。
【完結】真実の愛とやらに負けて悪役にされてポイ捨てまでされましたので
Rohdea
恋愛
最近のこの国の社交界では、
叙爵されたばかりの男爵家の双子の姉弟が、珍しい髪色と整った容姿で有名となっていた。
そんな双子の姉弟は、何故かこの国の王子、王女とあっという間に身分差を超えて親しくなっていて、
その様子は社交界を震撼させていた。
そんなある日、とあるパーティーで公爵令嬢のシャルロッテは婚約者の王子から、
「真実の愛を見つけた」「貴様は悪役のような女だ」と言われて婚約破棄を告げられ捨てられてしまう。
一方、その場にはシャルロッテと同じ様に、
「真実の愛を見つけましたの」「貴方は悪役のような男性ね」と、
婚約者の王女に婚約破棄されている公爵令息、ディライトの姿があり、
そんな公衆の面前でまさかの婚約破棄をやらかした王子と王女の傍らには有名となっていた男爵家の双子の姉弟が……
“悪役令嬢”と“悪役令息”にされたシャルロッテとディライトの二人は、
この突然の婚約破棄に納得がいかず、
許せなくて手を組んで復讐する事を企んだ。
けれど───……あれ? ディライト様の様子がおかしい!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる