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本編
19 完治!
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結局僕が部屋から出ることを許されたのはあれから5日経ってからだった。とはいえ一昨日には完全に微熱も下がってたんだよ。でもリディアが
「ユキ様はまたご無理をされる可能性がございますのでまだお部屋から出すわけにはいきません!」
って……微熱あった日にダグと話してて熱をぶり返したのが悪かったみたいで、過保護に拍車がかかった。ロイもダグもリディアに味方して結局僕は暫く軟禁状態だったわけです……
そんなこんなでやっとこさ今日外に出ることを許されたわけですよ!!! 無理はしないようにってふっとい釘を刺されましたけどね!!!!!
外に出れるのが嬉しくて嬉しくて! 僕はリディアにお願いして庭でお茶をさせてもらうことにした!!
……そうです、あの庭です。僕が泣き叫んだ庭です。あの時は夜だったしそれどころじゃなかったからわからなかったけどこの庭すっごく綺麗ですね。この庭で僕は泣き叫んでダグに……
……すっごい迷惑かけたよなぁ
今日も近くに控えてるダグをちらっとみたら何事もなかったかのように普通の表情でそこにいる。
うぅ、気を使わせてる気がする……それともダグにしたらどうってことないことでなにも思ってないとか? それはそれでなんか微妙な気持ちになる……いやいやダグはそんな人じゃないはず! もっと優しいもん!!
ってだめだめ!! こんな風に考えこんだらまた熱出しちゃう!! これ以上迷惑はかけられない!!
思考をリセットするためにすっきりとした口当たりのお茶をぐいっと飲みほす。すかさずリディアがお代わりをいれてくれた。
「ユキ様、お寒くはありませんか?」
「もう、その質問何回目? 大丈夫だよ、今日すっごい天気いいしあったかいから」
部屋を出ることを許されても過保護は継続中で庭へ出てから同じ質問をすでに5回はされてる。
もうほんとに大丈夫なのに……しかも僕今ローブも着てるしリディアがもってきたひざ掛けだってかけてるんだよ……暑くはないけど寒さなんて微塵も感じないよ……
「ユキ様はどうやらご自身の体調に気付かれるのが遅いようですから……心配なのですよ」
う……たしかに僕熱出てても測るか言われるまで気づかないこと多いけど……
しょっちゅう熱出すのになぜか毎回気付かないんだよね。そのせいで動き回って悪化させるっていうね……
「熱出したらどんな事になるかもう十分思い知らされたからこれからは気をつけるよぅ……もう部屋から出れないなんて退屈すぎて嫌だからね!」
「それならばよろしいのですが……私もユキ様の体調には十分に注意してまいりますが、くれぐれもご自愛くださいね」
「はぁい。
ね、リディア。僕この世界に来てから何にもしてないんだけど何かすることはないの?」
なんかお祈りとかそんなのないのかな?
「神子様としてのお役目はございませんよ」
「本当にないの?」
「ええ。神子様は何もなさらずとも存在するだけで世界に平和をもたらす存在ですので」
うーん、そういえばヴォイドもそんなこと言ってたような? でもやることないのは暇だなぁ……
「なにも役目がないってなると暇だなぁ……」
「ユキ様がお望みならば大抵のことは出来ますよ。楽団や劇団を呼び寄せることも、毎日となると難しいですが可能ですよ」
楽団に劇団?!
「いやいやいやいや! 僕ここに来るまでふつうの庶民だったからそういうのはいらないよ!!
それよりも何か習うこととかってできる?」
「可能ですよ。
歴史や文化などの一般教養についてはもちろん、歌、楽器、絵画、馬術、礼儀作法などならばすぐにでも教師をおつけ致しますよ」
「うーん、どれも魅力的だなぁ。でも礼儀作法は絶対に必要だよね。とりあえず礼儀作法と……一般教養も必要かな? 馬も乗ってみたい……! でも僕楽器も絵も好きなんだよなぁ……」
「一気になさらずともあとからでも可能ですよ。いきなり詰め込まれますとお身体を壊されますよ」
「それもそうか。うん、じゃあとりあえず必要そうな一般教養と礼儀作法をお願いできるかな?」
「かしこまりました。陛下にお伝えして教師を派遣していただきますね」
「うん、おねがいね。
ところでリディア、この世界の楽器ってどんなのがある? ピアノ、ってあるかなぁ?」
「ピアノですか? ユキ様がおっしゃっているものと同じものかはわかりませんが、ピアノという名前の楽器はございますよ」
「ほんと?! 僕、ピアノは元の世界で習ってたんだ! 習うのはまだにしても弾けたりって出来ないかなぁ?」
「可能ですよ。城にも何台かございますし。ご案内いたしましょうか?」
何台か?! いや、まぁお城だし何台もあってもおかしくはないか……いやそれよりもピアノが弾ける!!!
僕ピアノが大好きで小さい頃からずっと習ってたんだよね! この世界にもあるようでよかった!!!
「いいの?! 弾きたいな!!
あ、でもちょっと待って、リディアが入れてくれたお茶飲んじゃうから」
「ふふ、ごゆっくりお飲みください」
ん~っリディアの入れるお茶ってなんでこんなに美味しいんだろ? 僕今まで紅茶ってあまり好きじゃなかったけどリディアが入れたのならいくらでも飲める!
「ふぅ……ご馳走さま。やっぱりリディアが入れたお茶は格別に美味しいね! もう僕リディアのお茶の虜だよ!!」
「恐れ入ります。おっしゃっていただけたらいつでもお入れ致しますよ」
「うん! ありがとう!!
じゃあ、ピアノのところへ連れて行ってくれる??」
「かしこまりました。ご案内いたします」
ピアノっピアノっ!! いっぱい弾くぞ!!!
「ユキ様はまたご無理をされる可能性がございますのでまだお部屋から出すわけにはいきません!」
って……微熱あった日にダグと話してて熱をぶり返したのが悪かったみたいで、過保護に拍車がかかった。ロイもダグもリディアに味方して結局僕は暫く軟禁状態だったわけです……
そんなこんなでやっとこさ今日外に出ることを許されたわけですよ!!! 無理はしないようにってふっとい釘を刺されましたけどね!!!!!
外に出れるのが嬉しくて嬉しくて! 僕はリディアにお願いして庭でお茶をさせてもらうことにした!!
……そうです、あの庭です。僕が泣き叫んだ庭です。あの時は夜だったしそれどころじゃなかったからわからなかったけどこの庭すっごく綺麗ですね。この庭で僕は泣き叫んでダグに……
……すっごい迷惑かけたよなぁ
今日も近くに控えてるダグをちらっとみたら何事もなかったかのように普通の表情でそこにいる。
うぅ、気を使わせてる気がする……それともダグにしたらどうってことないことでなにも思ってないとか? それはそれでなんか微妙な気持ちになる……いやいやダグはそんな人じゃないはず! もっと優しいもん!!
ってだめだめ!! こんな風に考えこんだらまた熱出しちゃう!! これ以上迷惑はかけられない!!
思考をリセットするためにすっきりとした口当たりのお茶をぐいっと飲みほす。すかさずリディアがお代わりをいれてくれた。
「ユキ様、お寒くはありませんか?」
「もう、その質問何回目? 大丈夫だよ、今日すっごい天気いいしあったかいから」
部屋を出ることを許されても過保護は継続中で庭へ出てから同じ質問をすでに5回はされてる。
もうほんとに大丈夫なのに……しかも僕今ローブも着てるしリディアがもってきたひざ掛けだってかけてるんだよ……暑くはないけど寒さなんて微塵も感じないよ……
「ユキ様はどうやらご自身の体調に気付かれるのが遅いようですから……心配なのですよ」
う……たしかに僕熱出てても測るか言われるまで気づかないこと多いけど……
しょっちゅう熱出すのになぜか毎回気付かないんだよね。そのせいで動き回って悪化させるっていうね……
「熱出したらどんな事になるかもう十分思い知らされたからこれからは気をつけるよぅ……もう部屋から出れないなんて退屈すぎて嫌だからね!」
「それならばよろしいのですが……私もユキ様の体調には十分に注意してまいりますが、くれぐれもご自愛くださいね」
「はぁい。
ね、リディア。僕この世界に来てから何にもしてないんだけど何かすることはないの?」
なんかお祈りとかそんなのないのかな?
「神子様としてのお役目はございませんよ」
「本当にないの?」
「ええ。神子様は何もなさらずとも存在するだけで世界に平和をもたらす存在ですので」
うーん、そういえばヴォイドもそんなこと言ってたような? でもやることないのは暇だなぁ……
「なにも役目がないってなると暇だなぁ……」
「ユキ様がお望みならば大抵のことは出来ますよ。楽団や劇団を呼び寄せることも、毎日となると難しいですが可能ですよ」
楽団に劇団?!
「いやいやいやいや! 僕ここに来るまでふつうの庶民だったからそういうのはいらないよ!!
それよりも何か習うこととかってできる?」
「可能ですよ。
歴史や文化などの一般教養についてはもちろん、歌、楽器、絵画、馬術、礼儀作法などならばすぐにでも教師をおつけ致しますよ」
「うーん、どれも魅力的だなぁ。でも礼儀作法は絶対に必要だよね。とりあえず礼儀作法と……一般教養も必要かな? 馬も乗ってみたい……! でも僕楽器も絵も好きなんだよなぁ……」
「一気になさらずともあとからでも可能ですよ。いきなり詰め込まれますとお身体を壊されますよ」
「それもそうか。うん、じゃあとりあえず必要そうな一般教養と礼儀作法をお願いできるかな?」
「かしこまりました。陛下にお伝えして教師を派遣していただきますね」
「うん、おねがいね。
ところでリディア、この世界の楽器ってどんなのがある? ピアノ、ってあるかなぁ?」
「ピアノですか? ユキ様がおっしゃっているものと同じものかはわかりませんが、ピアノという名前の楽器はございますよ」
「ほんと?! 僕、ピアノは元の世界で習ってたんだ! 習うのはまだにしても弾けたりって出来ないかなぁ?」
「可能ですよ。城にも何台かございますし。ご案内いたしましょうか?」
何台か?! いや、まぁお城だし何台もあってもおかしくはないか……いやそれよりもピアノが弾ける!!!
僕ピアノが大好きで小さい頃からずっと習ってたんだよね! この世界にもあるようでよかった!!!
「いいの?! 弾きたいな!!
あ、でもちょっと待って、リディアが入れてくれたお茶飲んじゃうから」
「ふふ、ごゆっくりお飲みください」
ん~っリディアの入れるお茶ってなんでこんなに美味しいんだろ? 僕今まで紅茶ってあまり好きじゃなかったけどリディアが入れたのならいくらでも飲める!
「ふぅ……ご馳走さま。やっぱりリディアが入れたお茶は格別に美味しいね! もう僕リディアのお茶の虜だよ!!」
「恐れ入ります。おっしゃっていただけたらいつでもお入れ致しますよ」
「うん! ありがとう!!
じゃあ、ピアノのところへ連れて行ってくれる??」
「かしこまりました。ご案内いたします」
ピアノっピアノっ!! いっぱい弾くぞ!!!
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