7 / 396
本編
6 危機感
しおりを挟む
それからちょうどお昼時になったのでロイに誘われ、一緒にご飯を食べた。ヴォイドさんも一緒だった。ダグもって誘ったけど主と同じ席に着くなどとかなんとか言って逃げられた。本当に逃げられた。
ロイ曰くダグも昼食をとりに行ったのだろうと。基本的に護衛騎士は主人が食事をとっている間に手早く食事を済ませるものらしい。
急いで食べるなんて身体に良くないしいつか絶対一緒に食べるぞと固く決意した。
「ふむ、ユキの食事量は少ないな……それではその身長なのも頷けてしまうぞ?」
心に突き刺さった……
「僕の食事量は元いた世界では普通なの!! ロイ達の食べる量がおかしいの!」
ロイとヴォイドさんの食べた量ほんとおかしいんだよ。僕は日本の一般的な一人前分ぐらいを食べたんだけどロイはその4倍ぐらい、ヴォイドさんも3倍ぐらいたべたんだよ……ありえない……
そりゃその量食べてたら身長もスクスク伸びますよね。
「そうなのか……ユキの世界の者達は随分と少食なのだな……」
「この量ではいつか栄養失調になってしまうのでは……」
「僕は少食じゃないし栄養失調にもならないよ!今までだってそれで生きてきたんだから大丈夫!!」
「そうか……」「そうですか……」
あまり納得していない様子だったけどそんなこと言われたって今の量より多くなんて食べられないしもう何も言わない。
少量でも栄養の摂れる食事をつくらせようとかなんとか2人が話してたのはもう聞かなかったことにする。
そんなこんなで食後のお茶を飲んでいると昼食をとりに行っていたダグが戻ってきた。
「失礼します」
ただそう言って礼をし、部屋のドアの横に立ったダグをじっと観察してみる。
かなりイケメンなんだよなぁ……ロイだけでなくヴォイドさんも顔面偏差値すごい高いんだけど、ダグも全く負けてない。
でもロイとはまた違った感じかな。ロイはまだ綺麗って言葉が似合うような格好良さなんだけど、ダグはそうじゃなくてほんとに男らしさ満天。どこか雄臭さはあるのに暑苦しさは感じない。
短く切り揃え、整えられた綺麗な銀髪と、切れ長の目から覗く黄金色の瞳。形の良い唇は固く引き結ばれ、ダグの真面目さを彷彿とさせる。身長もヴォイドさんよりはるかに高かったから恐らく2m20cmぐらいある。
無表情で今何を思ってるかなんてわからないけど、ただこの人はいい人だと僕の直感が告げていた。
はやく仲良くなりたいな。
「ん"んっ、ユキ、そうもダグラスを見つめてどうした……?(まさか、もう惚れたか……?)」
「いや、かっこいいなぁって」
僕のそんな言葉にロイとヴォイドさんは飲んでいたお茶を吹き出さんという勢いで盛大にむせた。
ダグもなんか慌ててる。
「ど、どうしたの?」
「グッ……ゴホッゲホッ……
ゆ、ユキ、それはその、ダグラスがユキのタイプということか……?」
……たいぷ。タイプ……?
そっか、この世界男の人しかいないから僕がダグをタイプって言ってもおかしくないのか……
……って
「いやいやいやいやいや!! えっ?! いや、タイプとかそう言うのじゃなくて!! ただ単にかっこいいなぁって思っただけで!!!」
「そ、そうなのか……?」
「そ、そうだよ! この世界に来てからまだヴォイドさんとロイとダグぐらいしかちゃんと見てないけど、全員これでもかってぐらい美形なんだもん……ずるいよ」
うん、3人を見てたら不公平だとしか思えない。ちょっとぐらいその格好良さを分けて欲しい。
「いや、それならばユキもこれでもかというぐらい可愛いではないか」
「この平凡顔のどこがかわいいのさ……それに僕はかっこよくなりたいんだよ」
「「「平凡……?」」」
ロイとダグとヴォイドさんの声が重なった。
なにさ、平凡顔に何か文句あるの?
「まさか、ユキは無自覚なのか……?」
「む、自分が平凡だって自覚してるよ」
「いやいやいや、ユキは全く平凡顔などではないぞ……!」
「ええ! ユキ様は大層お可愛らしくてあらせられますぞ!!」
「そんなにフォローしてくれなくてもいいよ……」
「いや、頼むから自覚してくれ……!
そのサラサラの漆黒の髪も、長い睫毛を携えた大きな黒い瞳も! 小ぶりながらもすらりと通った鼻筋も、赤く色づいた唇に、それに引き立てられた白い肌も何もかもが美しく庇護欲をそそるのだ……!」
う、うわぁ、目の前でそうやって容姿を褒められると照れるな……!
「あああそのように瞳をうるつかせて頬を赤く染めてはいかん……! そのままでは何処の馬の骨ともわからん輩にぺろりと食べられてしまうぞ……!」
ぺろりと?! それはつまりその、そういうことですよね……? あの、本来恋愛関係にある者同士で行われるあの行為……ですよね……?
いやいやいや僕に食指が働く人なんていないでしょ?!
「僕を襲う人なんていないよ……!」
「頼むから危機感をもってくれ……!
よいか、ユキの容姿はこの世界の者にとって、たまらなくそそられるものだ。我らよりも小さな身体もこの世界には存在せぬ黒い髪や瞳もその天使かと見紛うほどの容姿も、この世界の者にとってはひどく庇護欲をそそられ、それと同時にどこか嗜虐心も湧くものなのだ……
私はすでに伴侶も子供もおるし、ユキのことは守り慈しみたいという思いが勝っているからユキに手を出すようなことは決してせぬと誓うが周りはそうじゃない。
いつ何時、ユキの身体を狙い襲うものが出るともわからぬ……ユキ自身がそうも危機感が薄いとダグラスも守れるものも守れなくなってしまうぞ?」
うぇ?! いや、天使とかそういうのは信じられないけどそうか、この世界の人に比べたら随分と小さな身体や黒い髪や瞳は恋愛対象に入ってしまうのか……!
いくらもう恋愛対象が男に絞られるというのに納得したとはいえ襲われるのだけはいやだ……!
「ううう……あまり納得はできないけどそこまで言うならもう少し周りを警戒することにするよ……」
そういった僕にロイとヴォイドさんとダグは安心したようにため息を吐いた。
(ダグラス、くれぐれもユキの周りに目を光らせておいてくれ)
(かしこまりました)
そんな会話がロイとダグの視線の中で行われてたのは僕は知らない。
ロイ曰くダグも昼食をとりに行ったのだろうと。基本的に護衛騎士は主人が食事をとっている間に手早く食事を済ませるものらしい。
急いで食べるなんて身体に良くないしいつか絶対一緒に食べるぞと固く決意した。
「ふむ、ユキの食事量は少ないな……それではその身長なのも頷けてしまうぞ?」
心に突き刺さった……
「僕の食事量は元いた世界では普通なの!! ロイ達の食べる量がおかしいの!」
ロイとヴォイドさんの食べた量ほんとおかしいんだよ。僕は日本の一般的な一人前分ぐらいを食べたんだけどロイはその4倍ぐらい、ヴォイドさんも3倍ぐらいたべたんだよ……ありえない……
そりゃその量食べてたら身長もスクスク伸びますよね。
「そうなのか……ユキの世界の者達は随分と少食なのだな……」
「この量ではいつか栄養失調になってしまうのでは……」
「僕は少食じゃないし栄養失調にもならないよ!今までだってそれで生きてきたんだから大丈夫!!」
「そうか……」「そうですか……」
あまり納得していない様子だったけどそんなこと言われたって今の量より多くなんて食べられないしもう何も言わない。
少量でも栄養の摂れる食事をつくらせようとかなんとか2人が話してたのはもう聞かなかったことにする。
そんなこんなで食後のお茶を飲んでいると昼食をとりに行っていたダグが戻ってきた。
「失礼します」
ただそう言って礼をし、部屋のドアの横に立ったダグをじっと観察してみる。
かなりイケメンなんだよなぁ……ロイだけでなくヴォイドさんも顔面偏差値すごい高いんだけど、ダグも全く負けてない。
でもロイとはまた違った感じかな。ロイはまだ綺麗って言葉が似合うような格好良さなんだけど、ダグはそうじゃなくてほんとに男らしさ満天。どこか雄臭さはあるのに暑苦しさは感じない。
短く切り揃え、整えられた綺麗な銀髪と、切れ長の目から覗く黄金色の瞳。形の良い唇は固く引き結ばれ、ダグの真面目さを彷彿とさせる。身長もヴォイドさんよりはるかに高かったから恐らく2m20cmぐらいある。
無表情で今何を思ってるかなんてわからないけど、ただこの人はいい人だと僕の直感が告げていた。
はやく仲良くなりたいな。
「ん"んっ、ユキ、そうもダグラスを見つめてどうした……?(まさか、もう惚れたか……?)」
「いや、かっこいいなぁって」
僕のそんな言葉にロイとヴォイドさんは飲んでいたお茶を吹き出さんという勢いで盛大にむせた。
ダグもなんか慌ててる。
「ど、どうしたの?」
「グッ……ゴホッゲホッ……
ゆ、ユキ、それはその、ダグラスがユキのタイプということか……?」
……たいぷ。タイプ……?
そっか、この世界男の人しかいないから僕がダグをタイプって言ってもおかしくないのか……
……って
「いやいやいやいやいや!! えっ?! いや、タイプとかそう言うのじゃなくて!! ただ単にかっこいいなぁって思っただけで!!!」
「そ、そうなのか……?」
「そ、そうだよ! この世界に来てからまだヴォイドさんとロイとダグぐらいしかちゃんと見てないけど、全員これでもかってぐらい美形なんだもん……ずるいよ」
うん、3人を見てたら不公平だとしか思えない。ちょっとぐらいその格好良さを分けて欲しい。
「いや、それならばユキもこれでもかというぐらい可愛いではないか」
「この平凡顔のどこがかわいいのさ……それに僕はかっこよくなりたいんだよ」
「「「平凡……?」」」
ロイとダグとヴォイドさんの声が重なった。
なにさ、平凡顔に何か文句あるの?
「まさか、ユキは無自覚なのか……?」
「む、自分が平凡だって自覚してるよ」
「いやいやいや、ユキは全く平凡顔などではないぞ……!」
「ええ! ユキ様は大層お可愛らしくてあらせられますぞ!!」
「そんなにフォローしてくれなくてもいいよ……」
「いや、頼むから自覚してくれ……!
そのサラサラの漆黒の髪も、長い睫毛を携えた大きな黒い瞳も! 小ぶりながらもすらりと通った鼻筋も、赤く色づいた唇に、それに引き立てられた白い肌も何もかもが美しく庇護欲をそそるのだ……!」
う、うわぁ、目の前でそうやって容姿を褒められると照れるな……!
「あああそのように瞳をうるつかせて頬を赤く染めてはいかん……! そのままでは何処の馬の骨ともわからん輩にぺろりと食べられてしまうぞ……!」
ぺろりと?! それはつまりその、そういうことですよね……? あの、本来恋愛関係にある者同士で行われるあの行為……ですよね……?
いやいやいや僕に食指が働く人なんていないでしょ?!
「僕を襲う人なんていないよ……!」
「頼むから危機感をもってくれ……!
よいか、ユキの容姿はこの世界の者にとって、たまらなくそそられるものだ。我らよりも小さな身体もこの世界には存在せぬ黒い髪や瞳もその天使かと見紛うほどの容姿も、この世界の者にとってはひどく庇護欲をそそられ、それと同時にどこか嗜虐心も湧くものなのだ……
私はすでに伴侶も子供もおるし、ユキのことは守り慈しみたいという思いが勝っているからユキに手を出すようなことは決してせぬと誓うが周りはそうじゃない。
いつ何時、ユキの身体を狙い襲うものが出るともわからぬ……ユキ自身がそうも危機感が薄いとダグラスも守れるものも守れなくなってしまうぞ?」
うぇ?! いや、天使とかそういうのは信じられないけどそうか、この世界の人に比べたら随分と小さな身体や黒い髪や瞳は恋愛対象に入ってしまうのか……!
いくらもう恋愛対象が男に絞られるというのに納得したとはいえ襲われるのだけはいやだ……!
「ううう……あまり納得はできないけどそこまで言うならもう少し周りを警戒することにするよ……」
そういった僕にロイとヴォイドさんとダグは安心したようにため息を吐いた。
(ダグラス、くれぐれもユキの周りに目を光らせておいてくれ)
(かしこまりました)
そんな会話がロイとダグの視線の中で行われてたのは僕は知らない。
30
お気に入りに追加
2,138
あなたにおすすめの小説
異世界に転生してもゲイだった俺、この世界でも隠しつつ推しを眺めながら生きていきます~推しが婚約したら、出家(自由に生きる)します~
kurimomo
BL
俺がゲイだと自覚したのは、高校生の時だった。中学生までは女性と付き合っていたのだが、高校生になると、「なんか違うな」と感じ始めた。ネットで調べた結果、自分がいわゆるゲイなのではないかとの結論に至った。同級生や友人のことを好きになるも、それを伝える勇気が出なかった。
そうこうしているうちに、俺にはカミングアウトをする勇気がなく、こうして三十歳までゲイであることを隠しながら独身のままである。周りからはなぜ結婚しないのかと聞かれるが、その追及を気持ちを押し殺しながら躱していく日々。俺は幸せになれるのだろうか………。
そんな日々の中、襲われている女性を助けようとして、腹部を刺されてしまった。そして、同性婚が認められる、そんな幸せな世界への転生を祈り静かに息を引き取った。
気が付くと、病弱だが高スペックな身体、アース・ジーマルの体に転生した。病弱が理由で思うような生活は送れなかった。しかし、それには理由があって………。
それから、偶然一人の少年の出会った。一目見た瞬間から恋に落ちてしまった。その少年は、この国王子でそして、俺は側近になることができて………。
魔法と剣、そして貴族院など王道ファンタジーの中にBL要素を詰め込んだ作品となっております。R指定は本当の最後に書く予定なので、純粋にファンタジーの世界のBL恋愛(両片思い)を楽しみたい方向けの作品となっております。この様な作品でよければ、少しだけでも目を通していただければ幸いです。
GW明けからは、週末に投稿予定です。よろしくお願いいたします。
宰相閣下の執愛は、平民の俺だけに向いている
飛鷹
BL
旧題:平民のはずの俺が、規格外の獣人に絡め取られて番になるまでの話
アホな貴族の両親から生まれた『俺』。色々あって、俺の身分は平民だけど、まぁそんな人生も悪くない。
無事に成長して、仕事に就くこともできたのに。
ここ最近、夢に魘されている。もう一ヶ月もの間、毎晩毎晩………。
朝起きたときには忘れてしまっている夢に疲弊している平民『レイ』と、彼を手に入れたくてウズウズしている獣人のお話。
連載の形にしていますが、攻め視点もUPするためなので、多分全2〜3話で完結予定です。
※6/20追記。
少しレイの過去と気持ちを追加したくて、『連載中』に戻しました。
今迄のお話で完結はしています。なので以降はレイの心情深堀の形となりますので、章を分けて表示します。
1話目はちょっと暗めですが………。
宜しかったらお付き合い下さいませ。
多分、10話前後で終わる予定。軽く読めるように、私としては1話ずつを短めにしております。
ストックが切れるまで、毎日更新予定です。
ゲームの世界で美人すぎる兄が狙われているが
咲
BL
俺には大好きな兄がいる。3つ年上の高校生の兄。美人で優しいけどおっちょこちょいな可愛い兄だ。
ある日、そんな兄に話題のゲームを進めるとありえない事が起こった。
「あれ?ここってまさか……ゲームの中!?」
モンスターが闊歩する森の中で出会った警備隊に保護されたが、そいつは兄を狙っていたようで………?
重度のブラコン弟が兄を守ろうとしたり、壊れたブラコンの兄が一線越えちゃったりします。高確率でえろです。
※近親相姦です。バッチリ血の繋がった兄弟です。
※第三者×兄(弟)描写があります。
※ヤンデレの闇属性でビッチです。
※兄の方が優位です。
※男性向けの表現を含みます。
※左右非固定なのでコロコロ変わります。固定厨の方は推奨しません。
転生したらいつの間にかフェンリルになってた〜しかも美醜逆転だったみたいだけど俺には全く関係ない〜
春色悠
BL
俺、人間だった筈だけなんだけどなぁ………。ルイスは自分の腹に顔を埋めて眠る主を見ながら考える。ルイスの種族は今、フェンリルであった。
人間として転生したはずが、いつの間にかフェンリルになってしまったルイス。
その後なんやかんやで、ラインハルトと呼ばれる人間に拾われ、暮らしていくうちにフェンリルも悪くないなと思い始めた。
そんな時、この世界の価値観と自分の価値観がズレている事に気づく。
最終的に人間に戻ります。同性婚や男性妊娠も出来る世界ですが、基本的にR展開は無い予定です。
美醜逆転+髪の毛と瞳の色で美醜が決まる世界です。
明日もいい日でありますように。~異世界で新しい家族ができました~
葉山 登木
BL
『明日もいい日でありますように。~異世界で新しい家族ができました~』
書籍化することが決定致しました!
アース・スター ルナ様より、今秋2024年10月1日(火)に発売予定です。
Webで更新している内容に手を加え、書き下ろしにユイトの母親視点のお話を収録しております。
これも、作品を応援してくれている皆様のおかげです。
更新頻度はまた下がっていて申し訳ないのですが、ユイトたちの物語を書き切るまでお付き合い頂ければ幸いです。
これからもどうぞ、よろしくお願い致します。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
祖母と母が亡くなり、別居中の父に引き取られた幼い三兄弟。
暴力に怯えながら暮らす毎日に疲れ果てた頃、アパートが土砂に飲み込まれ…。
目を覚ませばそこは日本ではなく剣や魔法が溢れる異世界で…!?
強面だけど優しい冒険者のトーマスに引き取られ、三兄弟は村の人や冒険者たちに見守られながらたくさんの愛情を受け成長していきます。
主人公の長男ユイト(14)に、しっかりしてきた次男ハルト(5)と甘えん坊の三男ユウマ(3)の、のんびり・ほのぼのな日常を紡いでいけるお話を考えています。
※ボーイズラブ・ガールズラブ要素を含める展開は98話からです。
苦手な方はご注意ください。
残虐悪徳一族に転生した
白鳩 唯斗
BL
前世で読んでいた小説の世界。
男主人公とヒロインを阻む、悪徳一族に転生してしまった。
第三皇子として新たな生を受けた主人公は、残虐な兄弟や、悪政を敷く皇帝から生き残る為に、残虐な人物を演じる。
そんな中、主人公は皇城に訪れた男主人公に遭遇する。
ガッツリBLでは無く、愛情よりも友情に近いかもしれません。
*残虐な描写があります。
悪役令息に憑依したけど、別に処刑されても構いません
ちあ
BL
元受験生の俺は、「愛と光の魔法」というBLゲームの悪役令息シアン・シュドレーに憑依(?)してしまう。彼は、主人公殺人未遂で処刑される運命。
俺はそんな運命に立ち向かうでもなく、なるようになる精神で死を待つことを決める。
舞台は、魔法学園。
悪役としての務めを放棄し静かに余生を過ごしたい俺だが、謎の隣国の特待生イブリン・ヴァレントに気に入られる。
なんだかんだでゲームのシナリオに巻き込まれる俺は何度もイブリンに救われ…?
※旧タイトル『愛と死ね』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる