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第四十一話・三年越しの交わり 前編
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ーー時は少し遡り、戦いの幕引きから三年後。解散したミダラーファイブの基地は、鈴白リヒトの研究所として改築され使われていた。
オトヤは戦士としての任を終えた後、彼の元で住み込みで働いている。
そんなある日・・・・・・ようやく、オトヤが約束の18歳の誕生日を迎えた。
外食に連れて行かれ、食事や贈り物で祝われた幸せな一日も陽が沈んで。
ーー三年ぶりのリヒトの部屋、そのベッドにそっと腰掛けるオトヤ。
オトヤに先を譲ったリヒトはまだ、浴室にいる。
(三年・・・・・・すごく長かった。でも、ようやく今夜・・・・・・)
ぎゅっと脚の間を閉じて、疼く太腿を擦り合わせる。
股間は服の中で既に下腹につきそうなほど反り立っていて、先走りが下着を少し濡らし始めていた。
ーー浴室の方から物音がして、ビクッと肩を揺らすオトヤ。
「・・・・・・悪い、待たせた」
聞き慣れた低い声がする方をパッと振り返れば、そこには長い髪を下ろしたリヒトの姿があった。
いつもはその長い黒髪を縛って一つに束ねているため、新鮮な姿についドキッとしてしまう。
「リヒト、さん・・・・・・」
名を呼ぶと、リヒトはわずかに微笑んで、オトヤの隣に腰掛けた。
ミダラーファイブが解散した今、リヒトはもう“教官”ではない。
まだ呼び慣れないその名を口にするたび、胸がそわそわして頬が熱くなってしまう。
「・・・・・・オトヤ」
そっと、優しく肩を抱き寄せられる。全身がじわじわと熱くなってきて、瞳が潤む。
「リヒトさん・・・・・・♡」
既にリヒトへの欲情でおかしくなってしまいそうな、煽情的なオトヤの様子に、リヒトはすっと目を細めた。
その細い身体をそっとベッドに押し倒し、柔らかな血色の良い唇を優しく奪う。
「あ、ん、んむ、ん♡ ぅ・・・・・・‼︎♡」
ちゅ、ちゅと啄むように口付けた後、角度を変えて深く舌を差し込むと、オトヤの華奢な身体が快感に震えて強張る。
あやすようにそっとその小ぶりな頭を撫でてやると、ひどくうっとりした顔をして。
三年ぶりに、心底愛しているリヒトから口付けられて・・・・・・オトヤはあまりの幸福感に意識が蕩け出していた。
初めての夜ーーリビドーショックで理性を失い乱暴に抱かれた時とはまるで違う、ゆったりとした優しい手つきで身体をなぞられて、少しずつ服を脱がされ、裸にされていく。
触れるだけで吸い付いてくるようなオトヤの滑らかで少ししっとりした絹のような肌を撫ぜながら、やがてその胸の小さな蕾を指の腹でそっと擦られて。
その瞬間、オトヤは弓形に背を反らし、腰を揺らしながら甘く啼いた。
「あぁっ・・・・・・♡ ん、ん♡ んぅ、ひ♡ リヒト、さん・・・・・・ッ♡♡♡」
クリクリと摘まれ、弄られて、オトヤの乳首はツンと勃起する。
硬くなればなるほど、刺激された時の快感が増して、オトヤはもじもじと腰を揺らしながら身悶えた。
乳頭をカリカリと引っ掻かれながら、唇を食むように口付けられ、口蓋の気持ちいい所を舌先でくすぐられて。
快楽に弱いオトヤは、後ろ手にシーツをぎゅっと握り締め、ぶるぶる震えながら甘イキしてしまった。
「~~ッ‼︎♡ ぁ、あっ・・・・・・‼︎♡♡♡」
とろとろと精液をお漏らしするオトヤ。よほど気持ちいいのか、脚をピンと伸ばしながら必死に太腿を擦り合わせている。
その両脚を掴み、開かせるリヒト。
既にオトヤの後孔は、ヒクヒクと収縮し疼いていて。
「ぁ、もう、い、いれて、挿れてください、リヒトさん・・・・・・♡」
とろとろの顔で性急におねだりするオトヤの頬をそっと片手で撫でたリヒトは、静かに囁いた。
「・・・・・・まだだ。ちゃんとほぐさないと・・・・・・今日は、ゆっくり、優しくさせてほしい」
初めての時乱暴にしてしまったことを未だ気にしているのか、リヒトはそう言うと、ゴムを着けた指にローションをまとわせ、ゆっくりとオトヤのアナルに挿し込んでいく。
「・・・・・・あっ♡ り、リヒトさ、そこっ・・・・・・♡ ん、んぅッ・・・・・・‼︎♡♡♡」
長く骨ばったリヒトの指に前立腺のあたりをコリコリ刺激され、オトヤは脚を大きく広げたまま快感に身を捩る。
「ぁ、りひとしゃ、だめ、だめそれ♡ や、んんっ♡ ひっ、んぁあッーーーー♡♡♡」
同時に、股間で硬く勃起していたペニスを口に含まれ、舌で激しく愛撫されて、オトヤは強烈な快感に甘えた声で叫んでしまった。
オトヤは戦士としての任を終えた後、彼の元で住み込みで働いている。
そんなある日・・・・・・ようやく、オトヤが約束の18歳の誕生日を迎えた。
外食に連れて行かれ、食事や贈り物で祝われた幸せな一日も陽が沈んで。
ーー三年ぶりのリヒトの部屋、そのベッドにそっと腰掛けるオトヤ。
オトヤに先を譲ったリヒトはまだ、浴室にいる。
(三年・・・・・・すごく長かった。でも、ようやく今夜・・・・・・)
ぎゅっと脚の間を閉じて、疼く太腿を擦り合わせる。
股間は服の中で既に下腹につきそうなほど反り立っていて、先走りが下着を少し濡らし始めていた。
ーー浴室の方から物音がして、ビクッと肩を揺らすオトヤ。
「・・・・・・悪い、待たせた」
聞き慣れた低い声がする方をパッと振り返れば、そこには長い髪を下ろしたリヒトの姿があった。
いつもはその長い黒髪を縛って一つに束ねているため、新鮮な姿についドキッとしてしまう。
「リヒト、さん・・・・・・」
名を呼ぶと、リヒトはわずかに微笑んで、オトヤの隣に腰掛けた。
ミダラーファイブが解散した今、リヒトはもう“教官”ではない。
まだ呼び慣れないその名を口にするたび、胸がそわそわして頬が熱くなってしまう。
「・・・・・・オトヤ」
そっと、優しく肩を抱き寄せられる。全身がじわじわと熱くなってきて、瞳が潤む。
「リヒトさん・・・・・・♡」
既にリヒトへの欲情でおかしくなってしまいそうな、煽情的なオトヤの様子に、リヒトはすっと目を細めた。
その細い身体をそっとベッドに押し倒し、柔らかな血色の良い唇を優しく奪う。
「あ、ん、んむ、ん♡ ぅ・・・・・・‼︎♡」
ちゅ、ちゅと啄むように口付けた後、角度を変えて深く舌を差し込むと、オトヤの華奢な身体が快感に震えて強張る。
あやすようにそっとその小ぶりな頭を撫でてやると、ひどくうっとりした顔をして。
三年ぶりに、心底愛しているリヒトから口付けられて・・・・・・オトヤはあまりの幸福感に意識が蕩け出していた。
初めての夜ーーリビドーショックで理性を失い乱暴に抱かれた時とはまるで違う、ゆったりとした優しい手つきで身体をなぞられて、少しずつ服を脱がされ、裸にされていく。
触れるだけで吸い付いてくるようなオトヤの滑らかで少ししっとりした絹のような肌を撫ぜながら、やがてその胸の小さな蕾を指の腹でそっと擦られて。
その瞬間、オトヤは弓形に背を反らし、腰を揺らしながら甘く啼いた。
「あぁっ・・・・・・♡ ん、ん♡ んぅ、ひ♡ リヒト、さん・・・・・・ッ♡♡♡」
クリクリと摘まれ、弄られて、オトヤの乳首はツンと勃起する。
硬くなればなるほど、刺激された時の快感が増して、オトヤはもじもじと腰を揺らしながら身悶えた。
乳頭をカリカリと引っ掻かれながら、唇を食むように口付けられ、口蓋の気持ちいい所を舌先でくすぐられて。
快楽に弱いオトヤは、後ろ手にシーツをぎゅっと握り締め、ぶるぶる震えながら甘イキしてしまった。
「~~ッ‼︎♡ ぁ、あっ・・・・・・‼︎♡♡♡」
とろとろと精液をお漏らしするオトヤ。よほど気持ちいいのか、脚をピンと伸ばしながら必死に太腿を擦り合わせている。
その両脚を掴み、開かせるリヒト。
既にオトヤの後孔は、ヒクヒクと収縮し疼いていて。
「ぁ、もう、い、いれて、挿れてください、リヒトさん・・・・・・♡」
とろとろの顔で性急におねだりするオトヤの頬をそっと片手で撫でたリヒトは、静かに囁いた。
「・・・・・・まだだ。ちゃんとほぐさないと・・・・・・今日は、ゆっくり、優しくさせてほしい」
初めての時乱暴にしてしまったことを未だ気にしているのか、リヒトはそう言うと、ゴムを着けた指にローションをまとわせ、ゆっくりとオトヤのアナルに挿し込んでいく。
「・・・・・・あっ♡ り、リヒトさ、そこっ・・・・・・♡ ん、んぅッ・・・・・・‼︎♡♡♡」
長く骨ばったリヒトの指に前立腺のあたりをコリコリ刺激され、オトヤは脚を大きく広げたまま快感に身を捩る。
「ぁ、りひとしゃ、だめ、だめそれ♡ や、んんっ♡ ひっ、んぁあッーーーー♡♡♡」
同時に、股間で硬く勃起していたペニスを口に含まれ、舌で激しく愛撫されて、オトヤは強烈な快感に甘えた声で叫んでしまった。
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