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第二十四話・通じ合った二人
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「――皆、すまなかった」
戦いが終わり、基地に戻った皆の前で頭を下げ謝るアオイ。戦いから逃げ出してしまいたいなどと考えてしまっていたこと、でもシンのおかげで目が覚め、戦う覚悟が決まったことを話すと、レイジ、ユウキ、オトヤは優しく微笑み、しっかりと頷いた。
「改めてこれからもよろしく、アオイ」
「アオイ君の射撃能力には、いつも助けられてきましたから」
「これからも頼りにしているよ」
皆のあたたかい言葉に、いつもクールで感情表現の薄いアオイだがつい涙ぐみそうになってしまう。
――しかし、そんなしんみりとした空気の中、アオイの背中に抱きつきぶるぶると震える少年が一人。
「あ、アオイ、もうむりっ……♡」
真っ赤な顔、熱く火照った身体、潤んだ瞳。濃縮された媚薬の霧を浴びまくったシンは、すっかり発情状態に陥っていた。
「暑い、も、脱ぎたい……ッ♡」
「――待て、ここで脱ぐな‼」
皆がいる前で、自身の上着に手をかけ、脱ぎ出そうとするシンをアオイが慌てて止める。
センシティブな映像がテレビに流れた時のお茶の間のような気まずい空気になったところで、皆はそっと二人から離れ、温かい目で見守りながら司令室から出て行った。
「アオイ、お願い……♡」
「……っ、シン……‼」
「はやくっ、アオイと、シたい……‼♡」
アオイに縋り付き、硬くなった股間を服越しにアオイに擦りつけるシン。媚薬のせいか、それだけでかなり気持ちいいらしく、じわじわとシンの股間のあたりが湿っていく。
その煽情的な姿に煽られ、アオイはシンを半ば強引に自分の部屋に引きずりこんだ。
―――――
――シャワーヘッドから振り注ぐ温かい雨の中、濡れた二人の生肌が吸い付き合うように密着する。少しひんやりとしたタイルの上に座り、対面座位で抱きしめ合うと、ボディーソープでぬるぬるになった互いのペニスを擦りつけ合い、舌を絡ませた口づけに夢中になる。
「はぁっ……んむ♡ あおぃ、ん、んっ♡」
アオイの首に腕を回し、ぎゅう、と抱きつきながらその唇をペロペロとなめ回すシン。媚薬のせいか、それとも思いを伝え合ったからなのか、積極的に求めてくるシンにアオイは理性がかき乱された。
「っ……、可愛いな、シン」
「~~っ、ん、ぅ♡」
アオイが囁くと、シンの細い腰がふるり、と震え、股間のものから我慢汁がとろとろと溢れてくる。
いつもなら“可愛いって言うな”と睨まれるところだが、今のシンはむしろその言葉にうっとりした顔をして、腰をくねらせてイキそうになっていた。
「ふ、シン……本当は、可愛いって言われるの、好きなんじゃないのか」
意地悪な微笑みを浮かべて、シンの胸の先でツンと尖って勃っていた乳首をつまみクリクリと刺激してやると、より一層切なく甘えた声で啼くシン。
「や、ぁぅッ♡ や、やん、らッ……ちくび、だめぇっ♡」
「だめじゃないだろ? ……シンはおっぱい可愛がられるの、大好きだもんな」
片手で自身とシンのものを重ねてにぎり激しくしごきながら、シンの乳頭を爪でカリカリ虐めてやる。
「ひぃんっ……‼♡ あ、ぁう、い、イクッ、イクぅ、ぁおいぃっ……‼♡」
必死にアオイに縋り付いて、絶頂の兆しに震えるシン。アオイは容赦なくシンのイイところばかり執拗に責め立てた。
「あ、あぁぁ、あっ……‼♡」
刹那、シンの陰茎から濃厚な白濁が吹き出る。ガクガク震え絶頂に泣きながらアオイにしがみつくシン、その額や頬、唇に、アオイは何度も何度も口づけてあやす。
「……っはあ……可愛い、シン。好きだ、好き……」
シンの赤くなっている耳朶を食み、甘ったるい言葉を囁くアオイ。もう遠慮することも、自分の気持ちをひた隠しにすることもないのだと思うと、愛を囁くのをやめられない。
「ぅ、あ、あおぃっ……♡」
絶頂の余韻でとろけたシンは、アオイの甘い台詞に脳まで溶け出してしまいそうになる。
「お、おれも、すき……アオイ、も、い、挿れて……♡」
一つになりたい、とねだるシン。その愛おしい唇をちゅっと啄むと、アオイは優しく微笑んでシンの頭を撫でた。
「――ベッド、行こうか、シン」
戦いが終わり、基地に戻った皆の前で頭を下げ謝るアオイ。戦いから逃げ出してしまいたいなどと考えてしまっていたこと、でもシンのおかげで目が覚め、戦う覚悟が決まったことを話すと、レイジ、ユウキ、オトヤは優しく微笑み、しっかりと頷いた。
「改めてこれからもよろしく、アオイ」
「アオイ君の射撃能力には、いつも助けられてきましたから」
「これからも頼りにしているよ」
皆のあたたかい言葉に、いつもクールで感情表現の薄いアオイだがつい涙ぐみそうになってしまう。
――しかし、そんなしんみりとした空気の中、アオイの背中に抱きつきぶるぶると震える少年が一人。
「あ、アオイ、もうむりっ……♡」
真っ赤な顔、熱く火照った身体、潤んだ瞳。濃縮された媚薬の霧を浴びまくったシンは、すっかり発情状態に陥っていた。
「暑い、も、脱ぎたい……ッ♡」
「――待て、ここで脱ぐな‼」
皆がいる前で、自身の上着に手をかけ、脱ぎ出そうとするシンをアオイが慌てて止める。
センシティブな映像がテレビに流れた時のお茶の間のような気まずい空気になったところで、皆はそっと二人から離れ、温かい目で見守りながら司令室から出て行った。
「アオイ、お願い……♡」
「……っ、シン……‼」
「はやくっ、アオイと、シたい……‼♡」
アオイに縋り付き、硬くなった股間を服越しにアオイに擦りつけるシン。媚薬のせいか、それだけでかなり気持ちいいらしく、じわじわとシンの股間のあたりが湿っていく。
その煽情的な姿に煽られ、アオイはシンを半ば強引に自分の部屋に引きずりこんだ。
―――――
――シャワーヘッドから振り注ぐ温かい雨の中、濡れた二人の生肌が吸い付き合うように密着する。少しひんやりとしたタイルの上に座り、対面座位で抱きしめ合うと、ボディーソープでぬるぬるになった互いのペニスを擦りつけ合い、舌を絡ませた口づけに夢中になる。
「はぁっ……んむ♡ あおぃ、ん、んっ♡」
アオイの首に腕を回し、ぎゅう、と抱きつきながらその唇をペロペロとなめ回すシン。媚薬のせいか、それとも思いを伝え合ったからなのか、積極的に求めてくるシンにアオイは理性がかき乱された。
「っ……、可愛いな、シン」
「~~っ、ん、ぅ♡」
アオイが囁くと、シンの細い腰がふるり、と震え、股間のものから我慢汁がとろとろと溢れてくる。
いつもなら“可愛いって言うな”と睨まれるところだが、今のシンはむしろその言葉にうっとりした顔をして、腰をくねらせてイキそうになっていた。
「ふ、シン……本当は、可愛いって言われるの、好きなんじゃないのか」
意地悪な微笑みを浮かべて、シンの胸の先でツンと尖って勃っていた乳首をつまみクリクリと刺激してやると、より一層切なく甘えた声で啼くシン。
「や、ぁぅッ♡ や、やん、らッ……ちくび、だめぇっ♡」
「だめじゃないだろ? ……シンはおっぱい可愛がられるの、大好きだもんな」
片手で自身とシンのものを重ねてにぎり激しくしごきながら、シンの乳頭を爪でカリカリ虐めてやる。
「ひぃんっ……‼♡ あ、ぁう、い、イクッ、イクぅ、ぁおいぃっ……‼♡」
必死にアオイに縋り付いて、絶頂の兆しに震えるシン。アオイは容赦なくシンのイイところばかり執拗に責め立てた。
「あ、あぁぁ、あっ……‼♡」
刹那、シンの陰茎から濃厚な白濁が吹き出る。ガクガク震え絶頂に泣きながらアオイにしがみつくシン、その額や頬、唇に、アオイは何度も何度も口づけてあやす。
「……っはあ……可愛い、シン。好きだ、好き……」
シンの赤くなっている耳朶を食み、甘ったるい言葉を囁くアオイ。もう遠慮することも、自分の気持ちをひた隠しにすることもないのだと思うと、愛を囁くのをやめられない。
「ぅ、あ、あおぃっ……♡」
絶頂の余韻でとろけたシンは、アオイの甘い台詞に脳まで溶け出してしまいそうになる。
「お、おれも、すき……アオイ、も、い、挿れて……♡」
一つになりたい、とねだるシン。その愛おしい唇をちゅっと啄むと、アオイは優しく微笑んでシンの頭を撫でた。
「――ベッド、行こうか、シン」
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