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第四話 緑と黄の本性 後
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激しい出し入れに、腰も脚もガクガク震える。
レイジの肉棒がガンガン奥を突き、内臓を揺さぶられるようなその感覚に、ユウキは苦しそうな呻き声を上げながらも絶えず快感を感じていた。
やがて痙攣し力の入らなくなった脚では体重を支えきれなくなり、ユウキは床に四つん這いの姿勢になる。
「あッ、はぁ♡ レイジ、激しッ‼︎♡」
硬い床に突っ伏し、容赦なく犯されているというのに、ユウキの顔は恍惚としていた。
ーーもっと支配して欲しい。酷く扱って、痛めつけて、それを悦ぶ変態な自分を蔑んで欲しい。
ユウキの本性が、花開いていく。
「・・・・・・本当に、ユウキ君は変態さんですね」
ニタァ、と笑うレイジ。
次の瞬間、平手で思い切りユウキの臀部を叩いた。
「あひゃんッ‼︎♡」
突然の刺激に驚き、ユウキは腹の中をぎゅうう、と締める。
「良い締め付けですね。叩かれるのが好きなんて、本当にどうしようもない」
「ッ・・・・・・‼︎♡」
情けなくて、涙が出てくるユウキ。でも事実だった。加減なく叩かれ、脳が快楽で痺れたのは。
「も、もう一回ッ・・・・・・♡」
ついには、身も心も快楽に屈服し、ユウキは腰を高く掲げて振った。
そのあまりに滑稽な姿勢に、レイジはサドな欲望を煽られる。
「・・・・・・もう一回、なんですか? ちゃんと言わないとシてやりませんよ」
腰の動きを緩やかにし、ユウキを焦らしていく。
そんな甘くて優しい快感だけでは満足することのできない身体になってしまったユウキにとって、それはあまりにももどかしい刺激で。
「・・・・・・もう一回ッ♡ もっと、もっと♡ 叩いて、殴って、痛くして欲しいですッ‼︎♡」
ユウキは半ば泣きじゃくりながら、とんでもない台詞を叫んだ。
ーー次の瞬間、痕が残るほど強く尻を叩かれ、激しく肉棒を出し挿れされて、ユウキは甘い悲鳴をあげた。
「あぐッ‼︎♡ 痛いッ♡ いた、痛いの、しゅき、うお゛ッ♡ えッ、んぐ、きもち、きもちぃッ♡」
ーー小さな頃から、富豪で名門の西園寺家、その一人息子として甘やかされてきたユウキ。
望めばほとんどの物が与えられた。
小さな頃から、自分よりずっと大きな大人達がこぞって媚を売ってきた。
支配する側、上に立つ者、それが自分だという事実に淡く違和感を覚え始めた頃だった、ミダラーファイブに選ばれ、レイジと出会ったのは。
ーー本当は、支配されたかった。酷い扱いをされて、痛めつけられて。
そんな自分の欲望に気がつかせてくれたのが、レイジだ。
「ほらほらッ、もっと下品に腰を振ってみなさい‼︎ 誘えないんなら痛くしてやりませんよ」
ギチギチと乳首をつねられ、ヒイヒイと鳴くユウキ。
「おッ♡ お願いです、もっと虐めて♡ 痛くしてッ‼︎♡」
もはや、ユウキに尊厳など欠片も残っていなかった。
無様に床に這いつくばり、レイジから与えられる快楽と痛みにアヘアヘ啼いてイキ狂うしかない。
「ヒィッ♡ で、出るッーー‼︎♡」
ついには、触れられていない勃起したものから勢いよく射精しながら、気絶してしまった。
ユウキの白い腰から臀部にかけて、幾つもの赤い叩かれた痕が痛々しく残る。
「・・・・・・本当に、理想のドMですよ、貴方は」
ずる、と痙攣するユウキの中から肉棒を抜き、その赤く熟れてヒクヒク震える後孔にぶっかける。
行為が終わった後のレイジはいつも、行為の激しさに比例するように優しくユウキのケアをした。
「・・・・・・ぁ、あれ、僕・・・・・・」
部屋のシャワーで簡単に身体を洗い流され、ベッドに運ばれた後、ようやく気がついたユウキは、自分の頭を撫でるレイジの手に無意識のうちに頬擦りした。
「・・・・・・ありがとう、着替えさせてくれたんだねレイジ」
そう言うと、目を細めて微笑むユウキに、レイジは真顔のまま眼鏡をくい、と上げて視線を逸らす。
「私はあんな風にしか人を抱けないですから、これくらいは」
暖かい毛布を掛けられて、愛玩するように頭を撫でられて、ユウキは襲いくる眠気の中でうっとりした。
レイジの肉棒がガンガン奥を突き、内臓を揺さぶられるようなその感覚に、ユウキは苦しそうな呻き声を上げながらも絶えず快感を感じていた。
やがて痙攣し力の入らなくなった脚では体重を支えきれなくなり、ユウキは床に四つん這いの姿勢になる。
「あッ、はぁ♡ レイジ、激しッ‼︎♡」
硬い床に突っ伏し、容赦なく犯されているというのに、ユウキの顔は恍惚としていた。
ーーもっと支配して欲しい。酷く扱って、痛めつけて、それを悦ぶ変態な自分を蔑んで欲しい。
ユウキの本性が、花開いていく。
「・・・・・・本当に、ユウキ君は変態さんですね」
ニタァ、と笑うレイジ。
次の瞬間、平手で思い切りユウキの臀部を叩いた。
「あひゃんッ‼︎♡」
突然の刺激に驚き、ユウキは腹の中をぎゅうう、と締める。
「良い締め付けですね。叩かれるのが好きなんて、本当にどうしようもない」
「ッ・・・・・・‼︎♡」
情けなくて、涙が出てくるユウキ。でも事実だった。加減なく叩かれ、脳が快楽で痺れたのは。
「も、もう一回ッ・・・・・・♡」
ついには、身も心も快楽に屈服し、ユウキは腰を高く掲げて振った。
そのあまりに滑稽な姿勢に、レイジはサドな欲望を煽られる。
「・・・・・・もう一回、なんですか? ちゃんと言わないとシてやりませんよ」
腰の動きを緩やかにし、ユウキを焦らしていく。
そんな甘くて優しい快感だけでは満足することのできない身体になってしまったユウキにとって、それはあまりにももどかしい刺激で。
「・・・・・・もう一回ッ♡ もっと、もっと♡ 叩いて、殴って、痛くして欲しいですッ‼︎♡」
ユウキは半ば泣きじゃくりながら、とんでもない台詞を叫んだ。
ーー次の瞬間、痕が残るほど強く尻を叩かれ、激しく肉棒を出し挿れされて、ユウキは甘い悲鳴をあげた。
「あぐッ‼︎♡ 痛いッ♡ いた、痛いの、しゅき、うお゛ッ♡ えッ、んぐ、きもち、きもちぃッ♡」
ーー小さな頃から、富豪で名門の西園寺家、その一人息子として甘やかされてきたユウキ。
望めばほとんどの物が与えられた。
小さな頃から、自分よりずっと大きな大人達がこぞって媚を売ってきた。
支配する側、上に立つ者、それが自分だという事実に淡く違和感を覚え始めた頃だった、ミダラーファイブに選ばれ、レイジと出会ったのは。
ーー本当は、支配されたかった。酷い扱いをされて、痛めつけられて。
そんな自分の欲望に気がつかせてくれたのが、レイジだ。
「ほらほらッ、もっと下品に腰を振ってみなさい‼︎ 誘えないんなら痛くしてやりませんよ」
ギチギチと乳首をつねられ、ヒイヒイと鳴くユウキ。
「おッ♡ お願いです、もっと虐めて♡ 痛くしてッ‼︎♡」
もはや、ユウキに尊厳など欠片も残っていなかった。
無様に床に這いつくばり、レイジから与えられる快楽と痛みにアヘアヘ啼いてイキ狂うしかない。
「ヒィッ♡ で、出るッーー‼︎♡」
ついには、触れられていない勃起したものから勢いよく射精しながら、気絶してしまった。
ユウキの白い腰から臀部にかけて、幾つもの赤い叩かれた痕が痛々しく残る。
「・・・・・・本当に、理想のドMですよ、貴方は」
ずる、と痙攣するユウキの中から肉棒を抜き、その赤く熟れてヒクヒク震える後孔にぶっかける。
行為が終わった後のレイジはいつも、行為の激しさに比例するように優しくユウキのケアをした。
「・・・・・・ぁ、あれ、僕・・・・・・」
部屋のシャワーで簡単に身体を洗い流され、ベッドに運ばれた後、ようやく気がついたユウキは、自分の頭を撫でるレイジの手に無意識のうちに頬擦りした。
「・・・・・・ありがとう、着替えさせてくれたんだねレイジ」
そう言うと、目を細めて微笑むユウキに、レイジは真顔のまま眼鏡をくい、と上げて視線を逸らす。
「私はあんな風にしか人を抱けないですから、これくらいは」
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