119 / 262
オーギュスト国へご訪問〜猫神様の祟り!?もふもふパンデミック大パニック
小話 クロカンブッシュに怪しい雲行き?
しおりを挟む
ーーユハの実家のレイター公爵家の屋敷。
黒と白を基調とした綺麗な屋敷に貴族界隈でも1や2を争うほど美しいと噂される自慢の広い庭園。王族の分家で由緒正しい血筋に、豊かで膨大な領地や資産を持ち、非常に裕福な家だ。
春の某日、姉のクリスティの婚約者を交えての食事会が屋敷で行われた。
城で事務官をしており普段は居城で暮らしているアズや、家出をしたはずのユハも食事会に参加していた。
両親や兄弟がこうやって集まるのは一~二年ぶりだろうか。
「リタってば、伯爵家のお嬢さんとは婚約破棄しちゃったの?可愛らしいお嬢さんでしたのに……。年始まではうまくいってたじゃない」
久しぶりに顔を合わせた姉のクリスティがナイーブな話題を開口一番で聞いてきた。
ユハの一番上の兄で、長男であるリタは胸の内で苦笑いしつつ、平静を装い眼鏡を掛け直した。
「ま、まあ?やっぱり人間ですからね?相性ってものがあるでしょう?」
「そだねー☆まあ、“趣味”が合わないと~結婚生活って難しいもんね☆リタ兄ちゃん」
「なっ……そうだな」
末っ子のユハは相変わらずヘラヘラ笑っている。
昔から人懐こい性格ではあったが常に飄々としてて、どこか食えない奴で、長男のリタはユハが少し苦手であった。
婚約破棄した、いや、されてしまった理由を知ってるとでも言うのか!?
涼しい顔を貫いたが内心リタは焦っていた。
婚約していた令嬢と何度かデートを重ねて愛を深めていた。お互い酔っていた事もあり、とある夜、そんなムードになったのだ。そこでリタはうっかり自身の隠していた性癖を露呈してしまった。
……そう、お恥ずかしいことに、赤ちゃんプレイがお好みだと言うことを。
相手の令嬢にドン引きされるのに三秒もかからなかった。
これは親どころか兄弟でさえ知らないリタの秘密。婚前交渉はタブーである貴族界隈、例の令嬢は周囲には言いふらしていないようだが……。
ユハが知り得るわけもないか……、なんとか焦る気持ちを宥めていた。
「そ……それはそうと、ユハ、父上とは仲直りしたのか?」
「してないよ?でも今日は必ず出席しろってさ☆まあ、クリスティ姉ちゃんのめでたい席だもん。来れてよかったよ」
「今日の食事会のお料理はユハが作ってくれたのよね、とっても美味しいわ!」
長テーブルの上にはユハお手製の豪華なフレンチが並んでいた。
「ユハ、これはなあに?」
姉達がテーブルの上のスイーツに興味津々だ。
「クロカンブッシュっていうケーキだよ」
無数の小さなシュークリームを飴で繋ぎ積み上げたケーキ。
ユハが婚約するクリスティのために作ったお祝いのケーキだ。
「まあ、変わったケーキね!」
執事は物静かに一人一人のグラスに最高級ワインを注いでいる。
「クロワッサンはオーギュスト国のアルハンゲル大公が焼いてくれたよ~、赤ワインはオリヴィア小国の右王様から姉ちゃんへ本のお礼だって!、牛肉はミレンハン国の王妃様から牛一頭丸々プレゼントしてもらいました☆」
ユハは無邪気に笑った。
リタは唖然とする。
公爵家の次期当主候補であるリタでさえ簡単に知り合うことのできないVIPの名を、さらっと連ねる弟に驚愕した。
ユハは何故か国王ともかなり親密で、小さい頃から度々本殿の銀の間に呼ばれては一緒にボードゲームをしたりお菓子を食べていた。
だが、家でのユハは公爵家の問題児で、アカデミーは何度も留年するし父が無理やり就かせた仕事は数日で退職、定職にも就かずフラフラ遊び回っている馬鹿な弟だ。
公爵家では昔から家の跡継ぎの件で兄弟同士骨肉の争いが繰り広げられていたが、ユハは本人も興味を示さないし、親も頭を抱えるほどの問題児で論外だと思っていた。
「ああ、聞いたぞユハ、ミレンハン国から穀物や野菜を輸入するんだってな。しかも破格の関税で!ミレンハン国の貿易に掛かる関税はエゲツないって噂なのによく値切って貰えたなぁ~。宰相が褒めていたぞ」
アズが口を開いた。
「公爵家の領地の農家と契約もしたんですってね、ユハの技術提供のおかげで今年は豊作だって皆さん喜んでいましたわ。領地からの税収も順調に増えそうね」
母がニコニコ笑いながら言う。
「小麦粉もペレー国から安定供給できるように手配したんですってね、すごいわ!」
母や姉達、皆口を揃えてユハを褒め始めた。
ユハは大きな口を開けておどけるように笑ってる。
ま、まさか、ユハは公爵家の次期当主の座を狙っているのか?
それどころか国王に取り入って、この国の宰相、もしくはグレース皇子を蹴落とし次期王の座を狙っているのか……?
猜疑心に囚われる。
父は兄弟たちの生まれ順にこだわらず何より実績重視、能力のある者に家の跡を継がせるつもりらしい……。
今まで馬鹿だ馬鹿と侮っていたが、思わぬところに脅威が存在していたとは……。
リタの隣に座っている次男のレアも奥歯をギリギリ鳴らしながらユハを睨んでいた。
ユハはフフンと強気に笑ってこちらを横目で見ていた。
「……出る杭は打たねばならん」
「……珍しく意見が合ったね、リタ兄さん」
「ふふふ……たとえ兄弟であろうとこの世は弱肉強食なのさ」
「ふふ」
リタとレアは密かに黒い笑みを浮かべ、お互いの顔を見合ってニヤリと笑った。
(まあ、どうせ、俺っちが公爵家の当主の座を狙ってるとか早合点して、出る杭は打ってやる……とか、考えてるんだろうな)
向こうの席でヒソヒソ話込んでいる上の兄達を傍観しながらユハはクスッと笑っていた。
兄達の考えることなど何でもお見通しなのだ。
頭はものすごく良い兄達ではあるが、やる事はワンパターンだし、読めるし、捻りがないし、脅威でも何でもない。
こっちには裏ルートや独自調査で仕入れたネタがあるのだ。
ユハが本気を出せばどんな相手であろうと、社会的に抹殺して再起不能にぶっ潰せる。
これでも平和主義だし、兄弟達に愛情はあるのだ。
(暇だし、適当に遊んであげようっと☆)
ユハは笑顔でワインを飲み干した。
黒と白を基調とした綺麗な屋敷に貴族界隈でも1や2を争うほど美しいと噂される自慢の広い庭園。王族の分家で由緒正しい血筋に、豊かで膨大な領地や資産を持ち、非常に裕福な家だ。
春の某日、姉のクリスティの婚約者を交えての食事会が屋敷で行われた。
城で事務官をしており普段は居城で暮らしているアズや、家出をしたはずのユハも食事会に参加していた。
両親や兄弟がこうやって集まるのは一~二年ぶりだろうか。
「リタってば、伯爵家のお嬢さんとは婚約破棄しちゃったの?可愛らしいお嬢さんでしたのに……。年始まではうまくいってたじゃない」
久しぶりに顔を合わせた姉のクリスティがナイーブな話題を開口一番で聞いてきた。
ユハの一番上の兄で、長男であるリタは胸の内で苦笑いしつつ、平静を装い眼鏡を掛け直した。
「ま、まあ?やっぱり人間ですからね?相性ってものがあるでしょう?」
「そだねー☆まあ、“趣味”が合わないと~結婚生活って難しいもんね☆リタ兄ちゃん」
「なっ……そうだな」
末っ子のユハは相変わらずヘラヘラ笑っている。
昔から人懐こい性格ではあったが常に飄々としてて、どこか食えない奴で、長男のリタはユハが少し苦手であった。
婚約破棄した、いや、されてしまった理由を知ってるとでも言うのか!?
涼しい顔を貫いたが内心リタは焦っていた。
婚約していた令嬢と何度かデートを重ねて愛を深めていた。お互い酔っていた事もあり、とある夜、そんなムードになったのだ。そこでリタはうっかり自身の隠していた性癖を露呈してしまった。
……そう、お恥ずかしいことに、赤ちゃんプレイがお好みだと言うことを。
相手の令嬢にドン引きされるのに三秒もかからなかった。
これは親どころか兄弟でさえ知らないリタの秘密。婚前交渉はタブーである貴族界隈、例の令嬢は周囲には言いふらしていないようだが……。
ユハが知り得るわけもないか……、なんとか焦る気持ちを宥めていた。
「そ……それはそうと、ユハ、父上とは仲直りしたのか?」
「してないよ?でも今日は必ず出席しろってさ☆まあ、クリスティ姉ちゃんのめでたい席だもん。来れてよかったよ」
「今日の食事会のお料理はユハが作ってくれたのよね、とっても美味しいわ!」
長テーブルの上にはユハお手製の豪華なフレンチが並んでいた。
「ユハ、これはなあに?」
姉達がテーブルの上のスイーツに興味津々だ。
「クロカンブッシュっていうケーキだよ」
無数の小さなシュークリームを飴で繋ぎ積み上げたケーキ。
ユハが婚約するクリスティのために作ったお祝いのケーキだ。
「まあ、変わったケーキね!」
執事は物静かに一人一人のグラスに最高級ワインを注いでいる。
「クロワッサンはオーギュスト国のアルハンゲル大公が焼いてくれたよ~、赤ワインはオリヴィア小国の右王様から姉ちゃんへ本のお礼だって!、牛肉はミレンハン国の王妃様から牛一頭丸々プレゼントしてもらいました☆」
ユハは無邪気に笑った。
リタは唖然とする。
公爵家の次期当主候補であるリタでさえ簡単に知り合うことのできないVIPの名を、さらっと連ねる弟に驚愕した。
ユハは何故か国王ともかなり親密で、小さい頃から度々本殿の銀の間に呼ばれては一緒にボードゲームをしたりお菓子を食べていた。
だが、家でのユハは公爵家の問題児で、アカデミーは何度も留年するし父が無理やり就かせた仕事は数日で退職、定職にも就かずフラフラ遊び回っている馬鹿な弟だ。
公爵家では昔から家の跡継ぎの件で兄弟同士骨肉の争いが繰り広げられていたが、ユハは本人も興味を示さないし、親も頭を抱えるほどの問題児で論外だと思っていた。
「ああ、聞いたぞユハ、ミレンハン国から穀物や野菜を輸入するんだってな。しかも破格の関税で!ミレンハン国の貿易に掛かる関税はエゲツないって噂なのによく値切って貰えたなぁ~。宰相が褒めていたぞ」
アズが口を開いた。
「公爵家の領地の農家と契約もしたんですってね、ユハの技術提供のおかげで今年は豊作だって皆さん喜んでいましたわ。領地からの税収も順調に増えそうね」
母がニコニコ笑いながら言う。
「小麦粉もペレー国から安定供給できるように手配したんですってね、すごいわ!」
母や姉達、皆口を揃えてユハを褒め始めた。
ユハは大きな口を開けておどけるように笑ってる。
ま、まさか、ユハは公爵家の次期当主の座を狙っているのか?
それどころか国王に取り入って、この国の宰相、もしくはグレース皇子を蹴落とし次期王の座を狙っているのか……?
猜疑心に囚われる。
父は兄弟たちの生まれ順にこだわらず何より実績重視、能力のある者に家の跡を継がせるつもりらしい……。
今まで馬鹿だ馬鹿と侮っていたが、思わぬところに脅威が存在していたとは……。
リタの隣に座っている次男のレアも奥歯をギリギリ鳴らしながらユハを睨んでいた。
ユハはフフンと強気に笑ってこちらを横目で見ていた。
「……出る杭は打たねばならん」
「……珍しく意見が合ったね、リタ兄さん」
「ふふふ……たとえ兄弟であろうとこの世は弱肉強食なのさ」
「ふふ」
リタとレアは密かに黒い笑みを浮かべ、お互いの顔を見合ってニヤリと笑った。
(まあ、どうせ、俺っちが公爵家の当主の座を狙ってるとか早合点して、出る杭は打ってやる……とか、考えてるんだろうな)
向こうの席でヒソヒソ話込んでいる上の兄達を傍観しながらユハはクスッと笑っていた。
兄達の考えることなど何でもお見通しなのだ。
頭はものすごく良い兄達ではあるが、やる事はワンパターンだし、読めるし、捻りがないし、脅威でも何でもない。
こっちには裏ルートや独自調査で仕入れたネタがあるのだ。
ユハが本気を出せばどんな相手であろうと、社会的に抹殺して再起不能にぶっ潰せる。
これでも平和主義だし、兄弟達に愛情はあるのだ。
(暇だし、適当に遊んであげようっと☆)
ユハは笑顔でワインを飲み干した。
0
お気に入りに追加
393
あなたにおすすめの小説
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
父が死んだのでようやく邪魔な女とその息子を処分できる
兎屋亀吉
恋愛
伯爵家の当主だった父が亡くなりました。これでようやく、父の愛妾として我が物顔で屋敷内をうろつくばい菌のような女とその息子を処分することができます。父が死ねば息子が当主になれるとでも思ったのかもしれませんが、父がいなくなった今となっては思う通りになることなど何一つありませんよ。今まで父の威を借りてさんざんいびってくれた仕返しといきましょうか。根に持つタイプの陰険女主人公。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
キャンピングカーで往く異世界徒然紀行
タジリユウ
ファンタジー
《第4回次世代ファンタジーカップ 面白スキル賞》
【書籍化!】
コツコツとお金を貯めて念願のキャンピングカーを手に入れた主人公。
早速キャンピングカーで初めてのキャンプをしたのだが、次の日目が覚めるとそこは異世界であった。
そしていつの間にかキャンピングカーにはナビゲーション機能、自動修復機能、燃料補給機能など様々な機能を拡張できるようになっていた。
道中で出会ったもふもふの魔物やちょっと残念なエルフを仲間に加えて、キャンピングカーで異世界をのんびりと旅したいのだが…
※旧題)チートなキャンピングカーで旅する異世界徒然紀行〜もふもふと愉快な仲間を添えて〜
※カクヨム様でも投稿をしております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる