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これはなんだ
偉)三話 なにこれ
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光る画面にぼやぁっと黒い影が映ってそこからその影が段々と人の形をとってついには見慣れない服を着たおじさんが現れた。
これは部屋…かな?
俺がそんなことを考えていると画面の中の状況が変わる。
新しく部屋に若い男の人が入ってきてその人をおじさんが怒っているように動きその若い男を蹴り倒す。
その若い男は恨めしそうにおじさんを睨みつけてから急に刃物を取り出しておじさんを刺し殺した。
場面転換したのか新しい黒い影が現れてまた人の形をとる。
次は若い男と若い女で男が刺された。
こんな映像を50パターンくらい見させられた。
内容は決まって偉そうな男が刺されり、吊るされたり、溺死させられたり、焼かれたりと壮絶な死を遂げていた。
「この映像をみて何か気づいたことはある?」
何処からかまた声が聞こえたから俺はそれに応える。
「これは…偉そうにしてた男が毎回死んでた、かな」
俺がそう応えるとパチパチと手を叩いたような音が響き
「正解!この映像はね、身分の高い人が身分の低い人を蔑ろにしていて、それを恨んだ身分の低い人が恨みを晴らす映像だったんだ。
この映像から得られる教訓ってなんだと思う?」
「えっと…身分が下の者にも敬意をしめせ?」
「またまた正解!まぁもっというなら他人には敬意を示そうってことだね。
自分行動や言動一つが命取りになる可能性がある。
だけど、敬意や誠意が相手に伝われたら少なくとも君の敵にはならない。
自分自身には厳しく、親兄弟も含めて他人には優しくする。
そうすればみんな幸せになるんだよ!」
あの映像をみた俺の心には彼の言葉はすごく響いた。
「これから俺はどうすればいいのかな」
俺は気がついたらそんなことを呟いていた。
そんな俺の呟きを聞いた彼は微かに笑いながら
「だったら…」
これは部屋…かな?
俺がそんなことを考えていると画面の中の状況が変わる。
新しく部屋に若い男の人が入ってきてその人をおじさんが怒っているように動きその若い男を蹴り倒す。
その若い男は恨めしそうにおじさんを睨みつけてから急に刃物を取り出しておじさんを刺し殺した。
場面転換したのか新しい黒い影が現れてまた人の形をとる。
次は若い男と若い女で男が刺された。
こんな映像を50パターンくらい見させられた。
内容は決まって偉そうな男が刺されり、吊るされたり、溺死させられたり、焼かれたりと壮絶な死を遂げていた。
「この映像をみて何か気づいたことはある?」
何処からかまた声が聞こえたから俺はそれに応える。
「これは…偉そうにしてた男が毎回死んでた、かな」
俺がそう応えるとパチパチと手を叩いたような音が響き
「正解!この映像はね、身分の高い人が身分の低い人を蔑ろにしていて、それを恨んだ身分の低い人が恨みを晴らす映像だったんだ。
この映像から得られる教訓ってなんだと思う?」
「えっと…身分が下の者にも敬意をしめせ?」
「またまた正解!まぁもっというなら他人には敬意を示そうってことだね。
自分行動や言動一つが命取りになる可能性がある。
だけど、敬意や誠意が相手に伝われたら少なくとも君の敵にはならない。
自分自身には厳しく、親兄弟も含めて他人には優しくする。
そうすればみんな幸せになるんだよ!」
あの映像をみた俺の心には彼の言葉はすごく響いた。
「これから俺はどうすればいいのかな」
俺は気がついたらそんなことを呟いていた。
そんな俺の呟きを聞いた彼は微かに笑いながら
「だったら…」
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