25 / 96
興味ある
一話 想像力
しおりを挟む
5歳も半ばに差しかかった頃、僕はようやく魔法理論基礎知識にたどり着いた。
かなり難しそうな内容っぽそうだから僕はこの本は後回しにして先に料理の本や植物の本に、旅の仕方っというサバイバルマニュアルみたいな本などなど2ヶ月ほどかけて読んだ。
僕は魔法理論基礎知識を本棚から抜き取ると両腕で抱き締めるように抱えながら机まで歩く、この本は書斎の本棚にある本の中では1番分厚いようで重量もかなりのものだった。
「お、おもっ」
当たり前だが言わずにはいられなくてついついそう呟いて僕はゼェ…ハァ…と息を切らせながら運びようやく机までたどり着いたのだった。
本を開いて最初に目に飛び込んできたのは赤々と燃える木に瓶に入った水、雨雲に稲妻、岩山とひび割れた大地がページの真ん中から四つに分けて書かれていた。
それぞれを注視するとその場所にいる感じがする、燃える木を見ればその木からこちらまで燃えてしまうような熱気など、おそらくその絵に関係ある情景をみせることでイメージをしやすいようにしてくれているのだろう。
次のページをめくると真ん中にひとこと
「想像と創造」
と書かれていた。つまりはイメージが大事ってことを言いたいんだなっと直感的に感じ、僕はまた前のページに戻るのだった。
かなり難しそうな内容っぽそうだから僕はこの本は後回しにして先に料理の本や植物の本に、旅の仕方っというサバイバルマニュアルみたいな本などなど2ヶ月ほどかけて読んだ。
僕は魔法理論基礎知識を本棚から抜き取ると両腕で抱き締めるように抱えながら机まで歩く、この本は書斎の本棚にある本の中では1番分厚いようで重量もかなりのものだった。
「お、おもっ」
当たり前だが言わずにはいられなくてついついそう呟いて僕はゼェ…ハァ…と息を切らせながら運びようやく机までたどり着いたのだった。
本を開いて最初に目に飛び込んできたのは赤々と燃える木に瓶に入った水、雨雲に稲妻、岩山とひび割れた大地がページの真ん中から四つに分けて書かれていた。
それぞれを注視するとその場所にいる感じがする、燃える木を見ればその木からこちらまで燃えてしまうような熱気など、おそらくその絵に関係ある情景をみせることでイメージをしやすいようにしてくれているのだろう。
次のページをめくると真ん中にひとこと
「想像と創造」
と書かれていた。つまりはイメージが大事ってことを言いたいんだなっと直感的に感じ、僕はまた前のページに戻るのだった。
0
お気に入りに追加
41
あなたにおすすめの小説
【完結】聖女にはなりません。平凡に生きます!
暮田呉子
ファンタジー
この世界で、ただ平凡に、自由に、人生を謳歌したい!
政略結婚から三年──。夫に見向きもされず、屋敷の中で虐げられてきたマリアーナは夫の子を身籠ったという女性に水を掛けられて前世を思い出す。そうだ、前世は慎ましくも充実した人生を送った。それなら現世も平凡で幸せな人生を送ろう、と強く決意するのだった。
公爵家次男はちょっと変わりモノ? ~ここは乙女ゲームの世界だから、デブなら婚約破棄されると思っていました~
松原 透
ファンタジー
異世界に転生した俺は、婚約破棄をされるため誰も成し得なかったデブに進化する。
なぜそんな事になったのか……目が覚めると、ローバン公爵家次男のアレスという少年の姿に変わっていた。
生まれ変わったことで、異世界を満喫していた俺は冒険者に憧れる。訓練中に、魔獣に襲われていたミーアを助けることになったが……。
しかし俺は、失敗をしてしまう。責任を取らされる形で、ミーアを婚約者として迎え入れることになった。その婚約者に奇妙な違和感を感じていた。
二人である場所へと行ったことで、この異世界が乙女ゲームだったことを理解した。
婚約破棄されるためのデブとなり、陰ながらミーアを守るため奮闘する日々が始まる……はずだった。
カクヨム様 小説家になろう様でも掲載してます。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
いっとう愚かで、惨めで、哀れな末路を辿るはずだった令嬢の矜持
空月
ファンタジー
古くからの名家、貴き血を継ぐローゼンベルグ家――その末子、一人娘として生まれたカトレア・ローゼンベルグは、幼い頃からの婚約者に婚約破棄され、遠方の別荘へと療養の名目で送られた。
その道中に惨めに死ぬはずだった未来を、突然現れた『バグ』によって回避して、ただの『カトレア』として生きていく話。
※悪役令嬢で婚約破棄物ですが、ざまぁもスッキリもありません。
※以前投稿していた「いっとう愚かで惨めで哀れだった令嬢の果て」改稿版です。文章量が1.5倍くらいに増えています。
断罪イベント返しなんぞされてたまるか。私は普通に生きたいんだ邪魔するな!!
柊
ファンタジー
「ミレイユ・ギルマン!」
ミレヴン国立宮廷学校卒業記念の夜会にて、突如叫んだのは第一王子であるセルジオ・ライナルディ。
「お前のような性悪な女を王妃には出来ない! よって今日ここで私は公爵令嬢ミレイユ・ギルマンとの婚約を破棄し、男爵令嬢アンナ・ラブレと婚姻する!!」
そう宣言されたミレイユ・ギルマンは冷静に「さようでございますか。ですが、『性悪な』というのはどういうことでしょうか?」と返す。それに反論するセルジオ。彼に肩を抱かれている渦中の男爵令嬢アンナ・ラブレは思った。
(やっべえ。これ前世の投稿サイトで何万回も見た展開だ!)と。
※pixiv、カクヨム、小説家になろうにも同じものを投稿しています。
元悪役令嬢はオンボロ修道院で余生を過ごす
こうじ
ファンタジー
両親から妹に婚約者を譲れと言われたレスナー・ティアント。彼女は勝手な両親や裏切った婚約者、寝取った妹に嫌気がさし自ら修道院に入る事にした。研修期間を経て彼女は修道院に入る事になったのだが彼女が送られたのは廃墟寸前の修道院でしかも修道女はレスナー一人のみ。しかし、彼女にとっては好都合だった。『誰にも邪魔されずに好きな事が出来る!これって恵まれているんじゃ?』公爵令嬢から修道女になったレスナーののんびり修道院ライフが始まる!
婚約破棄ですね。これでざまぁが出来るのね
いくみ
ファンタジー
パトリシアは卒業パーティーで婚約者の王子から婚約破棄を言い渡される。
しかし、これは、本人が待ちに待った結果である。さぁこれからどうやって私の13年を返して貰いましょうか。
覚悟して下さいませ王子様!
転生者嘗めないで下さいね。
追記
すみません短編予定でしたが、長くなりそうなので長編に変更させて頂きます。
モフモフも、追加させて頂きます。
よろしくお願いいたします。
カクヨム様でも連載を始めました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる