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3、密室でもちゃんと紳士で居られる人が『真のジェントルマン』です

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ストッキング越しに見える可愛いらしいくるぶし。

よく磨かれた革のストラップシューズから伸びるまっすぐな脚。

スカートに隠されていても肉感的なのが伝わってくる太ももからヒップのライン。

エプロンのウエストリボンで強調されている細くてしなやかな腰。

はたきを掛ける度に誘う様に揺れる豊満な双丘の悩ましさは言わずもがな。

(あぁ、レイチェル……なんでそんなに可愛いくてエッチな身体つきなの? 今すぐにでも食べてしまいたくなるよ……)

オズワルドは、今朝、実家から戻ったばかりのレイチェルと二人きりの図書室で、彼女の身体を思う存分眺めていた。

「レイチェル、来年、僕はこの家を継ぐことになるんだ」

「そうなのですか、おめでとうございます!」

レイチェルは梯子から降りてお辞儀をした。

揺れる白金の髪には星の髪飾りが留められている。

オズワルドも立ち上がりレイチェルを抱き寄せた。

オズワルドの過剰なスキンシップに慣れてきたのか、初めての時ほど拒まなくなったレイチェル。顔は相変わらず真っ赤だけれど。

一方のオズワルドはむしろ抱きしめる度にレイチェルの身体の柔らかさにどんどん溺れていく。

(やばいな、勃ちそう……)

以前は何とか自分の一物をコントロール出来ていたのに、今ではもうレイチェルに少し触れるだけでこの有り様だ。

レイチェルの手を引いてお互い椅子に座る。

(テーブルがあって良かった。これで何とか隠せる)

頭では最低な事を考えながら、口では至極真面目な事を話す。

「両親がそろそろ引退して、田舎の方でゆっくり暮らしたいらしいんだ。それでもレイチェルは僕とここに残って側に居てくれる?」

「……公爵様御夫妻からもしご承諾を頂ければ、喜んで」

「それならもう了解をもらったよ」

「では、謹んで伯爵様の元で働かせて頂きます。」

「良かった。レイチェルが18になったら……覚悟してね」

「それはどういう……?」

「うーん、レイチェルが僕から逃げられない様に、もっと頑丈な縛りを準備するって事かな。」

「もっと頑丈な縛り?」

「うん、でも今はまだ側に居てくれるだけで我慢する」

レイチェルは主人の暗い笑顔の意味が分からず首をかしげた。





「レイチェル、そんなことしなくていいよ……!」

図書室の一角に置いてある緋色のソファに座ったオズワルドの足の間で膝を折り、座り込んだレイチェルに慌てた。

「でも私は、まだこの身体で貴方を受け入れることは出来ませんから、せめて……」

切な気な顔でそう言うと、オズワルドのベルトを外し、ズボンと下着も下げると、その細い指でパンパンに怒張したオズワルドの物を握った。

「大きい……」

桃色の唇から漏れた何気ない一言にさらに欲情してしまう。

レイチェルはブルンと震えて一層太くなった陰茎に両手を添えると、目を瞑ってそっと先を口に含んだ。

「あぁ、レイチェル……」

拒まなければいけないのに、たまらなくなって、レイチェルの髪に、指を通してしまう。

そのままチロチロと先を何度も行ったり来たりする小さな舌が愛おしくてもどかしい。

「ねぇ、レイチェル、こんなことどこで覚えたの?」

「それは……秘密です」

「秘密か……そのうち教えてね──あぁ!」

レイチェルがいきなり竿を下から上にしゃぶる様に舐めた。

思わずレイチェルの頭を自分の方へ引き寄せてしまう。

「ごほっ」

喉奥まで届いたオズワルドのペニスでむせてしまうレイチェル。

「ごめん、レイチェル、大丈夫!?」

「大丈夫です。下手ですみません。でも、これがダメなら、もう1つ準備してます」

そう言うと、レイチェルはメイドのドレスの上部を脱ぎ、下着も取り去った。

エプロンから小瓶を取り出して、そのとろっとした液体を自分の豊かな胸全体に塗り込む。

液体が冷たいのか、レイチェルの桜色の乳首は控えめにだがツンと上に向かって勃ち始めた。

「レイチェル、何をしてるの……?」

目の前で信じられない程淫らな光景が、天使のように可愛いレイチェルによって繰り広げられている、その事実だけでもう射精の一歩手前にまで高まってしまう。

「こうすれば、口でするのは下手でも、胸の間で挟めます」

レイチェルはオズワルドに少し前方に座るよう促し、自分の胸でオズワルドの卑猥な肉棒を挟んだ。

レイチェルの白くて柔らかな胸を、自分の赤黒い物が犯している。

今すぐ果てたい衝動に耐えきれなくなって、つたなく上下に動くレイチェルの胸を添えられた細い手ごと掴むと、上下に激しく揺さぶった。

「あぁん……そんなに揺らしたら、おっぱいが……あん……!」

オズワルドが胸を激しく揉みしだきながら揺らすので、レイチェルも感じて来たのか、少しずつ身体をくねらせ始める。

レイチェルのエッチな乳首は胸の激しい動きに追い付かず一瞬遅れて揺さぶられている。

「あぁ、レイチェルの乳首すごく可愛い、見て、こんなに切なそうに勃ってるよ。」

「そんな……言わない……で……」

レイチェルはちょっと拗ねたようにオズワルドを見上げると、相変わらず胸はオズワルドの男根をはさんだまま、先っぽを舐めしゃぶった。

「レイ、チェル、それやばい、気持ちいい──ごめん、僕だけイキそう──!!」

チュポっと先を吸われた瞬間、それまで耐えていた絶頂が弾けてビュルルっと精液がレイチェルの顔や胸に飛び散った。

「はぁはぁはぁ……」

とてつもない快感と、きょとんとしているレイチェルのあちこちにぶちまけられた吐精の痕を見て興奮し、オズワルドは柄にもなく荒々しい呼吸を繰り返す。

「少し苦いです……」

唇に付いたオズワルドの精液を舐めるレイチェル。

今果てたばかりなのに、またもよおしそうになるが、何とか理性を手繰り寄せる。

「ごめん、レイチェル、こんなことを君にさせて……」

オズワルドは持っていたハンカチーフでレイチェルの胸や顔を拭う。

「大丈夫です。私がしたかったことですから……」

レイチェルは無垢な笑顔で答える。

「伯爵様、今夜もう一度、しましょうね?」

そう言ってオズワルドに口付けたレイチェルの笑顔は見た事が無いほど淫靡だった。

そのまま図書室を去ろうとするレイチェルを呼び止める。

「待ってレイチェル、まだ行かないで──」







「──っちゃん、坊っちゃん、起きて下さい」

急に聞こえた世にも野太い声に心臓発作が起きそうになる。

「レイチェルから、図書室で坊っちゃんが呻き声を上げたまま起きないって呼ばれて来たんですよ。随分良い夢を見られていたようで」

呆れたアレックスはオズワルドの方を見ようともしない。

「レイチェルはどこだ?」

「今医者を呼びに行ってますけど、まぁ必要無いですよね?」

「あぁ」

「じゃあ俺は行きます」

すたすたとドアの方へ歩いて行くも、途中でくるっと振り返ると「坊っちゃん……御愁傷様です、色々と。まぁそのうち報われるでしょうから……」とわざとらしく同情しているような表情で言った。

「アレックス、俺はここでは一応君のあるじだ……」

「そうですねぇ。ですからこれからも尊敬出来るような主で居て下さい、ご主人様」

これ以上何を言っても無駄だと思い、オズワルドは諦めた。

廊下から大男の軽快なステップが響き、しばらくすると、パタパタと小走りのレイチェルとコツコツと落ち着いた医師の足音が聞こえてきた。

「後1年以上、我慢出来るかな……」

無敵で美貌の腹黒伯爵様の弱音は誰にも聞かれる事はなく、本の壁に吸い込まれていった。





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