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05.NTRシナリオと孤児院訪問

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 やっぱり。リディア様は攻略対象だ。
 八月になり、避暑と辺境伯家の皆様との顔合わせに訪れた実物を見て、私は確信した。

 私より二つ年上で、現在十八歳のリディア様は、真っ直ぐな黒髪に紫の瞳が神秘的なスタイル抜群の美女で、その容姿は暁人兄に見せられたスチルそっくりだったからだ。
 そんな彼女は、エルドリッジ辺境伯邸の温室コンサバトリーで、穏やかそうな笑みを浮かべ、私とチェルシー様とお茶会をしている。

「こちらはいかがかしら? 気に入って頂けたかしら?」
「はい。王都やセルンフォードと比べると、とても涼しくて過ごしやすいです。自然もとっても豊かで」
 リディア様はチェルシー様の質問に、にこやかに答えている。
「だけど冬はとっても寒いのよ。西の海岸には流氷が流れ着くこともあるの。結婚式をあげる前に、一度体験しておかれるといいわ」
「はい。でもきっと大丈夫です。寒さには強い体質ですので」
 リディア様の顔に浮かぶ笑みは、心からのものなのだろうか。私は疑ってしまう。



 と言ってもリディアルートについては私、あんまり知らないんだよねぇ。
 どうも、お兄ちゃんの暁人の性癖には合わなかったらしく、最後までやってないみたいだった。

 ゲームでのリディア様は、エルドリッジ辺境伯家に、金で買われたと思っている。
 そして、自分を金で買った平凡な見た目の婚約者に不満を抱いたまま結婚し、辺境伯夫人となる。

 ゲス王子のアスランと出会うのは、確か仮面舞踏会だ。そこで彼女はアスランと出会い、ネイト様への愚痴をぶちまけた後関係を持つ。
 その後、アスランはネイト様の目を盗みつつ、リディア様を何度も犯す。
 エロ魔法を駆使して肉体も心も陥落させ、外堀を埋めてからネイト様とは別居させ、寵姫として迎え入れる。辺境伯家は王家には逆らえず泣き寝入りだ。
 そして、二人が交わる姿をネイト様に見せ付けて、寝取りプレイを楽しむシーンもあるらしい。

 人妻も寝取り属性もないと主張していたお兄ちゃんは、そこで投げて、別のキャラの攻略に進んだみたいだ。



 うーん、なんて言うか、ゲームのリディアには好感が持てないなぁ。
 親戚で、お世話になっているから、どうしても私のものの見方は辺境伯家よりになってしまうんだけど、そこを差し引いても好きになれないな、と思った。

 リディア様のご実家、セルンフォード伯爵家の財政が苦しいのは本当だ。婚約をきっかけにエルドリッジ辺境伯家が資金援助をしたのも。
 不満を抱きつつも婚約を了承したという事は、もしかしたら、親に言われて嫌々仕方なくだったのかもしれない。
 だから私は買われたんだって思っちゃうのは仕方ないとしても、どうしてネイト様を平凡と決めつけて歩み寄ろうとしないんだろう。

 平凡の何が悪いんだ。穏やかで優しくてネイト様はいい人じゃないか。
 お金のために、親子ほどの年齢差があるおじさんの後妻に身売りするように嫁ぐ、なんて話、この世界ではよくある話だ。
 私には、リディアは甘やかされた世間知らずのお嬢様としか思えない。悲劇のヒロインな自分に酔っているみたいだ。



 ……でも、私がくっ殺ルートを外れたように、この人もゲームの通りに動くとは限らないから、しばらくは静観するべきなんだろうな。

 だけど、もし、ゲーム通りにこの人とアスランが動いたとしたらどうしよう。妻を寝盗られている姿を見せ付けられるとか、ネイト様、深く傷付いちゃうよねぇ。
 それは嫌だな。なんとか食い止めたい。

 そんな事を考えながら私はティーカップを口元に運ぶと、香り高いお茶を口に含んだ。



 リディア様は一週間ほどこちらに滞在し、その後セルンフォード伯爵家に帰られた。
 滞在中は私にもチェルシー様にも友好的で、この結婚を嫌がっている様子は見られなかった。
 ゲーム通りお金で買われたと被害者意識を持っているのだとしたら、なかなかの女優だなと思う。





「邸の中にばかりいては退屈だろ? 領都のほうに行く用事があるから、レスリーも一緒に行かないか?」

 ネイト様からそんなお誘いがあったのは、リディア様が帰られて、一週間ほどが経過した時だった。

「あら? レスリー、ネイトと一緒に領都に行くの? じゃあついでに教会に届け物をお願いしてもいいかしら?」
 チェルシー様の届け物とは、教会に併設されている孤児院に、服や玩具を寄付することだった。
 快く引き受けると、私とネイト様に城館の城下町とも言える、領都へと向かうことになった。

 交通手段はなんと馬の二人乗りだ。それも、私の運動神経が悪いから、私が前だ。
 馬って、後ろの方が揺れるから、二人乗りで騎手の後ろに乗る場合は、後ろに乗る人間にも体重移動など、一定の技量が求められるものらしい。
 実は乗馬は、お父様にも、こちらに来てからもセオドア様に見てもらって練習はしてみたのだけど、結局うまく出来なくて、やめてしまっていた。
 馬に乗るのも一苦労なレベルの私の場合、前じゃないと辛いと思うよ、とにこやかに断言され、私はネイト様の前に乗ることになってしまった。

 ネイト様の馬は、プリシラという名前の綺麗な黒の牝馬だった。
 馬が下手な人間よりも賢い生き物であることは知っているけど、背が高いから近くに行くと少し怖い。
 跨るのに、踏み台を使ってもうまく体が上がらず苦労していると、苦笑したネイト様が上に引き上げてくれた。
 八歳の時は優秀だった身体能力も、磨かなければ衰えて行くもので、今の私は恐らく、平均的な女の子よりもどん臭い。結局、悲しいことに、生まれ変わっても運動音痴の呪縛からは逃れられなかったのだ。

 細身に見えてもネイト様は男性だ。肩幅も体格も、私よりずっと大きくて、手綱を握る為仕方ないとは言え、後ろから覆いかぶさるように密着され、私は緊張してドキドキしてしまう。
 こんな風に家族以外の男性と密着するのは初めての経験だ。しかも何だかいい匂いがするし。
 ネイト様、香水でも使われているのだろうか。グリーン系の爽やかな香りがする。

「どうしたの? ガチガチになってるけど、もしかして怖い?」
「違います! ネイト様が近いから!」
 からかうようにクスクスと笑われ、私は思わずかっとなった。
「もしかして俺の事意識してる? 可愛いなぁ。心配しなくても、俺にとってレスリーは妹だよ。やましい気持ちなんて無いから安心して」
 ぽんぽん、と帽子越しに頭をなでられ、何故か心がちくりと痛んだ。

 エルドリッジ辺境伯家の領地であるエルドリッジ地方は、広大な天然の放牧地を数多く抱えているため、畜産が盛んな地域である。
 辺境伯家の城館を出ると、町までの間は、一面の緑の草原が広がっていて、とても美しかった。

「いい天気。それにとっても気持ちいいです」
 馬が走り出すと、ネイト様と密着しているのもだんだん気にならなくなってきて、馬上の景色を眺める余裕が出てきた。
「レスリーはここが気に入ってくれているね。嬉しいよ」
「はい。だってとっても自然豊かで癒されます。こんな景色、王都にはありませんから」
 実家のある王都は都会で何でも手に入るけど、王宮にアレがいると思うと落ち着かないからね。
「それに私、暑いのは苦手なんです。こちらは夏でも朝晩は長袖が必要なくらい涼しいでしょ?」
 今も、夏用の半袖のデイ・ドレスの上に、私は薄手の上着を羽織っている。
 帰るのが遅くなったら冷えちゃうからね。それに、馬の上は結構涼しいのだ。
「夏は良くても王都生まれのレスリーに冬は厳しくないの? 半端なく寒いだろ?」
「冬になれば湖が凍るでしょ? 私、体を動かすのは苦手だけどスケートはできるんです」
「そうだったね」
 私の言葉に、ネイト様が微笑んだ。
 チェルシー様とネイト様と、使用人達と、皆で領内にある湖に、冬にスケートをしに行ったのを思い出した。別の用事があったセオドア様は一緒じゃなくて残念だったなぁ。

 そう、今では誰もが認める運動音痴の私だが、スケートだけはできるんだよね。
 これは、樹里時代に、よくスケートリンクに連れて行ってもらったからだ。
 スケートに必要なのはバランス感覚なので運動神経ではない、というのが私の持論である。
 もっとも転ばずに滑れるというだけで、早く滑るとか、フィギュア選手みたいにジャンプするとかは無理だ。
 ちなみに同じ理屈で水泳もできるが(小学生の時スイミングスクールに通っていたから)、あいにくこの世界では、貴族の女性が泳ぐという文化はない為、誰にも披露する機会は訪れないと思う。

 冬のスポーツと言えば、スケートとスキーだけど、この世界、スケートはあるのにスキーは無い。
 辺境伯領は平原で、山岳地帯ではないからかな?

 足に二本の橇をつけてクロスカントリー的に移動する手段はあるみたいなんだけど、確かスキーとスケートでは、スポーツとして確立した年代が違うと日本人だった時に聞いたことがあるから、そのあたりも関連しているのかもしれない。中世からあったスケートに対して、スポーツとしてのスキーが確立したのは十九世紀に入ってから、とかテレビのドキュメンタリーで言ってた気がする。



 教会の入り口で、私は一旦ネイト様と別れた。ネイト様の用事は、そんなに長くはかからない為、ここで待たせてもらうように、との事である。
 牧師様にチェルシー様からのお届け物を渡すととても喜ばれた。
 ネイト様を待たなきゃいけないので、私はその間、牧師様の勧めで孤児院の子供達を慰問する事にする。

「おひめさまだ!」
 孤児院に向かうと、私は早々に女の子達に取り囲まれた。
 うんうん、子供は正直でよろしい。レスリー・ルースはエロゲの攻略対象者になるだけあって美人だからね。十六歳になった今、美幼女は、誰もが認める美少女へと進化を遂げているのだ。
 折角持って生まれたこの顔だから、磨くしかないでしょ、という事で、美容には気を使っている為、白金髪プラチナ・ブロンドも白いお肌もつるつるのぴかぴかである。
 けど私、今日は馬に乗るから乗馬服なんだけどな。ドレスじゃなくてもお姫様に見えるんだ。

「こらこら、領主様のところのお客様だから、失礼な事を言ってはいけませんよ」
 孤児院の担当らしいシスターが間に入るが、好奇心旺盛な子供達は私に興味津々だ。

「お姉さん、若様と一緒に来てたよね。じゃあ若様の未来のお嫁さん?」
「凄い綺麗な髪。ねえ、触ってもいい?」
「どこから来たの?」
「お名前は?」
「恋人いるの?」
 口々に質問攻めに去れてたじたじだ。

「痛っ!」
 突然髪が引っ張られ、ぶちぶちと抜かれる感触があった。
 驚いてそちらを見ると、七歳位の男の子が、抜いた私の髪を握り締めていた。

「こら、ジャック、なんて事を!」
 慌ててシスターがその子を叱る。
「どうしてこんな事したの!」
 叱られた男の子は、唇を噛むと、その場を走り去ってしまった。

「申し訳ありません、お嬢様……」
「あ、いえ、そんな、謝らないでください。小さい子のした事なので、怒ってませんから」
 申し訳なさそうなシスターに、私は慌てて手を振った。

 すると、今度は別の方向から髪を引っ張られた。
 そちらを見ると、今度は小さな女の子が私の髪を握っていた。
「これ、ビビ!」
「お姉ちゃん、髪に触っちゃだめ?」
「ダメじゃないけど引っ張るのはやめようか。あなたも引っ張られたら痛いでしょ?」
 私は叱るシスターを制すると、目線を合わせてしゃがみ込んだ。
「優しく触るだけならいいよ。はい、どうぞ」
 今日の髪型はハーフアップだ。と言うか、この国では、未婚の女の子は髪を上げない。
 髪を纏めあげるのは既婚女性の証なのだ。
 だから、私は髪のおろしている部分を一束取って、女の子の手に触れさせた。
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